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テーマ:首都圏の鉄道(136)
カテゴリ:鉄道
東京や大阪の鉄道路線は、
路線ごとにそれぞれテーマカラーが決まっていて、 乗り慣れない人も、 色を頼りに自分の乗る電車が判るよう配慮されています。 で、そのカラーは、その路線を走っていた電車の ボディカラーとリンクしています。 だいたいは、先にカラーが決まっていて、 後から電車のボディカラーを路線カラーにペイントする、 というケースなのですが、 首都圏のJR中央線やJR山手線などは、 それまでの国鉄車両が (SLの煤煙が付着してもあまり目立たないように) チョコレート色一色というくすんだ色のイメージを払拭するために、 明るいカラーをまとわせたことが話題となり、 たまたま中央線の車両にはオレンジ色を塗ったので、 ラインカラーはオレンジに、 山手線のそれはウグイス色を塗ったので、 ラインカラーもウグイスに制定された経緯があります。 その後、時代は移って車両のボディー材質が 鉄からステンレスやアルミに替わって、 銀色ボディーむき出しの車両ばかりになりましたが、 窓下にワンポイントカラーとしてラインカラーを入れることが 標準になって、今に至っています。 で、それまで茶色い電車しか走っていなかった山手線に、 カラフルなウグイス色の電車が走り始めたのは1963年。 つまり、今から50年前のこと。 ということは、山手線の路線カラーが決定づけられて 今年はちょうど半世紀ということになります。 それを記念して、今の銀色車両の全面に ウグイス色のカラーフィルムをラッピングした 「みどりの山手線ラッピング電車」の編成が一本、 今年から期間限定で走り始めました。 山手線の車両、およそ50編成のうちの1編成なので、 出会う確率は低く、しかも僕の場合、内勤になってからは 日中、ほとんど電車に乗ることもないため、 ついぞ間近で見たことはありませんでしたが、 先日、たまたま出かける用事があって、 高田馬場駅で内回り電車を待っていたら、 反対の外回り線に到着した電車が、 まさにその「みどりの山手線ラッピング」の電車でした。 ボディーの至るところに、 サントリーの緑茶『伊右衛門』のロゴが散りばめられています。 つまり、サントリーがスポンサーとなっているんですね。 4年前、山手線開通100周年の記念すべき年には、 ウグイス色の電車が登場する前に山手線を走っていた 旧型国電を再現するため、 チョコレート色のラッピング電車が 期間限定で走ったことがありましたが、 そのときもちゃんとスポンサーがいて、それは明治製菓でした。 で、ボディーには明治チョコレートの宣伝が 散りばめられていたことです。↓ スポンサーあってのラッピングですが、 しかし、同じ広告電車でもこれだけしゃれていると 話題性は十分ですね。
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最終更新日
2013年03月17日 13時05分38秒
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