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テーマ:新幹線(113)
カテゴリ:鉄道
震災後わずか50日足らずで、東北新幹線が全線復旧しました。
阪神大震災の時に被災した山陽新幹線が 復旧まで3か月を要したことを考えると、驚異のスピードです。 山陽新幹線の場合、数か所で高架橋が崩壊するくらいの 大きなダメージがあり、 それに反して東北新幹線は橋脚の一部損傷と架線柱の折損、 レールの歪み程度の被害だったわけですが、 しかし山陽新幹線の被害は阪神間のわずか10数キロ、 東北新幹線のそれは延長470キロ超。 東京-大阪間を超える距離に渡って被害を受けたことを思えば、 やはり2か月足らずの復旧は驚異だと思います。 阪神の時もそうでしたが、 今回の復旧作業も全国のJRグループから要員が集結。 特に、阪神大震災の復旧に際して借りがあるJR西日本は、 3月11日の本震直後に社長がJR東日本の社長に直接電話をかけ、 復旧作業にかかる要員の派遣を表明するとともに、 現場に詰める職員のための さまざまなアイテムの配送手配を伝えたとか。 こういう内外の協力があってこその、復旧スピードだったわけです。 ちなみに仙台駅構内では、 上の写真のようにレールが大きくゆがんだ箇所があったのですが、 これは保線職員が金づちで 「コンコン」とたたきながら戻していったんだそうです。 レール幅1435ミリを1ミリでも違わずに戻す必要があり、 気が遠くなるような作業ですが、 こういうのは日本人は得意なんでしょうね。 そういえばあまり報道されませんでしたが、今回の地震では、 新幹線も想定以上の激しい揺れに見舞われたものの、 営業中の列車は1本も脱線せずに安全に停車しました。 改めて日本の鉄道技術の優秀さを思い知ったことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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