誰にも聞こえない カレン・ローズ
誰にも聞こえない(上)<あらすじ>年が明けたばかりのフィラデルフィア。雪に覆われた野原の地中から、胸の中央で手を組んだ女性の他殺死体が発見された。刑事のヴィートは、歴史博物館の館長を務める考古学者ソフィに現場周辺の地中捜査を依頼する。現れたソフィの美貌とあふれる知性にヴィートは強くひきつけられるが、それはソフィも一緒だった。捜索の結果、土中からは拷問のすえ殺されたと思しき変死体が次々と発掘されて…。RITA賞受賞のNYタイムズベストセラー作家が贈る、第一級のロマンティック・サスペンス。オススメ度:★★★★☆ ★4.5くらい。 肩こりが高じてめまい&吐き気の症状がでてしまい、昨日はブログ更新さぼってしまいました。訪問してくだった方すみません。いまは頭を動かさないようにのんびり読書、しばらくはパソコンも控えめになりそうです。 怖かった~。サスペンス部分は戦慄の内容です。ロマンチック・サスペンスとしては上級のお話だと思います。かなり登場人物(+被害者)が多く、私はじっくり考えながら読み進めましたが、様々なエピソードが話が進むにつれて糸のように縒り合されていきます。ロマンス面は、一目ぼれっぽいのに、お互いに痛い過去があって、飛び込めない、飛び込まないもどかしさがすごくよく表現されていたかな、と。特にヒーローの誠実さを感じました。この作家さん、やっぱり好きです~。あとがきを見ると、スピンがひょっとしたら扶桑社から予定されているのでしょうか。楽しみです。 romance_holicのお気に入り現代もの作品