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テーマ:DVD映画鑑賞(14128)
カテゴリ:読書・映画
織田裕二がリメイクし、興行面で大コケした映画。
「黒澤・三船オリジナル版」をあらためて鑑賞しました。 見直してよかった、この二人は圧倒的な天才ですわ・・。 殺陣の動き、キレがまず根本的に違います。三船の運動神経でしょうか、一秒が何分割にもされて使われているかのようです。 それに比べ織田君のはたしかにチャンバラごっこ・・ですな。 それから、9人の侍がリメイクではあまりにもオーバーアクションで、これじゃ学芸会にしか見えないのであります。 でも私は織田版・三十郎も嫌いじゃありません。 彼のもつ独自の茶目っ気が愛らしいではありませんか。 それしても、室戸半兵衛の三十郎に対する友情は涙ぐましい位でした。 私なら、室戸の心情に打たれてともに行動したかもしれません。 だってイイ奴すぎますよ半兵衛・・。 最後の30秒間無動で向き合うシーンの緊張感もたまりません。 ここは、リメイクで踏襲してほしかった。 衆目の一致するように、すべてが自由闊達にしておのずと規に嵌る、これこそ日本映画の金字塔ですね。 ★★★★★ ///////////////////////////
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