マムとボス
面白かったよー「第一容疑者」どうやら、NHKのBSあたりで放送されていたらしいイギリス、グラナダTV制作のドラマ。年1作のペースで作られて、しばらく間があいてもう一本制作されたボックスが出てた。面白いってカキコ見つけて買ってみた。面白かったよぉ。一番最初は、24とかCSIみたいなドラマばっかり見てたもんだから、テンポ悪く感じちゃうんだけど、それは勘違い。面白いー! と言ってみたものの、どれも重くて、ハリウッド的ラストが待っているわけでもなく、笑顔で終るわけでもないけれど。毎回、ププっと口元が緩んでしまうのが、主人公の呼ばれ方。男社会の中ではっきりと昇進したいという意思表示をする主人公と、それを笑いのネタにしかしない周囲の男性陣。という構図で毎回始まるのだ。だから最初はみんな、バカにしたように「マム」と呼びかける。日本でも「オバサンはやだ」とか「おじいさんと呼ぶな」なんて話がよく出てくる。じゃぁ、なんて呼べばいいんだ?!っても、これといって良いアイデアがあるわけじゃなし。それは日本だけの話じゃないのかな?と思ったりした「マム」という呼び方。私はアンタの母親じゃない。そんな雰囲気が漂っていたのに、気が付くと「ボス」に変わっていく。全員じゃないけれど、微妙に変化しつつドラマが進行する。目に見えてわかりやすいアイテムとして呼び名が一つ用意されているだけ。それぐらいの手掛かりはあっても許せるよね。そんな感じのドラマ。ただし、気分が滅入っている時に見たらアウト。どん底まで落とされると思う。