EXCITING!ここぞ、色の宝庫!
タンゴ発祥の地、ブエノスアイレス。その中でも更にこの地区から生まれたとされる場所、LaBoca。しかしここで注目したいはの、それだけではない。この地区に足を踏み入れたとたん、目に飛び込んでくるもの。それは、色彩の洪水。貧しいこの地域では、家の壁を塗るペンキが手に入らずに、船を塗った残りのペンキを様々に組み合わせてトタンに色をつけ、家にしたという。そのため、余り余りの異なった色彩が溢れているのだ。裏の住宅地へ入ってみるとその貧しさがひしひしと伝わってきて、汚さと色彩の作り出すコンビネーションが、目を奪ってはなさない。貧困と、強烈な色のパレット。私は興奮しながらシャッターをきり、街中を駆け巡る。そこへ何度か、お金を乞う子供たちがやってきて、スペイン語で何かを言ってくる。「スペイン語わからないの。」と言うと、「Hey,My friend, I WANT MONEY!」といって手を差し出してきた。これには私たちもびっくり!誰か大人が教えたのであろうこの英語、あまりにも露骨でわらってしまう。おそらくこの子供は、教えられたままに言っているだけなのだろうが・・・夕方過ぎて街の中心に戻ると、街角で、タンゴが繰り広げられていた。人だかりが出来ている中に混ざって少し鑑賞した後、今度はきちんと、レストランへ行ってタンゴショーを楽しむ。何を食べたのかも忘れてしまうくらい、食いつくようにステージから目が離せなくなる私。この、官能的で情熱的で、刺激的なドラマ。タンゴに 魅せられてしまった。「明日、タンゴを習いに行こう!」色彩の宝庫LaBocaの写真はコチラ から。タンゴの写真はコチラから。