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テーマ:首都圏の鉄道(136)
カテゴリ:鉄道
僕の住んでいる西武沿線ではさほど話題にもなってませんが、
おそらく京王沿線では今年最大のトピックであろうできごとが 昨日から今日にかけて展開されたため、 その現場に行ってきました。 京王調布駅です。 同駅は新宿から来た線路が、 八王子方面の京王線と 多摩ニュータウンを経由して相模原市方面へ向かう相模原線が 離合・合流するジャンクション駅。 これまでは地上で、しかも京王線と相模原線は平面交差だったため、 ひっきりなしに発着する列車をさばくのに 神業的なオペレーションが要求されるのと、 踏切は開かずの状態で、大きな交通のネックとなっていました。 東京都と京王電鉄が都市計画で地下化を進めることになり、 ここ数年、工事を行ってきましたが、 いよいよ地下駅が開業する運びとなり、 昨夜の終電後に線路の付け替え工事を開始、 今朝は始発から10時頃まで運休して数時間で線路の付け替えを 行いました。 その工事が完了した直後に調布駅周辺を訪れました。 上の写真は駅の西側、京王線と相模原線の分岐部です。 真ん中の直進の線路は京王線上り線、 そして左側へ分岐している線路は相模原線の上り線。 左隣の京王線下り線と相模原線の上り線が平面交差しているので、 ここが輸送の隘路となっていました。 昨日までは間断なく列車が往来していましたが、 この時間は既に地下へ移行。 遠くに見える黄色いパーテーションは踏切だったところです。 下写真がその踏切跡。 線路が地下に移された瞬間、電車が走らなくなったことを表すために、 線路側に工事用パーテーションが立てられました。 昨日までの地上駅は夜中のうちに重機が入り込み、 地下駅を開業させるための最小限の取り崩しを行ったようです。 上写真は分岐した相模原線の地上線跡。新宿方向を向いて撮影。 線路は右へ急カーブしていて、左手からの京王線と合流し、 調布駅に入線していました。 昨日まで数分おきに列車が行き交う区間で、 しかしその線路にもう二度と列車が走らないことを思うと、 何だか不思議です。 カーブに設けられた踏切跡は、道路側の段差を軽くするためか、 アスファルトで線路が埋められていました。 こちらは京王線の付け替え区間。 こちらも昨日までは数分おきに列車が行き交っていましたが、 もうこれからは二度と走ることもなく、 数ヶ月後には線路もはがされてしまうのでしょう。 京王線をしばらく八王子方向へ歩いていくと、 線路と立体交差している道路が見えてきました。 今日から地上に列車は走らなくなったので、 立体交差の意味がなくなりました。 何とももったいない話……と思っていたら、 橋脚の造作を見ると、どうやら高架橋自体が仮設のよう。 こちらも今後数ヶ月のうちに撤去されるのでしょう。 炎天下の中をさらに西の八王子方向へ線路沿いに歩き、 地上から地下へのアプローチ部を訪問することにしました。 続きはまた明日。
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最終更新日
2012年08月19日 22時56分43秒
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