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Professor Rokku のワインの日々

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Sep 12, 2005
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カテゴリ:英語の勉強をする
ずっと Rokku は、聴く・話すを中心に英語の勉強について話してきましたが、では、読む・書くについてはどうよ、と思われる方もいるでしょうね。今日はそのことについて。

これも実は、実践方法としては簡単です。要は、慣れればいいのですから、よく読めるようになるにはよく読むことですし、よく書けるようになるにはよく書けばいいのです。他に方法はありません。

そうやって、自然にボキャブラリーの力をつけるしかないと思います。単語って、覚えようと思っても覚えられないでしょう? 少なくとも Rokku はそうでしたし、今でもそうです。覚わるのを待つしかないです。焦ってもしょうがないですよ。まさに、習うより慣れろですね。

以前に釈迦楽さんがブログで書かれ、マイクさんがそれに反応していらしたように、ベイシック・イングリッシュに賭けるのも一つの方法ですが、困るのは、簡単な動詞の後に続く副詞や前置詞が結構厄介で、最初のうちはどれがどれだったか、こんがらかるところです。それぐらいなら、違う動詞を覚えたほうが場合によっては覚え易いかも知れませんよ。どうせ、違う場面で使うのですから、いっそ似ていないほうが弁別的でよくはありませんかね。面倒な、綴りを忘れてしまうような難しい単語を使わなくても表現できる、ということなのですから、ベイシック・イングリッシュの効用は。

でも、ベイシック・イングリッシュの効用は、それだけではありません。読み・書きの勉強で私たちが何に気をつけなければいけないかに関して、それはとても大事なことを教えてもくれるからです。それは何かと言うと、ベイシック・イングリッシュが動詞句中心に構成されていることなのです。

すでにお気づきかもしれませんが、英語というのは、動詞が豊富なんですね。形容詞も豊富ですし、副詞もそうですから、一概には言えないとお叱りを受けるかもしれませんが、Rokku の印象では動詞的な描写が豊かなんです。もちろん、だからといって名詞が少ないということではないし、あくまで、どちらかというと、という程度のことなのですが、世界を名詞的に感じるのではなくて、動詞的に捉えようとする言語のように思えるのです。

これは、むしろ、日本語との対照で考えたほうが納得し易いかも知れませんから、そちらから考えてみましょう。たとえば、日本語の体言止め。つまり俳句的世界ですが、あの世界は明らかに名詞でしょ。「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」「古池や 蛙飛び込む 水の音」。俳句の世界がそうだという言い方には、語弊があるかもしれません。「墓の 裏に まわる」という尾崎放哉の句もありますからね。でも、この放哉の句が新鮮なのは、動詞で唐突に終わっている感じがあるからではないでしょうか。

雨に関する表現が多いのも、やはり、私たちは名詞的に世界を捉えようとすることと関係があるかもしれません。もちろん、農作業を中心にした伝統的な私たちの生活が自然と関わりが深く、だから雨の表現が多いのだとする、よくなされる理由説明は、それはそれでよく納得できるのですが、それらが世界観として名詞的に捉えられていることは、日本語の特徴としてもっと考えられていいのではないかと思います。

だからこその「……する」でしょ? たとえば「お茶する」というのは、名詞の「お茶」にするが加わって、お茶を飲んで一服することになりますよね。面白いことに、この場合、あんまり緑茶を飲んでいる光景は思いつきません。やはり紅茶かなんかなんです。気どった、異化する感じが、少しだけだけど、ある。「お茶にする」とは少しニュアンスが違う。

さらに面白いことに、この「する」の前に何か外来語が入ってくると、それはみんな名詞として日本語は認識しているのではないでしょうか。それが英語の認識の仕方と少し違うような気がする。

たとえば、「ドライブする」の「ドライブ」。オリジナルの英語 drive には名詞も動詞もあるのでどちらかと簡単には言えないけど、単体で drive という単語を聞くと、Rokku の感触としては動詞的に感じているような気がします。だから、運転免許証のときは driving license と動名詞を使いますよね。運転のためのライセンスだからですが、日本語の感覚だと、ドライブするときのライセンスだから、 “drive license” でいいような気がするんではないでしょうか。

これがいい例なのかどうかは、自信がありませんが、でも、その気になってみると、英語の動詞は本当に表情が豊かなんです。動詞に気をつけて英語の文を読んだり書いたりすると、いい勉強になると思うけどなあ。

たとえば、最近までやっていた全米オープン・テニスですが、このサーヴでこの試合が終わりとなるときに、日本のアナウンサーは「サービス・フォー・マッチ」と言うんですが、アメリカ・キー放送局の画面には “serving for Match” と書いてあるのですね。この場合、この “serving” が動名詞なのか現在分詞なのかはちょっと即座には判断がつかないですが(Rokku は分詞に感じるけど)、名詞の “service” にはしないように思います。

あ、それから、どうせカタカナで言うのなら、「サーヴィング・フォー・ザ・マッチ」と「ザ」はつけるべきではないですかね。そんなのは煩わしいと言うのなら、英語風に言わずに、日本語で「マッチ・ポイント」と言うべきでしょう。いかがでしょうか?





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Last updated  Sep 13, 2005 09:00:55 AM
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釈迦楽@ いやあ・・・ 十分運動していらっしゃると思いますよ…
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Rokku@ Re:ただいま修行中(02/27) Mike23さん ダンスといえば、学生…

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