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テーマ:鉄道(23095)
カテゴリ:鉄道
今さらの話。
電車に乗っていると、車内放送がつきものです。 最近は女声のテープ放送が多くなってきましたが、 合間に車掌さんによる肉声の案内もありますよね。 で、この肉声の車内アナウンスにも、 関東と関西の違いを微妙に感じることがあります。 関西は合理的な感じで、 関東はほんのり温かさを感じるようなアナウンス。 たとえば、発車間際のドア閉めのとき。 関西ではどの鉄道会社でも 「ドアが閉まりまーす!」 と言いますよね。 ところが関東では、 すべての車掌さんがそうではありませんが、 「ドアを閉めまーす」 と言ったりします。 「閉まります」と「閉めます」。 意味としては同じですが、 受け取る側のニュアンスは何となく違う気がします。 「閉まります」というと、 機械が自動的に閉めている感じがして、 聞く人にとって少し冷たい印象が感じられるんですよね。 「慌てて飛び乗って、挟まれても知りませんよ」 というセリフが言外にありそうな感じ。 そこへいくと、「閉めます」と言われると、 車掌さんご本人自らが「私が閉めるんです」宣言をしているわけで、 しかもそれは本当のことですし、 「慌てて飛び乗って、挟まれちゃったらごめんなさいね」 というセリフが出てきそうなんですよね。 ちょっと温かい感じがするんですよ。 こんな感覚を持つの、僕だけでしょうかねぇ。 あと、たとえば急行が途中から各駅停車になるとき。 僕が大阪時代にお世話になっていた南海高野線だと、 区間急行は北野田という駅から各停になるんですね。 そのときのアナウンスは 「北野田から先は、“各駅に停まります”」 なんですよね。 で、僕が今お世話になっている西武新宿線の急行は、 田無という駅から各停になるんですが、 そのときのアナウンスは、これも車掌さんによってですけど 「田無から先は、“どの駅にも停まります”」 と案内するケースがあるんですよ。 これも何だか後者の方が“ほっこり”しますよね。 ちょっとした言い回しで、印象が温かくなる車内アナウンス。 関東でも少数派ではありますけど、 こういうアナウンスが少しでも多くなれば良いな、 と思っています。
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最終更新日
2014年09月22日 21時07分28秒
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