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テーマ:首都圏の鉄道(136)
カテゴリ:鉄道
近年、駅のホームで電車の発車間際に鳴る音が
メロディになっているケースがよくあります。 以前は「ジリリリリ……」といったベル音や、 「プルルルルル…」といったような無機質な電子音が定番でした。 そんな中、関西を走る京阪電車では30年以上も前から 特急や急行の、ターミナル駅での発車チャイムがメロディになっていて、 その時代は他の鉄道会社の大半がベルや電子音だったので けっこう違和感を感じたものです。 時代が下って、国鉄が民営化されてJRになったとき、 JR東日本が新宿駅ホームの発車チャイムを琴の音色にしたことが 話題になりました。 それを機に、JR東日本ではそれぞれの駅の発車チャイムを メロディー化しはじめました。 駅によってはその駅にゆかりのある音楽を音源にしたものもあります。 たとえば蒲田駅は映画「蒲田行進曲」のテーマを、 恵比寿駅はヱビスビールのCMで使われている映画「第三の男」のテーマ、 そして高田馬場駅はこの地が鉄腕アトムの生まれ故郷ということで 「鉄腕アトム」の主題歌を、といった具合。 そうすると私鉄も負けじと駅のチャイムをメロディ化。 わが西武鉄道も、 ガンダムを生んだアニメ会社「サンライズ」の 最寄り駅ということで、上井草駅が「ガンダム」のテーマ曲、 近隣に漫画家・松本零士氏が住まわれているという大泉学園駅が 「銀河鉄道999」のテーマ曲。 本川越駅は、数年前のNHK連ドラ「つばさ」の舞台になった記念で アンジェラ・アキの歌うテーマ曲の一節と、 いろいろとゆかりのあるメロディーが採用されていますが、 西武高田馬場駅も今月になってメロディーが新しい曲に変わりました。 それが何と味噌の「マルコメ」のCM曲なのです。 「♪マルコメ、マルコメ、マルコメ、マルコメ、マルコーメみそ♪」 というやつ。あ、ちなみに歌はなくてインストロメンタルですが。 そもそもマルコメ味噌は長野に本社のある会社ですし、 高田馬場とは縁もゆかりもないはずなのですが……。 なぜゆえに…? といった疑問が湧いてきました。 何だか奥深い事情がありそうですが、その答えはまた後日。
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