悠遊自手記@kyoto

[京町家] カテゴリの記事

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  あちこちの「洗い屋」続けています。

  ​​過日(6/17)のブログでアクトリンが配達されたところまで書きましたが、そのアクトリンを使って「洗い屋」続けています。外回りや建具は主にマジックリンでの水洗いでしたが、家の中はリンレイの漂白剤を使い、無くなったので新たにこのアクトリンを使い出したのですが、2液を混ぜるリンレイ製品と違い、1液をそのままや、適当に薄めて使うだけで良いのでアクトリンの方が使い易いです。アク取り効果はどちらも変わりありません。初めは柱や梁、欄間から始めたのですが、天井の汚れが目立つため先に天井を洗うことにしました。しかし、これが大変、脚立の乗って上を向いての作業で首が痛くなるので、そう長時間続けられず休み休みの作業になり、なかなか捗りません。これがbeforeで・・・これが途中(向うの3枚だけがbefore)これは反対側の施工中です。まだ完全に乾いていませんが綺麗になり部屋が明るくなりました。天井は4.5畳の部屋一つ完成し・・・・隣の物置になっている北側廊下にかかりました。物置きだけに天井も一番汚いので優先順位を上げたのです。beforeこれは反対側のafterです。一番手前がbeforeでその先が上の2枚の写真のafter部です。この廊下の陰になっている梁についているハンガーなど吊るすものは・・・前に書いたこと有りますが、陶器製です。プラスチックなどなかったときの「遺物」です。・・・・と言うことで、急ぐ​​仕事でもないのでボチボチ進めています。​​

  2020.06.27

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  乾いても、そこそこ綺麗iに ! !

  ​過日、水洗いした屋外の完全に乾かない段階でのafterを載せましたが・・・日を改めて乾いた状態で確認すると・・・・・予想していたより綺麗になっていました。柱や戸の下部はまだ完全に乾燥までは行っていませんがこれだけ綺麗になると満足です。門の内側、玄関の戸もbefore とafter対比のため半分だけ洗っておいたのですが、これも満足ものでした。マジックリンの力、凄いです。この仕事、室内の洗いの薬剤が来るまでにと、やり出したのですが、まだ完了していないのに・・・室内用薬剤「アクトリン」が配達されました。前に使ったリンレイの薬剤とどう違うか、どちらが良いか??　 やってみての楽しみです。​

  2020.06.17

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  続 家の洗い、

  ​過日書きました「家の洗い」ですが、先日買ったこの「白木漂白セット」が1部屋の柱と梁と欄間を施工しただけで無くなったので・・・・次の段取りをしました。プロなら分かる液剤の良し悪しですが、何分にもアマの初めての事なので、何が良いか分かりません。プロ向けと思われる安いものもあるのですが、今度は施工が簡単そうに書かれていたこれを発注して納品待ちです。室内では水洗いが必要な洗剤での洗いは出来ませんのでこれらの薬剤を使わないといけませんが、屋外は水を流しながら出来ますのでマジックリンと束子で門の洗いをしました。(この洗いをしている時に昨日のブログに書きましたアナグマを見たのでした)何分にも屋外ですから、じゃぶじゃぶ水を掛けても問題なし。左がbeforewで、右がafterと云うより途中です。マジックリンをふんだんに噴霧して束子でこすり、水を掛けて取りあえず終了です。まだ乾いていないので、綺麗に見えていますが、乾いてどれだけ綺麗になっていますやら・・・・。横向けに打ち付けて有る細い竹まで綺麗になるとは思いませんでした。裏面はまだ未了です。​

  2020.06.13

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  初めて家の洗いに挑戦

  ​過日配達されたと書きました「白木漂白セット」でいよいよ家の洗いに着手しました・セットの中にはA液とB液、その混合液を作る計量カップ、ブラシに刷毛が入っていました。そして、説明書に従いコンビニでゴム手袋を調達・・・早速説明書に従いA液とB液を混ぜ・・・そして脚立と養生用のブルーシートと古新聞で容易万端整いました。あとは襖や障子を外し、家具も移動。これが一番厄介です。最初に試したのが下の写真の左右の柱です。左がBefore  右がafterです。同じく長押(なげし)でもテスト。Before & after が分かり易いように対比ばかりしていました。液を塗布して洗っても乾くまではどれだけ綺麗になったかを知ることが出来るのは液体に抽出された汚れだけです。欄間のこれがbeforeで・・・こちらが別の場所ですがafterです。沢山写真を並べましたが、写真の写り具合により、効果が有った様なもの、余り効果が無いように見えるものありますが、まあ綺麗になり効果ありと納得出来る結果でした。特に部屋が明るい感じになったのが良かったです。ただ建具も天井も施工せず、1部屋の長押と柱の洗いだけで1セットの7分の5の液体を使ってしまったので、単純に1部屋、ほゞ1セットが要ることになり続けるためには買い足しをせねばなりません。どなたかに云われました通り、ここもあそこもと掃除地獄に陥りました。​

  2020.06.06

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  笑われるか? 上手く行くか?

  ​昨日の続きです。どっぷりとはまり込んだ『家の洗い』の件ですが・・・・建具は外して外で洗えるけれど梁や柱は・・・と考えるととても水を沢山使うわけに行かないので、洗い専用の薬品を使う事にして、netで色々調べました。netで調べると色々沢山あるのですが、プロ用で量の多いものが多い中、割高でも素人向けの量の少ないこれに決め、楽天に注文しました。これならブラシでこすって拭い取るだけなので室内工事(?) でも簡単な養生でいけそうです。使える面積からして上手く行けば足らないかと思うのですが、その時は又買い足して・・・・なんて思っているのですが、果たしてどうなりますやら??失敗して笑われるか? 　　上手く行くか?　　やってみての結果です。​

  2020.05.29

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  洗いの成果で、又仕事増える

  ​​昨日のブログに一昨日板戸の洗いを行ったことを書きました。ただ濡れたままだったので「洗い」の成果が分からなかったのですが、今日、その一昨日洗ったものと、これから洗おうとするもの、即ちbefore & afterを並べてみました。勿論左がafterで右がbeforeなのですが、まるで別物、ここまで綺麗になるとは思いませんでした。afterの綺麗さに、俄然やる気満々となり、beforeのものも洗いにかかりました。水をかけて、暫しおいて、洗剤をスプレーして、又暫しおいて、ナイロン束子でゴシゴシと・・・長年の汚れとアクが混ざった排水はこの様に・・・・我が家は父も私もタバコを吸わなかったのにこれですから、タバコを吸う家庭ではどれだけの汚れが出ますやら・・・・洗いをして綺麗になると・・近くの他の戸の汚さが目立つようになるのも必定・・・もう一枚の戸を洗うか洗わないか悩んだのですが・・・(なぜ悩んだかと言いますと、初めの2枚は引き違い戸なので何もしなくても外せるのですが、もう一枚の方は蝶つがいで固定された手前へ引くドアーなのです)それでも綺麗になった戸の傍に汚いままの戸があると汚さが目立つはずと、この戸も洗う事にしました。　(ドライバーで外したのです)そして持ち出し、水をかけた状態がこれです。ここから同じ洗いの作業をして洗い終えた頃には・・・・天気が良く日差しが強かったので先に洗った戸(右側)はすっかり乾燥し、まだ洗いたての乾いていない右の戸と全く色が違います。　(もちろん乾くと同じ色になります)あと右の引き違い戸ははめ込むだけてですが、左の戸は乾いあと蝶つがいで柱と固定する仕事が残っているのですが・・・・それくらいなら簡単なこと、実はもっと大きな仕事をする必要が出て来たのです。それは戸が綺麗になると・・・柱や梁がやたら汚く見えて来たのです。建具は外して洗いが出来ますが、柱や梁はそのままでやらねばならないので、洗剤で洗うためにも、あとの水洗いの為にも余程きっちり養生をしないといけないので難しい仕事です。・・・が、乗り掛かった舟、少しずつでもやろうかとと言う気になっているのですが・・・。

  2020.05.28

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  さて、いつリフォーム着工されるのでしよう??

  ​​​東山区の旧街道筋に、今でも旧街道そのものを象徴するような町家がかなり存在しています。この2軒並んだ家も・・・・低い虫籠窓 （むしこまど）が付いた京町家風の家なのですが(どうも奥行きが無いようですが) 　如何せん手入れがされずかなり荒れているのです。右側の家がこんな状態で・・・左側の家も同じように、見たところかなりの期間空き家ではなかったかという状態でした。そして、更に左側は・・・平屋の家があったようなのですが、既に取り壊されてこんな状態に。​​その2軒の家各々に貼り紙が・・・​​これは左側の家の張り紙ですが・・・・リフォームして民泊をします。との告示でした。今は民泊を開業するには必ず予めこんな告示と町内への説明、同意取り付けが必要なようなので、その趣旨にそった貼り紙です。さて、ここで気になるのがコロナウイルスによる外国人観光客の激減です。既存のホテル、民泊など宿泊施設の稼働率が極端に落ちている今、果たしてこの2軒の家が予定通りお金を掛けてリフォームして開業に進むのかという事です。一番左の家の様に既に取り壊されることなくも再生されることになったのは京都市の町家保存への取り組みにそっているのですが、現在の社会情勢からして、計画自体を遅らすのではと思うのですが・・・・果たして???​​​

  2020.04.04

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  他人事ながら興味深々

  ​​まずこの写真を見て何の写真と思われますか??庭にゴミの様に乱雑に置いてある沢山の障子・・・水害のあと?  家を潰すため?  或いは???・・・まず分からないと思います。実は私も分からなかったのです。その答えは・・・あとに回しまして・・・・借家を有している小学校の同窓生から、近々借家が空くので・・・と相談を受けていたのです。・・・と言いますのは私の高校の同窓生で京町家主体の不動産屋さんがいたのですが、彼が亡くなったあとを引き継いだ息子さんとも私が親しくしている事を知っているので借家人の募集を頼みたいとの相談なのです。その借家がいよいよ空いたと言うので、もとより古家に興味のある私は直ちに見学に行ったのです。これがその借家なのですが。前栽のある南向きの極めて日当たりの良い家で・・・特に素晴らしいのが2階の南向きのこの6畳の部屋。かぎ型の日当たりの良い廊下に・・・右側には間口の広い床の間そして、1階の南向きの部屋もこんなに明るいのです。同じ借家人の方が長らく住んでいたので、新しい人に貸すには相当手を入れないといけないと思いますが私の見立てでは直ぐに借り手が見つかるのではと思う家でした。さて、冒頭の沢山の障子の写真ですが・・・雨の予報が出たのでわざわざ外してて外に出したのでした。確かに、これだけ沢山の障子の張り替えをする為に古い障子紙をめくるには、水を掛けて時間を置いてめくらないといけませんが、雨に濡らすと・・・・確かに手間が省けます。なかなか考えたものと感心したのですが・・・・当然本人が障子の張り替えをするものと思ったのですがそれは奥さんがされるとか。そう言えば、昔は障子の張り替えは主婦の仕事でした。今我が家は私がするのでついつい自分の尺度で考えておかしいと思ったのですが、おかしいのは私の考えだったのかも知れません。​障子の事はさておき、大工さんが入るのですが、その大工さんはいつも私が燃料を貰う大工さんですが、こちらの方は私が紹介しなくても家主の友達とその大工さんも昔からの知り合いなのです。さて、どこをどれだけ修築するか興味深々、関心事に・・・・。​

  2020.03.29

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  何と言うタイミングのポスティング

  一昨日、こんな封筒がポスティングされました。先日、「思う所あって断捨離始め・・・・云々」と書きましたが、そんな気持ちを見透かした様な文書が多数入っていたのです。チラシ1の表がこれで・・・裏がこれでした。(他にも耐震改修助成制度についてのチラシも・・・)今までもアチコチの部署に出入りして相談して来たのですが、改めてグッドタイミングと思い・・・チラシの表に書いてある「都市計画局まち再生・創造推進室」へ電話でアポの上、行って来ました。行ったら、その部署は少し前に町家の認定取付に数回出入りした部署だったのですが・・・前は認定を行う部署で今回はその町家をどうするかの相談する部署でした。これから相談に乗って貰えることになったのですが・・・今のままでも勿論相談は出来るのですが、改修費用の助成等を受けようとすると・・・・またまた町家であることの承認が必要と以下の文書を提出して承認を取り付ける必要がおるとか。同じ部署ながら目的によって又町家の承認が必要なんです。無駄だと思うのですが、ひな型だけ貰って、提出用にはインターネットで様式をプリントしなければならず、重複手続きになると思うのですが、まあスタートラインに乗る為にまたまた書類作りをすることにしました。今回は面談した担当者の方から当日のうちに今後の連絡の為にとメールを受け取ったので、何か具体的な支援が期待できるのではないかと思うのですが・・・。という事で、又々この町家承認取り付け書類作成等、ヒマ潰しのタネが出現です(笑)

  2020.02.28

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  歴史を語る代物

  思う所あって、と云うより、もう先延ばしも出来ないと本格的に断捨離をすることにしたのですが・・・ガラクタで有っても捨てがたいものが色々出て来て、作業の手が止まるばかり。『捨』に至らず、『残そうか』と仕舞いこみそうなもの続出で困ったものです。列挙しますと・・・昔は掲揚していた筈ですが、全く知らない国旗が出て来ました。釣り竿みたいな3分割の棒は、なんと、木をくりぬいたものなのです。国旗に『御』が付いている戦争中のものと思えます。袋から出すと・・・変色はしていますがまだ使えそう。黄色いハンカチを揚げるように、天皇誕生日等主だった祝日に揚げますか????この国旗が戦争中のものと思えると書きましたが、もう一つその根拠が有りまして・・・・それはこれと一緒に片付けて有ったからです着物の襟にしては長すぎるのですが、真ん中に折り目、端に全長にわたり針穴のあとがあるのです。しかもこの奉祝、萬歳と書かれているは戦争中の出征兵士を送る時とか、もっと前のご大典の時の提灯行列の時など、輪袈裟の様に着物の衿に縫い付けたのでないかと思いますが、今となっては分かりません。どなたかこんなもの、ご存知ないですかね??そして、中身のないこんな封筒が出て来ました。母上様と書いてあるのが時代を表していますが、これは戦争中のしかも敗戦色が強くなった時のものであることはハッキリしています。・・・と言いますのは宛名の住所が富山県であり、・・・様方となっているからです。戦争中祖母が富山県の祖父の実家へ疎開していたので「・・・様方」と書かれているのです。ところでこの切手ですが・・・下の2銭切手の顔は乃木希典に間違いないと思いますが、5銭切手の顔が誰だか分かりません。こんな裁縫寸法帳も出て来ました。単衣に羽織・・・これが家族数人分書いてあるのです。因みに「たみ子」と云うのは私が小学校生の時死んだ叔母でした。「捨」の為にかなりに分別してビニール袋入れたのですが、これらのものは・・・・・??なかなか断捨離が進まないのはこんな事で躊躇するからなのだとわかってはいるのですが・・・・。

  2020.02.25

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  新旧交代、季節交代、左右交代

  ​​我が家の一方梅も遂にここまで咲きました。それで、ふと思ったのは床の間の掛け軸の事でした。南天に季語が有るのか、いつの季節を表すのか知らないままに、庭の南天に紅い実が付いている時はこの掛け軸が良いと思い飾っているのてすが・・・梅の掛け軸はないけど、桃ならば・・・・と、そろそろひな祭りも近いのでこれが良かろうと掛け替えました。タイトルに新旧交代と書きましたのは・・・南天の掛け軸は最近私がいつもの豊国神社の骨董市で買ったもので「新」であり・・・ひな人形の掛け軸は多分長姉が子供の頃に父親が買ったものと思われますので、昭和10年前後のものと思われますので「旧」ということになります。そんなことで南天図いつ買ったかブログを遡りますと・・・2015.12.19のブログに買った事を書いていました。​ここ​なんですが・・・・掛け軸を掛けるのは簡単ですがひな人形を飾るのは大変です。前に書いたことが有りますが、この掛け軸と同じ頃の男雛と女雛に、孫の5段飾りの雛人形も久しく日の目を見る事も無く、倉庫代わりに物入の奥で眠ったままなんです。​ところで雛飾りの男雛と女雛の飾る位置が、私の記憶ではこの掛け軸の様に向かって右側が男雛で左側が女雛なのです。・・・が、関東と関西では左右逆と聞いた記憶がありましたので検索しますと・・・やはり関東では男雛が向かって左と書かれていました。こんなことまで東西の違いがあるのですね。　　関東と関西のことはさることながら全国的にはどちらが主流なのでしょうかね ?????​

  2020.02.21

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  古家はこんな作業も必要です。

  ​​​​古い家に住みますと、住み易くリフォームしたい箇所がいくらでもあるのですが、それ以上に維持する為の修理などやる事が次から次へ発生します。プロでないとやれない事は勿論大工さん頼みですが、自分で出来ることは自分でやらないと身がもちません。その一つが建具の調整です。隠れ家で障子を外そうとしたのですが、梁が下がって来ているようで外れないのです。夏用に襖を葦戸に換える時にも同じ現象が起こ事がありますので、こう言う事や、襖や障子が動き難くなることは良くあることなのです。普通はこんな事をやる必要がない家にお住まだから、経験が有る方はまずないと思いますが・・・・古家に住む者としてはmyselfで対応しないといけません。まず、ジャッキで持ち上げるのですが・・・(ジャッキは勿論ですが専用の木材も常備しています)このジャッキでほんの数ミリ上げて、動きにくい障子を外し・・・梁に当たったいる部分 (赤矢印) をカンナで削ります。今回は黄色矢印の部分も梁に当たっていたので縦から、横から数ミリノコギリで切り落としました。・・・・という作業をした障子を元に収めて、ジャッキを外し一件落着。動きやすく、外しやすくなりました。ところでこのジャッキですが、親の代からか、祖父の代からなのか分からない骨董品です。油圧など複雑な構造でなく、至ってシンプルなので未だに現役で使えるのだと思います。昔のものは本当に強いです。​​​​

  2020.02.20

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  参加出来ない京町家講座

  ​​​昨日のブログで京町家ミニ講座で貰ったこのパンフレットを載せましたが・・・この中に載っている杉本家住宅に関して・・・・今日、偶々京都女子大の前を通りますと、キャンパス外の掲示板にこんなポスターが掲示されていました。前に見学したしたことが有りますが、代表的な京町家の杉本家が会場なら、又見学兼ねて参加しようかと思い良く見ますと・・・受講料無料の下に書かれているのが女性限定。ここまで読んで・・・・前にも同じ催しがあってその時も女性限定であった事をブログに書いたことがあると気付きました。探してみますと・・・今回と同じことを書いている2016.10.5のブログを見つけました。​杉本家について少し詳しく書いてありますので見て下さい。​​​ここ​​です。​昨日書きましたミニ講座や、この女性限定の講座等など、京町家について有者始め幅広く啓蒙活動所われていることの証を昨日今日連続で目の当たりしたことになりました。​​​

  2020.02.17

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  京町家ミニ講座に出席して来ました。

  ​​​​​​​2/7のブログに載せましたこの京町家ミニ講座に昨日行って来ました。会場は京都の碁盤の目の真っ只中、五条烏丸近くの修築されたこの町家で・・・テーマは下記の通りでした。まず最初に町家保有者のこの方の話では、リタイヤと相前後してお亡くなりになつた90才代の母親が長年一人で住んでおられた実家の町家をどうするか・・・からの話でした。売却、建て替え等の選択肢の中から町家の価値を聞かされるうちに再生の道を選んだとのこと。一番大変だったのが押入れいっぱいの荷物、入り切れないもの等の処分だったとか。母親が華道、茶道を教えておられた関係でその道の道具もいっぱいあったが価値も分からないので寄贈したり、着物類の処分に手間取ったり、何もかも捨てるのは簡単だけれど、形見の品だから価値のあるものは有意義に処分したいとの思いで処分に手間取ったとのことでした。あとは老母が長年独り住まいして荒れ果て、傾いたような家の再生の為の諸々の苦労を聞くにつけ潰すのは簡単だけど再生の難しさに身につまされました。苦労されて再生された町家は期限付きで宿泊業者に一棟貸の建物として貸されているとのこと。次は相談員の方の事例説明で、主に活用についてでした。貰った資料を抜粋しますと・・・帰りに高辻通りを通りますと・・・今ミニ講座で聞いて来た内容を象徴するような光景が目に入りました。手前の大きな工事現場は・・・何が建っていたのか分かりませんが、潰され更地となり多分ホテルになるのでは・・・??向こうに見える右側のビルと左の2棟の古い建物がウナギの寝床と云われる京町家の姿を現しています。一番右に建っていた母屋が壊されてビルになったのですが、奥の離れと蔵は元の姿ままと言う事なのでしょう。今ならビルを左の方に建てて、道路に面した右の方は駐車場にするとか、全体を建て替えることを考える筈なのですが、母屋がこのビルに建て替えられたのはかなり前の事なのでしょう。・・・・という事で今聴いて来た、現在の京都町家の現状を復習するような光景でした。​​​​​​​

  2020.02.16

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  なるほど、『この指とまれ』か ! !

  ​​​​いつもたくさんの外国人観光客が行き交う三十三間堂周辺ですが、コロナウィルスの影響で歩いている人が本当に少なくなりました。特に多かった5～10人グループで歩いている人は殆ど見かけません。そんな中、以前長らく改修工事をしていた後、外からガラス戸越しに中が良く見えるようになったこの家の前を通りました。ガラス戸の中が土間になっていて椅子が沢山置いてあり、時々数人の人が喋っているのが見えていたのですが・・・・新たにこんな案内板が立っていました。『まちの縁側』『このゆびとまれ』のフレーズ、なかなかのもの、参考になるなあと思い「しあわせの森　京都』でネット検索しますと・・・京都市の『健康長寿のまち・京都』と言う活動の一環である事が分かりました。ここ​です。合言葉は，「みんなの健康づくり！」とか。​​​いちいち声をかけて集まるよりこのような定期的、自由参加と言う方法なら気遣いも手間もかからないし、集まるのも、そろそろこう言うフリーな方法が良いのかと今後の参考にしようと思いました。​

  2020.02.14

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  京都府文化博物館の建物

  ​​いつも昔の映画を観に行く京都府文化博物館の建物について、こんなポスターを見かけました。かなり前のものですが、京阪電車の色々のシリーズがある宣伝ポスターのうちの「洋風建築の粋を見る」シリーズの一枚です。そんなことで現物の探訪記です。元は日本銀行京都支店の名建築・・・この建物のある三条通りには昔の銀行等の歴史的な建物が今でも散在しています。今でこそ、メイン通りは四条通りですが、昔はここ三条通りがメインストリートで有った証です。元のスペース、今はイベント会場に・・・木製の枠がカウンターで向こう側が事務スペース、こちら側がロビーだったはずです。この立派な建物は・・・・トイレです。そして超分厚い扉の元金庫この建物、今は喫茶店ですが数年前にテナントが替わりました。真ん中にある大きな字、下の方が消えたのか、はずれたのかと思ったのですがそれにして上の方も変な字・・・お分かりでしょうか??良～く見て何と書いてあるかが分かりました。良く見ると写真の中にヒントが有ります。話は変わりますが、京都タワーホテルで行われたこの会、私は今年度参加しなかったのですが結果報告のパンフレットが送られて来ました。町家保全活動の一環です。今回のメイン講演は典型的な京町家の「秦家住宅」の保有者による「歴史的建造物の継承と暮らしについて」でした。その町家は一見の価値があると思いますので​ここ​を見て下さい。外観から歴史、間取り等で詳しく書かれています。​​

  2020.02.11

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  ポスター色々。

  ​​​​​​びっくりされたと思いますが、タイトルバックを変更しました。出町柳・枡形商店街の横断幕に感動して、お借りしました。タイトルの下の自由欄に小さい字で「こころ」を書きました。町歩きをしていますと、色々面白いポスターが目に入ります。​日頃は特に気にかけないお稲荷さんのポスターですが、新型コロナウィルスの影響でぐんと参拝者が減っている噂を聞くにつけ、初午とは関係なしに現状視察?? に行こうと思っているのですが・・・紅葉名所の高台寺ですが、新緑では天下第一とは ! ! ! ? ? ?初めて聞きました。言ったもの勝ちと言う所でしょう多分!!このポスターどこで見かけたか忘れましたが、どう見ても昨年(若しくはもっと前)のシーズンから張りっ放しでは ? ? ? そしていつもの京阪電てすが・・・なんと奥ゆかしいこと ! !これはポスターでなく、チラシですが・・・京都市の町家維持保存の為の活動の一環です。実施するのは外郭団体の「京都市景観・まちづくりセンター」ですが。因みに私は15日の京町家ミ講座第2回に申し込んでいます。第2回のテーマは「京町家を未来へ　活用に踏み出すために」です。​​​​​

  2020.02.07

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  続 変わる京の町

  京都の碁盤の目の町のど真ん中に、こんな繁華街の真ん中にと・・・と、いつも只々感心して見ていた昔の佇まいの家があったのですが、 この度その前を通りますと雰囲気が違うのです。 あれれ・・・と思って写真を撮ったのがこの写真ですが・・・ スポーツ用品のコロンビアの店舗に変身していたのです。 絵画調では・・・ 昔の姿を残して活用するコンセプト通り、元の姿にも感心して来ましたが、潰さずに改装で活用にまたまた感心したので有りました。 ところで、こんなになったのは最近の筈だし、グーグルのストリートビューでは、まだ元のままではと思いググりますと・・・・やはり元ままでした。 beforeはこうだったのです。 場所は　京都市中京区六角通富小路西入大黒町 78です。 そして少し歩くと・・・・ここも町家改装の店舗ですが・・・向こう側2軒目の家は・・・ 変わった暖簾が掛かっているとなあと思い・・・・ 良く見ると・・・・、「へぇー」と言うのが感想でした。 そして、そのご近所に元の町家通りの佇まいの「純粋の民家(へんな表現ですが)」を見て・・・ 落ち着いた気持ちになれました。　 勿論、エアコン室外機を隠すルーバーもちゃんと設置されていました。

  2020.01.27

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  益々変わる京都の街

  京都東山区の鴨川の直ぐ東に鞘町(さやまち) と言う古い町並みが残る南北の細い通りがあります。その鞘町を歩いていますと・・・左右にフェンスが立っていました。左側(西側)はこんな風で・・・右側(東側) はこの様に向かい同志が更地になっていました。無くなった隣の家との境界の壁は波板で蓋されているこの姿、町中に溢れています。ホン近くにもこんな更地があり、この通りの景観これからどう変わっていくのでしょう??そして東大路の妙法院の真向いのこのホテル、開業以来60年近く経っていると思いますが、この様に囲われて潰されるようです。多分またホテルが建つのではないかと思いますが・・・老朽化と言うのでしょうかもったいない事です。そして、五条通りに至りますと・・・・下ろしたシャッターに貼り紙が・・・立ち止まって貼り紙を読むと・・・四代、100有余年の歴史ある店を後継者が居ないので閉店されるとか。簡単なあいさつでなく、ジーンと来るような文章にこの店の歴史と、店主の方の人間味を見たような気がしました。字が小さいので読み難いですが・・・・

  2020.01.21

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  季語「仲夏」を知る事に・・・

  先ず、2015.3.18のブログを見て下さい。​​ここ​です。豊国神社の骨董など何でも市なのですが毎月8の付く日に行われていて、以前はこの日のブログの写真の様に道路に幟や案内が林立していて、やっている事が分かったのですが・・・最近は全く見なくなったのでやらなくなったのだと思っていたのです。ところが、先日今でも8の付く日にはやっていると教えて貰って、今日はその8の付く日なので足を延ばして見に行ったのです。久しぶりに行ったのですが、何か前より盛況の様に思え・・・・無目的に見て回ったのですが・・・ここまで来ますと、白色系の外人さんの夫婦らしき二人が掛け軸を品定めしているのです。立ち止まって見ていると絵画ではなく書道の軸を買おうとしているのが分かって来たのです。ところが軸はみんな巻いてあるので一本ずつ広げて見ないと中身が分からないので次から次へ巻き戻して見て行くので後で見ているとどんなものがあるか自分が手に取らなくても順番に見る事が出来たのでした。そこで外人さんが買わずに元の位置に置いたものから又悪い癖で2本買ってしまったのです。何故かと言いますと、季節的に我が家に無い画の軸が有ったからです。それはこの菖蒲と・・・写真の色が悪いですが・・・こちらの方が現物に近い色です。夾竹桃なのですが・・・さて、帰って菖蒲と夾竹桃はいつの季語として使われるか調べますと・・・・二つとも『仲夏(ちゅうか)』とか。仲夏とは初夏、仲夏、晩夏の3つに分けられた夏の3番目となっていて、5月下旬から7月上旬頃をさし、大体6月頃を言うらしいことも知りました。何気なく買った掛け軸で「仲夏」と言う言葉を知ったお粗末と、断捨離に逆行する買い物となりました。

  2020.01.18

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  風雅な生活

  昨日のブログで書きました備長炭の嫁入り先での使い方なのですが・・・配達?した時に居間に通して貰うとこんな光景でした。庭で七輪で魚を焼いたり料理をするとは聞いていましたが、室内で土瓶でお茶わ沸かすまで風流な生活をしているとは!!!!因みにこの時はドクダミ茶を煎じ中でしたので、飲まして貰いましたが、何かこちらまで風雅な気分になり、淹れてもらったお茶も又格別な味がしました。こう言う使い方なら、火持ちの良い備長炭が最適、良い嫁入り先でした。因みにこの友達はいつも書いています「碁盤の目」の街中の町家に住んでいるのです。碁盤の目の外に住んでいる身にはそう簡単に真似できない「風雅な心」を垣間見た気がしました。

  2020.01.10

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  新旧交代、役目を終わったあとも・・・。

  年末に稲荷山の仙人さんから貰った竹筒貯金箱と、この柄杓セットの事を書きましたが・・・ 昨年1年間役目を果たしたものと交換しました。 古い方は一応役目を終えたのですが・・・まだ最後の務めがが有ります。 それは燃料としての役目です。 今日新旧交代 ? して、早速最後の役目を果たさせました。 因みに容器は焼き芋器で中には「紅あづま」が入っており・・・二つの白いのものは昼食代わりの丸餅と餡餅で・・・ヤカンはドリップコーヒーを淹れる為のお湯を沸かしています。 松葉は年末に剪定したもの、大半はゴミとして捨てたのですが、まだ捨てきれないものを少しずつ燃やしています。 さて、古材が良く燃えている中に柄杓を投入・・・・ 続いて受けの竹も投入し・・・ 餅も焼け、芋も焼け、コーヒーも淹れることが出来ました。 燃料費ゼロ、ゴミもほゞゼロのエコでありました。

  2020.01.04

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  売っている商品まで粋なものなのでしょう。

  風鎮と言えばこれですが・・・　　　幕を固定するこんな「重り?」は何と言うのでしょう??大体ブロックやレンガを使うのが一般的だと思いますが、わざわざ綺麗な自然石を使っているのに感心して思わず写真を撮りました。売っているものが書かれているように、かんざし、椿油など和風小物だったと思いますが売っているもの共々「粋」を感じました。

  2019.12.17

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  京町家認定の為のチェックリスト

  昨日、町家認定についてのチェックリストの事を書きましたが、これがそのチェックリストです。当方でチェックをいれて提出したものはこれでした。このチェックリストクリアがスタートラインで、図面や写真、所在地の土地区分などなどの書類を提出して認定に至ったのでした。

  2019.12.14

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  黒塀修理記録

  又々黒塀の修理をせざるを得なくなり、かねてゴソゴソと時間をかけてして来たのですがやっと外側だけ完成しました。 beforeはこの状態だったのですが・・・問題は柱の根元なのです。 10年以上になると思うのですが、駄目になった根元を切り取って継ぎ足したのですが、今思えば外材だったのでようで、外側はこの様だったのですが・・・ 中心部はこの様に白アリでスカスカの被害を受けたのです。 (ダメになったこの箇所以外の右の方は80年近く経っているのですがヒノキの為か問題ないのです) この取り除いた部分は増設した塀で新しいのですが、材料の違いでこんな酷い事になりました。 こんな事もあろうかと、大工さんに貰った燃料用の古材の中にヒノキの角材が有ったので残しておいたものがあったので自分で施工することにしたのです。 ただ、貰ったヒノキの角材の太さはびったりなのですが長さが短かかったものですから4本を2本ずつ繋ぐことにしました。 この様に切込みを入れて・・・・　 ネジ釘で固定して長尺ものを2本作り・・・ 横桟も勿論貰った古材です。 完成後内側になる角材は板を張る前に防腐剤のクレオソートだけを塗り・・・ 外側になる再利用の板及び角材は下のコールタールとクレオソートをミックスして塗ります。 クレオソートだけでは茶色くて黒塀にはならないし、コールタールだけでは粘度が高くて塗り難いのです。 板は再利用と一部補充した古材です。 一応補修した部分の塗装が終わりあとは馴染むのを待つだけとなりました。 右側の問題ない部分の塗装と、内側は物入なのですが、そこの修理もやらねばならず、ヒマ潰しのタネは尽きません。

  2019.12.12

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  変わる京都 3景

  1.　前に躯体が立ちうがったところまで写真を載せまして智積院会館の建て替え工事ですがいよいよ瓦葺が始まりました。これは前に載せました元の建物の解体前の姿ですが、この周辺では昔こそこんな奇抜な建物が建てられましたが、今は和風の瓦葺でないと許可されません。同様の話ですが・・・2.　京都女子大の校舎建て替え工事ですが。古い建物がすっかりなくなり、新しい建物の躯体工事が始まりました。解体された元の建物は向こうに見える校舎と同様の『ビル』だったのですが・・・ここでも和風のこんな建物が建つことになっています。3.　前に銭湯の営業する日であることを『本日あります』と言う札をぶら下げることを書いた銭湯の前を久しぶりに通ると銭湯が無いのです。キョロキョロ見渡して分かったのですがこんな建物に代わっていました。風呂屋さんのスペースがあればこんなに泊まれる宿泊所が出来るのですね。

  2019.12.10

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  「ありがとう」の気持ちで頼んだ畳の表替え

  街の個人商店の廃業が多い今日この頃ですが、その例に漏れず近所の畳屋さんが高齢化で店を、正に名前の通り「たたまれた」のでした。2年半ほど前の事ですが仕方なくnet等でCMを流している大手畳屋さんに依頼して6畳と4.5畳の畳の表替えしたのですが、そのうち1畳が事情によりダメになり表替えせざるを得なくなったのです。ダメになったのは1畳だけで、他はまだ新品同様に思える程だったのですが、わざわざ引き取りに来て、持ち帰り、また配達に来てもらうのでは、申し訳なく4.5畳を纏めて表替えせざるを得ないなぁと覚悟の上電話で依頼したのでした。引き取りに来た人がまた親切な人で、「1畳でも別にいいですよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて1畳だけの表替えを頼んだのです。 (京間の畳は大きいので割高なのです)ただ「ヘリ」の模様は同じものが無いので同色の良く似た模様を探しますが、それで辛抱して下さいと云われ、もっともなことなのでそれで良いと頼んだのでした。ダメになった畳を撮っておけば良かったのですが、持ち帰ってもらった後で撮った写真がこれなのですが・・・さて、配達されると・・・同じ「へり」の生地が残っていたとのことでピッタリ同じものでした。「ヘリ」は同じでも畳表はも幾ら新品同様と言っても2年余りの間の日焼けは如何ともしがたいのですが、まあこれくらいの色の差なら上等上等!!単価も安いのに1畳だけの表替えでは商売にならないと思うのですが、嫌な顔をせずに気持ち良く引き受けてくれたので、頼む方は有難い気持ちでいっぱいでした。

  2019.11.19

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  火袋遂に復元

  ​「火袋完全復元への道」なんて大げさなタイトルで9/2と9/17に書きました事の続きですが・・・・やっとほゞ完成しました。9/2に載せた復元前の火袋の写真が下の2枚ですが・・・フラッシュで撮ると・・・火袋の3分の2を、2階の物入に使うため、階下の「はしり」から見ると閉鎖した形になって採光も悪いし、本来の火袋とは言い難い状態になっていたものを、今流行の京町家本来の形に復元することにしたのですが、大工さんがやっと来てくれて施工してくれました(まだ今日の所は施工途中のしやしんですが)赤線を引いたところが2階の押入れの床であり、１階の「はしり」の天井だった箇所を撤去した箇所です。光を遮るものが無くなったお蔭で、果然明るい「はしり」になりました。これで堂々と「これが火袋です」と言える構造に復元できました。注・「はしり」とは　・・・ハシリは流しのことであるが、流しのある場所をハシリ元といい、井戸、水屋および竈のある場所全体をハシリニワという。​

  2019.11.11

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  火鉢がないと使えない道具

  こんなのが出て来ました。「こて」です。火鉢に差し込んで熱して使われていたのは、さて何十年前の事でしょう??使っているのを見た事のある人は、私同様相当年配の方使い方を知っているのはそこそこ年配の方若い人や、子供ではまず何に使うのか、どうして使うのかが分からないのでは?? と思える正に前世紀の遺物??では??早速、先日載せました、昔の道具リストに加えました。因みに「こて(鏝)」を検索すると次の様に書かれていました。「こて」とは1.　壁土やセメントを塗る道具​2.　和裁で熱して布のしわを伸ばしたり、折り目をつけたりする鉄製の道具3.　頭髪にウエーブをつける為に熱して用いる、ハサミ状の整髪具。ヘアアイロン。4.　はんだづけなどに使う、先の尖った金属の棒に柄をつけた道具。・・・が 2の「こて」でも電気で熱するものが載っていましたが写真のような「こて」にはヒットしませんでした。ついでながら茶道のこんな水差しも有ったのですが・・・これは茶道の世界では現役バリバリ?? の道具だと思いますので古い物リストに加えるのは止めました。

  2019.11.02

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  古い物一覧表 その3

  昨日の続きです。価値はないけど古い物、要はガラクタなのですが、次々に足して行って26品までになりました。(25は今のところ欠番）(殆どは過去のブログに登場したものを纏めただけで新鮮味がありませんが)一応目録のように実物と対応するようになっています。24番の鍾馗さんは普通町で見かけるものに対して、平べったいものになっていますが、これはかなり以前に五条坂の陶器市(８月)で作る事に参加した時の『作品』だからで素人が作ったこと丸出しです。26番の計算尺は私が若い時使っていたものですが、多分今の世の中全く使われなくなったのでは? と思い昔の道具に加えました（笑）25番は同じくそろばんを載せるつもりですが・・・どこかに残しているのは間違いないのですがずっと見当たらず (確か5つ玉も有ったのですが) 欠番になっています。あと、竹の物差し、火鉢で温めて使う裁縫コテなどもどこかに有るはずなので、出てきたら追記しようと思っています。分かり難い画像にお付き合い頂き有り難うございました。

  2019.10.01

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  古い物一覧表 その2

  昨日の続き、古い物一覧表です。A3の印刷物を写真で撮っていますので画像がはっきりしませんがお許し下さい。4番が昨日書きました吐月峰です。遠く静岡の丸子宿、とろろ汁で有名な丁子屋の奥の方の吐月峰ゆかりの柴屋寺まで旧東海道歩きとは別にわざわざ訪ねたのも良い思い出です。石臼は今、つくばいとして機能しています。あともう一回お付き合い下さい。

  2019.09.30

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  一台前のパソコンに残っていた古い物一覧表

  タイトルバックを書院造りの床の間に替えましたが、それは4年余り前に一念発起して古い物の一覧表を作ろうと思った時の写真でした。 その一念発起したきっかけは・・・・ブロとものmamatamさんの吐月峰についての、このブログでした。 そしてその時、それならうちにも有ったはずと、吐月峰について私が書いたブログがこれなのですが・・・。 その時作りだした一覧表は古いパソコンに残っていたまま放置されていたので未だに完成していないのですが・・・ まず家の造りについて纏めたのがここまでで・・・ 道具や衣類などについては・・・初めがこのページで・・・ このあと吐月峰含め続き22項まで完成していました。 古いだけで値打ちのあるものは何もないのですが、語り継ぐ資料として現物と一緒に断捨離せずに残しておこうと思ってつくりだしたのですが未だに未完です。 それでもこのあと4項以降22項までは出来ていますので、引き続き載せさせてもらおうし思います。 昔はこんなもの有ったなあ ! !  使っていたなあ ! ! と思い出して頂ければ幸甚です。 (その殆どは今までに個々に書いたものでが)

  2019.09.29

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  タイトルの写真について。

  9/24のブログからタイトルバックの写真を伊根の舟屋から今の書院造りに替えました。 その替えた写真がこれだったのですが・・・ 火鉢の上に溢れるがごときビニールがあったり、たこ足がごときテレビのコードが写っていたり、色調もパッとしないのにあとから気付きました。 もっと良い写真が有ったはずと、前のパソコンを探すと出て来た、この写真をまたまた差し替えてタイトルバックに使うようにしました。 ただ道具類の配置からして、2枚は同じ時に撮った写真のようで、あとからビニールを除けたり、掛け軸を替えたり、フラッシュをたいたりして取り直した写真のように思えて来たのですが・・・。 少なくとも現タイトルバックの写真は3年程前に各部位の名前を書きこんで解説用に使ったものだったのです。 その時作った解説写真も同時に出て来ましたので載せさせて頂きます。 これなのですが・・・ 説明の字が小さいので拡大しますと・・・ この説明付き写真を作った時、吐月峰や価値がないけど今は見なくなった昔の道具類も解説付きの一覧表を作ったのですが、又の機会に・・・。 (個々にはブログに書いたものでただ纏めただけのものです)

  2019.09.27

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  火袋復元への道　その2

  9/2のブログに書きました火袋復元への道の続きです。前にも書きました通り、火袋の３分の2を蓋して２階の物置になっている部分を撤去する計画なのですが、当初は全て取り払う計画でしたが♦の部分は撤去して●の部分は残して従来通りの物置にすることになりました。撤去は大工さんに頼むのですが、壁の塗装は私がやる事になりました。１階から立てたハシゴと・・・・２階の物入れだった撤去する床から塗装するのですが・・・・、左側の部分は物入の床が有るので綺麗に塗れたのですが、右側の上部はハシゴも届かず、床からも手が届かず、取りあえずギブアップで上部は元のままでこんな仕上げになりましたた。採光窓はと言うと・・・元は赤矢印より上は隠れていて、ガラスの枠が２段しか出ててなかったのですが、この部分の天井を撤去して３段のガラス窓で採光出来るようになり一層明るく似りました。換気扇の下の壁も今回塗った塗った箇所です。 汚かった換気扇もハシゴで外して綺麗に掃除完了です。このガラス窓ですが、外側は屋根から拭けるのですが、問題は内側で今のままだといちいちハシゴの乗らないと拭いたりメンテナンスが出来ないのです。　さて、この部分の続き工事はと言うと、シロアリが発生ているので、大工さん仕事は白アリ対策と同時進行ののため今月末から来月にかけてという事になりました。その間は・・・まだまだややる事が有るのでヒマ潰しにはこと欠きません。ああでもない、こうでもないと考えながらゴソゴソしていると一日があっと言う間に過ぎて行きます。

  2019.09.17

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  火袋 完全復元への道 ? ?

  8/31のブログに載せました写真に赤矢印を加えたのですが・・・・この赤矢印の部分は本来の火袋を塞いでいる部分なのです (３本矢印の部分は2階の物置になっている)写真の3つの赤矢印の右側だけが元の火袋のままで採光と換気の役目を担っているのです。今は町家ブームで町家の改修の時には、必ずと言って良い程、隠れていた火袋を露出させて吹き抜け風の構造にされています。その時流に乗ってこの家も赤矢印の、云わば蓋のようなっている部分を取り除き本来の火袋全体を再現してみようという事になりました (最近空き家になって荷物が無いので、今だ ! ! という事で・・・。これでは分かり難いので・・・・　フラッシュで撮りますと・・・要は蛍光灯の付いている部分(上は物置) を撤去すると大きな高い空間が現れると云うのですが・・・・果たして、目論見通り進められるのか・・・ここからは大工さんの出番です。それから上の2枚目の赤矢印を付けた写真ですが・・・天井があってガラス窓が4面ですが・・・2階の物置からその部分の天井(下の写真の赤矢印の部分にあった) を外すと・・・ガラス窓が6面になり、一層明るくなりました。進めて行くどうなるか分かりませんが、また興味をそそられる見ものが出現したという事になりました。

  2019.09.02

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  火袋とハシリ

  近所の家の、台所の壁の塗装を引き受けました。 昔からの土壁の上にペンキを塗るのですが・・・ (左が塗装済、真ん中が途中、右が未着手部分) この高さまでは脚立で塗れるのですが・・・ 問題はこの「火袋」です。 要は一階から２階の天井までの高さなので・・・危険な為この火袋部分の塗装はしない事になりました。 まあ見上げないと目に入らない部分なので「まあ良いか ! !」と言う所です。 左が未塗装部分、右が塗装済部分、上が塗装断念部分です。 断念部分も有りましたが2日間要して完成しました。 ところで、ここからが本論なのですが・・・・「火袋」を書くために念のために検索はしますと・・・・ 次の様に書かれていて・・・ 『１ 暖炉の、薪炭など燃料を燃やす所。   ２  灯籠(とうろう)の火をともす所。 　  また、行灯(あんどん)や提灯の、紙の覆(おお)いをした部分   3  暖炉の薪炭をたくところ』 私の言いたい火袋の意味の説明が無いのです．．． 色々探してやっとここの「京町家用語集』で私の言いたい「火袋」の説明を見つけました。 この様に書かれています。　　 『ハシリの吹き抜けの上部空間をいう。機能的には煙出しと防火上の配慮であるが、室の熱気を吸い出したり、高窓によって採光を計る機能も果たしている』 台所の上の吹き抜け部分を「火袋」と云うのは京都の方言で、他では言わないのですかね?? そして、話がまたまた広がりますが、上の説明に「ハシリ」と書かれています。 そう言えば、昔は台所の事を普通にハシリと言っていたが今は言わなくなった懐かしい言葉です。 高齢の私が今は全く使わず、忘れていた懐かしい言葉ですので、もう死語と言えるかもしれません。 ハシリはこれも京都の方言ですかね?? (家の構造上の独特の言葉かも知れませんが・・・・) 話を元に戻して、いつも登場するこの灯籠の横矢印の部分を上記の説明により、火袋と云うのは初めて知りました。 灯籠の各部位の名称はここに説明されているのですが・・・ 一番上のタマネギのような部分を宝珠(ほうじゅ) と云うと書かれていますが上の写真の灯篭にその宝珠がありません。 何故無いかと言いますと・・・・去年の大阪北部地震の時に京都なのに真下の縦矢印の場所に落ちてしまったのですが・・・ 重たくて揚げられないので、そのまま千両の茂みの中放置したままなのです。

  2019.08.31

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  粗大ゴミで高原の図書館気分に

  娘から、使わないバッグ入りのハンモックを大型ごみで捨てて欲しいと頼まれ、ちょっと出してみるとなかなかのもの。捨てる前に試しに使ってやれとパイプを組立てますと、組み立てるのも至極簡単で、寝転んでみると、これがまた最高の気分になれるのです。これなら、使わないとと・・・捨てないで私が使う事にしました。グリーンのバッグに入っていたのですが、枕も付いて私の背丈にもピッタリ・・・パラソルと木陰に置き、ミストを全開すると・・・35度や36度の暑さなんて、何のその全く感じないで高原で寝そべっている気分になれるのです。(風で飛ばされた水分が気化熱を奪い)、目に見えないけれど体に付着した水分が気化熱を奪ってくれるからだと思うのですが、本当に涼しく、最高の図書館ということになりました。(予て読み進んでいる徳川家康の遂に18巻で関ケ原の戦いが終わりました)難点は・・・・気持ち良すぎて、ウトウトと眠くなり読書が捗らない??事でした。

  2019.08.05

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  暑中有涼のおもてなし。

  今日(8/1)の天気予報では京都の最高気温が37度なんてことになっていました。その予報を見て、これは困ったぞと思ったのです。・・・と言いますのは単に暑いから困るというのではなく、今日は隠れ家で高校の仲間との情報交換会議を約束していたのです。前にも書きましたが、涼をとるのは自然任せで、酷暑の中エアコンの無い下での会議、これは何とかしないと・・・・と準備にかかりました。1.　まずホースで庭中にたっぷり打ち水をして・・・2.　全面にブルーシートを張り・・・3.　勿論ミストも全開し・・・4.　冷風を送るため扇風機を持ち出し・・・5.蚊の対策は一番原始的なこれで・・・6.　暑さ対策には関係ないですが、歓迎の黄色いハンカチを揚げ・・・さて、来客を迎えると・・・・効果抜群、うだるような暑さの中にもかかわらず、暑いという言葉は一切聞かないで会議??は終わりました。『忙中有閑』という言葉はありますが正に『暑中有涼』でありました。

  2019.08.01

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  建具替えの記事

  今日(7/1) 地元の京都新聞のバックナンバーを見ていて6/25付け朝刊にこの記事を発見しました。発見と書きはしましたが朝刊の一面の中央部に大きく載っていたのです。当ブログに下の写真を載せたのが6/21ですから、同じ様な時期にするものと改めて思ったのですが・・・さすが新聞のプロの写真は、写真を見ただけで作業の説明を全て語っているのに感心しました。ただ、記事の中に籐の敷物(記事ではむしろなんて書いていますが) の事を書いてあるのですが、写真にはありませんので代用として我が隠れ家のものを撮って来ました。ひんやりするのは間違いありません。そう言えば、玄関の衝立も、通常は襖の様なものがはめて有るのですが、夏には枠はそのままで、葦製のものに替えるのですが・・・これは暫く手抜きでやっていません。それから、記事の中に、「エアコンの普及により建具を替える家は少なくなった」と書かれていますが当方はそのエアコンが普及していない家です。・・・と言うより、(2階にはエアコンが普及?していますが)  建具替えする部屋は敢えてエアコンの普及? に背を向けています。

  2019.07.01

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  「机みどり」発見しました。

  6/6のブログに岩倉・実相院の「床もみじ」ならぬ「床みどり」のことを書きこの写真を載せのしたが・・・その「床みどり」は私、初めて聞く言葉でしたが、その伝で行く「机みどり」を発見したのです。今日、隠れ家の建具を夏に向けて衣替え(?)した時の事です。この障子と隣の部屋の障子を葭戸に替え、反対側の襖をすだれに替えたのですが・・・替えたあとを写真に撮っていて・・・葭戸超しに庭の生垣の緑が机に映っているのに気付いたのです。そこで、葭戸を開けて見ると、なお鮮明に机に映るみどりの姿・・・短辺方向ではもう一つなので、机を縦方向に置き替えてみると・・・机に映った「みどり」で正に「机みどり」では???  、これなら紅葉季節には「床もみじ」ならぬ「机もみじ」として、わざわざ岩倉まで行かないでもと、人に見て貰えるのでは???  なんて思ったのですが・・・・かれこれ10年になるでしょうか、昔近くに有った今は伐採されてなくなったモミジの木から飛んで来た種から庭で成長した小さな苗を、ここにと移植した木なのですが、成長してこんな効果が有るとは思いも依らなかったことでした。ついでながら襖をすだれに替えたところです (右に隣の部屋の葭戸も写っています)

  2019.06.21

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  拘りの手すり、格子戸

  三十三間堂の斜め向かいに、老舗のウナギの雑炊「うぞうすい」の「わらじや」が有ります。前を通ると雑巾で店構えのアチコチを拭いておられるのをよく見ます。お蔭で古い店構えもいつもピカピカです。今日その前を通ると・・・・入口の手すりがピカッと光り輝いていました。近付くと・・・・曲がった自然木を上手く利用した手すりでした。そして、格子戸は古い竹を残しての修理。これは新しいものを作るより手間がかかるはずです。手すりと言い、格子戸と言い、ここまでの拘りに敬意を表したいものです。日頃の拭き掃除もその拘りの延長線の事なのでしょう。こんな事こそ景観維持の鏡だと思います。わらじやの詳しくは​ここ​を。

  2019.03.17

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  箱の中身は・・・・。

  ​昨日載せました、この箱の中に入っていたのは・・・皆さんご賢察の通りひな人形でした。ひな人形を片付けるのが遅れると嫁に行けないと言う言い伝えを守ったのか、ひな祭りが済むと直ぐ片付けた事が分かる(詰め物にしていた) 新聞の日付でした。取り出してみると・・・顔の部分はまだしも、写真に撮るとまだそこそこ綺麗に写っていますが、着ている衣服は無茶苦茶汚くなっているのです。女雛の頭には髪飾りが載っかっているのに別にこんな冠みたいなものが有ったのですが、どうしたものか分かりませんでした。姉のお雛さなは嫁入りの時持って行った筈なので、これは誰のものか??? 　母親のものかなんて思ったのですが・・・余りに汚いので残すか捨てるか考えていて、何気なく箱の蓋の裏を見ると・・・橋本幸三郎の名前が・・・。名も無い昔の人形細工司だろうと思いながら、念のためnetで検索すると・・・何と何と出て来る出て来る。その中に​ここ​にはこんな記述も有りました。橋本幸三郎は、安政２年（1855年）に京都で人形作りを始めたといい、高名な人形師として知られていたようだ。しかし他にはそう古い物でも無い様な事も書いてあるので、橋本幸三郎の名前は何代も受け継がれてきたのかも知れず分かりません。そして初めに書きました冠みたいな写真も載っています。面白いのは取り出す時、頭を持つと頭だがボソッと抜けたのです。その抜けた状態の写真も載っていました。・・・という事で、汚いひな人形ですが、取りあえず断捨離から除外することにしました。

  2019.02.10

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  ♫こんな時代もあったのね♪

  中島みゆきの歌『時代』では・・・♫そんな時代もあったねといつか話せる日がくるわ・・・♪　ですが、ちょっと変えて、♫こんな時代もあったのね♪　のお話です。ここ暫く続けています断捨離の一環なのですが・・・ホコリだらけのこんな箱が出て来ました。見覚えの有る様な箱なのですが・・・中を開けて詰め物の新聞の日付を見ると・・・1992年(平成4年)3月3日の朝日新聞でした。平成も終わろうとする31年ですから27年前の新聞です。という事は・・・この箱を開けるのは27年ぶり、当然私ではなく24年前に死んだ母親か誰かがこの新聞を詰め物にして片付けたものの筈です。昔大掃除の時、畳の下に敷いた新聞を読んだりした事と同様に、俄然新聞を夢中に見てしまいました。当時の首相は今は亡き宮沢喜一氏だったのかと思いながら、見て行くと・・・これも今は無い日本興行銀行の衝撃の広告が・・・・今は夢のまた夢としか言いようの「確定高利回り4.755%」と記されています。正にタイトルの　♫こんな時代もあったのね♪　日本も良い時代でした。ついでながら、女性週刊誌では当時の世相が偲ばれました。今、時の人の秋篠宮真子さまの初節句とか。さて、箱の中に何が入っていたかですが、箱の形でお分かりかと思いますが明日に。3月3日の新聞に意味があります。

  2019.02.09

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  ほゞ80年ぶりに土に還りました。

  土に還るとは人が亡くなった時に使ったり余りゲンの良い言葉ではないですが、最近、土に還るプラスチックなどエコの場面で使われる様になっていますが、今回正に土に還るそのもののお話です。 我が隠れ家のリフォーム二日目に、明り取りの窓を新たに取り付ける工事が始まったのですが・・・ 窓枠を取り付ける為に土壁に孔を開ける工事で出て来た廃材がこれです。 いつも大工さんから貰う燃料用の廃材とは違いまして竹と・・・ 藁を含んだ土です。 竹の方はまるで『地産地消』という言葉がぴったりの様に、直ちに燃やして灰と化したのですが・・・ 土はと言うと・・・畑の土の上に分散してばら撒きました、 正に80年弱壁土として機能してきたものが、今日からは畑の土となったのでありました。 ・・・という事で、産業廃棄物はゼロであります。

  2019.02.08

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  御簾(みす)出ては来たのですが・・・

  古い話で恐縮ですが、​2016.6.19のブログ​に、昔有った御簾が古くなって捨てたのか、今は無くなったと書いたのですが・・・・それが今回の徹底的な断捨離で天袋の奥から出て来たのです。出ては来たのですが・・・・名前をどういうのか知りませんが短い方は2本あるのに、肝心の部屋の端の部分に吊るす長い方が1本しかないのです。やはり1本は糸が切れてバラバラになってしまったので捨てたようです。夏になれば簀戸には入れ換えすることも有りましたが、この御簾は20年以上、否30年以上かも知れませんが日の目をみなかった代物です。今年の夏には片方が無いのをどうにかカモフラージュして襖と交換して涼を呼ぶことにします。それにしても昔の人の仕事は凄いです。2本の波型の模様は竹の節の部分を波型に並べて織っているのです。簀戸については​ここ​に書いています。

  2019.02.07

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  『京都が京都であるために』ですって。

  私は京都市内の移動は大体自転車かバスです。バスと言っても市営のバスではなく専らこのプリンセスラインです。京都女子学園の小学校から大学までの生徒の足なのですが、一般人も乗れて京都駅八条口と四条河原町までほぼノンストップで走り、本数も多くダイヤもしっかりしていて昼間は極めて空いているという良い事尽くめのバスなのです。そんなことで市営バスにはほゞ乗らないのですが今日偶々乗りますと・・・社内広告が目に入りました。拡大しますと・・・当ブログの2/1に書きました『京都市都市計画局 まち再生・創造推進室』の宣伝がチラシ類だけでなくバスの車内広告までされているとは、京都市の本気度がわかる気がすると同時に、それだけ町家が取り壊されていると云う危機感の表れなのでしょう。私もお世話になっているところです。

  2019.02.06

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  お金をかけた立派な建物。

  まずこれら写真を見て下さい。鬼瓦の有る立派な瓦葺き屋根に・・・戸樋は最近はトンと見かけなくなった手の込んで銅製・・・お金がかかっています。壁は勿論土壁の、こんな建物が出現しました。場所は・・・・三十三間堂の駐車場の西端の向こうに見える建物です。何の建物かと言いますと・・・・トイレなのです。最近は駅のトイレも綺麗になって来ましたが、ここまで贅をつくしたトイレはないのでは???さすがお金のある三十三間堂(妙法院) することが違います。

  2019.02.04

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  網のない網戸一応完成

  物置部屋の改装工事は私のやる事は終わりあとは大工さんが来てくれるのを待つだけなのですが(2/6頃から入ってくれることになりました)  ふと、気付いたのです。物置部屋だったので網戸が無いのです。しかもサッシの窓でなく木製の窓なので 自分で作れるはずと・・・またまた燃料に貰った廃材で使えそうと思って備蓄している木材で作る事にしました。 前に載せましたこの窓なのですが・・・ まず高さ方向の枠の材料2本に・・・片方を凸型に、片方を凹型に窪みを入れました。 拡大すると・・・ 何故かと言いますと・・・ご存知の様に昔の木製の窓は写真の様に下は鉄のレール、上は横柱ら窪みが切ってあるのでそれに合わせて縦枠に凹凸を入れたのです。 あとは窓の巾に合わせて横枠と桟を作って縦枠と組み合わせ仮止めした枠をはめ込むとこの様になりまして・・・ 見苦しいですが赤線を引いたところに網を張ると完成なのですが、多分今頃網は売っていないので今のところは一応完成で・・・・夏前に網を買って張れば完成と言う所です。 完成までは勿論、完成しても網戸のシーズン以外は外しておけばいいのです。 網戸をはめると右側の窓は動きませんが左側の窓は内側なので網戸を取り付けた状態で開閉出来ます) 網戸が脱着出来るだけ上下に動き、且つ、隙間が無いようにするのに苦労しましたが、まあこれなら蚊はは入らないだろうと思える隙間に抑えて、脱着可能な網の無い網戸まで完成することが出来たお粗末でした。 そうそう一番外側にもう一つ枠の様なものが付いていますが・・・これは台風時用のベニヤの網戸を落とし込む枠です。 そのベニヤの網戸はかなり前に作ったのですが、最近は桁違いの強い台風が来るので心配になって昨年薄いベニヤを買って元のベニヤにボンドで張り合わせ厚みをアップし、且つ裏側に桟で補強までした苦心の作の雨戸なのです。

  2019.01.27

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  一羽のトンビ(トビ)　一人のトンビ

  出町柳の鴨川のデルタ地帯では上空高くトンビがくるりと輪を書いている姿が良く見られます。余りに高くて、動きが早いため写真に撮るのは至難の技なのでいつも見上げているだけなのですが、過日偶々電線にとまっているトンビがいたのでパチリと撮れたのですが・・・・ただそれだけの事で、日の目を見ず、カメラの中に残っいたのですが・・・今日こんな姿を見て慌てて追いかけ撮った写真がこれです。最近はまず見なくなったトンビ(コート) 姿。この姿だと何故か悠然と歩いている様に見えますし、ズボンでもなかなかサマになっていました。我が家にも父親のトンビが有って当ブログに書いた事があるのですが、記事も写真も見当たらず再掲出来ません。捨てもせずどこか押し入れにあるのですが、私にはどうしても着て歩けません。

  2019.01.18

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  東山区制90周年

  街中でこんなポスターを見かけました。今回書きたいのは記念事業の清水寺貫主の講演の事ではなくて・・・下京区から切り離され東山区が誕生して90年の事です。東山区と云えば鴨川の東、東山の西、三条通りの南(三条通りより北も少しだけ東山区の場所がありますが) 伏見稲荷の少し北で囲われた地域です。（昔は東山の東の山科地区も東山区でしたが、切り離され山科区が誕生しました)写真の土塀は三十三間堂のものです。三十三間堂は上に書いた枠の中にあり、どっぷり東山区に所在するのですが・・・この仁丹の住所表示板は下京区となっています。という事で、この表示板をもってしてこの辺りは90年前までは下京区で有った事、　この表示板が90年以上昔に作られたことを示す「生き証人」です。因みにこれら仁丹の住所表示板は市内アチコチに存在しますが100年余前の制作分が多いらしいです。(数年前に仁丹の確か百周年記念の一環で、新たに作られたものもあります)

  2019.01.17

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