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テーマ:首都圏の鉄道(136)
カテゴリ:鉄道
先週、大阪へ出張したときのこと。
電車を待つべくホームで並んでいたのですが、 「この列、やけに女性が多いなぁ」と思っていたら、 何と女性専用車両の位置でした。 そりゃ女性ばかりで当然です。 そんなところに並んでいたなんて恥ずかしいやら何やら…。 気をつけてホーム上の掲示をチェックしていれば、 そこが女性専用車両が到着する場所だ、と分かるわけですが、 なぜそこまで意識していなかったかというと、 ふだん利用している関東の鉄道とは 女性専用車両の連結位置がまったく違うからです。 関東は、ごく一部の鉄道を除いて、ほぼすべての鉄道会社が 編成の最前部か最後尾を女性専用車両と設定しています。 それに反して関西では、JRも私鉄も地下鉄も、 すべて編成の真ん中に女性専用車両が連結。 関東在住の僕は、女性専用車両は「端っこ」と 頭も身体も覚えているため、 編成の真ん中は「通常の車両である」と 無意識のうちにとらえているのです。 だから何の気なしに、 女性専用車両の位置に堂々と並んでいたわけで。 どういう経緯で、西と東で女性専用車両連結位置が こうも違ってしまったのかはわかりかねますが、 僕はここで東西の男尊女卑度の違いを かいま見たような気がしました。 編成の最前部や最後尾は、 一般的に駅の階段やエスカレータ、エレベータからは離れています。 乗りにくいし、降りにくい。 それに対して編成の中程は階段等にも近く、便利な位置。 不便な位置に女性専用車両を持ってくる関東は より男尊女卑が際だち、 便利な位置に女性専用車両を設定する関西は、 より女性への気遣いを表明している。 まるで対照的な関東と関西ですが、 男尊女卑度もかなり対照的なのかもしれません。
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