妻は単身赴任をしてた
保育園年中の息子は泣いていた。上の娘のたぶん密かに我慢をしているのだろう。妻が単身赴任先に帰るときにはいつもこの風景だった。妻は仕事が好きだった。そのため、その夢を応援するために、私は兼業主夫になった。一人で育児をすること下の息子はまだまだ、甘えたい盛りだった。けれど、一週間また母親とは会えなくなる。それは小さな息子には辛い事だったろうと今でも思っている。でも、その一週間をただ悲しみで終わらせないように、わたしもいろいろと工夫をして、なるべく妻がいない間でも明るい家庭を作っていた。図書館に行って、好きな絵本を借りに子ども達と行ったり、公園に連れて行って遊ばせたりしていた。男性でも、完全に任せられてしまうと、なんとか育児もできるもので、足りない情報などは、ママ友達が教えてくれた。特に、私の得意技は、お風呂場で子ども達に即興話を作って話して聞かせることだった。これは子ども達にめちゃくちゃ反応がよかった。そうして、10年間それが続いた。妻が帰ってきた妻のキャリア形成も落ち着いて、ようやく妻が単身赴任を終えて帰って来たのは、10年後だった。思えば、長かった様な短かったような気分だった。でも、家族全員が揃うのはやはりうれしいし、わたしもホッとした気分になっていた。やはり、どこかいつも緊張していたのかもしれない。10年も立てば子ども達もかなり大きくなっていて、わたしのサポートを積極的にしてくれるようになっていた。まとめこういう風な生活をずっと送っていました。妻は、単身赴任で週末だけ帰ってくるような一週間の流れ。最初の頃は、無く息子をなだめるのがめちゃくちゃ大変で心がすごく痛んだのを覚えています。まさか自分が主夫をする事になるとは、まったく予想もしていなかったのですが、今思うとやって良かったと思っています。おかげで、自力で生きていけるだけの生活力が身につきましたし、子ども達との絆もかなり深くなりました。妻もわたしが家を守った事を感謝してくれました。こんな体験をまた、このnoteやブログなどで皆さんに還元していきたいと思っています。お知らせ「人生の生き方の週刊マガジン」を発行しました。毎日更新のこの記事よりも、より細かく人生の生き方のコツを書いています。毎週に日曜日に更新しています。気になる方はこちらをどうぞ。週刊リン☆だあくマガジン【生き方のヒントたち】家族を笑顔にする パパ入門ガイド [ ファザーリング・ジャパン ]楽天で購入