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RSメキシコ駐在記

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2007.11.05
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パート1では1対1の守備における基本的な考え方・優先順位について書きました。
今度はパート1で勉強した優先順位を実現するために具体的にどのようなことをしたらいいかについて書いていきます。
今回は、攻撃側(自分のマーク)がボールを持つ前に状況に焦点を当てみようと思います。


今回の戦術:間合いをつめる


相手を自由にしない

サポートのときに少し書いてきましたが、攻撃側がボールを受ける前にすることはマークを外す(ディフェンスから離れる)ことです。
攻撃の選手はボールを扱うために多かれ少なかれ必ずスペースを必要とするからです。
だとしたら、守備の選手が第一にすべきことは相手にスペースを与えないこと。
つまり、相手との間合いをつめることです。

ただし、いつでも自分のマークにくっついていれば良いわけではありません。
味方のフォローも大事な役割です。

ボールから遠い選手をマークしているときは、ある程度離れたところにいて構いませんが、ボールが来るまでにはきちんと間合いをつめなければいけません。
逆に、ボールに近い選手をマークしているときは、パスが蹴られる前に距離をつめておかなければいけません。

ディフェンスの選手にとって最も怖いのは、テクニックのある選手でも、スピードのある選手でもありません。
自分の最もプレーしやすい間合いを取れる選手が一番怖いのです。
だから、ディフェンスとして最も注意すべきことは相手に間合いを取らせないことなのです。
そして、もし間合いを取られてしまったら、焦って飛び込まず相手のプレーを限定しながら徐々に間合いをつめていくことのなのです。


状況に合ったポジション取りをする

自分のマークに対する距離は常に固定されているわけではありません
攻撃の流れを見ながら、ふさわしい距離をとらなければなりません。

ボールサイドの危険地域にいる選手に対しては、ボール保持者がどんなプレーをしようとしていても間合いをつめる必要があります。
しかし、ボールと逆サイドにいる選手に対しては違った間合いの取り方をしなければいけないのです。
ボール保持者が縦に向かってプレーしようとしているなら、マーク相手から離れて中央のスペースをカバーする準備をする必要があります。
逆に、ボール保持者が横に展開しようとしたら、自分のマークにボールが渡る可能性があるので間合いをつめていかなければいけません。

このように、必要なときに間合いをつめることが出来るポジション取りをすることが守備の第一歩なのです。
自分のマークにボールが渡る前のポジション取り、準備のための動き、そのために次のプレーを予測することが守備者にとって非常に重要な仕事なのです。






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Last updated  2007.11.05 22:44:56
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