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カテゴリ:映画の話 『ア行』
故・スタンリー・キューブリックがあたためていた構想をスピルバーグが代行しました…という、キューブリックとかけ離れた『普通に映画してる』映画です。
微妙に『キューブリックを意識しました』的なとこは感じますけどね、光の入れ方とか…ま、でも、最終的には“スピルバーグ的娯楽”に落ち着いてるとこは否めないです。あ、いや、それでいいんですよ。 主演は、天才子役の代名詞 ハーレイ・ジョエル・オスメント ハンサムとはこういう顔だ。ジュード・ロウ やたらとお医者さんとか刑事。ウィリアム・ハート 声の出演。ベン・キングズレー、ロビン・ウィリアムズ、メリル・ストリープ…豪華じゃん。(二ヤリ) 内容は、未来の地球でございます。人間の暮らしにロボットが無くてはならない世界になっております。職場でも家庭でもロボット無き生活は考えられないほど密着しております。 ある日、不治の病にかかった子供の代わりに若い夫婦が求めたのは愛玩用子供ロボット。外見は全くの人間の子供でございます。しかも、そのロボットには実験的に『愛』という理念がプログラムされるのですが、これが大きな悲しみを産むことになるのです。 夫婦の豊かな愛情に包まれ幸せな生活を送りますが、その愛とは逆に次第に自分の存在意義、アイデンティティに疑問を抱き始めます。嫉妬や不安、愛があるからこその苦悩を抱え、自分を探し始めるのですが…。 時間軸が膨大で、その対比にキャラの世界観が極端に狭いので、途中からワケがわからなくなる人続出でしょうが、感じるものは大きい映画だと思います。 『いたずらに感情なんかを人間が操作しちゃいかん!』キューブリックはそう語ってるような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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