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テーマ:関西の鉄道(2562)
カテゴリ:鉄道
鉄道ネタです。
超ローカルな話ですが、大阪府下の大規模な郊外住宅地である、 泉北ニュータウンを縦断している鉄道、 『泉北高速鉄道』が身売りをしている話がありました。 経営している『大阪府都市開発』という会社は、 大阪府が出資している半官半民のいわゆる第三セクター。 大阪維新の会の橋下代表が、まだ大阪府知事だった頃に、 府行政の改革の一つとして、この大阪府都市開発の解散と、 事業の身売りが俎上に上がったのでした。 泉北高速鉄道は、 僕が大阪時代に毎日乗っていた南海高野線と 相互乗り入れしており、 しかもヨメさんの実家は泉北ニュータウンだったこともあって、 僕にとっては身近な存在。 で、どこが身請けするのかと問われれば、 元々列車の運行で切っても切れぬ関係にある 南海電鉄をおいて他にないと思われ、 実際に同社が名乗りを上げていたことから、 「やっと泉北高速線が南海の一支線という、 本来の姿になるんだ」と安心していました。 ところが蓋を開けてみれば、 『ローンスター』という米国の投資ファンドが落札した、 というニュースが伝わってきました。 「目先の損得勘定でしかものごとを判断しない 外資系ファンドが、公共性の強い交通機関をうまく運営できるはずがない」 ということで、年初に大きな問題になった西武鉄道の話がありましたが、 こっちはあっさりとその方向性が決まったのです。 どうなるんでしょうかね。 どちらかと言えば保守的な、南海電鉄とうまくやっていけるのかしらん。 その混乱の尻拭いを利用者がカバーさせられるのであれば、 たまったもんじゃありません。 地元の堺市議会は、今回の決定を白紙に戻すよう、 決議案を採択したそうですが、 百戦錬磨の米国ファンドですから、 ちょっとやそっとでは「はいそうですか」と応じるわけでもないでしょう。 果たしてどうなるか。 東の地より、ちょっと落ち着かない心境で様子をうかがっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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