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テーマ:近代化遺産を歩く(146)
カテゴリ:鉄道
今日から10月。
台風一過の関東は雲一つない快晴で、 日差しが夏のよう。気温も30℃はあったでしょうか。 秋とは思えない気候でした。 そして今日は鉄道ファンには待ち遠しい、 東京駅・丸の内駅舎の復原竣工です。 残念ながら台風のために準備が滞り、記念式典は中止になったそうですが、 5年という時間と500億円という費用をかけた復原工事は 無事に完了しました。 僕はというと一昨日の夜に、 こけら落とし間近の丸の内駅舎を訪れました。 北口・南口ドームの情報には、 4方向に巨大なデジタル・サイネージのディスプレイが掲げられ、 アニメーションとともに、復原工事完工を知らせていました。 工事中は仮囲いが目立ち、殺風景だったドーム内もスッキリ。 ところが肝心のドーム上方にあるレリーフは、 覆いが邪魔で見ることができず。 これはグランド・オープンまでお預けのようです。 外へ出てみると、 夜のとばりの中にライトアップされた駅舎がとてもきれい。 駅舎の正面。ここだけ切り取って見れば、 ヨーロッパの景色と見まごうほどですね。 オープンに合わせて、ステーションホテルも営業再開。 こちらが正面玄関です。 南口ドーム方面を見ると、右手に、こちらも先ごろ竣工したJPタワーが。 元の東京中央郵便局で、検見川送信所と同じ吉田鉄郎氏の設計になるもの。 残念ながら大半が壊されてしまい、 近代的なタワービルが立ち上がってしまいました。 東京駅の設計者は、日本銀行本店も設計した辰野金吾氏。 レンガや石積みなど、 華美な建築物は人目も惹き、保存にドライブがかかりますが、 反面、東京中央郵便局はシンプル過ぎて、 現代人にはなかなかその価値が伝わりませんでした。 同じ場所で、建物保存の陰と陽が同居している東京駅前です。
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最終更新日
2012年10月01日 17時38分24秒
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