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ワインと絵画がある生活

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2024.01.14
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前回の続き。

2本目に主役登場。

1961 Richebourg / DRC
リシュブール/ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ
約7万円, 2000年9月購入、購入店はDRC販売で有名だった都内某店

2000年当時はワインをバンバン買っていて、リーズナブルなものを見つけると積極的に買っていました。これは当時でも掘り出し物だと思って買ったワイン。2000年ごろは、現行ビンテージのDRCならば定価で買えることが多かった(ロマネコンティとモンラッシェを除く)。

1999年には友人たちと共同購入でロマネコンティ1984を25万で購入。同じくらいの時期にサンフランシスコの酒屋でロマネコンティ1988年を10万円。赤坂の酒屋でDRCモンラッシェ1990年を9万円。いずれも当時の価格でも掘り出し物だったけれど、当時はパラダイスでした。もう戻ることない価格。

キャップシールを取ると、コルクは真っ黒で柔らかい。


以前の記事でも紹介した古酒用ワインオープナー「ザ・デュランド(The Durand)」を使用。これを使っても大変で、5分くらい格闘して、ようやく抜栓完了。ザ・デュランドが無ければ、こんなにキレイに抜けなかった。おすすめです。しっとりと湿っていて、半分くらいまで黒カビ。

楽天でザ・デュランドを探す>



色は、黒みがかった薄いガーネットでオレンジは少々。次に開けたドルーアンのシャンボール1er Cru 1983と比べると濃い色合い。

香りをとると、あまり香らない。ムムと思って口に含むと健全でひと安心。まだ、しっかりグリップもあり、60年たっているのにしっかりとしたストラクチャ。驚くのは圧倒的な味の濃密度と複雑性。1ccにどれだけ味が詰め込まれているんだと思うほど味わい深い。かめる味わい。

時間がたつと香りが出てきたけれど、それでもDRC古酒としては香りのボリュームは少なめ。香りよりも味わいのワイン。しばしの悦楽。

ピークは越えているけれど十分飲み頃の範囲。60年たってもこれだけ味わえるのならば、100年も大丈夫だろう。1950年代や1960年代の古酒は予想よりもしっかりしているものが多い印象だけれど、これもその一本。

古酒のなかには抜栓と共に下っていくワインもあるけれど、こちらは↓こんな感じでゆっくり下る感じ。3時間かけて飲んだけれど、最後までへたらなかった。


いままで飲んだDRCの中では上の中くらい。味わいの濃密度に驚かせられる素晴らしいワインでした。
飲み頃/総合:ピークは過ぎているが、いまでもおいしく飲める/★★★★★(期待を裏切らない素晴らしさ。素晴らしいワインと友人に乾杯!)


つづく。





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最終更新日  2024.02.06 21:27:11
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