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カテゴリ:映画の話 『ア行』
絵で奥行きを表現するのは難しい。
その“距離感”はなんとなく描けるんだが、さすがに『実像』と比較すれば『まやかし』や『ごまかし』でないと太刀打ちが出来ないものである。 ジェームズ・キャメロン監督作品、世界的大ヒット映画でございます。語ることもないんですがね、とりあえず。 主演は、ターミネーター4で御馴染み“オージー期待の新星”サム・ワーシントン 共演に、相手が異星人ならこの方、シガーニー・ウィーバー 内容は、戦争で負傷したせいで下半身不随となった男・ジェイク。ある日、“アバター・プロジェクト”なるところから誘いを受けます。 それは、惑星パンドラという遠い星で、希少な地下資源を採掘する計画で、ただし人類がパンドラで生活することは出来ないため、惑星の生物“ナヴィ”と人類のDNAを科学的に掛け合わせた“アバター”に意識をリンクさせ惑星パンドラの調査をするというものだった。 アバターとのリンクによって、“自由な生活”を手に入れたジェイクはパンドラでのアバターとしての生活にのめりこんでいく。 同時に、軍の司令官である大佐から別の極秘任務も受けていたジェイクだったが、ある日、トラブルで一人、パンドラの森に取り残されてしまう。 そこで出会った原住民ナヴィの娘ネイティリ。彼ら“ナヴィ”は深い森の中で、信仰心にあつく、魂の木と、それに宿る神を崇拝し、自然と調和したシンプルで美しい暮らしをしていた。 神から受けた“お告げ”により、ジェイクを村に迎え入れるネイティリと、“ナヴィ”として生活を始めるジェイク。打ち解け心を通わせるようになった二人。 しかし、アバター・プロジェクトとは別に惑星パンドラへの武力侵攻が始まってしまう… ストーリーは『ダンス・ウィズ・ウルブス』と『風の谷のナウシカ』を足して2で割ったようなシンプルで普遍的なもので、『これが全部CG映像だ』という最先端の映像技術が映画としての見せ所だと思う。 ただし、『3D技術』でさらに映像の鮮明さと奥深さを手に入れたCG技術の更なる進化と、人間が飽きるのとどっちが早いかな?とも感じた(ニヤリ) 言っちゃ悪いが、映像で『高さ』を表現するのは難しい。“空の高いところ”や“荒れ狂う波”“果てしない砂漠”…何十年もの間、世界の映画人はこの自然の雄大さをスクリーンで表現しようとしてきた。 だが決して100%達成された映画は未だ存在しない。人間の経験が脳内で映像化されることはあっても、体験した事が無い自然現象をスクリーンから読み解くことは不可能。そういった意味でも、この3D技術やCGの革新的な発達は、人間の視神経から視覚という完全な仕組みをいかに“騙す”事が出来るのか、今後が楽しみな映画であることに間違いないです。 4ションペン 4デンゼル 4デニーロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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