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カテゴリ:ドイツがらみ。
みなさま こんにちわん。 秋が ずんずんと深まっています。 でも残念ながら 金木犀も、栗ごはんも、熟柿も、ほっくりおいもさんも、松茸もない 我が家の秋です。 ちょい寂しい。 辺りに冬の気配さえ感じるようになると、 年末年始の予定なんかも気になり始めます。 オランダに来てからしばらくは、家族でミュンヘンに帰省し、 カソリックの「まことに正しいクリスマス」を過ごしていたのですが、 父が亡くなって、母が一人になってからは 年末年始は 日本で過ごすようになりました。 私は日本、オットと息子はミュンヘン。というパターンでここ何年も過ごしています。 母と二人きりで過ごす年末年始は、 静かなもので、大した面白味もないわけで、正直「たいくつ」。 でも、お正月に母が一人というのは、想像するだけでココロが切なく、 ミュンヘンにいても、きっと楽しくないのです。 オットにとっては、一年で一番大切にしたい季節なので もちろんドイツへ帰省します。そりゃそうだ。 息子はほな、どうするか、というと 息子ももちろんクリスマスはドイツです。 日本の「商売繁盛的大騒ぎ&アホカップルのクリスマス」はキライなので 経験してもらわなくともよろしい、という理由です。 今年の夏、ドイツにて。泳ぐ柴犬。(いやむしろ、オヨガネバナラナカッタゆきさん) で、そんなこんなでもう7年。 ところが今年。 オットは ミュンヘンへの帰省を止めて、日本に一緒に帰ると決めました。 クリスマスなのに。。 夏に オットの父が亡くなって、帰ってももう仕方ないか、というのが大きな理由のようです。 (大昔に離婚した義母は元気。毎年クリスマスは旅行でいません) 厳粛で、素敵な南ドイツのクリスマスだけれど、それも「父親」と一緒に過ごせたから味わえた 「深い時間」だったということでしょう。 恋しい故郷は、待っていてくれる人がいてこそ。 そこに、誰もいなくなれば、懐かしい風景はむしろ ココロ切ないものでしかなくなってしまうのでしょうか。 兄弟がいても 親戚がいても 友達がいても ............どうなんだろう? そして私は、そういう時が訪れたとき 一体どうするのだろう? 義父が亡くなってまだほんの三つきとちょっと。 彼がいなくなった後の、私たち家族のもう一つの故郷「ミュンヘン」が どう心の中で変わっていくのかな、と なんとなく思うこのごろです。 それにしても、もう二度と義父と一緒に過ごせないのだ、と 今頃。 しみじみと悲しい。 いつもありがとう。 人気ブログランキングへ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 17, 2014 08:33:54 PM
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