今夜もBlog的臨時更新
ちと単発更新。クローン羊ドリーの「クローン」マチルダが突然死亡細胞分裂にはテロメアと呼ばれる切符のような役目を持つ物質が関与してるとか生物の時間に習った記憶があります。切符の数は決まっていて、細胞はその切符の数だけしか分裂することが出来ないそうです。細胞分裂というのは身体機能の活性化などにも関わっているので、細胞分裂が行われない=死と言っても過言ではないと思います。んで、クローンで生まれた生命ってのは多分その切符をある程度使い減らした段階で生まれて来るんだと思うのですね。例えば80枚ある切符を40枚使った段階では残りは40枚ですが、そうして生まれたクローンの赤ちゃんは既に切符を40枚使った状態で1歳からのスタートになるわけです。これが60枚使った段階なら残りは20枚に、79枚使った段階なら残りはたった1枚ということになります。そう考えると、……ほら、ね。オリジナルが持つ100枚の切符を50枚使った段階でクローンが生まれ、残り50枚の切符を25枚使った段階で次のクローンが生まれ、残り25枚の切符を15枚使った段階で次のクローンが生まれ、残り10枚の切符を6枚使った段階で次のクローンが生まれ……ということをやってみても、結局100枚使い切った時点で細胞分裂は行われなくなり生命には死が訪れます。そうすると、どこかの人が夢見ていた「クローンで永遠の生命を」なんてのは土台無理な話じゃないですか。それは、既に誕生したと言われる赤ん坊にしたって同じです。細胞分裂の切符が既に何分の1かに減らされた状態で彼らは生まれてくる。外見は赤子でも細胞レベルでは50代60代ということだってあるわけです。切符を補充しない限り、その方法が分からない限り、結局それは生命を弄んでいることと何ら変わりないのではないかと思うのですが。どうせなら限りある切符で1つの電車に飛び乗り、どこまででも遠くに行ってみたらいいんじゃないですか。終点で降りてその風景を愛でるもまた旅の楽しみです。あくせくと電車を乗り換えたりどうにかして切符を買い足そうと思索を巡らしたりするより、そうやって悠然と旅を楽しむ方が何倍も素敵だと思います。もちろん科学的な根拠などは何もないし、これまで僕が見聞してきた知識と情報を総合した上での話ですから信憑性とは無縁のただの独り言です。ただ、命は限りがあるから面白いし一生懸命に生きようと思えるんではないかと、僕はそのように思うわけで。ええ。