Romance夢紀行

[読書感想] カテゴリの記事

全1194件 (1194件中 301-350件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ... 24 >

• 

  情熱の炎に捧げて　スーザン･イーノック

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】情熱の炎に捧げて [ スーザン・イーノック ]＜あらすじ＞グレンガスク侯爵ラナルフは、ハイランド地方最大勢力の氏族長として世の趨勢に抗い、誇り高く生きようとしていた。ある日、華やかなロンドンの社交界に憧 れるラナルフの妹が家出をしてしまう。ラナルフはロンドンで妹が身を寄せた伯爵家に乗り込み、連れ戻そうとする。ところが、伯爵令嬢シャーロットが、ラナ ルフの強引な態度を毅然とたしなめ、妹のロンドン滞在を彼に認めさせた。ラナルフは、これまでの自分の価値観を根底から揺るがす、聡明で美しいシャーロッ トに心を奪われてしまう。また一方でシャーロットも、２週間の期限付きでラナルフと毎日をともにするうちに、心身たくましい彼の、気高き情熱と信念に魅了 されていく。惹かれるはずがないと思っていた相手と、恋に落ちたふたり。そんな中、ラナルフの命を狙う者が現れて…。オススメ度　★★★☆☆ ハイランダーもの。 ヒーローは氏族長で根っからのハイランダーですが、社交界デビューがしたい妹が家出をして、追いかけ、結局支援する形でロンドン社交界へと繰り出すことに・・・。 いかにもハイランダーものらしく、過去の因縁、復讐、ケンカと素敵なケルト姿はお約束☆　ただ舞台がイギリス社交界ということで、彼らの流儀がまかり通らない、ごり押ししようとすると好意を得たいイギリス貴婦人の機嫌を損ねてしまうということで、ヒーローはかなり苦悩しています。ある種の異文化交流ロマンスというかんじ。 スキャンダラス・ハイランダーシリーズ第一作ということで、ヒーローの兄弟たちや今回家出してしまった妹ロマンスとか今後読めそうですね～。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ イーノックは一時期シリーズなども翻訳されたりして何冊も翻訳されていますが、私は「奪われたキス」が一番好きな作品☆　ツンな彼女にはツンな事情があるし、放蕩者ヒーローのユーモアと愛情でゆっくり解凍されていく様子が楽しめます♪　ヒーローに感化されて　を心配して、『こんなことをしている自分が信じられない！』と思いつつも礼儀に外れるようなことをするようになってしまったヒロインがとっても可愛かった記憶があります。【楽天ブックスならいつでも送料無料】奪われたキス [ スーザン・イーノック ]

  February 9, 2016

  コメント(0)

• 

  愛は永遠に―ウエディング・ストーリー2004

  【メール便送料無料、通常24時間以内発送、午後1時までは当日発送】【中古】 愛は永遠に ウエディング・ストーリー 2004 / ダイアナ パーマー / ハーレクイン [新書]【メール便送料無料】【あす楽対応】＜あらすじ＞『汚れなき花嫁/パーマー』―大学生のシェリーは、春休みに友人たちと訪れたフロリダで魅力的な年上の男性を見かけ、思わず彼に熱いまなざしを向けた。だがその翌 日、ビーチででくわした彼に、冷ややかに言い渡される。「僕は十歳以上も年下の女性に興味はない。つきまとわれるのも迷惑だ」頭から拒絶されたことで、 シェリーの中に敵意と恋心という相反する感情が燃えあがった!『恋するダイアリー/ペニー･ｼﾞｮｰﾀﾞﾝ』―いくつもの不幸が重なってみじめな誕生日を過ごしたものの、あくまで 楽観的なキティは専門家のアドバイスに従って人生計画を練り直す。“目標リスト”には最近近所に越してきたセクシーな男性、テイトと親しくなるという項目 も入れた。美しくなるため、彼女はさまざまな努力を重ねるが、テイトの前で恥ずかしい失敗ばかりを繰り返してしまい…。『プリンスの選択/ウインターズ』―リーは親友ソ フィーの婚約者であるプリンス・ラウルの別荘へやってきた。彼を誘惑して、意に染まない婚約を破棄する理由を作ってほしいとソフィーに頼まれたのだ。しか し密かに憧れだった彼を一目見たとたん、もともと計画に疑問を感じていたリーはおじけづく。そして一刻も早く立ち去ろうとするが、なぜかラウルは彼女を帰 らせてはくれなかった。 「シンデレラ・ブライド」にダイアナ・パーマーの「汚れなき花嫁」が再録されるようです。タイトルに見覚えがなくて初読かな？と思ったのですが、検索してみると再録ということがわかり、それなら本を持っているはずと本棚をひっくり返してみたらありました。その過程で、「愛を見つけたギリシア（愛は復讐をこえて　改題）」再販にあたって読もうと思ったら見つからなかったので失くしたと思っていた「愛は復讐をこえて」を発見！！！　なぜかスーザン・フォックス群のところに・・・。読んでいたか整理している途中で何かあり、とっさに置いて忘れてしまったんだと思います。自分のバカバカバカ。「愛を見つけたギリシア」を買ってしまったので元の版は処分しようと思います。気を取り直して「汚れなき結婚」を読み始めましたが、タイトルどころかストーリーも完璧に忘れていて初読の気分。パーマーとしては薄味の作品だと思います。ウインターズはいますごく好きな作家さんなのですが、購入当時は特に好きだったわけではなかったので収録されていたことに気がついていませんでした。プリンス側、プリンセス側のそれぞれの思惑で躍らされてしまったいい人のヒロインが気の毒だけど幸せを掴めたのでＯＫ。短編でちょっと物足りなかったかな。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】シンデレラ・ブライド [ ペニー・ジョーダン ]

  February 4, 2016

  コメント(0)

• 

  この恋がおわるまでは　ジョアンナ･リンジー

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】この恋がおわるまでは [ ジョアナ・リンジ ]＜あ らすじ＞マーガレットは元後見人の命が狙われていると知り、その勘当された息子セバスチャンに助けを求めるため、評判の探偵レイヴンに行方を捜してもらお うと考え る。廃墟にこもるレイヴンは危険な雰囲気を漂わせたセクシーな男で、マーガレットはひと目で引きつけられるが、次の瞬間気づいたー彼こそがセバスチャンだ と。元後見人を救うため、ふたりは別名で偽装結婚をして故国に戻り、同じ部屋で宿泊することにする。そんなある夜、セバスチャンは“報酬”としてベッドを ともにすることを求めるが…オススメ度　★★☆☆☆  お話自体は細かな事件がパズルのように組み合わされていて、犯人を自分なりに想像しながら、複雑に考えられているなーと感心しながら読みました。ヒロインは後見人への恩義を感じて、疑惑解決のため捨て身の偽装結婚を持ちかけ、ヒーローの助力を求めます。行動力も自立心もある美人の深窓のレディとしてはたくましすぎるようにも感じる伯爵令嬢です。そういえばリンジーヒロインは大人しいタイプって・・・思いつかないかも。ヒー ローのほうは親に勘当され、腕一本で名をあげた貴族の跡継ぎとしてはかなり異色の人物。ヒロインに懇願され、陰謀があるのかどうか捜査するために 彼女に雇われ偽装した夫としてしぶしぶ実家に戻ることになりますが、調査するうちに、もつれた家族関係ともいやおうなしに向き合い、また過去の事件が違っ た様相を見せてくることに・・・。実家に出入りできる体裁を整えるための偽装結婚のはずが、相手は家族ぐるみの付き合いのある貴族令嬢にもかかわらず誘惑モード全開だったのは、かなりがっかり。おまけに結婚を決意するのは父親に説得されたからとか、悲しすぎる・・・。結婚式をあげたら、いなくなってしまうし。ヒーローの過去の出来事については相当同情の余地はあるけど、最後まで尊敬できる人物ではなかったので、ときめけなかった～。

  February 3, 2016

  コメント(0)

• 

  ダークな騎士に魅せられて　ケリガン・バーン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】ダークな騎士に魅せられて [ ケリガン・バーン ]＜あらすじ＞ロンドン警視庁の女性事務官ファラ・リーは、ある日検挙された裏社会の帝王ドリアン・ブラックウェルの取り調べ中、なぜか心乱される。その瞬間よみがえっ た初恋の思い出ー十七年前、孤児院で結婚を誓いながら生き別れになり、監獄で命を落とした少年ドゥーガンー。ドリアンは彼の親友で、その死の真相を知る唯 一の人物だったのだ。やがて証拠不十分で釈放されたドリアンの城に誘拐されたファラは、強引な求婚を受ける。彼の魅力に抗しきれず、危険な世界に巻き込ま れてゆくファラの運命は…！？オススメ度　★★★★☆  「・・・愛する家族がいなくなってしまったなら、俺を愛してもいいぞ」なーんて、なんて可愛らしい小さな俺様なんでしょう！　ぎゅっと心を掴まれてしまいました。メインのお話はその１７年後・・・・ノワールヒーローです。殺人も辞さない、何を考えているのかも読めない、裏社会の帝王にスコットランドの事務官として働く地味なヒロインが誘拐されます。とある事情から彼に結婚をせまられますが、ヒロインの出した条件は、過去の出来事からヒーローに簡単にのめるものではなくて、二人は近づいたり離れたり。ヒロインは同僚の警察官からみると文学好きの地味な女性ですが、豊かな愛情とゆるがぬ忠誠心の持ち主で、まわりの心を和ませてくれるような温かさの持ち主です。人の暗い面をみせつけられるスコットランドヤードや、暗黒街の住民や、振り返りたくない過去をもつ人々こそ、自然と求めてしまう素養の持ち主でしょう。作品自体はやや暗めのトーンで話が進行していきますが、『彼らからはもう逃げられないね、ヒロインは逃げたがってないけど』と思いながら読み進めていました。思いもかけない伏線が大きな謎ときへとつながっていて、その腕前もナイス。ときどきゾクゾクさせられて、ときどきわくわくさせられ、ときどき切なくて、大満足の作品でした♪　

  February 2, 2016

  コメント(0)

• 

  サイチェンジリング最新刊読了♪

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】金眼の黒狼と月下の戦姫（上） [ ナリーニ・シン ]昨日家族の送迎で池袋に行く用事があったので書店に立ち寄ったところ、入荷していたのでゲットできました☆前作のホークとシェンナを中心とした作品でも大決戦という雰囲気の戦いがありましたので、シリーズも後半の盛り上がりになってきたかなと感じていますが、引き続き狼チェンジリングの副官が主人公になることで狼チェンジリングの群れの様子が以前よりも理解できるようになったし、どうやら破綻しかけているサイネットや不穏な動きを続けるヒューマンや純粋なるサイ、腹黒い評議員の陰謀など、ロマンス以外の要素の進行もどんどん進んでいて、前回エピソードが派手な印象だったので今回は地味にいくのかなという予想はいい意味で裏切られました。波状攻撃みたい。勢力図もシリーズ最初のころと変わってきましたね～。今回また新しい種族が登場していましたが、過去のメンバーたちも存在感をもってストーリーに絡んできています。前作以前のカップルたちのラブラブエピソードも話のあちらこちらで織り込まれています。登場人物の人数もかなりのものですが、それぞれのメンバーが過去の作品のエピソードでに丁寧に印象付けされているので「これ誰？」という名前はほとんどないかも。今回のロマンスでは伴侶だと感じる女性が別の相手と結婚してしまっていたというかわいそうな運命を背負わされてしまった副官リアズがヒーローです。 いままでのストーリーでは絶対的なパートナーとしての永遠の絆＝伴侶というのが常識だったので、その常識を超える設定に内心のけぞりましたが、絆を深めていく二人の姿に感動でした。そしてものすごーーーーーく気になる終わり方というか、おもいっきり「つ・づ・く」という感じで終わっていたエピローグのために、１２作目の次の巻がすでに待ち遠しいです。次はいつかな～。

  January 31, 2016

  コメント(0)

• 

  ウォーキング・ディザスター　ジェイミー・マクガイア

   【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】ウォーキング・ディザスター（上）【電子書籍】[ ジェイミー マクガイア ]＜あらすじ＞地下のファイトで無敵を誇る、大学一有名な女たらし……。そんなトラヴィスは、ファイトの敵にも気をひこうと嘘泣きする女たちにも余計な感情は持たない主 義。だが、いかにも「いい子」のアビーだけは勝手が違った。なぜか彼女が気になるトラヴィスは、アビーと「友達」になり、賭けをして期間限定の同居を始め るのだが……。口コミから大ヒットした奇跡のラブストーリー『ビューティフル・ディザスター』を、今度は男性視点で。 オススメ度　★★☆☆☆ ビューティフル・ディザスターの最初の版が出版された頃に読んだきりだったので、ストーリーをほぼ忘れてしまっていて（爆）、新しい作品の展開を楽しむような気分。ヒーローとヒロインの目線が入れ替わっていて、ビューティフル・ディザスターとあわせ鏡のような作品だったので、読みながらだんだん思い出してきたところもありましたけど。正直、１作目のほうが引き込まれたかも。ヒーローがミステリアスなところがよかったのかな？　奇天烈でドラマチックにも思えたヒーローの行動でしたが、今回はどうしてそうなったのかという謎が明らかになってしまうので、あそこはこういう事情だったのかという理解はできても感動が薄くなってしまったというか・・・。どんなに彼女に夢中なのかというのはすごく説得力ありました。あとその後の彼らというのは、個人的には蛇足に感じました。幸せな二人をみれて嬉しかったけれど、シリーズ化にあたってのこじつけのように思えて好きじゃなかったですね・・・。

  January 24, 2016

  コメント(0)

• 

  AFTER　1-2　アナ・トッド

   【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】AFTER 1【電子書籍】[ アナ・トッド ] ＜あらすじ＞世界の女性を熱狂させた恋愛小説、待望の日本上陸！シングルマザーに育てられたテッサは、母のため、そして自分の夢を叶えるために猛勉強の末、難関ワシ ントン・セントラル・ユニバーシティーに合格。希望を胸に入学式の日を迎えたテッサだったが、寮の同室の女性は、髪を深紅に染め、両腕にカラフルなタ トゥーをいれた人生で出会ったこともない不良タイプのステフ。彼女が連れているのは、ボディーピアスに全身タトゥーの男達ネイトとハーディン。絶対関わら ないと決めたテッサだが、３人のペースに巻き込まれ、ハーディンに心奪われる危険な恋が始まる。オススメ度　★★☆☆☆　★2.5 真面目な女学生が大学に進学すると、ワルな男性との出会いがあってという流れはビューティフル・ディズアスターを読んだときの印象に似ていると思いました。正直１巻の前半は盛り上がりにかけて惰性で読んでいましたが、ミステリアスな彼がぶっきらぼうで俺様ななかに、ナイーブさをちらつかされて、なんとなく気になり、自分にないものをもつ彼に心ならずも惹かれていく過程はいいかんじ。それにしてもワルな彼に引き寄せられたりつきはなされたり、ヒロインは振り回されてばかり。自分の気持ちを見つめて、母の認める地元のボーイフレンドとの関係を清算したところに、成長を感じたし、これが二人の関係の足がかりになるかも。２巻はじめくらいからは一気読みでした。これから３巻ですが、二人に試練が待ち受けているのかな～。関係も深まっていくようなので、わくわくします。

  January 18, 2016

  コメント(2)

• 

  グラスゴーでふたたび　カレン・ラニー

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】グラスゴーでふたたび [ カレン・ラニー ] ＜あらすじ＞19歳になったばかりのグリニスは舞踏会を抜け、控えの間でレノックスが来るのを待ち侘びていた。彼は兄の親友で幼い頃から憧れ続けた人。今夜大人びたド レスをまとってきたのも今日こそ想いを打ち明けるためだ。だがついに現れたレノックスの傍らには、正真正銘の大人のレディが仲睦まじく寄り添っていた。二 人が将来を約束する仲と知り、打ちのめされたグリニスは逃げるようにイングランドへ。そして7年後ーー成熟したグリニスはついに故郷グラスゴーに戻ってき た。今や世界規模の造船会社経営者となったレノックスがいる地に。　 久しぶりに歴史の香りの濃いヒストリカルだったかも。南北戦争時代のイギリスが舞台です。若者ならではののぼせあがりとういうか青さを、なんだか気恥ずかしくかんじながら読み始めました。ところがヒロインは「あわてて結婚ゆっくり後悔」を地でいってしまい、劇的に変化。大人になるって楽しいことばかりじゃないよね・・・。一方、自分を慕ってくれていたはつらつとした親友の妹が突然いなくなり寂しさを感じつつ、家業にまい進していたヒーローは陰のあるしとやかな美女となって数年後に現れたヒロインに興味津々。離れていた時期に何が? 仮面の下の昔の彼女に会いたい! でも大人になったからこそ、見えてくるもの、できる決断がある。少女のころ夢に描いていた豪華な結婚式とは全然違ったけれど、地味でも家庭的な本当の結婚式と彼が夢のように素敵だと感じられるヒロイン、幸せになって欲しいな～。

  January 15, 2016

  コメント(2)

• 

  真珠の涙がかわくとき トレイシー・アン・ウォレン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】真珠の涙がかわくとき [ トレイシー・アン・ウォレン ]＜あらすじ＞身に覚えのない不倫の罪を着せられて夫に離縁され、社交界を追われたタリア。愛人との逢瀬が絶えない“悪女”と噂されているが、実際は孤独にひっそりと暮 らしていた。ある夜、タリアは久しぶりに出席したパーティで一人の若き貴族と出逢う。そのレオは最初は興味本位だったが、会うたびに彼女の内面に魅かれ、 熱烈な求愛や贈り物でタリアのかたくなな心を解きほぐしていく。甘い月日を重ね、互いの離れがたい愛情を確信したレオは正式にプロポーズ。しかし彼女に は、二度と結婚できない“理由”があって…！？ オススメ度　★★★★☆ ７歳の年の差ロマンス。ヒロインは当時としては珍しく離婚していて、社交界からのけ者にされ、さびしく静かな生活をしています。ヒーローは公爵家の息子であり弟でもある、お育ちのよいお坊ちゃま。家族にも経済的にも恵まれ、日なたを歩いてきたほがらかさと、明るさがあります。 退屈しているヒーローは興味本位でスキャンダラスなヒロインにちょっかいをかけますが、どこでも受け入れられてきた自分がすげなく拒絶され、むきになって追いかけるうちに、社交界に流れている噂とは違う本来の彼女自身に惹かれていく自分に気がついて・・・。最初の結婚で、男性にはもうこりごりといった印象のヒロイン。しとやかに見えて「やられたらやり返す」負けん気の強い女性ですが、熟練の放蕩者らしく、巧みに誘惑してくるヒーローについ流されてしまいがちなうぶさは、年上というよりは世間知らずの令嬢そのもの。ところが、社会の厳しさなどについては、やはり辛酸をなめてきたぶん、身にしみてわかっています。幸せをあきらめていて、どこまでも自分をわきまえ、愛よりも相手を思いやり、決断を下します。ヒロインをまっすぐに思うヒーローの心情と、ヒーローの立場を思いやるヒロインの愛情とが、強く伝わってきて、ヒーローの家族共々ふたりを応援したくなりました♪ ヒロインの親友の夫を経済的に助けてくれるバイロン家の知り合いとして名前が挙がっていたペンドラゴン氏の妖しい雰囲気のロマンスは「昼下がりの密会」で読めます♪★　★　★　★　★　★ところで、こちらはバイロン一家のメンバーがかわるがわる主役を張っていたシリーズの続編でが、一応新シリーズ３部作第一作ということだそうです。バイロン兄弟姉妹の下のグループが紹介されるのかな？　双子のローレンスはなんだか作中でもどこか違うところで兄弟にはわからない活動をしてそうだし、エズメの相手は・・・ひょっとして近所に住むスキャンダラスなあの男性？　

  January 14, 2016

  コメント(0)

• 

  ラスト･レイン　シャロン・サラ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】ラスト・レイン [ シャロン・サラ ]＜あらすじ＞また夢を見ていたーー恋人キャメロンと交わす美しくも切ない愛の夢を。だが目覚めた瞬間、ローラは現実に引き戻される。乗っていた旅客機が雪深い山間部に 墜落したのだ。外部との連絡は取れず、奇跡的に生き残ったのは彼女一人。何度も意識を失い恐怖に襲われながらも、FBI捜査官でもある愛しいキャメロンが 助けに来てくれると信じ必死に生きようとする。そしてついに救い出されたローラはキャメロンの温かな腕に飛びこみ、もう二度と離れたくないと願った……ま さか残忍な殺人犯が、復讐の道具として彼女に目をつけたとも知らず。オススメ度　★★★★☆　 ストームチェイサーという被災地連続殺人犯と、犯人を追いかけるFBIユニット３人組がからむ3部作最終作です。今回の主人公は、シリーズ第一作目からいい雰囲気だった、ＦＢＩ捜査官と赤十字スタッフのロマンスです。3部作それぞれが主役となる人物たちの個性で、雰囲気が違っていました。2作目「アフター・レイン」では過去にカップルの子どもが亡くなってしまっていたので特に読むのが辛く思えましたが、今回は冒頭でヒロインの乗っていた飛行機が墜落。恋人や家族と生きて会えるかどうかわからない、というせっぱつまった心情もすごく真にせまった描写で、別の意味で胸が詰まりました。シャロン･サラの飛行機墜落エピソードは、私の大好きな作品「あたたかな雪」でもあるのですが、ヒロインの危機対処方法が全然違うので、頭の中で比べてみて個性の違いが現れているなぁと思いました。 今回のヒロインは危機的な状況にも果敢に立ち向かい、身体はぼろぼろでも、（女性ながら）りりしかったなー。このシリーズでは、恋人同士のささいな誤解と軽いいさかいとかはあまり見受けられないんですよね。2作目のカップルのすれ違い事情は深刻でしたし。カップル成立までの過程ではなく、絆を深めていく二人を満喫できるシリーズだったかな。本当に辛い状況に置かれたときに自分は何を求めるんだろう、何を考えるんだろうと、読みながら思ったり。極限状況に置かれると物事の枝葉はとっぱらって自分にとって一番大切なこと、シンプルなものがみえてくる、そんなメッセージが伝わってくる作品たちでした。【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】あたたかな雪【電子書籍】[ ダイナ・マコール ]

  January 10, 2016

  コメント(4)

• 12国記新作情報

  和製ファンタジーつながりで・・・昨年末、フェイスブックで公式サイトから1000枚を超える新作を執筆中だというニュースが流れてきましたね～。どこの国が舞台になるんでしょうか。2016年に完成予定ということなので、本当に楽しみですね♪　新刊をまって早幾年。実際に執筆が進行中ということがはっきりしただけでも嬉しいですね～。１２国記公式サイト かなうことなら、幸せそうな泰麒が見たい・・・・。

  January 6, 2016

  コメント(0)

• 

  ＜番外＞烏に単は似合わない　阿部智里

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】烏に単は似合わない [ 阿部智里 ]＜あらすじ＞人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の后候補。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれ魅力的な姫君たちが、思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こり…。史上最年少松本清張賞受賞作。 女子ミステリーマストリード100/大矢博子で紹介されていて気になっていた作品。和製ファンタジー最近読んでいないなーと思ったところで、読書メーターからシリーズセットで献本の案内があり、（結果落選だったのですが）二重にアピールされた格好となって、まずは第一作を読んでみました。面白さにひきこまれて読了まであっという間でした。宮廷での后選びということで、コバルト文庫の「夢の宮」シリーズのような内容を期待して、ロマンスっぽさもあるのかと思いきや・・・甘さはなかったです。どろどろというわけでもないですけれど、后を選ぶというのは、やはり実家を背負った後宮内での争いとなりますので、駆け引き、裏切り、妨害などなどが、人が烏に変身できるという不思議な世界で繰り広げられます。人間が変身した烏の動きはダイナミックです！　最初主人公なのかなと思って読んでいた人が、意外な一面をみせたり、あえて読者のミスリードを誘っていたのかなと思いますが、作中起こっている事件の解決と、ずっと気配はすれども実態が伝わらなかった肝心の皇太子の事情など、へぇーーーという感じで、自分の好みとしては甘さが足りなかったけど、話としては面白かったです。シリーズはこのあとフォーカスする人物がかわるようですが続いていくようなので、読み進めていこうと思います。

  January 6, 2016

  コメント(4)

• 

  傷痕に優しいキスを　ジュリー･ガーウッド

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】傷痕に優しいキスを [ ジュリー・ガーウッド ]＜あらすじ＞大学を飛び級で卒業し、若き天才外科医として働くエリー。彼女はその美貌にもかかわらず、凶悪なストーカーにつきまとわれた記憶から恋愛には奥手のまま だった。ところが、ある銃撃事件をきっかけに鋭いの鋼の瞳を持ったＦＢＩ捜査官マックスに出会う。誰よりも危険で、誰よりもセクシーな彼に、エリーは生ま れて初めてのときめきを隠せなかったが、ふたたび蘇った悪夢と銃撃犯の魔手が迫り…。オススメ度　★★★★☆ ガーウッドは大好きな作家さんの一人ですが、今回の作品は薄めにもかかわらず、なんだか枝葉が多かったなーという印象。お話はいつもの狙われる天然系の美女、守るぶっきらぼう系のアルファ男性のロマンスといっていいんではないでしょうか、とりあえずいつものテイストで、期待していた作品が読めて満足です。女性のお医者さんがヒロインというと、なんといっても「標的のミシェル」が思い出されるのですが、脇役の味、ヒーローの個性は「～ミシェル」のほうが上だったかも。今回の値切り大好きな数学者お父さんもなかなかでしたけど。ヒロインの妹の性格の悪さはともかく、私は母親がヒロインに妹の結婚式出席を強要する点が共感できなかったです。単に仲が悪い程度で妹の結婚式に出席しないというなら単なる我侭なので理解できますけど、事情が事情ですからね・・・。実は、あの母親はヒロインの妹をずっと愛せないからとか、ヒロインにだけ愛情を注いできた過去があるから、ヒロインにとって辛いことだとわかっているけれどあえてお願いしたいというような意味合いがあれば、まだ理解できるんだけどなーーーと思ったり。あと双子の妹の性格がよい側のロマンスについては、まったくの付け足しに思え、いらなかったのではと感じました。ひょっとして、次回作では彼がいなくなっていて、ブキャナン兄弟の誰かと恋に落ちるのかな？　

  December 30, 2015

  コメント(2)

• 

  禁じられた愛のいざない　ダーシー・ワイルド

  　 【楽天ブックスならいつでも送料無料】禁じられた愛のいざない [ ダーシー・ワイルド ]＜あらすじ＞伯爵だった父はキャロラインをまるで幽閉するように育て、そんな父を亡き母も恐れていた。それなら私は結婚を夢見たりせず、恋を楽しもうー母の莫大な遺産 を手にしたキャロラインは、兄の反対を押し切ってロンドンに家を借りるが、初めて呼ばれた舞踊会で放蕩者と名高いフィリップに出会い、ひと目で惹かれる。 彼ならきっと、これまで知らなかった悦びを教えてくれるはず。ふたりはめくるめく夜を重ね、未来のない関係に溺れる。だがある日、フィリップはキャロライ ンを愛していることに気づき…オススメ度　★★★★☆ 初翻訳作家さん。伯爵令嬢のヒロインは、田舎の荘園屋敷に幽閉されるようにして育ちますが、亡くなった母親の信託財産で兄から自立しようとロンドンに出てきます。自由になった自分を管理されないよう、絶対に結婚はしたくない。それでも恋くらい楽しみたい。そんな彼女が「絶対に彼に恋してはダメよ」と囁かれている放蕩者の貴族とあっという間に深みにはまっていってしまい・・・目隠ししたまま崖っぷちをふらふらしているような印象を受けるヒロインです。一方ヒーローは、貴族の次男でお気楽な立場を目いっぱい満喫していて放蕩者としてならしています。どこか空しさをかんじつつ、何が足りないかわからない、放蕩者というまわりの色眼鏡にあわせて自分自身を演じているような気もする。そんなときに強く惹かれる女性に出会います。いつもの自分なら付き合わない、深入りしないタイプの女性なのに。二人とも家族の愛情に恵まれない生い立ちで、家族の情愛をいつも窓越しにながめているというか、自分自身が愛されることをどこかあきらめてしまっている気がします。好きな人にふさわしくなろうと、青年が恋によって大人になる様子が微笑ましくて、とっても素敵でした。   「先生」とか「ご主人様」とかがキーワードの大人テイストのホットなシーンがあり、放蕩者の誘惑の手管を満喫できます（笑）。

  December 27, 2015

  コメント(0)

• 

  ＜番外＞女子ミスマス100つながりで

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】読み出したら止まらない！女子ミステリーマストリード100 [ 大矢博子 ] 上記の作品で、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」という作品に言及されていたので、図書館で借りてみました。今年の9月頃にデボラ・ハークネスHPでオススメ本として紹介されていたタイムスリップ小説ドゥームズデイブックを読んでショックをうけたばかりで、なじみのある名前だったし、なんだかよしながふみさんの作品に近いタイトルあった気もして。　→「愛すべき娘たち」でした。ニュアンスが違いました。　　　　出版社　　　早川書房　　　著者・翻訳者　　　コニー ウィリス (著)　　　初版発行日　　　1992-07【中古】わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF) まずタイトル作品を読んでみたら、痛ましくてヘビーなお話でした～。すごく蓮っ葉な女性が主人公なのですが、読んでいくうちに、その子のほうが自分に正直な分だけ健康的で、社会的にきちんとしてみえるというか常識的な発言をしている人物のほうがいかがわしく思えてきます。奇妙で理解できない行動をとる主人公のルームメイトの行動の理由は衝撃的。このお話が発表されたころはセンセーショナルだったということですが、現実の先を行っていたから？　小説という創作の形で、あってはならないことや表には出されなかった事態を表沙汰にしたから？　ラスト、やむにやまれぬ行動が、腹の底にずーんとこたえる読後感となって残ります・・・。つぎに最初から読もうと前にもどったら、一番目の短編がドゥームズデイブックその後の話で、実際にはシリーズ第一作にあたる作品だったそうです。短編があるとは知らなかったので、ひさしぶりに脇役とはいえキヴリンとダンワージーに会えて、読めて嬉しかった半面、その後の彼等の様子が哀しくて、更にメインのストーリーのほうも内容的にはどうにもできないモヤモヤ感が残るので、ううっというかんじでした。 ロマンス作品では、どんなに面白くないと思ってもとりあえず最後まで読むのを身上としているのですが、この話は内容が濃すぎて一度に読むのに消化しきれず、ここでギブアップ。なんで自分がロマンスファンなのか思い出したので、次はロマンス作品に行こう。

  December 20, 2015

  コメント(0)

• 

  女子ミステリーマストリード100　大矢博子

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】読み出したら止まらない！女子ミステリーマストリード100 [ 大矢博子 ] ＜内容＞ミステリーの隠れた名品を古今東西２００年の作品から厳選！オールタイムベストやランキングとはひと味違う掘り出し物満載の新ジャンル、“女子ミス”の誕生です。お友達のブログで紹介されていたので、興味をひかれて読んでみました。ミステリーということなので、読んだことある本あるかなー、新しい出会いが沢山あるといいなと思いつつ開いてみると、なんとスーザン･ブロックマンのトラブルシューターシリーズやノーラ・ロバーツのサンクチュアリ、アイリス・ジョハンセンの爆風、テス・ジェリッツェンの外科医、古くはジェーン･オースティンのノーサンガー・アビー、ヴィクトリア・ホルトの霧に包まれた恋人などロマンスファンにもなじみのある作家さんやタイトルが！　100作以外でも文中で紹介されている作品もあり、amazonの欲しい本リストに、読みながら登録した本が８冊ほど。いきなり全部は読めない量なので、ぼちぼち読んでいこうかな。そのうち読書メーターに登場するかもしれません。テス・ジェリッツエンの外科医が挙がっていたので、再読しようと思ったら本棚に見当たらず。どうやら既刊4冊を処分してしまったようです。もともと作家さんがお医者様だったということで、残酷シーンがリアルすぎて怖いので再読しないと思ったからだったかな。あとドナ・アンドリューズが文中でコージーものとして紹介されていましたが、そうなんです、これはロマンスは香り程度ですが、せまいけど密な人間関係が交差して、個性いろいろで、家族のよさとかわずらわしさがこもっていて、主人公たちの悲喜こもごもがすっごく笑えて、大好きなシリーズなのですが、「 ハゲタカは舞い降りた」以降とんと続きが出ないんですよねぇ。ぜひ読んでみたいというかたはシリーズ１作目「庭に孔雀、裏には死体」からどうぞ～。注）おそらく抱腹絶倒させられるので、電車の中で読むには向きません。 【中古】 庭に孔雀、裏には死体 ハヤカワ・ミステリ文庫／ドナアンドリューズ(著者),島村浩子(訳者) 【中古】afb

  December 18, 2015

  コメント(2)

• 

  星夜とあなたに守られて　マヤ・バンクス

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】星夜とあなたに守られて [ マヤ・バンクス ]＜あらすじ＞両親を知らずに育った天涯孤独のラミー。所持品を通して相手の心に繋がる特殊な力を持つ彼女は、様々な事件捜査に駆り出されていたが、力を使うと心身がひどく消耗してしまうため人里離れた場所でひっそり暮らすように。そこに現れたのが、石油帝国に君臨するカレブ・デヴェローだ。妹を誘拐された彼は、半ば強制的にラミーに妹を見つけさせると、憔悴したラミーに去り際約束したーーこの借りは必ず返す、と。それから1年後、ラミーはある男に命を狙われるようになっていた。絶体絶命の中、脳裏に浮かんだのはカレブの言葉だった。マヤ･バンクスのロマンチックサスペンスものは、自分とは相性が悪いかも・・・。サスペンスとなると読みながらいろいろ設定とか気になることが多すぎて、あくまでもファンタジーとして設定を割り切れるホットでホットなロマンスのほうが、断然読んでいて楽しめるんですよね～。常識を超えるというか、突き抜けた感のある情熱の表現は他の作家さんにはない個性だと思うので。個人的にはずっと・もっと・ホット路線を突き進んでほしいなぁ。（以前、同じMIRA文庫から出版された「秘めやかな説得」「甘やかな降伏」「しとやかな悪戯」のほうはセクシー路線でバンクスの作風にあっているように思いました）ヒーローやその兄弟たちもよく言えば家族思いで情熱的だけど、裏を返せば感情的な発言が目立ついつもの感じでした。今回は背景を考えれば仕方がないかなと思えるけれど、鼻白む発言多数あり。ヒロインは特殊能力のために間接的にシリアルキラーに痛めつけられていてぼろぼろ。打ちひしがれているバンクスヒロイン。そんな弱弱しい女性が、愛によって、もしくは自分自身を信じることによって強くなるというストーリーは好物なはずなのにな～。

  December 13, 2015

  コメント(0)

• 

  愛の炎が消せなくて　カレン･ローズ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】愛の炎が消せなくて [ カレン・ローズ ]＜あらすじ＞深夜の放火事件。無人だったはずの建物で身元不明の少女が焼死し、警備員の射殺体が見つかる。現場に向かったのは刑事オリヴィアと消防士のデイヴィッド。 かつて運命的な一夜を共にした男女だったが、それぞれの心の傷からあと一歩が踏み出せず、音信不通の日々が続いていた。気まずい再会を経て、捜査協力を きっかけに徐々に心を通わせる二人ー。一方、逃げた放火犯は、謎の男からの脅迫を受け、さらなる放火を強要されて追い詰められていく。脅迫者はいったい何 者なのか？オリヴィアたちの恋のゆくえは！？オススメ度　★★★★★　本格ロマンチックサスペンスですが、ロマンス比重高く感じました。血なまぐさーく、それぞれ目的も考えも違う犯人たちの動向の入り組んだサスペンス部分と、どうやらヒーローがなにかをやらかしてしまった事態から膠着して２年半。３歩進んで２歩後退といった感のジリジリロマンス部分とがふんだんに盛り込まれて読み応えある作品でした♪　このやらかしてしまった事件はこの前巻にあたる未翻訳のミーア（誰かに見られてる登場の女刑事）のロマンスで起きているのではないかなぁと想像するのですが、そちらを読んでいなくても経緯がよくわかるようになっていました。多分洋書でシリーズを通して読んでいる読者さんは「ああ、あの二人ね」ということだったのかな。今回ヒーローのデイヴィットは作家さんのお気に入りキャラなのか、過去の数作に出演しているようです。日本で翻訳された作品では「復讐の瞳」に出ていました。そこではヒロインのデイナに片思いしている役回りでしたが、本作でもそれを引きずっていて・・・。そういえばデイナは秘密の裏家業の道具をデイヴィットが警察から気を利かせて隠しておいてくれたことに単純に感謝して終わってしまっていましたけど、バレたら自分の仕事にも差し障るだろう行為で、本気で好きでなかったらこんなことしないですよねぇ？　カレの本気度がひしひしと伝わってきた出来事でしたが、肝心な彼女に本気度が伝わっていなかった！！！　だから今回好きになった相手から好きな気持ちを返してもらって、幸せになれてよかったね♪　とすっごく思いました（笑）。デイヴィットもオリヴィアも、真面目な二人。過去に背負っているものがあって、２年半前のしこりになっている出来事もあり、お互いすごく惹かれるものがあるのに、すぐには相手を信用できない。でも事件の捜査を続けながら、事件の概要とともに、少しづつ相手のことがわかってきて気持ちが深まっていく様子を安心して楽しめました。過去の片思いがバレバレだったり、やらかしちゃった内容が女友達に筒抜けで正面切ってからかわれてしまったり、世間的には出来た人、ビジュアル的にも格好いいはずのヒーローが窮地に陥って恥ずかしそうな様子はかなりツボでした。そういえばちょうどチャリティカレンダーの発売シーズンです。Firefighters Calendarでグーグルで画像検索してみると、デイヴィットのビジュアルイメージがつかみやすいかも？　デイヴィットの母とか、甥っ子とか、オリヴィアの同僚たちとか脇役も味がありましたね。またそのあたりから次の主人公が出そうな気が・・・。翻訳が続くといいですねぇ。全部読みたいですが、私は特にクレイのロマンスが読みた~い☆

  December 11, 2015

  コメント(4)

• 

  愛を見つけたギリシャ　レベッカ・ウィンターズ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】愛を見つけたギリシャ [ レベッカ・ウインターズ ]＜あらすじ＞「ちびで、太っていて、どうしようもなくみっともない女の子」学生時代、親友の兄ニコスからそう言われたのを境に、レイチェルの人生は大きく変わった。6年後、彼女は美しく変身を遂げ、必ずやニコスを虜にすると誓って行動を開始した。彼の一族はギリシャでも指折りの資産家で、家長はニコスの兄、海運王のスタシオだ。ところが首尾良く彼らに近づいたレイチェルは、思いがけずスタシオに強く惹かれてしまう。初めての本物の恋に、彼女は戸惑った。ニコスへの復讐はどうするの？ それに、スタシオには美しい婚約者がいて……！昨日はテニスの草試合でした。いろいろリラックスのための方策をやってみたものの寝る段階になっても身体は疲れているのに眠れない状態。カレン・ローズの愛の炎～を復讐の瞳のあとに読み始めて１割くらいのところですが、続きは別の日にして、再読コース。「愛は復讐をこえて」を持っていたのに紛失してしまい（涙）再購入した作品です。再販にあたりタイトルが変わっていました。（読書メーターを見たら「傷だらけの真実」のレビューを、なぜかこの作品に書いていたので訂正しました）ウィンターズは大好きな作家さんで、この作品のヒーローもヒロインも気配りが行き届いて相手や家族のことを思いやり身を引いたりと、周囲への思いやりが感じられ大人な対応がとても好感もてるのですが、今回再読ということもあってちょっと引いた視線で読んでいくと、いかにも憎々しく描かれている恋敵の立場になって考えるとロマンスの幸せにひたりきれない部分がありました。長年付き合っていて、婚約間近な男性がいる。当然自分の理想の結婚式をいろいろと思い描いていたのに、突然義理の妹のためにひっそりと結婚式をあげたい、結婚式は（ほとんど）妹と甥のため、それもすぐにといわれて笑顔で了承したら、それはよっぽど出来た女性ですよね～。理由のなかに肝心の「君が好き」という点が欠けている。ま・読者はそれで、このカップルは普通でも上手くいかないことを感じてヒロインとヒーローの結びつきが自然に思えるわけですけど。甥とよく知り合ってほしいと恋人に船旅に招待されて受けないのは大人気ないし、甥にやきもちをやくのは幼稚と思いましたが、中々結婚を決意しなかった恋人がいきなり恋愛感情とは別の理由で結婚を言い出して、なおかつ自分とは違う女性を同伴して船旅ですよ。いくらいけ好かない女性でも、あまりにも無碍にされている印象。かわいそう・・・。 ほぼ婚約者同然の女性がいる大人の男性の行動としては配慮に欠けているなーとちょっぴり違和感だったのでした。ヒロインの復讐心というのも理解はできても若干説得力に欠けますし、ね。違和感はさておき最後まで読むと、ヒロイン自身が復讐の空しさを自覚したことが伝わってきて、ヒロインの憎しみが原動力になっていた変身も結果的によいものになったということで、きれいにまとまって納得させられたので流石と思いました。 ところで今回とことん妹思いのヒーローは、妹が甥を手元に取り戻せるように結婚しようとしていますが、その妹の幸せが気になった方は「ハッピーエンドの続きを」を要チェック。

  December 8, 2015

  コメント(0)

• 

  女刑事サム・ホランド2 秘密の代償　マリー・フォース

   【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】女刑事サム・ホランド2　秘密の代償【電子書籍】[ マリー・フォース ]＜あらすじ＞サムは警部補に昇進、ニックは上院議員に就任して仕事は順調、恋も盛り上がりつつある二人だったが、サムが捜査を担当することになった妻子殺害事件を皮切 りに、難事件が続発。二人の知友である最高裁の判事候補者は共にディナーをとった夜に惨殺される。真相に迫る二人の身に、いつしか魔の手が伸び始めていた ──意外な真犯人と結末、スリリングな展開に全米が熱狂中の人気ロマンティック・サスペンスシリーズ、第２弾！  オススメ度　★★★★☆　 １巻読了から時間がたってしまって、メイン人物の設定と読了後の印象しか記憶にのこっていなかった（爆）のですが、読み返しているとまた２巻にとりかかるのが先になる・・・ということで読みながら思い出すことにしました。  男顔負けに仕事が出来て、なおかつ女を捨てず、上院議員が恋人！！という女性がヒロイン。（これで料理と整理整頓が得意だったら壁に本を投げていたかも）読んでいる頭のすみで「いま現代女性に理想とされる女性はここまでがんばらねばならないのかー」と感じてしまい若干げんなりでしたが、ページをめくっていると、子どもが出来ないとか、「時のカップル」となってマスコミに追いかけられ、ストレスの多い仕事に加えて仕事上のリスクから恋人とケンカになったりと、彼女なりに試練があり、乗り越えていくのでなんとかついていけました。それに、この作品の魅力はなんといってもヒーローという気がします。とにかくヒロインにベタぼれ。 整理整頓が得意、ディナーパーティもおまかせ、友人やコネ人脈もばっちり、仕事は上院議員、時には料理を作ってさらに片付けまでしてくれる！　そして二人の問題が発生したり、彼女の危機には仕事を放り駆けつけてくれるまさにスーパーヒーロー。でも一番素敵だなーと思ったのは、何か二人の間に好ましくないことが起こっても話し合う姿勢をもてるところだったかも。 あとがきによれば、原作のほうはもう９作目まで発行されているそうです。なんだかんだ問題がおこりつつも、メインカップルは絆を深め合っていきそうですし、脇役たちの恋花も花開きそうですし（今回やや暴走気味だったサムのパートナーのフレディは純朴さが感じられて可愛いかった）、お父さんの事件の謎とかも今後解決されるのかなーとも思うので、続きが読めたらよいですね～。

  December 1, 2015

  コメント(0)

• 

  公爵夫人の秘密　ジョアンナ・シュープ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】公爵夫人の秘密 [ ジョアンナ・シュープ ]＜あらすじ＞結婚式以来、八年ぶりに見た夫はみだらな女性を膝の上に座らせた、まさに堕落した公爵と呼ばれる姿そのものだった。だが、そんな夫を見てもジュリアに嫉妬 の気持ちはない。怒りを感じるだけだ。なにしろ夫が結婚生活を放棄して国を出ているため、彼のいとこに手当てを削られたジュリアの生活は困窮する一方なの だから。このままでは、近いうちに路頭に迷ってしまう。公爵家の正式な跡継ぎを産まないかぎり、夫のいとこに公爵位も奪われるだろう。困り果てたジュリア が考えたのは、高級娼婦の振りをして夫を誘惑し、妊娠しようというものでー。オススメ度　★★★★☆ 追いつめられた人間って思いがけないこと、普段ならできないような大胆なことをしでかしたりしますよね。このヒロインは経済的に追い詰められて、生き延びるためには好きでもない相手の愛人になるか、自分には見向きもしない夫と世継となる子どもを設けるかという究極の選択をせまられて・・・。嘘をつけば報いがかえってきますが、このヒロインは彼女が悪いわけでもないことで咎を負わされているような状況に置かれていたので、嘘のしっぺがえしがかえってきたときは、読んでいてなんだか同情しちゃいました。一方、だまされたヒーローが怒るのは好きな気持ちが強いから。無理もないねとも思うし、そもそも自分の恨みを関係ない妻にぶつけていただけという状況はいいわけの余地もないわけで。お互い事情と言い分があり、どっちもどっち！（笑）　どちらもいけないことをしてしまっていて、反省の姿勢もみられ、読んでいる側はどちらの言い分もわかるなぁと思わされ、すごく引き込まれてしまう作品でした。初邦訳作家さんで、タイトルから予想していたよりもずっと楽しめる作品だったかも。同情心から陰に日向にヒロインを手伝うヒーローの友人でもある男性がまたいい人なんです。あとがきによれば、この人がヒーローの作品もあるそうなので、これは是非！読みたいです。

  November 26, 2015

  コメント(0)

• 

  眠れない夜の秘密　ジェイン・アン・クレンツ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】眠れない夜の秘密 [ ジェーン・アン・クレンツ ]＜あらすじ＞仕事に情熱を燃やすグレースは、ある日、上司が殺害され、お酒の瓶が転がっているのを発見する。 過去の恐ろしい記憶が甦った――十六歳のとき、男に襲われ、正当防衛から相手を殺してしまったのも同じ酒瓶だったのだ。ふたたび過去の悪夢に悩まされはじめたグレースは職を失うが、そんなとき友人からジュリアスという男性を紹介される。 ビジネスで大成功を収め、冷静ながらも情熱的な彼にグレースは惹かれていく。 だが、死んだはずの上司から毎晩メールが届くようになり…… 出勤しない上司を不審に思い、自宅に訪ねていくと殺されていた！　殺人事件に巻き込まれ、過去の悪夢も蘇り、眠れずにいる普通の女性がヒロインですが、どこかひょうひょうとした作風からか、いつも前向きでいようとするポジティブシンキング実践者のヒロインの性格からか、設定の割に重くなりすぎず、さらっと読めてしまいました。いつもながら、ヒロインとはまったく違うタイプのヒーロー（今回は人を見たら疑えといったタイプ？）との性格、個性の違いというかメリハリも楽しかったです♪　

  November 24, 2015

  コメント(2)

• 

  朝が来るまでキスをして　ローリー･フォスター

   【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】朝が来るまでキスをして【電子書籍】[ ローリー・フォスター ]＜あらすじ＞3年前、あるショッキングな事件に巻き込まれて心に傷を負ったイヴェット。再出発を誓い逃げるように故郷を離れた彼女は、最愛の祖父の遺言で再び町を訪れる。遺言は、孫娘とあのとき彼女を救ってくれた男性キャノン二人に自宅と経営する店を譲るというもの。それはずっと憧れ続けてきた相手であり、人気格闘家として注目を浴びるキャノンとの期間限定の同棲生活を意味していた。自分はもう壊れものじゃないーーイヴェットはキャノンとの再会を前に心乱されまいと決意するが、夜ごと注がれる彼の熱い視線に否応なく翻弄され……。オススメ度　★★★☆☆　★3.5 MIRA文庫から発売されていた〈Love Undercover〉シリーズ続編というか、「恋人は静かに愛を待つ」が主人公が入れ替わっただけで世界観はそのままに「３年後」に設定されている作品ですが、新シリーズ第一作ということです。メインになる登場人物たちのグループの焦点がキャノン中心になっていくということでしょうか。ヴィレッジブックスから出ていた格闘技ファイターSBCシリーズともクロスしているので、興味をもたれたかたでそちらが未読の方は要チェックかも。シリーズ第一作は「ホームタウンに恋をして」でした。作家さんはいま格闘家に萌えているんですかね～。筆がノっている印象。二人は3年前の事件の後、お互いの人生を別々の場所で過ごしていましたが、ヒロインの祖父の遺言がきっかけで帰郷することになります。男と女の本音の違いとか読んでいてニヤっとさせられたり、お互いに憎からず思っているけれど、なかなか上手くいかないジリジリ感が楽しかったです♪　

  November 23, 2015

  コメント(0)

• Gift of Desire　ケイト・ピアースほか

  すでに何回か言及しましたのでまたかと思われてしまうかもしれませんが、koboで無料ダウンロードした作品「Gift of Desire」で、ケイト・ピアースのみ読了。その後ハーレクインなどは何冊も読んだのですが、どうしてもこの作品が面白かったので今日もこの作品について書きます（笑）。わからない部分は飛ばして妄想で補っているので（爆）必要以上に自分好みに脳内変換されている可能性はありますけど、ご容赦くださいね。（作品の後ろには、サマンサ・ケーンからピアースへの質問リストのようなものがついて、回答してくれていましたよ。なんで英国から米国に引っ越したの？とか、自分の作品の登場人物になるなら誰がいいなど） ＜おおよそのあらすじ＞　ネタバレしてますヒロインは2年前に夫を亡くしたヒロイン。顔に傷を負ってしまい社交界から隠れていましたが、家族の催すハウスパーティの実質的なホステスとして復 帰する ことになります。そのパーティに、ヒロインが結婚前に友人として親しくなったマンセル卿が甥の付き添いとして現れます。元軍人の彼は傷をものともせずに 迫ってきますが、彼は落としやすい未亡人を狙っているの、それとも・・・？　もう、このヒーローがとっても素敵で、ページをめくらされています。 ハ ウスパーティにはマンセル卿を条件がよい花婿として狙っている若い女性もいるのですが、ヒロインになんとか近づきたいヒーローにはわずらわしいだけ。若い 男女向けのたわいないパーティゲームであわよくば彼に近づこうとするたくらみをくじきつつ、ヒロインに近づこうとし、またヒロインは若い男女を羽目をはず さないよう監督しつつヒーローからはさりげなく距離をとろうとして、恋の追いかけっこの様相です。捕獲されてしまったヒロインとはお熱いシーンもありつつ、ヒーローのためを思って身を引こうとするヒロイン。燃え上がるほどに切なくて・・・クリスマスのミサのために教会へ出かけるヒロインを追いかけていくヒーローですが、途中逃げ続けるヒロインにしびれをきらしたヒーローが本音をぶつけ、傷つけあって帰宅します。 その後大人たちの目を盗んで発展していたらしい、若い滞在客たちの加熱しすぎたパーティゲームをヒロインが諌めて解散させようとするのですが、ヒーローにはっきり振られてしまった例の若い女性が素直に言うことを聞かず、風のいたずらで手に持っていたキャンドルが彼女の衣服に燃え広がってしまいます。とっさにヒロインは身体をはって火をもみそうとし、そこにヒーローとその甥が花瓶の水をかけて消火してくれます。ヒーローは改めてヒロインの勇気に感動し、ハッピーエンドでした♪＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ケイト・ピアースは基本かなりホットな上に、作品によってはややアブノーマルなテイストが含まれるときもあるのですが、この短編については完全ノーマルで、素敵なヒストリカルロマンスでした。短い話なのに、本音をぶつけあったり、ドラマチックな山場もあり、脇役の女性のいやらしさとか、若い親戚の未熟さなどもさりげなく比較され成熟した主人公二人の素敵さが際立っていた気がします。殻に閉じこもっていたヒロインが、麻痺していた感覚を取り戻して次第に世間に復帰してくるかんじが伝わってきて、きれいごとは言えないけど本質を見失わないヒーローがとってもよかったです♪　 私も励まされたいワ～。無料なので、ぜひ皆様お試しください☆　

  November 16, 2015

  コメント(0)

• 

  公爵とリトル・ローズ　ロレイン・ヒース

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】公爵とリトル・ローズ [ ロレインヒース ]＜あらすじ＞「求婚者が自分を本当に愛しているのか、持参金目的なのか、どうしたらわかるの？」-社公界にデビューしたばかりの令嬢グレースは、ある日の真夜中、不安 を抱えてラヴィングドン公爵を訪ねた。幼いころにいじめっ子から助けられて以来、９歳年上のラヴィングドンはいつも彼女の救いの騎士だ。だが、２年前に最 愛の妻子を亡くした彼は世捨て人のように荒んだ生活を送り、最近は会うこともなくなっていた。グレースはすっかり陰りを帯びた彼に驚きつつ、助けを求め た。彼女には、愛のある結婚をしなければならない理由があって…。オススメ度　★★★★☆ ９歳の年の差ロマンス。 主人公二人は財産のある家柄の公爵令嬢と、公爵で、周囲からは羨まれる側の人間に思えますが、目に見える傷見えない傷をもつ二人の人生には哀しみが影を落としています。「二度と恋に落ちたりしない」と決意している放蕩者のヒーローが、誘惑しているつもりがない無垢なヒロインに、ゆったりと絡めとられていく様子が可笑し～♪　初恋の人を閉じこもった殻からひっぱりだそうと果敢に奮闘するヒロインがとても微笑ましかったです。またどうして結婚相手を熱心に探しているのか、理由がわかってくるにつれて、さらにヒロインのことを応援したくなりました。幼馴染とか、ヒーローは先妻を亡くしているとか、ヒロインの事情とか、ヒーローによるヒロインのための花婿探しとか、興味深い要素は複数盛り込まれているものの、ストーリー自体はシンプル。予想通りの展開でありながら、欠点こそが個性だし、本当に愛していたら欠点をみて嫌いになったりしない、という作者のメッセージがジーンときて、心に残る作品になっていました。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝あとがきによれば、この作品は、親世代のシリーズが既出だそうですが日本では未翻訳です。たぶんそちらの事情がわかると、より今回のシリーズも楽しめるんでしょうね～。ぜひ人気がでて、そちらのシリーズも出版されるとよいですよね！

  November 10, 2015

  コメント(0)

• 

  薔薇のティアラをはずして　トレイシー・アン・ウォレン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】薔薇のティアラをはずして [ トレイシー・アン・ウォレン ]＜あらすじ＞スコットランドの女学校を卒業したばかりの名もなき小国の王女マーセデスは、皇太子である父が用意した馬車でロンドンへ向かう道中、何者かに襲撃された。 従者や親戚を失い、命からがら森を逃げのびて村はずれの宿屋にたどりついたものの、全身ずぶ濡れで汚れきった彼女が本物の王女だとはだれも信じてくれな い。ただひとり、ヨーロッパ戦線の武勇で名を馳せたダニエル・マキノン少佐を除いてはー。護衛を引け受けたダニエルとふたりきりの旅が始まるが、再び襲撃 者の魔の手が迫り…！？ オススメ度　★★★☆☆（シリーズ第２巻なのですが、諸事情で１巻は積んだままこちらを読んでしまいました） プリンセスとハイランダーという異色？に思える組み合わせ。ヒロインはプリンセスだと信じてもらえなくて普通の女性として旅をして、護衛してくれているヒーローと身分違いの恋に落ちてしまいます。とりあえず細かいところは面白いんだけど、全体的には薄味な印象。ロマンス作品としては有りな範囲かもしれないけれど、難題を愛と情熱だけで乗り越えている部分が大きいように思えて、ハッピーエンドのその後の二人は幸せなのか若干不安が残りました（笑）。あとがきで、バイロンシリーズが発売予定ということだったので、こちらの続編よりはそちらのほうが気になります。

  November 8, 2015

  コメント(0)

• 

  一夜だけの永遠　ジェニファー・アシュリー

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】一夜だけの永遠 [ ジェニファー・アシュリー ]＜あらすじ＞伯爵家の長女イザベラと公爵家の三男マックは、七年前、周囲の反対を押しきって結婚した。だが互いを愛するがゆえに求めすぎる結婚生活は、双方を傷つける ばかり。身を切られる思いで家を飛び出し、三年半がたった今、用事で夫のもとを訪れたイザベラは彼のセクシーな姿に息を呑んだ。愛しあった過去が脳裏によ みがえり、体が熱くなる。だけど彼のもとに戻れば、また苦しむだけ。ところがマックの名を騙る男が社交界に現れ、二人はこの事件のせいで一夜をともに過ごす羽目になり…。オススメ度　★★★★★趣のあるロマンスでした～。大好きな１作目とは違う趣向の作品ですが、これはこれで、とっても好きかも。シリーズ第2作のため、これだけで読んでも楽しめますが、一作目の主人公たちの幸せいっぱいのその後もわかるので、読了済のかたはより楽しめると思います♪　放蕩者で鳴らした貴族の3男坊が箱入り伯爵令嬢に一目ぼれして駆け落ち結婚。そんな二人の「その後」のお話。気持ちがなくなったとも思えない二人なのに、なぜか別居していて、夫は復縁を念頭に必死にせまり、妻は憎からず思っているようなのにそれをかわす。夫はいったいなにをしでかしてしまったのと思いながら読みすすめていると、事情が次第に明らかになっていきます。やっぱり彼はやらかしていました。距離を保つことは二人の愛を生かすために必要なことだったのだと、読んでいて自然に思えたので不思議。普通だったら距離をとれば心も離れていくものだと思うので・・・。父親には愛されなかったものの、恵まれた家柄、育ちゆえの傲慢さが見受けられたヒーローが、愛と喪失によって大きく成長したことを、最初は半信半疑だったヒロインとともに納得させてもらい、読了後には胸いっぱいになりました。個性いろいろな兄弟親族（+主人大好きな使用人たち）のゆるぎないサポートも「いいなぁ」と思いながら読んでいました。あとがきによれば、シリーズは好評につき当初の予定を大幅にオーバーしてたくさーんストックがあるようですよ☆　私は婚約するつもりだった相手と上手くいかなくて更に打撃をうけてしまった公爵様のロマンスと、すでに大きいお子様がいるのにやんちゃ感たっぷりなお兄様キャメロンと今回なんだかいわくありげだった女性とのロマンスが気になる～。↓　シリーズ第一作　↓　 【楽天ブックスならいつでも送料無料】はじめての愛を知るとき [ ジェニファー・アシュリー ]

  November 1, 2015

  コメント(4)

• ケイト・ピアース無料本その後

  連日テニスの練習で長い作品があまり読めていません～。そんな中で、９月７日の日記、１０月13日に書いた無料本「Gift of Desire」収録の短編ですが、移動中とかちょっとした待ち時間にちまちまと読み進めています。ヒロインは2年前に夫を亡くしたヒロイン。顔に傷を負ってしまい社交界から隠れていましたが、家族の催すハウスパーティの実質的なホステスとして復帰する ことになります。そのパーティに、ヒロインが結婚前に友人として親しくなったマンセル卿が甥の付き添いとして現れます。元軍人の彼は傷をものともせずに 迫ってきますが、彼は落としやすい未亡人を狙っているの、それとも・・・？　もう、このヒーローがとっても素敵で、ページをめくらされています。 ハウスパーティにはマンセル卿を条件がよい花婿として狙っている若い女性もいるのですが、ヒロインになんとか近づきたいヒーローにはわずらわしいだけ。若い男女向けのたわいないパーティゲームであわよくば彼に近づこうとするたくらみをくじきつつ、ヒロインに近づこうとし、またヒロインは若い男女を羽目をはずさないよう監督しつつヒーローからはさりげなく距離をとろうとして、恋の追いかけっこの様相です。捕獲されてしまったヒロインとはお熱いシーンもありつつ、ヒーローのためを思って身を引こうとするヒロイン。燃え上がるほどに切なくて・・・顔の怪我をものともしないヒーローとお似合い。なんだか応援したくなってしまう二人なのでした。 （注：細かい部分は私の妄想想像も含まれています）koboでは1冊全部の読書進行率が表示されるだけで８７％となっているのですが、短編自体でどのくらい残っているのかな？　

  October 29, 2015

  コメント(0)

• 

  めくるめくキスに溺れて　リンゼイ・サンズ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】めくるめくキスに溺れて [ リンゼイ・サンズ ]＜あらすじ＞イリアナはスコットランドに稼ぐことを決意した。父亡き後、資産目当てに強引に母と結婚した男の監禁から逃れ、自分と母の安全を守るためにはそれしか方法 がないー。だがたどり着いた城は荒れ放題で、夫となる領主の息子ダンカンも領民たちも“こぎれい”とは言いがたい状態。とはいえ、いまさら引き返せない彼 女は夫が衛生的な生活に改めるまで一緒に寝ないと宣言し、“貞操帯”を身につける。怒りながらもイリアナの魅力に抗えない彼は、その鍵のありかを探りつ つ、なんとか彼女を誘惑しようと知恵をしぼるが…？オススメ度　★★★★☆リンゼイ・サンズは刊行中のシリーズが２つ、互い違いに新刊が発行されています？？？　これってどっちの続きだっけと思いながら、今回は読みきりとしても楽しめる作品だったと思います。タイトル+書体から期待される（！？）ホットさも十分盛り込まれつつ、なんだかどんなにホットでも深刻なシーンでも次の瞬間にはぷっと吹き出してしまう面白台詞が飛び出し、困ったシチュエーションに陥る登場人物たちに癒されて花丸。他人事だと笑っちゃうけど、当事者としては切実な彼の体臭。それも１年に2回しか入浴しないんですって・・・・。想像したくないけど、想像するだけでむせそうですよね！　自分もくさければ相手のくささも気にならないけど、自分がきれいになってみると相手がよりくさく感じるってなんだかすっごく説得あるんですけど？（笑）ヒロインに強く同情します～。ただ貞操帯でヒロインは対抗。負けていない感じなので、読んでいてとっても楽しかったです♪ ところでヒロインが装着していた貞操帯で思い出した話。夫が十字軍に出かけるときに妻に装着させたのに、夫がでかけたとたんにそれを作った村の鍛冶屋に合鍵を作らせた（+浮気）とか、歴史の小噺本で読んだことがあったような。ユーモアあふれる取り扱いで、作中では生々しさが昇華されていたのが印象的でした☆

  October 26, 2015

  コメント(0)

• 

  忘れがたき記憶にとらわれて　ケリー･ボーエン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】忘れがたき記憶にとらわれて [ ケリー・ボーエン ]＜あらすじ＞侯爵である夫の虐待から逃れるために、ジゼルは自分の死を偽装した。それ以降、身元を隠して暮らしてきたが、侯爵が自分とよく似た伯爵家の娘と結婚すると いう噂を耳にし、自分のような犠牲者が出るのを阻止しようと決意する。彼女自身が表立って社交界に出るわけにはいかないだけに、ジゼルは協力者を探した。 白羽の矢が立ったのは、英国陸軍騎兵隊の大尉、ジェイミーだ。戦いで負った心の傷のせいで酒浸りだった彼は、はじめのうちはジゼルを信用しようとしなかっ た。しかし、次第に彼女に協力するようになりー。オススメ度　★★★☆☆　★3.5夫から虐待を受けていたヒロインは思い切った手段をとって逃げ出しますが、ふたたび夫が花嫁を娶ろうとすると知り、なんとか阻止しようと協力者を探しますが・・・虐待を受けていたヒロインと元軍人。タイトルにもあるように忘れたくても忘れられない辛い記憶をもつ二人です。過去を振り返ることは自分の傷を見つめなおすこと。お互いの事情がわからないながらも、手探りで協力しはじめますが、お互いを驚かせあうたび、他人への優しさを示す思いやりや勇気をしるほどに、互いへの気持ちが深まっていきます。気持ちの流れが自然で、素敵☆　ありえないでしょ的なヒロイン協力者たちの前歴やはちゃめちゃぶり、一方どこか壊れた感のあるヒロイン元夫が迫力あり。ひどい経験をしたヒロインがくじけず前進していて、「私もがんばらないとな」と感じさせられるロマンスでした♪

  October 20, 2015

  コメント(0)

• 

  パンドラの娘　アイリス・ジョハンセン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】パンドラの娘 [ アイリス・ジョハンセン ]＜あらすじ＞アトランタで働く美貌の医師メガン。深夜勤務の帰り、事故で危うく命を落としかけた彼女は、翌日、奇妙な現象に気づく。囁きや叫び、無数の”声なき声”が 聞こえるのだ。その夜、メガンは信じがたい話を聞かされる。きみには代々受け継がれた特殊な力があり、命を狙われているーーそう告げたのは、危険なほどハ ンサムな男ニール。少女時代のメガンが淡い恋に落ちた相手だった。彼の口から12年前に殺された母の秘密を知ったメガンは、自らの”力”を知り運命に抗う べく、鍵となる人物に会うためニールとヨーロッパに飛ぶが……。 オススメ度　★★★☆☆ アイリス･ジョハンセンは「女王の娘」などの読みきりの歴史物はすごく面白かったのですが、自分との相性はあまりよくない作家さんみたい。イヴ・ダンカンシリーズ、ディレイニーシリーズは友達が貸してくれたので一通り読んでいて、自分でぽつぽつ入手したセディカーンシリーズも含め面白くないわけではないので最後まで読むのですが好みではないという感じ。「悲しみは蜜にとけて」のみ、強引だけど不器用なボディガードにたまに会いたくなるので手元に残しています。なんで入手したのかというと、超能力者ものは久しくお目にかかっていなくて、どうしても気になってしまったのでした。超能力ものロマサスというと、ケイ・フーパーの早川文庫やヴィレッジブックスから出ている3部作、ヴィレッジブックスのリンダ･ハワード黄昏に生まれたから、ランダムハウスのレベッカ･ヨークのムーンシリーズ、キャサリン･コールターの二見のSSシリーズなどが思い浮かぶのですが、最近では強い印象が残る作品に出会えてない気がして。 幼い頃に母を亡くしたヒロイン。その後医師となって勤務する普通の生活を送っていましたが、突然身の危険を感じる出来事が起こり始めます。そして昔の母の死は事故ではなかったと言うミステリアスな男性が現れ、忘れていた思い出が蘇るとともに不思議な能力もまた戻ってきて・・・。 イヴ・ダンカンシリーズのスピンということでしたが、イヴは出てきませんでした。

  October 19, 2015

  コメント(0)

• 

  ＜番外＞ヴィクトリア時代の衣装と暮らし

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】ヴィクトリア時代の衣装と暮らし [ 石井理恵子 ]<目次>第１章　街と村の人々の衣装（ブリスツ・ヒル・ヴィクトリアン・タウン／ビーミッシュ）／第２章　お屋敷の使用人たちの衣装（シャグバラ）／第３章　ディケンズの時代の人々の衣装（ロチェスター・ディケンズ・フェスティバル） オススメ度　★★★☆☆ ヒストリカルでは作品舞台となることも多いヴィクトリア時代ということもあり、軽い気持ちで目を通しました。英国にある複数のヴィクトリア時代体験スポットや変装？パレードが多数のカラー写真とともに紹介されています。村上リコさんというお名前で、もっと白黒写真で、専門的で細かい説明入りの本かなと思いきや、この本は共著ということもあり、実際にはカラー写真満載のヴィジュアル重視の本でした。でも、時代別の衣装の流行変遷や階級別の衣装紹介などもあり、時代考証に役立つ説明なども載っていました。小説映画その他の舞台となっているヴィクトリア時代をリアルに想像したい方、実際に世界観を体験して見たい方は読めば疑似体験できるかも。こんな施設があるなんてこの本を読むまで知らなかったですけど、俄然興味がわきました。たとえば旅行にいくとき、自作の衣装を作ってパレードを参加目的にするとか、ヴィクトリア朝の風俗や衣装の施設をメインに観光すると決めてめぐっても楽しいかも。ロンドンから最寄の駅まで、そして現地のアクセスなどが親切に掲載されていたので、なおさらリアルに想像してしまいました。イギリスか～。

  October 19, 2015

  コメント(0)

• 

  だれかの小さな秘密　スザンナ・アイヴス

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】だれかの小さな秘密 [ スザンナ・アイヴス ]＜あらすじ＞機械工場経営者の娘であるヴィヴィアンは、裕福な男性との婚約が決まった。彼女の家族があと数ポンドの借金で債務者監獄に入れられてしまうという瀬戸際の ことだった。財政難のことは秘密にしたまま、結婚に漕ぎ着けなければならない。婚約を破棄されないよう、実際の彼女とは正反対の完璧で上品な女性に、なん としてもなるのだ。しかし、大切なおばが脅迫されていることを知った彼女は、彼とともにいるところを見られれば身の破滅にもなりかねないと知りながらも、 放蕩者として名高いダシール卿を頼ってー。オススメ度　★★☆☆☆　★2.5くらい ヒロインは自身の活力を社会的規範のなかに押し込めようと努力しているんだけれど、哀れなほど上手くいっておらず元気いっぱい。ヒーローは世界中を旅する冒険者で、枠はめられる社会では息苦しさを覚えてしまい、辛くなればすぐ海外へと逃げ出してしまう永遠のピーターパンタイプ。そんな二人が数年前からひょんなことで知り合いひそかに絆を育んでいたことは、大人のみんなには秘密。お転婆なヒロインも適齢期がきて、破産寸前の家を助けるため、実業家の男性との玉の輿結婚に乗ることが決まっていますが、久しぶりにロンドンに戻ってきたヒーローはそんな状況が面白くない、自分は結婚したくない、彼女には幸せになってほしい等など葛藤を抱えています。あの人にもこの人にも秘密があり、『たぶん、その理由は・・・』と予想するのは結構面白く、主人公二人の好感度は高かったのですが、登場人物の名前が過去の秘密と現在の秘密とで入り乱れ、それほど長くない作品にもかかわらず登場人物紹介欄をちょくちょく参照しながら読むはめになり、そういうのって読書をしていてしらけるので、その辺が★を減らした理由です。謎解きをもっと緻密に楽しめる方、カタカナ名前をバッチリ記憶できる方でしたら、もっと評価が高くなる作品かも。この作品タイトルは作品の肝がにじんでいてナイス！と思いました。  

  October 16, 2015

  コメント(0)

• 

  朝まではこのままで　シャノン･マッケナ

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】朝まではこのままで [ シャノン・マッケナ ] ＜あらすじ＞リリーは黒ずくめの挑発的な装いで今夜も食堂に出かけた。数カ月前の父の自殺には、謎が多くある。その真相を知るブルーノという男性に近づき、情報を引き 出さなくては。ここ数日通いつめ、ようやく顔見知りになったブルーノを、今夜こそは誘惑するのよ。だがセクシーなブルーノに身を任せ、これまで知らなかっ た悦びを知ると、他には何も考えられなくなった。何度も愛し合い、やっと外に出たとき、ふたりはいきなり何者かに襲われ…愛と危険と官能に満ちた大人気サ スペンス第８弾！オススメ度　★★★★★　 シリーズ第8作！なんですね～。過去の作品はこちら。（ただし今見てみたら、このページの更新は2011年5月が最後でしたので、最新作を含め、近々最新の状態に直します・・・） 体調（+義理が絡んだ予定）が許さず、何日かにまたいで読んだのですが、読書に戻ればすぐに作品世界に没頭できて、最後まで話のスピードとテンションは落ちることなく駆け抜けたという感じで、満足度高かったです～♪　特に双子くんが絆を深めるシーンが読めて、とってもとっても嬉しかったです。でもとりあえず作品を満喫するため、（タマラお姉さまが主役を張ったあたりから怪しい登場人物の名前を覚えなおすためにも）シリーズを再読しようっと！マッケナのヒーローは毎回熱烈に、急激に恋に落ちるにもかかわらず、ヒロインを根っこのところで信じきれないというか、ヒロインに愛されている自分に自信 がなくて自分から背を向けてしまうところがあって、愛が信じられない生育歴がかわいそうな反面、好きだからこそ許せない！！！　と思いながら読んでいます。でも仲直りのシーンが好きなので、 これからも大いに気持ちがすれ違って、誤解して、ロマンスを盛り上げて欲しいです♪それにしても、どんどん増殖していくマクラウドファミリーたち。赤ちゃんもそうですけれど、縁が結ばれていくという意味でも。実の両親との縁が薄いから、兄弟同士の絆が固まり、姻戚や、さらには擬似家族との絆も大切にするのだというのは、とても納得できるんですが、作者自身がイタリア住まいということも影響してる？重度のおばあちゃん病のローザは、ひょっとして作家の実生活にモデルがいるんじゃないですか？　強烈なお人柄ですよネ。狂気を孕んだ登場人物たちと、かなり変わっているかもしれないけど健康な家族愛、人間愛、恋愛とは、強いコントラストをなしていて、本を読みながら改めて、自分自身の当たり前の日常が続くありがたさを感じました。これってひょっとしてマッケナの正しい読み方じゃないかもしれませんが（笑）。シリーズは続いているようなので、 続きの発売が本当に楽しみな作品のひとつです☆

  October 15, 2015

  コメント(0)

• 

  月夜にささやきを　シャーナ・ガレン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】月夜にささやきを [ シャーナ・ガレン ] ＜あらすじ＞１８１６年ロンドン。社交界の誰もが振り向く美貌の令嬢ジェーン・ボンドに、公爵の息子ドミニクとの婚約話が持ち上がった。結婚など興味のないふたりだっ たが、出逢った瞬間なぜか惹かれあい、その日のうちに情熱的なキスを交わす。だがある夜、晩餐会を抜け出したジェーンを追ったドミニクは彼女の秘密を知っ てしまう。ジェーンには外務省の諜報員というもう一つの顔があったのだ。ふたりは犯罪組織の首領の隠れ家に乗り込むが、反撃に遭い彼女が重傷を負うこと に。秘密を知ってしまったドミニクとの関係は…！？オススメ度　★★★☆☆　★3.5主人公の名前は「ボンド」。秘密の仕事の上司は「M」ときたら007ですよね～。（観ていないですがスパイものらしい）キングスマンとか上映中らしいですし、スパイものがこれから流行しそうなんですかね？　それとも流行中？やっている危険度は高いけど、どことなく真剣さが欠ける雰囲気のスパイ訓練とか、美貌で誰もが目を惹かれてしまう女性（目立ちすぎる）にスパイはできるんだろうか？とか、若干リアリティにかける設定に、コメディタッチでこのまま楽しくドタバタ劇かなーという滑り出しにもかかわらず、中盤からヒーローの過去の秘密などが絡み、ぐっと心情的にウェットな展開になっていきました。１粒で2度美味しい作品とも言えるけど、どちらかに統一したほうが作品の印象がもっと強まったのになぁと思いちょっと残念かも。後半はかなり好みでした。ヒーローの心の傷とか、愛で癒すヒロインとか、とても好きな作品の要素なので、むしろ設定で遊んだり、茶化したりしないで、真面目に追求してほしかったなぁ。美人令嬢だけど世間を見すぎていて規格外になってしまっているヒロインとか、女優から侯爵夫人に上り詰めたヒーロー母（あけすけな語りっぷりがナイス）とか、愛しているようで愛していなかった野心家のとある人物とか、いい人じゃないところが逆によかったのに～。☆　☆　☆　☆　☆　☆　このブログでは何回もプッシュしていますが、ヒストリカルのスパイものでしたら、これはオススメ。公式HPをみたら、このシリーズは他に３冊刊行されているみたいです。読みたい・・・。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ドーバーの白い崖の彼方に [ ジョアンナ・ボーン ]あと今思いついた作品では、メアリー・ジョー・パトニーのこの作品もスパイというと思いうかぶ作品。厳密にはスパイじゃなかったかな？　しばらく再読していなくて細かいところ忘れてしまった（爆）。当時表紙がとっても印象的で内容にマッチしているなと思ったことを覚えています。【楽天ブックスならいつでも送料無料】風に乗ってダンスを [ メアリー・ジョー・パトニー ]

  October 9, 2015

  コメント(0)

• 

  この夏を忘れない　ジュード・デヴロー

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】この夏を忘れない [ ジュード・デヴロー ]＜あらすじ＞アリックスは母の知人の遺言により、高級リゾートアイランドの瀟洒な邸宅で一年を過ごすことになった。同居人がいると知るが、会って驚いたーずっと憧れて いた有名建築家のジャレッド！彼とひとつ屋根の下で暮らすなんて。舞い上がるアリックスの思いをよそに、彼の態度はつれない。実はジャレッドもひと目で彼 女に惹かれながら、大きな秘密を抱えていたのだ。それでも抑えられない気持ちの赴くまま、ふたりは一夜をともにするが…切ない夏の恋を描く“ナンタケット の花嫁”シリーズ第一弾！オススメ度　★★★★★　ベテラン作家のかろみの境地という気がします。オススメ。くすくす笑って本当に楽しく読了できました。いい意味で期待を裏切られた良作でした♪　シリーズの舞台となっているナンタケットというのは実在の島のようです。作品から伝わってくるのは、いまではものすごく貴重な建築物になっている御屋敷や町並みが残っていて、超リッチな人々の避暑地でハイクラスな社会が都会から移動してきて存在する一方で、地に足のついた生活を営む人たちの暮らす社会と重なり合ったり、ときに交じり合ったりする不思議な空間。関東周辺で高級避暑地といったら軽井沢あたりが思い浮かびますが、それのもっとハイソなイメージかしらん？ナンタケットにある（幽霊付きの）由緒ある御屋敷に１年間住めることになったヒロイン。小さい頃に訪れたきりの場所で、住むべきかどうかも悩んでいたのに、行ってみると建築学科の学生としては宝の山というような建築物もたくさん、そして建築家の卵たちにはアイドルのような存在のスーパー建築設計士が同じ敷地内に住んでいた！！！　ちょっとミーハーなところはあるかもしれないけれど、地に足のついたしっかりしたヒロインです。足を踏み入れたとたん土地に魅せられてしまったヒロインの視点で、自然と由緒ある建築物と、雰囲気あるナンタケットを探検できます。もちろんせまい島内は濃密な人間関係+親戚関係+ネットワークが構築されていて、読者にとってはこれがまた堪りません。古いお屋敷にまつわる秘密、人間関係に関する秘密、ひみつ、秘密・・・。ひとつ秘密が明かされるたびに、ナンタケットの世界に引き込まれていくようでした。またヒーローがヒロインとの関係を深めたいのに深められないのには秘密のふかーーーーい訳があるのですが、密かにじたばた苦しむヒーローをみて読者はたっぷり楽しめます♪（笑）　

  September 27, 2015

  コメント(0)

• 

  【番外】ドゥームズデイ・ブック　コニー・ウィリス

   ドゥームズデイ・ブック（上）-【電子書籍】＜あらすじ＞〈ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞〉14世紀にタイムトラベルしたオックスフォード大学の史学生キヴリンを待ちうける恐るべき試練とは？ 歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代をじかに観察することができるようになったのだ。オックス フォード大学史学部の史学生キヴリンは実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった……はたし て彼女は未来に無事に帰還できるのか？　先日デボラ・ハークネスの洋書の次の新刊予定はあるのか知りたくて（というかオールソールズトリロジー番外編が読みたい）公式HPとツイッターをチェックしたら、どうやら新刊予定の気配はなく、ツイッターでは オールソールズの音楽会もしくはファンの集い？に参加するような内容が掲載されていました。公式HPの作家の本棚のページをみていたら、ジャンル別のオススメ本が掲載されていて、タイムトラベルジャンルにガバルドン女史のアウトランダーのほかには上記のタイトルがあげられていて、なおかつ翻訳本も存在しているようだったので興味をひかれて図書館で借りてみました。私は初読作家さんですが、SF界では権威ある賞を何種類も何度も時には1作品で複数受賞している有名な作家さんのようです。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ すごい作品でした。いかにもSFチックな感じで、歴史専攻の女学生が自分の専門の年代へタイムスリップしていって、全然雰囲気の違う現在と過去が並行して進行していきます。上巻は細かい出来事がつまびらかに書かれているので全体での意味合いがつかめず、対象物に目を近づけすぎていて肝心の品物が何なのかわからないもどかしさを感じました。なので上巻の７０％くらいまでは惰性で読み進めていましたが、だんだん登場人物たちへの理解が進むにつれて物語にひきこまれ、下巻に続くあたりで劇的な展開がはじまり、下巻からは目が離せず朝3時まで読んでしまいました。ちなみにロマンスはありません。ハッピーエンドに慣れすぎていて、展開は衝撃だったかも。生活がリアルに表現されていて、本当にタイムスリップしたような気分、鳥インフルエンザで病院に隔離されたような気分が味わえます。過去と21世紀で隔たりはあるものの、物語の展開されている場所は本当に狭いんです。地味なお話かも。でも深いお話でした。タイトルにあるドゥームズデイブックというのはヒロインがタイムスリップ中の報告書のようなものなのですが、ドゥームズデイには最後の審判という意味もあるようで、途中まで読むとその意味がわかってきますが、カタカナタイトルにするには適当ではない単語だった気がします。読者にわかりにくいんじゃないかな？　 どうやらスピンオフで、今度はロマンステイストも盛ってあるらしい「犬は勘定に入れません」も翻訳済みのようなので、読みたいな。その前にジュード・デヴローの「この夏を忘れない」を読もうっと。 犬は勘定に入れません（上）あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎-【電子書籍】 【楽天ブックスならいつでも送料無料】この夏を忘れない [ ジュード・デヴロー ]

  September 21, 2015

  コメント(0)

• 

  フレデリカの初恋　ジョージット・ヘイヤー

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】フレデリカの初恋 [ ジョージェット・ヘイヤー ]＜あらすじ＞高貴な血筋と富、そして麗しい顔立ちを生まれ持ったアルヴァストーク侯爵は尊大で皮肉屋なことで知られている。最近も強欲な姉に、冴えない姪を社交界に披露する舞踏会を開くようにせがまれ、断ったところだ。何もかもに退屈していたとき、遠縁の“親戚”を名乗る客が訪れた。その若い女性ーー質素な身なりだが洗練された立ち居振る舞いのフレデリカは、美貌の妹の社交界デビューに力を貸してほしい、と勇敢にも頼んできた。侯爵は、その信じられないほど美しい妹を見るや助けを申し出た。思い浮かんだ妙案にほくそえみながら。オススメ度　★★★★★　　 MIRA文庫から数冊目のジョージット・ヘイヤー作品ですが、正直この作品が一番楽しめたかも。今まではロマンス作家さんたちもファンだとか、ロマンス作品のテンプレートということで興味のほうが先にたっていて、とりあえず読んで、歴史的背景とか、人間の心の機微とかすごく書き込まれていてよく出来た作品だなと感心したものの好きという作品はなかったのですが、今回は人間的な登場人物たちに好感もちました。ヒーローは高貴なお血筋の当主ということで、大変恵まれた環境に育ち、暮らしていて、なにをしても何を言っても許されてしまう特権を持った人物です。そんな立場に置かれた人が人格者になるのは難しいでしょうね！　鼻持ちならない部分もありながら、人間としての付き合いがある相手については気遣いもみせる、根っからの悪人ではないけれど、好人物ではない、いわゆる高位貴族らしい男性です。立場を理由にまわりからちやほやされてばかりの彼が、自分という人間を見てくれて、好きになってくれる身近な存在ができたとき、変化が訪れます。タイトルはヒロインの名前フレデリカという名前が入っていますが、（原題はずばりFREDERICAですし、そちらを尊重したのかな）フレデリカの恋心が語られているというよりは、内容的にはむしろ侯爵の初恋としたほうがぴったりくるような内容だったように思います。脇役のヒロイン兄弟や親戚の付添い人、使用人たちも、それぞれ個性的でとってもいい味出しています。行動の動機付けがすごく自然なので、どんどん読まされてしまいました。社交界で一番の魅力的な獲物として長年結婚の罠から逃げまくっていたヒーローが、罠があるんじゃないかと疑いながら気のないヒロインのほうに近づいていって、自分で掘った恋の落とし穴にはまってしまった！みたいな可笑しさがありました♪　有名な古典作品だからというより、とても面白いロマンス作品なので、オススメです☆

  September 18, 2015

  コメント(0)

• 

  メイフェアの不運な花嫁　MCビートン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】メイフェアの不運な花嫁 [ M．C．ビートン ]＜あらすじ＞“不運な屋敷”-ロンドンの高級住宅街メイフェアの、ある屋敷はそう呼ばれていた。なぜかその屋敷を借ると、みな不幸に見舞われるのだ。そのため家賃は安くても借り手がつかない。そこで働く使用人たちも、喜劇役者のような執事、怒れる料理人、気取り屋の従僕など、くせ者ぞろい。そんな悪評を知らずに屋敷を借りたフィオナという美しい娘と後見人が花婿探しのためにやってくる。彼女は貴族と結婚するために社交界にデビューする気らしいのだが、ぼんやりしていて何を考えているのかよくわからない。誰もが彼女のことを美しいだけの娘と思っていたがー。個性豊かな使用人たちが活躍する、『ダウントン・アビー』ファン必読のシリーズ！オススメ度　★★★☆☆　★2.5 中編２作が収録されています。書かれている視点が恋愛模様の外からというか、客観的な感じで登場人物になりきってドキドキワクワクというよりは、カップル（もしくはお嬢様、だんなさまetc）を見守る視点で楽しむ作品だったので、感情移入しにくく最初とても読みにくかったのですが、作品様式がのみこめてくると楽しめるようになってきました。（この作品の次に「フレデリカの初恋」を読み始めていますが、懐古調の雰囲気が続いて違和感なく読み続けています。）いちおうロマンスが軸にはなっている作品ですが、個性的な使用人、貴族（+使用人）の織り成す貴族家庭の様子、貴族社会の様子などが垣間見えて、そういう面でも楽しめる作品です。むしろそういった貴族の使用人や貴族の家庭の様子などを読みたい方は、ロマンス本ではありませんが「比類なきジーヴス」などもオススメかも。漫画ならロマンスたっぷりのエマとかも面白いですよ。【楽天ブックスならいつでも送料無料】比類なきジーヴス [ ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス ]  【新品】【クリアカバーつき】【送料無料】エマ 全巻セット（1-10巻 全巻）／森 薫／KADOKAWA（エンターブレイン）

  September 16, 2015

  コメント(0)

• 

  Midnight Promises 再読

   【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】Midnight Promises【電子書籍】[ Lisa Marie Rice ]今月末発売予定の「真夜中の復讐」の続編にあたる作品なのですが、予約購入しているMidnight　Fireが発売される前にまた読みたくなって、初めて洋書を再読してしまいました。リサマリの作品って日本語ですでにある程度の量を読んでいるので、これってこんな感じ？という予想が立てやすく、ストーリーの展開もあいまいということがないのでわからない単語があっても想像しやすく、私には親しみやすいのかもしれません。もちろん作品の魅力あってのことなんですけれど。この作品についてはたしか今年の５月頃に読んだばかりなので、あらすじは比較的頭に入っていたのですが、やっぱり、突然会ったことのない友人宅の玄関口で血だらけで倒れてしまったのに、居合わせたヒーローに大切に大切に看護されているヒロインうらやましすぎます。怪我はうらやましくないですが・・・。美人で、頭もよくて、でも常識はまったく欠落してしまっている超・問題児！　でも不思議と憎めないキャラクターなんですよね~。目的遂行のためには手段を選ばないらしい元SEALたちは、はちゃめちゃやってかるーく法律とか超越してしまうヒロインの行為に困惑しつつも、その成果には共感したり尊敬しちゃったりしている部分があるみたいで、読んでて「似たもの同士？」とか結構おかしかったです。ヒーローの過去や、ヒロインの生い立ちなどは哀しい面もあるので、バランスをとっているのかな。======================昨日、上の作品を読了したので今日は届いたばかりのアフターレイン/シャロン・サラを読み始めたのですが、最初の書き出しから涙が止まらず、10ページくらいでもうだめかも。辛すぎて読めない。とりあえず今晩は気分をかえて、読みさしだったリンダ･ハワードの短編White Out（短編集Upon a Midnight Clear収録）を少しだけ読み進めようと思います。たぶん未翻訳作品かも？？？　5年前に夫を亡くした未亡人のヒロイン、ホープ。犬と実父と一緒に自然豊かなアイダホでリゾートの切り盛りをしている女性なのですが、ふと気がつけば自分も31歳。自然あふれる土地のリゾート経営は彼女ではなく亡くなった夫の夢だったはずなのに、私はこのまま子どもも持たずここで年をとっていくのかしら？　というような感じです。 ======================【ミッドナイトシリーズ】１．【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の男 [ リサ・マリー・ライス ]　ジョン、スザンヌ２．【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の誘惑 [ リサ・マリー・ライス ]　バド、クレア３．【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の天使 [ リサ・マリー・ライス ]　ダグラス、アレグラ ４． 【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の復讐 [ リサ・マリー・ライス ]（原題　Midnight Vengeance）　ジャッコ　サイト内レビュー５．Midnight Promises　メタル　サイト内レビュー６．Midnight Secrets　ジョー　サイト内レビュー７．Midnight Fire　ひ・み・つ（知らないほうが６作目を楽しめます）9/21発売予定♪　「真夜中の復讐」ファン待望のミッドナイトシリーズ続編が今月末発売予定。「真夜中の天使」に顔出ししていたジャッコ（真夜中の復讐）、その親友たちであるメタル（原題Midnight Promises）、ジョー（原題Midnight Secrets）と続きます。もちろん新作にも上司である彼ら+奥様連が登場しますよ☆ 

  September 12, 2015

  コメント(0)

• 

  Midnight Secrets リサ・マリー・ライス

   【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】Midnight Secrets【電子書籍】[ Lisa Marie Rice ]＜あらすじ＞Former navy SEAL Joe Harris nearly died-twice-on a medevac helo after being blown up by an IED. He's not moving too great these days, but if there was ever a woman designed to jump-start a man's hormones, it would be his new neighbor.Meeting Isabel-loving Isabel-brought Joe back to life.Isabel Delvaux came from one of America's foremost political dynasties, until the greatest terrorist attack since 9/11 killed her entire family. She barely survived the Washington Massacre, only to become prey for rabid reporters. Fleeing to Portland and changing her name was a way out, a way to start over. The only way.She knows she's safe with Joe Harris. Not just because he's big and strong, not just because he's part of a security team that obliterates threats on the regular, but because he's been to the abyss and back.But as they help each other heal-through talk, through touch, through spectacular sex-the past comes back to play. When Isabel's memory starts to return and a mysterious stranger sends Joe emails indicating Isabel is in imminent danger, he'll do anything to help her uncover the truth. Even if that truth is the most terrifying thing of all 70%くらいまで読んだところで、amazonを検索していたら、この続編「Midnight　Fire」が9/21に発売されることに気がついたので、あらすじを見にいったら、ものすごーーーーく損した気分になりましたので、この話を未読の方は続編内容はチェックされないほうがよいですよ。とっても面白かったです！　それにラストのサプライズでは、うっかり涙ぐんでしまいました。リサ・マリー・ライス作品を日本語で読んでいると、話の展開も早いし、先を読みたくてどんどんページをめくってしまうのですが、英語で読んでいるとかたつむりのようにしか進めないので気持ちとは裏腹にあれこれ考えながらじっくり読む羽目になり、感動倍増だったかも。 ＜おおまかな内容＞間違っていても笑って許してくださる方だけお読みください。大体ストーリーの前半４割くらいの内容です。SEALを負傷により退役したジョー。親友のジャッコとメタルがつかずはなれずリハビリにつきそい、足は回復しつつありましたが、天職ともいえるSEALでなくなったことで生きる張り合いを失いかけていました。ところが隣の家にいわくありげな身体の不自由な美女が引っ越ししてきたことで心に喝がはいりました。リハビリにはげむようになり、彼女が困っていることがあれば、すかさず助けに入り、引越しの手伝いをし、壊れている箇所は修理し、さりげなく手助けしていましたが、そのお礼として自分の玄関前に美味しいお料理が届くようになりました。彼女の事情が知りたい、もっと手助けしてあげたい、でもASI社（アルファ・セキュリティ・インターナショナル）で働く予定になっているとはいっても無職の今は彼女に与えられるものがない、現状にもんもんとするジョー。イザベルはワシントン大虐殺？といわれる事件の被害者。政治家の父が大統領選挙の立候補宣言をする場でテロリストが乱射事件を起こし現場を爆破したことで、両親、兄弟、いとこ、叔父叔母や親しい存在をすべて亡くし、彼女自身こん睡状態となっていました。ケガの回復途上で、新生活をはじめようと名前をかえ、アメリカの反対側にあるポートランドに移ってきました。 思い通りに動かない身体、毎夜繰り返される悪夢、戻らない事件の記憶、失ってしまった家族たちを悼んで悲しみ苦しむ毎日でしたが、新生活での唯一の明るい存在は、隣人のジョーでした。 そんなある日、イザベルが着替えようと暗い部屋に入ると、窓から不審者が覗き込んでいて、悲鳴をあげてしまい、ジョーが駆けつけます。不審者の痕跡は見つからなかったものの、事件の後遺症で心身とも健康であるとはいえない自分を信じて、安心感を与えてくれるジョーに強く惹かれていきます。ジョーもおびえるイザベルのため、メタルやジャッコなど同僚たちの応援も頼んでイザベル宅と自宅と要塞のように防御を固め、ますます彼女を守ってあげたいという気持ちが強まっていきます。IT機器の寵児フェリシティでも発信者がたどれない「イザベルを守れ」というメッセージがジョーのパソコンに届き、ASI社、さらにはFBI特別捜査官ニックを巻き込んでの警戒体制となりますが、その背景には想像もできない事情があったのでした。＝＝＝＝＝＝＝＝＝身内には旺盛な保護欲をみせるASIのメンバーたちは今回も健在です。ジャッコとメタル、シニアのほかにも同僚パートナーたちやスザンヌもイザベルを心配して様子を見にきてくれます。そのお礼に料理研究家のイザベルはたくさーん美味しいお料理を振舞っています。料理する気力とともに元気がわいてくる様子のイザベルの姿を読みながら、生きることは食べること（イザベルの場合は食べさせること）、そんなメッセージが伝わってくるように思いました。前半は、喪失の痛み、怪我などで弱っていたヒロイン、ジョーに守られていたヒロインが、後半豹変します。包丁を研ぐよりも危険なことをしたことがない彼女が、きわめて危険な女になります。燃え上がるロマンスはリサマリ作品のお約束ですが、今回はヒロインの変化も見所のひとつかも。そうそう終盤でジョーは面目躍如、元SEALらしいエピソードがありました。これはお気に入りのシーンになりそうです。今月末に、ジャッコのロマンス「真夜中の復讐」が翻訳され、メタルの翻訳も決まっているようです。ジョーのロマンスも早く日本語で読みたーーーい♪======================【ミッドナイトシリーズ】１．【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の男 [ リサ・マリー・ライス ]　ジョン、スザンヌ２．【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の誘惑 [ リサ・マリー・ライス ]　バド、クレア３．【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の天使 [ リサ・マリー・ライス ]　ダグラス、アレグラ ４． 【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夜中の復讐 [ リサ・マリー・ライス ]（原題　Midnight Vengeance）　ジャッコ　サイト内レビュー５．Midnight Promises　メタル　サイト内レビュー６．Midnight Secrets　ジョー　サイト内レビュー７．Midnight Fire　ひ・み・つ（知らないほうが６作目を楽しめます）9/21発売予定♪　「真夜中の復讐」ファン待望のミッドナイトシリーズ続編が今月末発売予定。「真夜中の天使」に顔出ししていたジャッコ（真夜中の復讐）、その親友たちであるメタル（原題Midnight Promises）、ジョー（原題Midnight Secrets）と続きます。もちろん新作にも上司である彼ら+奥様連が登場しますよ☆ASI社の皆さんは経営陣を筆頭にまっさかさまに恋に落ち、幸せな結婚をしていて、部下のひとりはいみじくも「ポートランドの水にはなんかまざってんのか？」というようなことを述懐しておりました。 ・・・なんだか私も次の休暇にはポートランドに行くべきという気がしてきました。

  September 5, 2015

  コメント(4)

• 

  シチリアの獅子に抱かれて　リサ・マリー・ライス

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】シチリアの獅子に抱かれて [ リサ・マリー・ライス ]＜あらすじ＞取材と休暇を兼ねてシチリアを訪れたアメ リカ人デザイナーのジェイミーは、大学教 授である祖父の依頼で、彼のかつての教え 子ステファノ・レオーネ検事と連絡を取ろ うとする。しかしマフィアに暗殺の標的と され、精鋭部隊の厳重な警護下にある彼に は容易なことでは近づけない。苦労の末よ うやくステファノとの面会が叶ったジェイ ミーだったが、そこで待ち受けていた彼の、 皇帝とも見まがう男性的魅力に圧倒されて ……官能に彩られためくるめく四日間が始 まる。オススメ度　★★★★☆　★4.5　 ホットなロマンチックサスペンスに求める要素が全部詰まった贅沢な中編だったかも。美味しいとこ取りというか。ラストに感動とか、予想しなかった衝撃とかがあれば、★５だったかも。ページ数が短いので、とにかく展開がスピーディで、それがまた厳しい状況と二人の切迫感がマッチしていてよかったです。 一気読みでした。中編なので取り掛かりやすいかなという気がして、この作品の原書「The Italian」を買おうかな～と思ったことがあったのですが、英語の積読本がありすぎて、勿体無いかと思いとどまっていたのでした。日本語で読めたので結果オーライでした♪　（結局、その時の英語積読本はほぼ減ってないし）私が中学生の頃、近所に住む下級生のお父さんがイタリアアルプス近くのご出身のイタリア人だったのですが、奥様が「イタリア人っていうとプレイボーイで口が上手く、軽薄な印象があるようで、困る。北部の地方のイタリア人は真面目な人が多いのに・・・」というぼやきを耳にしたこともあり、同じイタリア人でも違うんだと思った記憶があります。まぁ人によると思いますが、ローマとシチリア、ミラノ、フィレンツェなど有名どころだけかんがえても明らかに町の雰囲気も（成り立ちの歴史も）違うので、気質も違ってくるかなぁとは思います。 ヒーローはシチリア人ではなくミラネーゼ（それも名家の出身）のようですが、一口にイタリア人といってもそれぞれ地方色もあるようですし、シチリアはまた 独特なんではと思います。おそらく作中の警護官のみなさんはシチリアーノなんだろうなぁと思いながら読んでいました。むかーしシチリアに数日旅行で滞在したことがあり、懐かしく思い出しました。

  September 3, 2015

  コメント(0)

• 

  恋人は静かに愛を待つ　ローリー・フォスター

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】恋人は静かに愛を待つ [ ローリー・フォスター ] ＜あらすじ＞氷のように冷たく、一目置かれる刑事ーそれが普通の男たちから見たマーガレットの姿だ。だが、ダッシュにとっては違う。彼女は美しく繊細な心惹かれる存在だ。会社経営者のダッシュは囮捜査に協力して彼女と親しくなりかけるが、マーガレットは何かを恐れるように、壁を築いて彼を近づけさせない。もどかしさを募らせたころ、彼女が何者かに襲われて怪我をした。きっとマーガレットは一人で乗りきろうとするだろう。ダッシュは強引に彼女の家に泊まり込んだ。自分が彼女を守る、そして彼女の心の扉を開けてみせる、と決意して。オススメ度　★★★☆☆　過去のシリーズでは、泣く子も黙る女警視補として部下と現場をしきっていたマーガレットが今回のヒロイン。内面をうかがわせない様子で抑圧めいたものを感じさせていたので、どんなすごいことになるのかなぁと思ってワクワクしていた（爆）のですが、考えすぎでした。ふたを開けてみると、親に認めてもらいたかった繊細ながんばりやさんではないですか。ロマンス面ではフィフティ方向へつっぱしるのかなぁと思いきや、普通の感じで私は肩透かしでしたが、ホットさはローリー作品のお約束☆　ヒロインの仕事の顔をたててあげる包容力と適応力抜群のデキるヒーローでした～。 裏表紙にはシリーズ最終話！　とありましたが、10月には「朝が来るまでキスをして 」というタイトルで、今回の事件に巻き込まれ、活躍していたキャノンのロマンスが出るようです♪　ところでヴィレッジブックスから出ている格闘技ファイターSBCシリーズと今作からキャストがクロスオーバーしはじめましたが、それぞれ別シリーズの区分けなんでしょうか。たまたま日本での出版が別になっただけなのでしょうか？　「サプライズは嵐の夜に」のあらすじにはシリーズ最終話とあったから、新シリーズということなのかな。作者がSBCの設定がお気にいりなのかなぁ。

  August 31, 2015

  コメント(0)

• 

  愛のささやきで眠らせて　リンゼイ・サンズ

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】愛のささやきで眠らせて [ リンゼイ・サンズ ]＜あらすじ＞スコットランド領主の長男キャム・シンクレアは、暴漢に襲われていた旅の少年ジョーンを助けたものの、負傷して意識を失ってしまった。少年の献身的な看病 で無事回復したキャムは、彼を目的地まで送り届けると約束する。しかし道中、ふとしたきっかけでジョーンが実は男装した乙女であることに気付いてしまう。 欲望を募らせていくキャム、たくましい彼の魅力に抗えないジョーンー。一方シンクレア城では、母親が集めた多くの令嬢たちが“花嫁候補”としてキャムの帰 りを待ちわびていて…！？オススメ度　★★★★☆　シリーズ第2作。いつものサンズ節というか、安定した面白さでした♪　20ページくらいまで読みすすめたところで前作の内容をすっかり忘れているのが気になり始め、一作目「約束のキスを花嫁に」を再読しましたが、一作目の20年後でした。そちらのカップルも登場しますので、読んでいたほうがより楽しめますが、この作品だけよんでも大丈夫だと思います。どういうスピンオフ関係なのかは、未読の方の楽しみをそいでしまいますので、伏せておきますね☆一作目では、修道院にいて修道女になるための前段階（映画サウンドオブニュージックのマリアを想像しています）にあったヒロインが、姉が駆け落ちで身代わりとなって政略結婚に差し出される羽目になります。初々しい二人はラブラブなのに、何度も何度も事故やもろもろの事情でヒロインの着ているドレスが台無しにされ（笑）、不審な事件が起こり・・・という展開。今作ではヒロインが自分が女性であることを隠して目的地に向かっていますが、ヒーローが成り行きで同行することになり、旅を続けながら親しくなっていきます。妻を出産で亡くしていて、もう結婚はしたくないと思っているヒーローと、治療師の娘として難産を何回も扱って自分は出産をしたくないと思っているヒロインがどうやって自分の恐怖心を乗り越えて幸せをつかむのか、楽しい紆余曲折でした。縁結びについては前作ヒロインのアナベルが大活躍でした！それにしても今回も前回もサンズのヒロインは恥ずかしい目に何度もあってしまって可哀想ですよね～。（そしてこのシリーズの影のお約束は、ヒロインは借り着か着たきりすずめ、さらにそのドレスをいつも台無しにしないといけない、そして衣装はロスにそろえてもらうということになっているんでしょうかね？　シリーズ次回作にもこの展開があるのか楽しみです）そんな間の悪さ加減を人の悪いことに楽しま せてもらっていますが。無垢というかドジというか、飾らないところが人間的でサンズヒロインの魅力のひとつかと思いますので、今後も期待したいです。シリーズ第3作は、今回顔出ししていた口が悪くて男勝りなヒロイン友人がヒロインとなるようです。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】約束のキスを花嫁に [ リンゼイ・サンズ ]

  August 29, 2015

  コメント(0)

• 

  野花のティアラを飾って　トレイシー・ブローガン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】野花のティアラを飾って [ トレーシー・ブローガン ]＜あらすじ＞１６世紀スコットランド。シンクレア氏族長の娘フィオナは、婚礼の日を屈辱とともに迎えた。父に不遇の死をもたらし、母を殺したキャンベル氏族長ー宿敵の息子に、その身を捧げる日だったからだ。敵意をむき出し、様々な騒動を引き起こすハイランドの乙女に手を焼く新郎は、ひたすらに優しさで心を溶かそうとするが…。ＲＩＴＡ賞ファイナリストの新鋭が贈る、珠玉のヒストリカル・ロマンス！！オススメ度　★★★★☆　★4.5ロマンス、過去の因縁、スコットランド王を巻き込むクラン同士の争いと、血なまぐさすぎずドラマチックでバランスのとれた面白いロマンスでした♪　読みきりだし、ハイランダーもの入門作品として周囲にオススメするのに◎かも。作者自身のあとがきに尊敬、私淑してしているらしい作家さん３人の名前が挙げられていたのですが、ジョアンナ・ボーンとシェリー・トマスが含まれていて、特にジョアンナ･ボーンについては、本作の権力がからむ陰謀あたりに影響を感じました。ロマンス面では、若い二人が敵対しあうクラン出身で、政略結婚であるということから困難なスタートとなります。男と女の考え方の違いだけでなく、過去の因縁も持ち込まれ、突っ張りあい、傷つけあう二人。見所は若くてあまり女心がわかっていないヒーローが、すでに結婚を無理強いされ警戒心全開のヤマアラシのようなヒロインに歩み寄ろうと一生懸命優しくしているのに出し抜かれてしまったり、親戚の女性に関係改善のためのアドバイスをもらえばからかわれてしまったり、ヒロインにはねつけられながらも努力しているところかなぁ。女心がわかってないんだよねぇと読みながら思いつつ、応援したくなるような彼でした☆　（ところでジョアンナ・ボーン、「ドーバーの白い崖の彼方に」だけで翻訳が止まってしまっていますが、分厚い作品でありながらそれ以上に中身の濃い本当に！！！　読み応えある作品なので他の作品も読みたいですね～）　ジョアンナ･ボーン公式サイト【楽天ブックスならいつでも送料無料】ドーバーの白い崖の彼方に [ ジョアンナ・ボーン ]  

  August 27, 2015

  コメント(0)

• 

  永遠の愛につつまれて　マヤ・バンクス

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】永遠の愛につつまれて（上） [ マヤ・バンクス ]＜あらすじ＞かつての恋人に虐待されていたローレンは、兄が暮らす町で隠れるように暮らしている。兄の妻のキャリーの家族は、ひとりの妻に複数の夫を持つという一般的とはいえない生活を送っているけれども、ローレンを温かく迎え入れてくれた優しい人々だ。前に住んでいたニューヨークとは似ても似つかない静かなこの町をいまでは故郷のように感じ、以前の生活には二度と戻りたくはないと思っていたローレンだが、過去は彼女を見逃してくれずー。表題作のほか、コルター家の人々のその後を描いた『クリスマスに愛を』も掲載！コールターシリーズ完結編。ロマンス小説のホットさ、恋愛（人数？）定義の枠に挑戦している規格外な作品なので、 ロマンスは１×１でないとというかたにはオススメしません。愛があるのでエロチカではなくロマンスだとは思いますがかなりホットです。シリーズ最初の「罪深き愛につつまれて」はロマンス作品としてはかなりショッキングだったと思うのです。なんで複数じゃなきゃいけないんだろうとか、それは愛じゃないんじゃないかとか、差別もあるんじゃないかとか、想像するに作者にも作品の反響がたくさんあって、それに返答するようにいろいろ考えて生まれた作品なのかなぁと思いました。イロイロなタイプの男性に一度に好きだと言われて、愛されつくされたいという密かな女心を満たしてくれる作品だと思います♪　（超・変則的とはいっても）家族の絆、男女の愛の絆が力強いテーマなので、私自身はマヤ・バンクス版ホットファンタジーと考え、かなり楽しめたシリーズでした。シリーズが終了してしまい、名残惜しいです（爆）。

  August 20, 2015

  コメント(0)

• 

  ひびわれた心を抱いて　コレール

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】ひびわれた心を抱いて [ シェリー・コレール ] ＜あらすじ＞３年前、何者かに襲われて生死の境をさまよいながらも生き延び、世間から身を隠していた元報道番組リポーターのケイト。彼女の身も心も傷つけた憎き“惨殺 犯”が、女性リポーターを標的としてふたたび連続殺人を始めた！一方、“惨殺犯”を追っていたＦＢＩ捜査官ヘイデンは、唯一の情報源であるケイトの居場所 をつきとめ、捜査への協力を強要する。はじめは反発しあうふたりだったが、事件が錯綜するなか互いの心の傷にふれあい、いつしか惹かれ始める。そしてつい に明かされた真犯人の正体は、意外にもー！？ゴールデンハート賞（ＲＩＴＡ賞新人部門）ファイナリスト、衝撃のデビュー作！若き才能が贈る“使徒シリー ズ”降臨！！！元ＴＶリポーターの女性と、冷静沈着なＦＢＩ捜査官が連続殺人犯を追いつめるロマンティック・サスペンス。オススメ度　★★★★☆これから外出の予定があるので、「時間になったら途中でもやめよう」 と思って昨夜読み始めたのですが、やめておけばよかった。先が気になってつい最後まで読んでしまい今朝は寝不足です。 ヒーローはFBI、ヒロインは事件までは成功しつつあったリポーターで、仕事が出来るだけでなく美男美女ですが、共に過去に傷を持ち、どこかいびつなものを感じさせて完璧ではないところが逆に人間らしさをかんじたかも。ヒーローは、自分が警戒心の強いヒロインに出会ってから（彼女に）頭を殴られ逃げられそうになり、わき腹を殴られ散々攻撃されていたのに、手品で彼女を微笑ませることができた同僚にジェラシーを感じて自分は笑いかけられていないと自虐的になってしまったり、保護欲全開だったり、自分では感情がないと思っているかもしれないけど、周りにはみえみえな気持ちがおかしかったです♪　　ロマンスの流れはよかったのですが、ヒーローがどうしてきちっとしていないと気がすまないのか、コントロールフリークの原因はなんなんだろうとか、味方がみんないい人すぎるとか、FBIの同じチームの同僚同士の関係が薄すぎではとか、物足りなさを感じた部分もあったけれど、脇をかためる盲目の元軍人とか、靴フリークの現場のたたき上げらしい初老の女性巡査部長とか個性が強烈でナイスでした。サスペンス面はそれなりに血なまぐさかったけれど、読んでいて怖すぎて、後ろが振り返れないというほどのリアリティでもなく、ロマンス＞サスペンスな作品な印象で読みやすかったです。シリーズ物ということなので、続きが気になります！

  August 19, 2015

  コメント(0)

• 

  閃光　キャサリン・コールター

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】閃光 [ キャサリン・コールター ]＜あらすじ＞若い女性を狙った連続絞殺事件が発生。ＦＢＩのサビッチは若手捜査官のルーシーとクープを担当させる。そんな矢先、ルーシーの父親が急死。遺された謎の言 葉から、封印された一家の秘密の扉が開きだす。２２年前の祖父失踪の真相とはー？一方、全米各地で繰り返される悲劇に捜査は難航するが、ＤＮＡ鑑定の結 果、犯人は稀代の連続殺人鬼テッド・バンディの子供だと判明した。ＦＢＩをあざ笑うかのように犯行を重ねる殺人鬼はサビッチを狙撃。不意を衝かれた彼はそ の場にくずおれるが…！？ オススメ度　★★★★☆ 日本ではシリーズ12作目の発売♪　一時スピンオフ作品が発売されていたので、今度もそちらかなーと思っていましたが、勘違いでした。シャーロック＆サビッチのユニットが事件を解決するシリーズです♪ 今回、３件の事件が入り乱れて、登場人物、関係者もたーくさん。被害者には英語が母国語ではないインド系アメリカ人も出てきていましたが、実社会を反映しているんでしょうか。サスペンス面では異常犯罪者が自分の理屈で犯罪を重ねていく様子が異様で、迫力ありました。ロマンスはあるんですが、ごく自然な感じで二人とも好感度高かったですが、メインではなく物語要素のひとつというかんじで、薄めです。いつものSSの息のあった掛け合い、深い絆とショーンを含めた家族らしいエピソードは微笑ましく、安定の面白さでした☆　読めて満足です。  物語のなかでヒロインが屋根裏で発見するスチーマートランクという品があるのですが、港に積み上げられたルイヴィトン風の巨大で角ばった品かなぁと漠然としか想像できなかったので、検索してみたら画像がたくさんヒットしました。なんだか宝箱みたい。当時は自分で持って歩くというよりは、旅行できる特権階級の人たちはポーターや自分の召使のひとに運んでもらっていたのかな。おそらく洋服の出し入れ、整理もメイドさんが・・・（うらやましー）   

  August 8, 2015

  コメント(0)

• 

  侯爵からの愛は春風のように　シェリル・ボーディン

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】侯爵からの愛は春風のように [ シェリル・ボーディン ]＜あらすじ＞結婚してすぐに夫を戦争で亡くしていたジュリアナは、弟の結婚相手を探すため叔母とロンドンへ向かうが、道中で馬車が事故を起こしてしまう。そこへ通りが かったオーブリー侯爵と友人が彼女たちを助けてくれるが、傲慢な態度にジュリアナはむっとする。ところがその直後、頭を打っていた彼女は侯爵の腕の中で気 を失ってしまうー。それから馬車を直すまでの数日間を一緒に過ごすうちにジュリアナは侯爵の快活で優しい一面を知り惹かれていく。そして、ついにふたりは 月夜の晩に春の香りに満ちた庭で口づけを交わすが、侯爵は彼女が亡き戦友の妻であり、自分が恋焦がれていた“理想の女性”だと知ってしまい…。（ほか１篇 を収録）オススメ度　1篇目　★☆☆☆☆　2篇目　★★★☆☆ページのややへりのほうまで本文が詰め込まれていて、１冊にまとめるために苦心されたのかなーと思いながら読み進めました。やっぱり分冊になれば割り高になるでしょうから、お得な1冊のほうが嬉しいですね♪１作目と２作目はヒーロー同士が異父兄弟のスピンオフ関係です。１作目のあらすじは、私にはすっごく美味しいかんじの展開だったので読むのを楽しみにしていたのですが、ヒロインが好きになれず・・・魔法使いのおばあさん的な存在がいたり、仲人陣も跋扈し、過去のスキャンダルやら兄弟の軋轢やら主人公たちのすれ違いも、内容的にはかなり盛りだくさんにもかかわらず、美人で男性には聖母に見えるヒロインに最後まで白けてしまい、ごめんなさい、残念な読後感でした。 2作目のほうは、不幸な過去の出来事で隻眼になっているフランスの伯爵の話。一作目の魔法使いのおばあさん的な存在を訪ねていくと彼には衝撃の出会いが待っていました。スキャンダルを避けるために、偽装婚約をもちかけるヒロイン。彼女となら結婚生活も悪くないかもと考えたヒーローは相手の話にのったとみせかけてさりげなく結婚へ誘導しようとしますが・・・。こちらのヒロインは、双子の弟や家族を守るべく奮闘努力中。当時としては規格外の女性ですが、話は読んでいて小気味よく、楽しめました。全体的に美味しいネタはたくさんあるのに、詰め込み感があって、すじがすっきりしないというか、読了後思い返したときに個々のエピソードがつながりにくい感じがしました。あとヒストリカルは本当にいろいろ出版されているので、この作家さんでないと、という個性がもっとほしかったかも。

  August 1, 2015

  コメント(0)

• 

  謎伯爵は花嫁を求める　ジーナ・コンクル

   【楽天ブックスならいつでも送料無料】謎伯爵は花嫁を求める [ ジーナ・コンクル ]＜あらすじ＞雨の降る深夜、継父に古びた宿屋へと連れてこられたリディアは、自分が借金のかたとして差し出されることを知った。それも、ロンドンの怪人、謎伯爵、グリ ニッジの世捨て人と噂される、人前から姿を消していた伯爵に。そんなことは受け入れられないとリディアは断ったものの、継父が借りた金を返せない以上、罪 もない彼女の母親にまで害が及ぶと伯爵に告げられる。そう、負債を完済できないかぎり、母親も恐ろしい債務者監獄に入れられてしまうのだ。それを回避する ためには、リディアは伯爵のもとへ行かねばならずー。オススメ度　★★★☆☆　★3.5謎めいた伯爵に、義理家族の借金と母親の安全を盾にさらわれるようにして屋敷に連れて行かれたヒロイン。 読んでいてワクワクしました♪　ヒロインは平民ですが、あとがきによれば、この作家さんは市井の人々を作品にすることに興味があるみたい。伯爵の謎が次第に明らかになっていきますが、ヒロインも独自の才能を見せはじめ、相手の陣地でも負けていません。貴族令嬢との結婚を望むヒーロー母との丁々発止のやりとりはみものでした☆　本作の登場人物でスピンあるのかなーと思った人物を主役にした続編も刊行予定のようで、楽しみです。

  July 28, 2015

  コメント(0)

全1194件 (1194件中 301-350件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ... 24 >