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カテゴリ:投資資金
「金融機関めぐり-part3」のつづき
「なるほど」 と静かにAさんは言った。 Aさんは私の行動原理を悟って くれたのではないか、と思う。 その後、今までの不動産投資実績や今後の戦略、 できるだけリスクを低減して収益をあげるための 3つのプランを考えていることを伝えた。 物件の購入方法は、 1. 競売で安い戸建てを専門に増やしていく方法。 2. 競売でXX万円くらいの安いアパートを 購入する方法。 3. 任意売却でXX万円以下のものを 銀行融資を利用して購入する方法。 過去に購入した3つ目の物件である戸建て 物件が実は任意売却で購入したものである ことなどを交えながら、3パターンの プランの詳細も説明した。 用意しておいた自己紹介書とバランスシートを Aさんの目の前に置いてプレゼンテーション。 まるで面接試験、いや、完全に面接試験であった 久しぶりに緊張した。 Aさんは私たちの話をじっくりと聞き一息ついた後、 以下のように答えてくれた。 「現状、当行では、本業以外に色気を出して 副業で買うような場合の不動産投資への融資は、 正直申し上げてウェルカムではありません。 しかし、rubier☆さんの場合はそれとは違い、 堅実な資産形成だと判断しましたので、 応援いたします。」 どうやら、これまでノーローン不動産投資で こつこつ積み上げた実績と堅実な計画が 評価されたように思う。 整理した資料を作って行ったこともお金に対して きっちりした性格だと判断してもらうのに 大いに役だった 面接試験合格?おめでとう その後、相談の中で分かったことは、 ・競売は見えない権利関係があり、銀行としては 融資し難い。 ・物件審査には3週間程度は時間が欲しい。 ・従って、任意売却物件で、比較的時間に余裕の 取れるような物件が望ましいのではないか。 「あとは具体的な物件だけですね。」 とのことであった。 1時間経とうとしていた時、 「本日はお時間の枠を1時間とさせて いただいておりますので、申し訳ございませんが・・・ あ、少々お待ちください。」と Aさんが席を立ち部屋を出た。 3分ほどして戻ってきたA氏の口から あんなに嬉しい話が飛び出すとは! 「提案なんですが・・・」と切り出してきた。 私はもしかしてと と期待に胸を躍らせた。 「当行の関連会社に不動産会社がございまして、 任意売却物件も出てきます。数は非常に少ない のですが。もし宜しければご紹介させて いただきますが・・・」 そう、任意売却物件だ。 任意売却物件の情報は、銀行に一番早く 入る情報だと思うので、向こうから その提案をしてもらえたら最高だなあと 内心期待していた。 私は嬉しくて、こみ上げてくる笑いを こらえるのに必死だった。 ご紹介申請書に必要事項を書きこんで、 席を立つ準備をした。 最後にAさんは「いろんな金融機関まわられると いうことですが、是非私どももお力になれる よう頑張りますので宜しくお願い致します。」と 丁寧なお見送りをしてくれた。 不動産投資には消極的だと聞いていたし、 しかも1番目に訪れた銀行だっただけに いい意味で期待はずれで驚いた。 「なんや~。聞いてた話と違うなー。 良かったなー。いや、油断は禁物。 次はB銀行。B銀行は、Aメガバンク より投資用物件に積極的らしいから 大丈夫やろう。」 こうして意気揚々といったん帰宅した。 そして、2時間後、B銀行に向かった。 B銀行では余りの対応の違いに戸惑う ことになる。 「金融機関めぐり-part5」につづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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