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カテゴリ:投資資金
「金融機関めぐり-part2」のつづき
Aメガバンクに到着した。 さすがメガバンクである。 教育の行き届いた案内係の方に 「Aさんと面談のお約束をしている。」 旨を伝えると、 「少々お待ちください。」 との返事の後、案内係の方から連絡を 受けて担当者のAさんがすぐに現れた。 キャッシュコーナーに並ぶ人達の横を 通って、丁重に奥の応接間に通された すぐにお茶が出され、Aさんと名刺を交換。 「どうぞお茶をお飲みください。」 の後、当たり障りのない話題を約5秒。 何を話したか覚えていない(多分、天気の 話か何かだと思う)。 その直後に 「お電話で不動産の購入を考えられて いるようなお話を伺いましたが、 どのような物件でしょうか?」 と早速確信を突く質問が来た。 私は不意をつかれたが、この質問には 直接答えずこう切り出してみた。 「実は、私はこれまで3件、物件を 購入し賃貸の経験を積んできました。 いえ、小さい規模なんですけど。 具体的には、1Kの区分所有と、戸建て 2件です。これらは自己資金でやって きましたが、そろそろ借入金を使っても、 きちんと回せるというノウハウと いいますか、自信が自分なりについて きましたので、次の物件はぜひ借入金を 使いたいと思っています。 いやいやまずは(安全に)半分から 少なくとも20%くらいは自己資金を 入れて、残りを借入金というところから スタートしたいと考えています。 今後も、物件を増やしていきたいの ですが、これまで銀行さんとは給与の 振込や公共料金の引き落としなどの 取引しか経験がないので、 今後、私のメインバンクになってくれる ような銀行はないかな、 と思って探しているところです。 各銀行さんにもそれぞれ事情がおあり でしょうし、アパートローンに対する 考え方も違うでしょうから、このGWを 利用していろいろな銀行を回らせて もらってお考えをお聞きしたいなと 思って今回来させて頂きました。」 えっ!?、となった。 雰囲気が少し変化。 「現在、いろいろな銀行を比較されている ということですね。」 和やかに談笑(10秒くらい)。 無駄な時間はきわめて短い。 「お客様カードに記入して頂いています。 お手数ですが、記入頂けますでしょうか。」 名前や住所などの基本的情報を記入。 住んでいる場所に関する話題で 和やかに談笑(10秒くらい)。 無駄な時間がきわめて短い。 持ち家か賃貸かを聞かれた。 賃貸と返事。 「マンションですね。恐縮ですが、それでは お家賃の方をご記入ください。」 「いいえ、うちはアパートなんですよ。 駐車場込みの値段でよいですね。」 と返事をしながら和やかに家賃を記入。 この家賃、実は相当に安い! 私は記入のために下を向いていたので 正確にはわからないが、記入した瞬間、 談笑の話題が止まり、 何ともいえぬピキッ という音が聞こえた気がした。 一瞬空気が固まったが、Aさんは 顔に出さず、他のあまり関係なさそうな 情報を記入するように促した。 そして、次は、年収を書く段になった。 そして、年収を記入。 「なるほど」 と静かに彼は言った。 ここで解説 ここで言いたいのは年収が高いとか そういうことではない(実際、たいして 高くもない。) 確かに、私の年収は全国平均よりは上である。 しかし、現在支払っている家賃は 大阪の平均家賃より結構低い つまり、以下のようなグラフが完成する。 通常、賃貸に住む人の支払う家賃は、その人の 収入と強い相関があるようである。 家賃の3倍を計算すると、手取り月収になるとか いう話もあるように。 つまり、家賃が低いということは、通常、収入が 低いのでは?と思われることもあるという 気がする。 したがって、相当低い家賃を見て、固まった のではないか、と思う(実際、明らかに話題は 止まった)。 次に、収入を記入したときに、家賃と収入の ギャップが大きく、これと、全体的な話の 整合性から、Aさんは私の行動原理を悟って くれたのではないか、と思う。 Aメガバンク前半終了、 後半は「金融機関めぐり-part4」につづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.14 23:57:35
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