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テーマ:気になる言葉(2)
カテゴリ:鉄道
2週間ほど前、
埼玉チャプターの月例のセミナーに参加した帰り、 帰る方向が同じのマイコーチと 大宮からJR川越線に乗車しました。 JR川越線は、路線の大半が単線。 ただし大宮から川越までは、 どの駅も駅構内は複線になっていて 上り列車と下り列車がすれ違うことができます。 僕たちの乗った電車も途中駅で上り列車と交換。 その際に、車掌さんが 「上り列車と行き違いますので、○分停まります」 とアナウンスしました。 ここでマイコーチが『行き違い』 という言葉に食いつきました。 用法がおかしいのではないか、というのです。 確かに『行き違い』とは、 「お互いの意見や考え方が異なっていて結論が出ないさま」 を言い表すようです。 単線区間で上下列車がすれ違う、 とはにわかに解釈できない言葉です。 ところが、鉄道用語では『行き違い』を 「上下の列車がすれ違う」意として定義されているんですよね。 鉄ちゃんの僕としては違和感は感じないんです。 でも、ふつうの人たちは違和感に感じるんでしょうかね。 この話を会社でもしたところ、 すかさず鉄道に詳しい社員が、 「僕は『行き違い』とは聞いたことないですね。 どちらかというと『待ち合わせ』が多いです」と コメントしてくれました。 「反対方向の列車と待ち合わせますので、 ○分停まります」 こういう感じですね。 うん、確かにそれが一般的かもしれません。 僕らが乗った電車に乗務していた車掌さんは、 よほど社内の専門用語が世間にも認知されている、 と思い込んでいるんでしょうかね。
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最終更新日
2013年06月28日 23時36分35秒
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