富士は100番目の山
富士山を見る登山の2日目書くのが遅くなりましたが・・・唱歌の ふじの山で・・・ ♫ あたまを雲の 上に出し 四方の山を 見おろして かみなりさまを下に聞く 富士は日本一の山 ♬と歌われて、関西人の私にとっては憧れの山ですが、百番目の山でもあります。日本百名山のうち、現役の時に登った山は関西にあるホンの数山とリタイヤ直前に登った奥穂高、剣岳だけだったのですが、リタイヤ後アルプスの山に登り始め、気が付くと百名山のそこそこの山を登っていたので、ならば百名山に挑戦しようと思ったのでした。多い年には20座近く登ったこともあり、段々100に近づいて来たのですが、富士山は「見る山」なので後回しにしている内に70が80になって来ると、富士山を100番目にしようと思うようになったのでした。同じく100を目指していた登山仲間の方も同じ考えで、私よりはるかに早く99座登られたのですが、私が99座まで到達するまで待って頂き他の登山仲間とも一緒に100番目に富士山に登ったのでした。それが2009年8月のことなのですが、その時富士山から下山して、百名山完登の祝いをしてもらったのが・・・今回泊まったこの旅館だったのです。初日全く見えなかった富士山も翌日は終日見えたことは過日書きましたが・・・こんなに近くジグザクの登山道までくっきりと見たのはかってなかったのではと言う絶景でした。2日目の登山は泊まった山中湖畔の旅館から富士吉田の街を通り三つ峠山でした。赤い丸の登山スタート地点から頂上まで地図ではこれだけの距離しかありませんが、ランタスティクの記録に依りますと頂上でのランチ、コーヒータイムも含めて5時間59分を要した登山でした。この登山口からスタートして・・・旅館から車で移動した分、旅館から撮った2枚目の写真とは角度が変わって右の剣が峰もくっきり見えました。上の2枚の富士の写真は横移動での富士の姿の違いですが・・・登山開始して、今度は見る位置の高度の違いでは・・・手前の富士吉田の街がこんな見え方から・・・こんな見え方に変わりました。途中に何か赤いものが見えると思いましたら・・・弘法大師に関係があるのか赤い前掛けをしたお地蔵さんでした。多分88体あるのでしょう。高度を上げていくと岩肌の頂上が見えて来ました。聞くところこの辺りはロッククライミングになっているらしいです。勿論私達は普通の登山道を進みましたが・・・気温が低い日が続いたので立派なツララも見られました。頂上近くは比較的平坦地で三つ峠の名前の由来の三つの峰があります。立っている所が木無山(1,732m)、小屋の見える右の方が最高峰の 開運山(1,785m)左の塔の有る所が御巣鷹山(1,775m)でこの三つの山を総称して三つ峠と言います。(この御巣鷹山は日航機事故があった山ではありません)最高峰からの富士の眺めはこのようで・・・360度のパノラマはかって見た事ないのない凄いものでした。見えた山は百名山に含まれるものだけでも南アルプスの右から甲斐駒岳、鳳凰三山、千丈岳、富士山に次いで高い山の北岳、間ノ岳に・・・角度を変えると八ヶ岳余りに写真を撮り過ぎてどれがどれか分からなくなりましたが、他に南アルプスの荒川岳、悪沢岳、光(てかり)岳、聖岳に・・・大菩薩嶺など特定出来た山だけでも確か12座も見渡すことが出来て・・・他に余りに遠すぎて山を特定出来ませんでしたが北フルブの山並みまで見る事が出来て、百名山ではないですが確かこれだったと思いますが箱根の山まで見えました。(太字は百名山)どの山も過去に登った時の思い出が蘇り、「富士山を見る登山」が「百名山を偲ぶ登山」にもなり、大満足の登山が出来ました。3日目の登山に続けます。