|
テーマ:首都圏の鉄道(136)
カテゴリ:鉄道
都心部では駅ホームからの転落事故が後を絶たず、
行政からは鉄道各社にホームドア設置が強く要請されています。 確かにホームドアが設置されている鉄道路線では 人身事故がほぼ皆無であり、その効果は絶大。 しかし反面、こういった安全投資は 直接収益には結びつかないため、 鉄道会社が設置に積極的でないのも事実です。 そんな中、首都圏では悲惨な事故が続いたことから、 これ以上の消極的姿勢は、企業イメージを悪くすると考えたのか、 このところは一転、ホームドア設置に前向きになってきました。 JR東日本は利用者が圧倒的に多く、 しかも相対的にホーム幅が狭い山手線の 全駅への導入を決定し、鋭意工事を進めています。 京王線もこの夏に竣工する調布駅付近の地下化に合わせ、 調布駅を含む周辺の数駅にホームドアを設置。 京急線は最も新しい羽田空港国際ターミナル駅が ホームドア設置の第一号。 つくばエクスプレスは開業時から全線でホームドア設置が実現。 地下鉄に目を転じると、 都営は大江戸線が鋭意設置中。 東京メトロは、南北線と副都心線が開業時から設置済みで、 丸ノ内線が全駅に設置済みで、 千代田線は一部の駅に設置しています。 そして現在は有楽町線の駅への設置中で、 ほぼ全駅への導入が完了しました。 既存路線へのホームページ設置は、 営業を行いながらの工事なので長丁場となり、 それだけ投資額も高くなりがちですが、 しかし安全にかけがえのないことでもあり、 今後とも各社には鋭意努力してもらいたいものです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月31日 21時43分24秒
コメント(0) | コメントを書く
[鉄道] カテゴリの最新記事
|
|