世界選手権、男子も終った。
夕べは、娘とLIVE中継を見た。いや~~~、見てる最中はもう心臓破裂するかと思ったり、意気消沈したりで冷静さを欠いてたけど、こうして振り返るとなかなか勝負にかける戦略やら心理戦やらで、見ごたえのある試合だった。最終グループ6人は、まさかの波乱の展開。勇名トラのベルネルが思いがけずの失態が続き、や~~~な空気が。ケド、2番手滑走のジョニーは、ほぼノーミス元々、高度なジャンプはあんまり期待してなかったけど、しっかり4回転挑戦したし、後は無難にまとめれてセーフってカンジに見えた。肩のラインがやっぱり乙女で麗しいしかし、この時点でまさか台乗りするとは思ってなかったのだ。(ごめん)そして、3番滑走は高橋君。早々の現地入りから調子が下がり気味、特にジャンプの軸がナナメになってるという不安な情報がそれでも、SPで3位という好位置につけてたので、私たち親娘は信じてたよ。しかーーーし、冒頭の4Tのコンビネーションで失敗得意の3Aも他のジャンプもほとんどがクリーンに決めれず、最後には痛恨のジャンプのカウントミスステップもスピンもいつもの情感溢れるものではなくいわゆるgdgdで、見てるのがツライ。私と娘、競技中一言も言葉が出なかった。続くランビエールも空気にのまれてしまったのか、得意のフラメンコが自爆気味に。こりゃ~、一番避けたい自爆大会になっちゃうのかと思ったところで、ジュベールが決めてくれました。怪我と病気で、今季戦列を離れてたが見事に復活。先の選手らの不調を見て得意のクワドを1回に抑え、堂々のすべりにガッツポーズと雄叫び付き。コレって、後のバトルに対してちょっと失礼なんじゃ。。試合前にミネラルウォーターをリンクサイドで吐き出すシーンも見ちゃって、やっぱり好きにはなれないわ。ま、笑うとキュートなんだけどね。で、オオラスに出てきたのが、去年とまったく同じ条件下のバトル君。SP1位で去年は絶好調高橋君の次のトリ滑走で、散々な結果だったカレがまさか今年こんなになってるとは~~バトルってホントに王子系ってか、少年ぽくて可愛くてさわやかでアクがなくて、それでもよく考えたらトリノでは3位だし、25歳で6人中の最年長者なんだよね。ここ数年パっとしなくて、印象薄なカンジだったけど、実はスゴい苦労人なんだよね。やっぱりそういう人生の重みってか、経験がこういう時に生きるんだな~~と実感。ジュベールの完璧な後に出てきて、しかも去年と同じ状況なのに、もう最初から顔がニコニコしてて力がいいように抜けてるのよねぇ。こういう経験こそが、大ちゃんには必要なんだよね。トリノ以降、上り調子が続き、特に今季は絶好調で四大陸にピークが来ちゃったから仕方ないわ。そう思うと、今回の経験はまさに未来に向けての試練だよね一晩たって、そう思えるようになった。試合直後のインタビューで「金に執着して悪かった」とスゴク素直に反省してる大ちゃんは、やっぱりイイ子だわ~~最後まで涙は見せず、さばさばと語る顔が大人に見えた。それにしても、まさかSPの1・2がそのまんま台乗りするとは、思わなかったなぁ。。愛しのジョニーよ、信じてなくてごめんねケド、やっぱり今の一番は大ちゃんですわん