カテゴリ:トラック実車資料
ある朝の仙台港。
船の横で大きなクレーン車がブームを伸ばしております。 何かが始まる予感(´・ω・`) 付近には重厚な2デフトラクタが数台停車しております。 作業が始まりました。 船内にクレーンのワイヤーが引き込まれ、逆光線上に緑色に輝く物体が引き上げられています。巨大イルカの背中かな?ヽ(゜▽。)ノ ふ、ふぁすてっくキタ--------(゚∀゚) ---------!!! ま、そんな茶番はさておき(^^ゞ、トップ画像に据えた以上、いつかやろうと思ってた新幹線水揚げシーンをレポートします。 仙台にはJR東日本唯一の新幹線車両工場がありまして、ミニ新幹線を除く新幹線電車の新造車は、仙台港で陸揚げ後専用のポールトレーラーにより利府町にある新幹線車両センターに陸送されます。 一昔前まで200系に統一されあまり動きがなかったJR東日本の新幹線ですが、近年長野や八戸と言った路線延伸や、200系代替の新車が入る事が多くなり、おそらく2ケ月に1度くらいはこのようなシーンが展開されている様で、深夜に仕事から帰宅すると「新幹線渋滞」に捕まる事も時々ありますから、こちらではそう珍しいものではありません(笑) 今回折よく新在直通用のFastech360ZことE955系が陸送されたので、その様子を取材して参りました。 Theトレーラーコレクションからの制作の一助になれば幸いです。 船から降ろされた車両は、この様にトレーラーに載せられます。 これだけの大物であるにもかかわらず、何故かこの日新車を迎え撃つマニアはわたくし1人(^^;; 代わりに報道各社が取材に来てまして、いろいろな意味でプロは凄いと思い知らされました(意味深) 報道の現場は殺伐としているものだと思ってましたが、意外や意外。民放、プレス各社は意外と和気あいあいとやってましたので、浮いていたのはNHKと1人マニアの俺だけ(´・ω・`) 2両目を陸揚げしています。 一両目は一度載せられたトレーラーから降ろされ「馬」に載せられてます。位置合わせ(又は確認)だったのでしょうか?理由はちょっと分かりません(^^; この日はこの時点で時間の都合により引き上げ(´Д⊂ 翌日行ってみると、前日とは反対側の先頭車を始めとした4両が留置されており、先頭車は写真を撮れる側を先頭にして留置されてました。 こちらの先頭車が他編成との併結する側車両の様です。 陸送を担当する日立物流のトラクタで、なんと本州の南端山口ナンバー! 普段は日立製の電車等を牽引しているのでしょう。 今回に限らず、新幹線輸送では日通と輸送を分担している様で良く見かける会社ですが、毎回フェリーに載ってはるばる仙台まで出張している模様。 いよいよ先頭車の車体をトレーラーに載せます。 見ている方も思わず固唾をのんでしまいますが、作業員の皆さんは慣れた手つきでスピーディに作業が進みます(^^ゞ 無事に台車に車体が載り固定後、新幹線車両センターに向け出発! と言いたい所ですが、方向転換のために埠頭内を小移動している所で、これが終われば作業終了。 陸送はもちろん深夜です。 輸送に携わった皆さん、寒い中本当にお疲れさまでした。 輸送機器 一見セミトレーラー+フルトレーラーの新幹線輸送ですが、ポールトレーラーである証拠とも言えるヒッチと台車の連結部分。 セミトレーラー用のカプラー部分には死重らしき物が載っています。 ポール部なんかは、車高短乗りのあたくしもビックリするぐらいの車高の低さです(^^; トラクタ、ポールトレーラーに続く後ろの台車です。ナンバープレート部分の機械は発電機の様です。 タイヤはダブルタイヤ×8で16輪あり、見た感じ低床車よりも小径な感じです。フォークリフト用みたいなタイヤパターンですね。 日立物流の台車はスタットレスタイヤを装着してました。 こちらは2005年6月に行われたFastech360SことE954系の陸揚げです。 トラクタはボルボFH-16と日産デ.ビックサム2デフの出番が多いのですが、この時は三菱ふそうのトラクタでした。 同じくE954系。 パンタグラフ部にカバーが付いた中間車は、車体をやや後傾させて輸送されました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年03月29日 22時15分12秒
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