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2005.12.15
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カテゴリ:ちょっとした工夫
それで…。

「目覚まし」にしてはいささか私にとっては高い買い物でしたが、ASSAを導入しました。

どうしても夜明けを部屋に入れたかったんです。

眠る時は暗いのがいいですが、目が覚めようとする時に、真っ暗でいきなり目覚ましが鳴ると、
「鳴るぞ」
と思っていてもびっくりします。
寝入っている時に鳴ったら更にびっくりしますし、心臓がどきどきしてあまりいいとは思えません。
「目覚まし時計」も結構色々と試して、一番衝撃的でない、鳥の声が次第次第に大きくなって行くものを使っているのですが、それでも雨戸をつけてからはどうもびっくり度合いが高くなっている様子で、気になっていました。
冬は以前から目覚めが良くなく、ただでも寒さで体が痛くて、
「ううう。」
という感じで起きていたので、なんとかしたかったので、思い切って……。

これは設定の30分前から次第しだいに明るくなっていきます。
ぼんやりとした明るさからぴかっとMAXまでじっくりとかけて明るくなります。
それで、設定時間になったら、小さい音でアラームが鳴り始めます。

一日目、半信半疑でセットしてみました。
15分前位で、
「だあれ? 明かりをつけたのはぁ……?」
とぼんやりと目が覚めかけ……、
「んにゃっ?」
と目が覚めました。
目を開けると半分位明るくなったASSAのライト部分が見えました。

おお!

この「ぼんやりと目が覚めかけ」た、「夢かうつつか幻か」という狭間の感覚を覚えたのは一体どれ位前でしょう!
時計に叩き起こされるのとは全く違う、言ってみれば
「朝が来たから目が覚めました。」
という感じです。

例えば中々眠れなかった時も、普通なら眠りがずれこんでいるところ、時計が鳴って、
「ぎゃっ」
と「眠り」からぶっちぎりで「起床」へと暴力的に起きる事になり、なんだかやっぱり眠たいし、体はだるいし、
「ああ、寝不足だよう。」
という嫌な感じが残りますが、これで光によって起されると、状況が良くなくっても、いくらか「やわらかく」起きる事が出来る様です。それが「また眠れなかった」という感覚も弱めてくれる感じがします。

とにかく、心臓がばくばくしないで目が覚めるというのの素敵さにはすっかり、
「普通の目覚めってこうだったっけ?!」
と感激して、以来愛用しています。

ASSAの良いところはMAXの光量がかなり強いことです。
それで、冬、普通ならここまで明るくない夜明けもばりっと明るく、脳に、
「朝でっせ!」
とフェイクをかける事が出来ます。
逆に言うと一年中同じ擬似曙で起きるので、季節感がないと言えばないです。だから自室から出ると他はまだ暗くて、
「あれ?」
と時差ぼけというか、季節ボケみたいな錯角を起す事もありますが、そこはご愛嬌でしょう。

また、微妙な光の量の調節が、スタンドとして使っている時も可能です。
つまり、夜間のライト調節にも大活躍してくれます。
ネック部分も適度に調整が出来ますし、使いやすい、と感じます。

難を言うと、土台部分が少し大柄だという事と、少し近づくと秒針の音が聞こえる事。
それから折角ライトが徐々に明るくなっていくので、『朝』か何か、音楽や鳥の声なども徐々に大きく流れてくる様に、音の「おはよう」機能がもっといいと、大満足なんだけどなあ、と思っています。

全体にみて、この目覚ましを導入した事は、私には良かったと思います。覚醒と沈静が、かなり任意に設定出来るので朝も夜も楽になりました。
また時間をかけて目を覚まさせてくれるので、「目が覚める少し前」というとろとろする感覚を呼び起こしてくれ、
「ああ、そうだったかなあ!」
という感激が忘れられないのです。
ま、それだけ長く不自然に寝起きしている、という事でもありましょうが(苦笑)、気分良く目が覚める、という事が、「眠る」という事に対しての怖さや、辛く感じる事に対しての後ろめたさを軽減してくれていると思います。

私は、これを書くのを単なる「アフィリエイト」だと思われたくないと思って、ためらってきたのですが、ひとつの例として、「不眠」に悩んである方の参考になればと思い、おもいきってやっと書けました。
この目覚ましが「良い」という訳ではありませんが、眠れないという中に落ちている時、「眠れない」というそればかりに気持ちが行ってしまって、
「どうして眠れないんだ!」
という事に囚われてしまいますます眠れなくなる気がします。
眠れない、という事も対策を取るべき事ですが、「気持ちよく目が覚める」という事にも気を配ってみるというのも必要ではないかな、と思っています。





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Last updated  2005.12.15 11:35:49
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