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テーマ:フィギュアスケート(3629)
カテゴリ:フィギュアスケート
NHK杯のこと書こうと思ってたら大風邪引いちゃって寝込んでしまいました。
フランス大会どころか今日からロシア大会じゃないかorz せめて女子だけでも書ける分だけ書いておきます。あとで加筆するかも。 タイトルがそれぞれ誰のことを表しているのかは容易にご想像いただけると思います。 26歳にして初めて競技で3-3を降りた(それもとても質の高いものを)明子ちゃん、 14歳で登場した時から既に誰も追いつけない高みに到達できると予感させた真央ちゃん。 明子ちゃんのSP「ハンガリアン・ラプソディー」はマートンの演奏だったんですね。 かりやんが「マートンの曲に遅れずに滑った選手はプルシェンコ以来初めて見ました」 と言ってましたが全くその通り。 ていうかかりやん、あんた世界一のプルヲタ認定だわw(ほめてます、一応) 振付はデイヴィッド・ウィルソンでどなたかの振付と同じ人なんですが。 デイヴィッド・ウィルソンすごいじゃん。 この人の振付ってこんなに魅せるものだったんだ。 身体を仰向けに倒して上げた方の足の膝を曲げるスピンがあるんですが どなたかが滑るとただの「ドザエモンスピン」になるものが明子ちゃんが回るとあら不思議。 ちゃんとレベルを取るためのディフィカルト・ポジションだと分かります。 手の指先から足の爪先までしっかり意識して綺麗に見せることができるからでしょう。 きっと振付師冥利に尽きるのではないかと思います。 どんなに素晴らしい振付を考えたとしてもそれを表現してくれる滑り手がいなければ アイディア倒れになってしまいますからね。 その意味ではパスクアーレ・カメレンゴも滑り手に恵まれましたね。 FSの「こうもり」はカメレンゴの振付。 ジャンプが抜けてしまったのは残念でしたが ステップは「Very アキコ」であり「Very カメレンゴ」でした。 明子ちゃんはミュージカルやラテンナンバーのイメージが強いですが(EXはそうでしたが) クラシックもとても素敵に滑りこなしてくれました。 表現の幅が広くて26歳になってもまだ進化し続けるのを見ると 本当にすごいと思うし楽しく幸せな気分になります。 SPでの長久保コーチの喜びっぷりにもこちらまで嬉しくなりました。 真央ちゃんのSP「シェヘラザード」は誰にも何も言われなくてもタラソワプロだと分かります。 かつてヤグディンが滑った「アラビアのロレンス」を観た方なら納得いただけると思います。 (私は真央ちゃん公式ブログの練習風景だけで「ロレンス」思い出しました) 両手を胸の前で交差させてから広げる振付が何度も出てきますが あれがタラソワ流アラビアンなのでしょう。 しかし凡百のスケーターがそれをしたのではただのクネクネ踊りになってしまいます。 真央ちゃんやヤグディンが滑るから「すごい!」「濃い!」とわかるのです。 オリンピックシーズン、「鐘」は最後まで真央ちゃんに合わないという評価が強かったですが 私は初めて観た時から全く違和感なく 「この難しいプログラムを滑れるのはコーエンでなければ真央ちゃんしかいない」と思いました。 話を戻すと3Aが抜けてしまったのは残念でしたが失敗の仕方が昨シーズンとは全然違います。 昨シーズンは最初から跳べる気がしなかったのが 今回は「跳べそうだったけどタイミングがずれたちゃったかな」という感じでした。 これで3Aが決まるようになったら…みどりVer.「シェヘラ」に並ぶプログラムになると思います。 「愛の夢」に関してはもう私が何か言う必要もないでしょう。鉄板プロです。 昨シーズン途中からスパイラルで終わる振付に変更しましたがそれがいいですね。 真央ちゃんのスパイラルの美しさは世界一ですから。 あれを振付けたローリー・ニコルはやはりすごい。そして最高に幸せな振付師です。 何より滑り終えた後の真央ちゃんの表情。今思い出しても涙が出ます。 昨シーズンは一度も見ることができなかった笑顔。 「うん、うん」と何度もうなずいて今できる精一杯のものを出し切った満足感にあふれていました。 この作品が完成したらかつてアイスダンスのドービル・ディーン組が滑った「ボレロ」のように しばらく誰も「愛の夢」を滑れなくなってしまうのではないかと思うほどです。 今日から始まるロシア大会でソト子ちゃんが同じFSで使っていますが 楽しみなような、気の毒なような… 石川翔子ちゃんは足の調子が万全ではなかったようで 連続出場のNHK杯ですが残念な結果になってしまいましたね。 (この部分修正しました。NHK杯初出場と私が勘違いしていたので訂正です) でもFSは荒川静香初振付ということで楽しませてもらいました。 あの「ミス・サイゴン」は実際に荒川さんが滑ってくれるのでお手本になるようで。 全日本までには少しでも足の状態がよくなるといいのですが。 外国勢ではレオノワちゃんとゲデ子ちゃん(ゲデヴァニシヴィリ)がよかったですね。 特にゲデ子ちゃんはトリノ五輪で既に見つけていた潜在能力の高い選手なので グルジア国籍なばかりにロシアに嫌がらせされて練習環境が整わなくて 本来の力が発揮できないでいるのが残念でならなかったんです。 今シーズンからコーチをオーサーに替えて練習に打ち込める環境ができたようでよかったです。 オーサーもいいことするじゃない。どなたかと離れて正解。 ゲデ子ちゃんを大切に育ててほしいです。 ステップで転んだ時のかりやんの「転倒さえも演技の一部のような」という フォローがよかったなあ。 順位については私はどちらが優勝でもよかったと思います。 それなのに一部の心無い人々の明子ちゃんへの中傷ぶり…ひどすぎます。 明子ちゃんは「失敗したのに優勝してしまって申し訳ない」と言っていたではありませんか。 真央ちゃんだって「いつも自分はスロースターターだけど今シーズンはいいスタートが切れた」 と言って納得の表情でした。 二人の出来を見ていると本当は順位なんかつけたくない、 でも競技だからつけなくては…ということでしょう。 どなたかが世界選手権で2シーズン続けてメダルを「盗んで」いったのとは訳が違う。 明子ちゃんを中傷している人たちには恥を知りなさいと言いたい。 本当にフィギュアが好きなら明子ちゃんの容姿まで貶めるようなことは 口が裂けても言えないはずです。 心の貧しいかわいそうな人はどこにでもいるものですね。 そんな連中がファンだと名乗るなんて真央ちゃんにとってもいいこととは思えません。 最後にヤグディンの「アラビアのロレンス」動画貼っておきます。 私の言うことにご共感いただけると思うので。 例によってコメント邪魔な方は右下の「コメントいらん」ボタンクリックしてどうぞ。 (個人的には両方観ることをお勧めします) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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