町屋の再生と取り壊し
隠れ家の近所で全面改築されたの古家が一日だけオープンハウスになるということを聞いていましたので日を合わせ見学に行ってきました。1日だけの限定とは何故?? と思っていったのですがその理由は・・・当該の家はすでに売れていて、販売するためでなくリフォームの事例の見学でリフォームを検討している人に来てもらうためだったのです。 私は特にリフォームの計画なんてないのですがそう言うことが好きで関心があるものですから見に行くことにしていたのです。。その家は前庭付きの・・・・そう大きくはないというより小さな2軒長屋の内1軒でした。内部は撮影しませんでしたが、もらったパンフレットではこんな風で・・・築83年で長年空き家になっていた家を全面改築 ( この業者さんの会社案内では『り・町屋』と言うらしいです) して売りに出したらしいのですが直ぐ売れたらしいのです。それもそのはず、小さな家なのですが本当に上手く改築されていたのです。例えば・・・昔の家ですからトイレが裏庭に独立してあったのですが、今様にトイレを家の中に作り、元のトイレの建屋が全面造り直し、小さな離れ書斎兼パソコン室になっていて母屋からもガラス窓越しに見えるようになっていたのです。この方法だと増築にならず改修だけとなり、建築基準法の規制も受けないとか。 プロの設計者が考えるとこうなるのかと言う、素晴らしい間取り、建てつけが節々に散らばっていてさすがと感心して帰ってきました。因みに費用は??と言うとこんな金額でした。そして、この家は1,500万コースと言うことでした。 片や、オープンハウスを見に行く時、通りかかった子供の頃学校に行く時、毎日前を通っていた家の取り壊しが始まっていたのです。 取り壊しの現場はいつもたくさん見ているのですが、知らない家の取り壊しは「またか!!」で済んでしまうのに対し、ずっと見続けて来た家が取り潰されるのを見ると、人様の家とは言え何か寂しさの感情を禁じ得ませんでした。オープンはハウスを見学し、その近くで商売をしている友人の店先で情報交換(??)に時間を費やして、約3時間後にまた取り壊し現場を通りますと・・・解体はすでにここまで進んでいました。3時間とは言え、昼休み時間を挟んでいたので正味は約2時間ほどで見通しも良くなり(?) 床もめくられ・・・潰すのは早いものです。