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カテゴリ:日本がらみ
みなさま こんにちわんこ。
体調は完全とは言えないけれど、コロナのセルフテストは数日前に「陰性」となって やれやれというところ。 イースターホリデーは、オランダは天国のように美しいお天気。しゃーわせ♪ どこにも出かけなかった我が家は、オットと二人 庭仕事と家でゴソゴソして終わった。 人が多いところや、観光などにあまり興味がない自分としてはサイコーの休日である。 イースターの季節、子供が小学6年生までは毎年日本に帰っていた。 春の新学期を利用して 日本の学校(幼稚園、小学校)に体験入学をさせていたからだ。 地元の教育委員会に連絡を入れて、体験入学をしたい旨を伝えると、ちゃんと用意してくれて、 連休明けまでのおよそ三週間ほどを クラスの一員として迎えてくれた。 オランダで通っていた学校はちょうどこの季節はイースターホリデーで三週間ほど休みになるので タイミング的に良かったというのもある。校長先生に手紙を書いて、許可ももらっての帰国だった。 体験入学の経験は、言葉や勉強だけでなく 本当に色々なことをまさしく「体験」できる機会だった。 給食、給食当番、昼休みの野球、集団登校、あいさつ、などなど。 補習校でもたくさんのことを学ばせてもらったが、あの時続けた日本の濃ゆい時間は、 子供の「日本人度」を濃厚に煮詰めてくれたと思っている。 平日は学校。(親:毎日送り迎え) 土曜日は補習校。(親:弁当作って、アムスまで送り迎え。) せっかくの休みの日でも、日本でまた学校。(親:旅行はさておき、また学校) これを「かわいそう」と言う人もいたけれど、 旅行や観光は後からでもできるし、行きたければ他にも休みはあるし、 補習校や体験入学は小さい今しかできない、と思っていたから「かわいそう」とは全く思わなかった。 ただ、あえて言うなら「かわいそうなのは、親だった」かもしれない。 子どもは案外楽しんでいた。 イースターの時期を、休暇を、週末を あの頃はほぼ子供の「日本のため」につかっていた。 そういう意味では、理解してくれたオットには感謝しかない。 そして今。 大人になった息子は、 日本語で普通に電話もかけてくるし、メッセージも送ってくる。 私のふる里の春の景色も頭に残っているだろうし、給食で食べた「ちくわの磯辺揚げ」は今も好物らしい。 半分「普通に日本人」になっている。 オランダ語も英語もダメダメな私。 息子と大切な話題を日本語で話し合えるのはありがたい。日本語でしか伝えられないニュアンスがたくさんあるからだ。それに、多分これから先(もうすぐやけど)歳を重ねるにつれ 外国語を話すのが億劫になっていくと思うので、日本語で普通に話せるのは実に助かる。 あの頃の「大変」は、今 確実に「楽」になって自分に返ってきている。 あ、そーか! わたしは、自分のために 子供に「日本」を学ばせていたんだな。 今、気づいた。(笑) いつもありがとう。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 19, 2022 07:08:07 PM
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