涙ひとつぶ落ちる前に

ニュースで「骨」「骨」というのも気になっていましたが、とにかく、横田めぐみさんのご遺骨でなくて良かったですね。うちも家族で喜びました。
とにかく、めぐみさんではない、と分かって本当に良かった。

……しかし、こんな事でいいのでしょうか。
誰のお骨とも分からないものを「誰々の遺骨です。」と渡すのは、勿論国際的にも信義にもとる事、敬意のない姿勢である事は当然ですが、この為に、どなたかとどなたかのお骨を二回火にかけ、よその国に渡している訳で、その方々の事はなんと思っているのでしょうか。

私自身は自分自身については、迷惑にならない様に処理される様散骨なり樹木葬なりを望んでいますが、これはあくまでも自分の意思です。故人は尊重されなければならないと思います。一体それはどなたのご遺骨なのですか？

欺かれた事について怒る事はもっともですが、この様に、他所の国からひとを袋に詰めて誘拐し、誰の命でも軽々に扱い、自分の保身の為ならば死者を辱める事も厭わない人たちなのだ、という事について、人間として深く怒りを感じます。