お気に入りのパラノーマル作品リスト 更新
最終更新日 2020.10.31今夜は46年ぶりの満月のハロウィーン♪ 魔女や人狼が現れそうな夜のおともにパラノーマルロマンスはいかがでしょうか。前回更新日が2010年でしたので、約10年ぶりに見返して、絶版情報を追加しました。新しくリストに加えたいのは、デボラ・ハークネスの「魔女の目覚め」から始まる全3部作と、イローナ・アンドルーズの「蒼の略奪者」から始まる全3作、続く「蒼玉のセイレーン」の全3作(予定)。 ロマンスも重要な要素ではありますが、作家自身が大学教授であることも大きく影響しているのか、知的な好奇心をかきたてられる錬金術や生化学分野へのかなり突っ込んだ仮説や紙面から香りたつような芳醇なワインや人、空間の匂いを感じる作品でした。一般にはこの作中の登場人物ほどではないかもしれませんが、香りと体験って記憶と結びついていますよね。ヒロインのように上手に、詩的にその香りを表現できないかもしれないけれど・・・。蒼の略奪者【電子書籍】[ イローナ・アンドルーズ ]なんかね、頑張り屋さんのヒロインなんです。お父さんが数年前に亡くなっていて、家族にはまだ幼い子どもたちもいて、おばあちゃんやお母さん、いとこたちを支えて、なんとしても家と、ファミリービジネスである探偵事務所を守ろうとしています。仕事に関してはプライドを持って頑張っていて、厳しい状況でも前を向いていて、でも時には張り詰めた糸が切れてしまうこともある。読んでいて『がんばれー』って応援しちゃいました。敵からは命、彼からは心を守るつもりが、なぜかワルな彼には弱くて、「惹かれちゃだめ、だめ」と自分に言い聞かせている様子が印象的で可愛らしい女性。一方、お金もパワーも持ちすぎ、退屈から隠遁していたヒーロー、興味を惹かれるものがあれば、獲得せずにははいられない。囮としての興味が別のものにかわると、全力でヒロインを誘惑。さすが大富豪、女性が好きなお花を贈るというだけでも・・・スケール大きすぎ。緊急事態では法律をかるーく超越してしまう危険なヒーロー。かなりノワールな香り。引き続き、二人が直面しそうな危機でハラハラしつつ、関係の進展にドキドキしたいです。育ちは違っても、ヒーローは社会への義務、ヒロインは家族への義務が行動の動機で、なんか似たもの同士? と思いましたよ。全能の神に近い彼には、思い通りにならないことがあってもいいとおもいます。もっともっとお預けさせて、最後まで全力でヒロインを誘惑してほしい。<シリーズ作品>白き刹那 感想深紅の刻印 感想イローナ・アンドルーズは面白すぎて翻訳が待てず、白き刹那からずっと洋書(&翻訳版)を読んでいます。人気があるようで、想定よりずっと早く翻訳されて嬉しい。未翻訳作品の蒼玉のセイレーン前日談「Diamond Fire」を含むなんちゃってあらすじはこちらにまとめてあります。=============================== お気に入りのパラノーマル作品 勝手にランキング!!!現代ものランキングはこちら歴史ものランキングはこちらお気に入り作家別ランキングはこちらブログ内のロマンス本読書感想記事はこちら 最終更新日 2010/5/4運命を告げる恋人 (二見文庫) [ J.R.ウォード ]ザディストとベラのロマンス。心と身体に深い傷を負った二人が不器用に寄り添う姿に涙。また戦いが激しさを増す中で思いがけない犠牲者が…シリーズ第7巻の翻訳本は2021年前半に発売予定♪ザディストとベラの中編「FATHER MINE」を含む、未翻訳作品のなんちゃってあらすじはこちらのページにまとめてあります。【中古】 満月の夜に ソフトバンク文庫NV/クレスリーコール【著】(2020.10.30現在 絶版)おもしろくって、何度もなんども読み返しています。今までのパラノーマル作品のなかでは、一番ロマンス作品らしい作品だったかな。といってもパラノーマル世界の設定もおもしろく、登場人物たちも独特。とっても個性的。私にとっては最高のパラノーマル作品のうちの1冊。それぞれの種族が否応なく巻き込まれ、種族の滅亡がかかる争いとなる大決戦が近づいている!? というシリーズ全体の流れも盛り上がっていたのに、ソフトバンク文庫ではロマンス作品の扱いがなくなり、翻訳が止まってしまって本当に、ほんとうに残念の一言。シリーズ作品 時の扉を開いて 感想幻の花嫁 感想ヴァンパイア4兄弟の長男ニコライ×ヴァルキュリーヴァルキュリー美貌のミストの短編「Playing Easy to Get 」、人狼ガレスのロマンス「Pleasure of a Dark Prince」を含む、未翻訳作品のなんちゃってあらすじはこちらのページにまとめてあります。黒き狩人と夜空の瞳【電子書籍】[ ナリーニ・シン ]ヒーローは豹シフター。ヒロインが苦しみつつも自分自身を確立していく様子は説得力ありました。一気読み。子供たちとの靴でのコミュニケーションのシーンなどもキュートで印象に残りました。デザイア出身らしく、ロマンスシーンも甘く◎。シリーズを重ねるにつれて、作家さんも、このシリーズもどんどん好きになっていきました。こちらのシリーズの未翻訳短編のなんちゃってあらすじはこちらのページ、続巻の刊行が中止されてしまった「青の瞳をもつ天使」の続きのなんちゃってあらすじはこちらのページにまとめてあります。このギルドハンターシリーズも1冊しか翻訳されませんでしたが、最高に面白いパラノーマル作品です!【中古】 輝ける王女の帰還 上 / ローレル ・K ・ハミルトン, 阿尾正子 / ヴィレッジブックス [文庫](2020.10.30現在 絶版)時にグロテスクですが異形の美しさを迫力の文章で描くローレル・K.ハミルトンの妖精王女シリーズ。ファンタジーとロマンスが交じり合ったような作風で、綺羅星のような男性がてんこ盛り。人間との混血のメリーは、妖精たちからの蔑視に耐え、狂気を帯びたオンディーアイス女王、王位を争うケルから近衛兵を守りつつ戦い、たくさんの犠牲を払いながら、次第に女王として成長していきます。他にない魅力のあるシリーズです。こちらも翻訳が止まってしまって本当に、ほんとうに残念の一言。こちらのシリーズの未翻訳作品のなんちゃってあらすじは、最新刊までこちらのページにまとめてあります。愛をささやく夜明け (二見文庫) [ クリスティン・フィーハン ]人間ではなく、いわゆるヴァンパイアでもないカルパチアンの男性は成人してしばらくすると色や感情を失いますが、ライフメイト(伴侶)はそれを取り戻してくれます。そのため独身の男性達はライフメイトを真剣に探し求めていますが、一族ではこの500年というもの女の子がひとりも生まれておらず、種の存続が危ぶまれています。ライフメイトとの絆は深く、離れていると苦痛を感じるほど。絆を結んだ貴重な女性達のことをカルパチアンはそれは大切に扱っています。過保護になりすぎて傲慢な振る舞いに及ぶことも。未翻訳のドミトリのロマンス「Dark Magic」のなんちゃってあらすじを含むまとめページはこちら【中古】虎の瞳がきらめく夜 (ヴィレッジブックス) マージョリー ・M ・リュウ (2020.10.30現在 絶版)ヒーローは2000歳の虎シフター。魅了されました!!! 彼は呪われて、壮絶な過去があるため、ヒロインの優しさを疑いつつも、心は素直に反応し、気持ちを返していきます。ヒロインも守られるだけではない男前な性格。 ある日市場で不思議な箱を老女に売ってもらったことから運命が動き始めます。【中古】 夜を抱く戦士ータロン / シェリリン・ケニヨン 竹書房(2020.10.30現在 絶版)【中古】 誘惑の月が満ちるとき / ジャクリーン・フランク, 曽根原 美保 / 竹書房 (2020.10.30現在 絶版)【中古】ステファニー・メイヤー トワイライト シリーズ10冊セット (ヴィレッジブックス)(2020.10.30現在 絶版)【中古】 いにしえの月に祈りを / レベッカ・ヨーク, 佐久間 伸子 / ランダムハウス講談社(2020.10.30現在 絶版)ヒーローの人狼としての苦悩が私的ツボ ☆そのほかのパラノーマル作品 くちづけはいつも闇の中/ケリリン・スパークス暗闇のプリンセス/マギー・シェイン(MIRA文庫)インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア/アン・ライス 月の光に魅せられて/テレサ・マディラスあなたの牙に首ったけ/キャシー・ラブヴァンパイアはご機嫌ななめ/メアリジャニス・デヴィッドスン裏切りの月に抱かれて/パトリシア・ブリッグストゥルーブラッド(1)わたしを愛した狼(上) わたしを愛した狼(下) 悪魔のくちづけは、死黄金の瞳に心奪われて【中古】 ANIMAL X完全版 上巻 / 杉本 亜未 / 白泉社☆番外 ANIMALX/杉本亜美(漫画)感想恐竜シフターもの。動物そのものの獰猛さ、純粋さをもつ野生児 湊が、外見は冴えず、弱々しい研究員裕司と出会い、DNA研究で陰謀をたくらむ研究所や悪人たちから、自分たちや一族を守り、生き抜くために戦います。BLが苦手な方、血しぶきが飛ぶ残酷シーンが苦手な方は回避したほうがよいですが、(正確にはBLではない部分もありゴニョゴニョ)BLの枠をこえた骨太の感動作なので、恐竜シフターヒーローにご興味のあるかたは、ぜひ挑戦してみてください。