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テーマ:新幹線(71)
カテゴリ:鉄道
今年に入ってから大阪出張がしばしば入り、
新幹線のお世話になることが多くなりました。 以前に比べると東海道新幹線もずいぶん進歩したなぁ、と思います。 まずはスピード。 『のぞみ』は以前の『ひかり』に比べて30分も早く 東京-大阪間を結ぶようになっています。 この30分の速さは体感的にもかなりインパクトがあります。 沿線は特に静岡県が東西に長いため、 『ひかり』の時代では同県を通過するのが ずいぶんと長く感じていました。 ところが『のぞみ』になってからはこれが短い。 今回の出張の復路でも、 さっき浜松だったと思いきや、雑誌をチラ読みしたり、 iPadを操ったりしているうちに、 気がつけばもう新丹那トンネルに入っていたりしましたから。 そしてスピード以上に気づかない進歩があります。 本当によくよく考えれば、の話なのですが、 トンネル内の『耳ツン』がないんです。 狭いトンネルの中に高速で列車が進入すると気圧が大きく変化し、 それが車内の気圧にも影響を与えて起きる『耳ツン』。 かつては当たり前の現象でした。 ただでさえそういう状況なのに、 トンネル内で対向列車とすれ違おうものなら ヘタをすれば耳が痛くなるほど。 不快だけど、でもしょうがないと諦めざるを得ない話でした。 それが今はスピードアップした『のぞみ』ですら、 『耳ツン』はほぼ体感することがなくなりました。 最近の新幹線の車両は、乗降ドアが閉まると密閉する構造になり、 車内は飛行機内と同じで気圧をコントロールできるように なっているんだそうです。 なので『耳ツン』は起きないようになったのだとか。 目に見えないところでもどんどん進化していってるんですね。
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