疑り深いのは…
「こうして家で仕事できるのも、理解ある大黒柱たる主人のお陰」とある人のこんな一文を目にして私は固まってしまった。朝、チビ達を保育園へ連れていこうとしたら熱が出ていた(耳の下が腫れていた、発疹が出ていた)ので小児科にゴー! やっぱりお休みと相成りました。…そんな事があると「これが正社員だとホイホイと休むわけにもいかないし、有休にも限りあるし…。欠勤になれば査定に響くし…。あぁ、在宅でよかった…。今晩頑張れば何とかなるだろうし…。」とよく思ったりする。家で仕事するのであれば、音楽を聴きながらだって可能だ。宅急便の再配をお願いする必要もあまりない。待ち時間が発生したら掃除をしながら待てばいい。とは言え、家族を支えるほどの収入にはほど遠い。ダンナの4分の1?稼いでいるかどうか。でも正社員で働きながらチビ達の相手もして…なんてとても出来る自信がない。想像するだけでもブルブルルルウ。あぁ、やっぱり「だんな様が働いて私や子供を支えてくれているお陰である」と思っている。意識したり、無意識にであったりするにしろ…思っている。でも、ふと思ってしまったのだ。まるで尖ったシッポをを持った黒装束のアクマくんが私の耳元でささやくように…。「もしもさ、ダンナがケガやら病気やら、リストラ、事件、事故で養ってくれなくなっても、あんた『愛しのだんな様~』って思い続けられるのかい??」働き方を「育児との両立」だの何だの言葉で覆って経済的負担(それは精神的にも恐ろしく大きい負担)を夫だけに負わせる姿勢。それが自分には無いだろうか??あたしゃ、他人に対しても疑り深いが自分に対しても疑り深いのよ。でもそれに気付くのが怖いから、今日も金銭的な成果を求めて働く働く~。例えアンタに何かあっても、私が働いて食わしていくからさぁ。だからずっと一緒に暮らそうねってね。(だからさ、今晩チビ達が寝たらトリュフ食べようよって、食べることばっかりかい?!あんたはよ!!)