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テーマ:ニュース(100166)
カテゴリ:ニュース
文言だけを見るならば、確かに日本に対して耳障りのいい言葉を並べているかに見えます。
しかし、この「朝日新聞」の内容だけの事しか言っていないようであれば、これほど勝手な言い分も無い。 簡単に言えば、「日本が主導的にアジア自由貿易圏を作ってくれ」「日本はアジアの安定の為に尽くせ」「日本は技術をアジアに開放しろ」「北朝鮮のミサイル問題については東アジアサミットで声明を出してあげるけど、解決は6カ国協議で勝手にどうぞ」。 悪い見方をしすぎと思うかも知れませんが、こうとしか見えないんです。シンガポールが半日国家で在るとまでは言いませんが、この記事だけを見るなら日本に対する注文だけじゃないですか。では、日本に対してシンガポールは何をしてくれるんですか?アジアの成長は日本の為になるでしょう。それは間違いない。日本はこれだけの資金を世界にばら撒いているのに、まだ足りないと言うんでしょうか?これ以上期待されても・・・ シンガポールに限らず、その国に魅力を感じれば日本の企業は乗り出していきます。 それにね、ある意味ではコリゴリなんですよ。彼らが望んでいるのは、何十年か前に日本がアジアで望み志半ばで倒れた理想と似たようなもんなんですから。過去の日本に出来なかったことが、今の日本に出来るのか?これはかなり難しい命題だと思いますね。 もし、本当にアジアでの自由貿易圏を日本主導で作ると言うなら、日本が根底から変わって行かなくてはいけない。アメリカの保護国(ポチ)の状況で、いかに日本に経済力があろうと技術力があろうと、そんなことは出来るはずがないのだから。 日本が所謂「普通の国」になってしまえば、もしかしたらアジアの国々とも正常なお付き合いが出来るかも知れませんね。私が生きてる内に、そういった日本に成る様に祈っています。 「日本主導で東アジア自由貿易圏を」 シンガポール首相(朝日新聞) 【パタヤ(タイ中部)=高野弦、柴田直治】東南アジア経済の中心地の指導者として発言力を持つシンガポールのリー・シェンロン首相が10日、朝日新聞との単独会見に応じ、「経済保護主義に対抗するため、日本には東アジアでの自由貿易圏の実現に向けてリーダーシップを発揮してほしい」と語った。12日に当地で開催される東アジアサミットでは経済危機への対応が主要議題になる見通しで、首相は自由貿易の維持・拡大に向けた日本の取り組みに期待を示した。 リー首相は「日本は選挙が近く、国内問題に心を奪われているように見えるが、アジア地域の安定と繁栄のために力を発揮してくれると信じている」と強調した。また、「中国は経済規模で日本を抜くだろうが、日本には中国にはない技術力があり、アジア域内で建設的な役割を発揮できる」と語った。世界経済の見通しについては「回復までには数年はかかる」と厳しい見方を示した。 今回の東アジアサミットでは、北朝鮮のミサイル発射の問題も議論されるとみられる。リー首相は「声明の文言も協議し、参加国の立場を適切な方法で示す道を探ることになろう」と話す一方、「6者協議を通じた解決」をめざすべきだとした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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