ドマニ龍 です！！

[レコード音楽・映画] カテゴリの記事

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• 小話・・・マイルス・デイビス９～～～

  １９５５年から５６年《“マイルス”のスタイルに新しい転機》が(・_・）エッ......?　・・・【ミュート】を用い＾「トランペットの先端（ベレ）」を‘マイク’に接近し〈ささやくようにスロー曲〉を吹きます！！　～～～『この手法は黒人ピアニスト“アーマッド・ジャマル”の演奏を聞いて影響を受けた』と語っています。　〈ミュートの使い方〉にも細心な配慮が・・・〈力強い“ハード・バップ曲”ではオープン〉で、〈リリカルな“バラッド”はミュート〉でと使い分けていました。　また、‘ＣＢＳ’に契約を移してから＾以前の契約会社‘プレスティッジ’から＾それまでに《とりだめ》していたテープを《１年１枚の‘アルバム’として５年間にわたり小出しに発売》しましたね！！　・・・それが全て最高傑作レコードでした(⌒-⌒)ニコニコ... 凄かったんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!

  2005.06.05

• 小話・・・マイルス・デイビス８～～～

  １９９５年夏に“マイルス”は初めて【レギュラー・クインテットを組織】しました！！　“マイルス”は１９５０年代のジャズをリードしましたが＾もう一人の巨人にマイルスより３歳年下の〈ディグのセッション〉にも共演した“ソニー・ロリンズ”がいました。　・・・《クインテットを組織するにあたり》、シカゴで一時的に引退生活を送っていた“ロリンズ”を招いたんですが断られたので＾かわりに当時は無名の新人だった“ジョン・コルトレーン”を採用。　～～～《皮肉（？）なもので＾１９６０年代に入ってからの“コルトレーン”は “ロリンズ”を抜き〈希代の音楽家に成長〉しましたね！！　【レギュラー・クインテット編成】と同時に【ＣＢＳと専属契約】・・・ＣＢＳ専属第１回ＬＰの表題は【ラウンド・アバウト・ミッドナイト】～～～〈“マイルス”のコンボの名声を決定づけた〉１枚ですね。

  2005.06.05

• 小話・・・マイルスデイビス７～～～

  【ディグのセッション】・・・１９５１年１０月に＾テナー奏者“ソニー・ロリンズ”、ドラムスの“アート・ブレイキー”と組んで「プレスティッジ」に吹き込んだ７曲のうちで一番有名なのが【ディグ(Dig)】という作品〈マイルスの転機を示す作品〉だったので～～～この７曲を総称して【ディグのセッション】と言われました。　“アート・ブレイキー”の〈強烈な野生的なドラム〉にけしかけられたかのように“マイルス”は〈怒りをぶちまけたような力強い吹奏〉に終始してました！！　《冷静で落着いたフレージングに象徴されるクールの開祖》の面影はなく＾クールの開祖“マイルス”はわずか１年の間に＾その後の黒人ジャズメンのお手本というべき《力強い黒人ジャズの本道にたちかえった》んです・・・このスタイルは【ハード・バップ】と呼ばれました。　“マイルス”は〈５０年代のウェスト・コーストの白人に対するお手本〉と同時期に平行して現れたニューヨーク周辺の《イースト・コーストの黒人ジャズに対するお手本》を＾ほんのわずかの間に創りだしたんです。

  2005.06.04

• 小話・・・マイルス・デイビス６～～～

  【マイルス九重奏団】は黒人の仲間でも話題は呼びましたが〈これを模倣することはなかった〉そうですね・・・でも《影響》がでたんです！！　この時のアメリカの西海岸（ウエスト・コースト）・・・朝鮮戦争の基地として好景気に沸いていました～～～マイルスの影響は〈ロスアンジェルス〉に！！　１９５０年代前半は《ウエスト・コースト・ジャズの黄金時代》となりました・・・最初のお手本は【マイルス九重奏団】だったんです！！　〈‘ビ・バップ’がホットでいらだったようなスタイル〉に対して【マイルス・コンボ】の演奏とその影響を受けた“ウエスト・コースト”の白人ジャズは“クール”な感じの落着いたサウンドを持っていました・・・というわけで《マイルスは５０年代のクール・ジャズの開祖》とも言われました！！　１９５１年にはマイルスは３曲くらいのクールな曲を残しましたが＾このあと【転進】しましたね！！

  2005.06.03

• 小話・・・マイルス・デイビス５～～～

  　〈クラブ“ロイヤル・ルースト”〉での「マイルス・コンボ」を「キャピトル・レコード」では惜しんだんです！！　・・・１９４９年と５９年に３回にわたって【レコーディング】し、“ＳＰ盤”として発売～～～そのあとに“ＬＰ盤化”されて《『クールの誕生』として歴史的な傑作として評価》されたレコードです(⌒-⌒)ニコニコ... 　“ビ・バップ”は“ジャム・セッション”から発展した「スタイル「だったため・・・かなり後になってからも〈“ジャム・セッション”的な要素〉”を残していました～～～《‘ホーンのユニゾン’でテーマが吹かれると直ぐに‘１人１人のアドリブ’が続いて‘再びユニゾン’で終る》というような単純なフォームを持っていました。　【マイルス】は“バップ”のあらゆる音楽的創意を取り入れましたが〈単なるソロ・リレーに陥ることを避けるため〉に人数を増やして【編曲を重視】しました！！　“ジェリー・マリガン”、“ギル・エヴァンス”、“ジョン・ルイス”そして“マイルス自身”が編曲を担当し～～～《１人の編曲者によってサウンドが独裁的になるのを注意深く避けた》んですね！！　楽器編成でも・・・‘バリトン・サックス’、‘フレンチ・ホーン’、‘チューバ’など、余り用いられない楽器が使われました。

  2005.06.03

• 小話・・・マイルス・デイビス４～～～

  　“マイルス”のトランペット・サウンド・・・〈ビブラートがほとんどありません〉～～～〈フレージングは叙情的で＾深い感情がこもっていました。〉　これらの特徴は“マイルス”がスイング時代の〈テナー奏者“レスター・ヤング”〉のスタイルを〈トランペットに応用〉したとも言われています。　この時期の“マイルス”にはテクニック的には《インスピレーションとアイディアを表現しきれていなかった》のと《急速テンポにみられる音のもつれ》などの欠点はありましたが＾聞く人々の胸を打つのは【エモーションの深さ】だと言われてましたね！！　１９４８年“パーカー”と別れて始めて自分の名を冠したコンボを率いて〈クラブ‘ロイヤル・ルースト’〉に出演！！　・・・このコンボは９人編成の素晴らしいものでした～～～しかし、お客さんがあまり来なかったので、わずか２週間位で解散し、再びパーカーのコンボに復帰したんです。

  2005.06.02

• 小話・・・マイルス・デイビス３～～～

  　“マイルス”のニューヨークでの下宿生活・・・親の仕送りで豊かな暮らしだったそうです～～～ここで“チャーリー・パーカ”ーです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!! ＼(^o^)／!!　“パーカー”は天才的名プレヤーだったけど・・・〈収入は全て麻薬に使い果たし常に文無し〉だったそうです～～～“パーカー”は“マイルス”の下宿で起居を一緒にするようになりましたね！！　“パーカー”にとって《“はマイルス”の下宿は都合の良い生活場所》に・・・でも＾利用するだけでなく“マイルス”を積極的に面倒を見たんですね～～～《“パーカー”のレコーディングに“マイルス”を起用》したんです！！　第１回目の録音では“マイルス”にトランペットを吹かせるために、名手“ディジー・ガレスピー”にピアノを弾くように命じたんだって(・_・）エッ......? 　・・・当時のトランペット奏者はほとんどが“ガレスピー”の’模倣に専念していた“がマイルス”も同じでした～～～〈このころの‘マイルス’は‘ガレスピー’の高音〉もなければ〈テクニック〉もなかったんです、が、まもなく《これは“マイルス”は自分にふさわしくない》と気づいたんです。　１９４７年“マイルス”は“パーカー”のレギュラー・メンバーとなりました・・・注目すべき点があります～～～【スタイルが“ガレスピー”から絶縁し始めていた】んです。

  2005.06.02

• 小話・・・マイルス・デイビス２～～～

  　【マイルス・デイビス】は１９２６年‘イリノイ州アルトン’に生まれ＾直ぐに‘イースト・セントルイス’に移住したんですね・・・‘ミシシッピー川’を挟んで“ミズリー州セントルイス”に続いている都会です！！　マイルスは＾黒人上流社会で育ったんです・・・お爺さんは資産家、お父さんは歯科医をしながらの相当の不動産を持っていたし、お母さんは社交界で鳴らしたんだそうですがマイルスがミュージシャンになることを極端に嫌ったんだそうです～～～〈１３歳の誕生日にトランペットを買ってくれたのはお父さん〉だったとか。　偶然なんですね～・・・“ビリー・エクスタイン楽団”が巡業に来ました～～～このとき『３番トランペット奏者が病気』になり《マイルスがこのバンドで演奏》することができたんです。　“ビリー・エクスタイン楽団”には、‘チャーリー・パーカー’、‘ディジー・ガレスピー’がいました・・・特に“チャーリー・パーカー”は【マイルス】をかわいがり～～～〈もし、ニューヨークに出て来ることがあったら訪ねてきなさい〉と言ったんだそうです。　【マイルス】は＾お父さんを説得し『ニューヨークのジュリアード音楽院』に進学・・・１９４５年のことでした。　　

  2005.06.01

• 小話・・・マイルス・デイビス１～～～

  いろんな‘スイング・バンド’で別々に働いている‘ミュージシャン’が楽器を持ち寄って楽しんだ‘ハーレム’の《アフター・ファイブ・クラブ》の【ジャム・セッション】・・・それまでの“リズム”、“メロディ”、“ハーモニー”には＾少しづつでしたが新しいものが加えられていったんです！！　ギターの“チャーリー・クリスチャン”、アルト・サックスの“チャーリー・パーカー”、トランペットの“ディ〈ジー・ガレスピー”、ピアノの“セロニアス・モンク”、ドラムスの“ケニークラーク”など・・・彼らが創意工夫をこらしているうちに＾今までのジャズとは完全に一線を画すスタイルが生まれたんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!～～～【ビ・バップ】でした。　この《“ビ・バップ”が形を整えた１９４５年》・・・チャーリー・パーカーのコンボ〉に加わった１９歳のトランペットの少年～～～【マイルス・デイビス】でした。

  2005.06.01

• 曲６・・・ハイベック(Hibeck)　リー・コニッツとマイルス・デイビス ～～～

  ハイベック(Hibeck)　リー・コニッツとマイルス・デイビス 　　（リー・コニッツ作）　　（１９５１年３月録音）　リー・コニッツ(as)、マイルス・デイビス(tp)、サル・モスカ(p)、ビリー・バウアー(g)、アーノルド・フィスキン(b)、マックス・ローチ(ds)　ギターのデュエットに不満を持った人があったとしても、「ペニーズ・フロム・ヘブン」のコードで展開される【ハイベック】のインプロヴィゼーションには文句のつけようがないと思われます。　そのデリカシー、リリシズム、アドリブ構成の美しさ、コントロールの良いテクニック＾＾＾（当時の‥　リー・コニッツの代表的ソロと思います。）　後半の部分では、当時《クール・スタイル》の代表者とされていた『マイルス・デイビス』のソロがあります。

  2005.05.31

• 曲５・・・サックスとギターのためのヂュエット(Duet For Saxophone And Guitar)　リー・コーニッツとビリー・バウアー ～～～

  サックスとギターのためのヂュエット(Duet For Saxophone And Guitar)　リー・コーニッツとビリー・バウアー （リー・コーニッツ作）　1951年3月13日吹き込み　リー・コーニッツ(as)、ビリー・バウアー(g)　‘トリスターノ'楽派 の二人の共演は＾白人ジャズが到達した最高のものをみせていると言われます。　※　イギリスの評論家‘マイケル・ジェームス'は＾この演奏について、『テンポが次々に変化するためにユニットととしての印象が薄いし、トーンとフレーズの似かよった楽士がシンメトリカルに演ずるのは相殺現象だ』とし、認めていません。　でも、この演奏は＾黒人によって始められた"ジャズ"が、最も白っぽい地帯で演ぜられたものとして、興味をひきつずにはおきません。

  2005.05.30

• 曲４・・・ソウ・ホワット(So What)　チュビー・ジャクソン・オールスターズ～～～

  　ソウ・ホワット(So What)　チュビー・ジャクソン・オールスターズ 　（ジェリー・マリガン作）　１９５０年３月１５日吹き込み　ジェリー・マリガン（ｂｓ)、ズート・シムス(ts)、チャーリー・ケネディ(as)、Ｊ.J.ジョンソン,カイ・ウインディング(tb)、トニー・アレス(p)、チュビー・ジャクソン(b)、ドン・ラモンド(ds)　ウディ・ハーマン楽団の副リーダーであった‘チュビー・ジャクソン'は、この日＾プレステイッジの企画で＾臨時にミュージシャンを集め9曲を吹き込みました。　他の曲では＾３トランペットと‘ジョージ・オール'のテナーが加わった１２人編成になっているが、ここでは＾〈ビック・コンボ〉といえる８人編成編です。　‘ズート・シムス'は、‘ゲッツ'についで当時のテナー・マンに大きな影響を与えました。　また、後に＾"Ｊ"と"Ｋ"のトロンボーン・ヂュオで名声を築いた‘ジョンソン'、‘ウインディング'の２トロンボーンが良い効果をあげています。　マリガンのソロとしては、初吹き込みの"マイルス・デイビス"のキャピトル盤（‘49年1月）につぐ初期のものですが＾完成された＾うまみをみせています

  2005.05.30

• 曲３・・・ファンハウス　(Funhouse)　　ジェリー・マリガン・オールスターズ ～～～

  　　ファンハウス　(Funhouse)　　ジェリー・マリガン・オールスターズ 　（ジェリー・マリガン作）　１９５１年吹き込み　ジェリー・マリガン、マックス・マセルロイ(bs)、アレン・イーガー(ts)、ジョウジ・ウォーリントン(p)、フィル・レシン(b)、ウォルター・ボーデン(ds)　‘マイルス・デイビス'の９人編成のコンボや、‘チュビー・ジャクソン'のオール・スターズで活躍していた‘マリガン'が、最初に自分の名を冠したセッションのうちの一曲です。　フーガ的なテーマもよく書けているし、‘アレン・イーガー'のソロが聴けるのもいいね。二本のバリトン・サックスによって重厚な音をねらったのは‘マイルス'と組んでいた頃（‘４８年）からの懸案だっただと思います。　翌‘５２年夏には＾‘チェット・ベーカー'と組んでピアノなしの四重奏団をつくり＾名声を博したが、ここでは＾‘ウォーリントン'が優れたソロ・コーラスを担当しています。

  2005.05.29

• 曲２・・・イントイト（Intoit）　スタン・ゲッツ四重奏団

  　　イントイト（Intoit）　スタン・ゲッツ四重奏団 　　（スタン・ゲッツ作） 　１９５０年１月６日吹き込み スタン・ゲッツ（ts)、アル・ヘイグ（p)、トミー・ポッター（b)、ロイ・ハイネス（ds) 　レスター・ヤングのテナー・サックスに深い影響をうけ、間接的に‘チャーリー・パーカー’のコンセプションを投影して【スタン・ゲッツ】のクール・サウンドは完成しました。 　‘５０年半ばに‘ソニー・ロリンズ’が成熟期を迎えるまで＾スタン・ゲッツ＾は世界のテナーマンのアイドルでした。 　一見無気力とも思われる抑制に秘められた深いエモーション＾知的なフレージングは＾当時の青年たちの心を魅了しないではおかなかったんです。 　アル・ヘイグは＾白人ピアニストとして＾まっさきに＾“バド・パウエル”のスタイルを掴み取った名手です。

  2005.05.29

• 曲１・・・ サブコンシャッス・リー　(Subconcious-Lee)　　レニー・トリスターノ五重奏団

  　サブコンシャッス・リー　(Subconcious-Lee)　レニー・トリスターノ五重奏団　（レニー・トリスターノ作） 　レニー・トリスターノ（P),リー・コニッツ（as)、ビリー・バウワー(g)、アーノルト・フィスキン(b)、シェリー・マン(ds) 　プレスティッジの２５cmLPの第一弾として発売されたアルバムが＾この【トリスターノ五重奏団】でした。 　原盤は＾“「潜在的意識に」（(SubconciousLy)”をアルト奏者の‘リー・コニッツ’にひっかけたものだそうです。 　１２音を用いた現代音楽に似ていますが＾ジャズ・ビートに乗った興味深いインタープレイが聴かれます。 　即興性も尊重されています。 　ハーモニーよりもメロディック・ラインが面白いと思います。 　トリスターノは＾明らかに＾モダン・ジャズに一派をうちたてたグループ・フィーリングにみちた対位法的ジャズという新分野がここにみられます。

  2005.05.28

• ビック・バンド３・・・

  　グットマン”のあと“トミー・ドーシー”、“アーティ・ショウ”、“ハリー・ジェイムス”など、また、戦後は“スタン・ケントン”、“バディ・リッチ”などが出ましたね！！　〈カンサス〉からやってきた“【ウント・ベイシー”と〈ニューヨーク・ハーレム〉の“ジミー・ランスフォード”は『‘ヘンダーソン’や‘グットマン’とはチョット異なっていて』、《リズミック・パターンを簡素にし＾バネの強いスイング感を生み出しましたね》！！　‘ダンス・バンドという大変コマーシャルな分野’で“グレン・ミラー”は〈１６から１７ピースのモデル〉は「グレンが完成したとまでいわれていますね！！　『カウント・ベイシー　⇒　ジミー・ランスフォード　⇒　グレン・ミラー』の流れをくむものとして、“クインシー・ジョーンズ”、“ジェラルド・ウイルソン”、“サット・ジョーンズ＆メル・ルイス”、そしてイギリスの“ハリー・サウ”スがいますね！！　ほかに、《ハード・スイングで鳴らしたウディ・ハーマン》、《アフロ・キューバン・ジャズをビック・バンドに取り入れて成功したディジー・ガレスピー》、ガレスピーのもとからすたーとして《独自の道を開いたジョージ・ラッセル》、《エレキ・ジャズ・ロック・バンドのドン・エリス》などが注目されましたね！！　【ジョージ・ラッセル】は、音楽における長調でも短調でもない無調整をおし進め不協和音の発生を意に介せず〈全体の中心になる‘トーナルカラー＝クロマ’〉及び【基本的主音の存在を認める理論（リディアン・クロマテック・スケール）】を１９５０年代の初めに＾ものにした＾といわれてます・・・１２音階音楽に近いんですが、ラッセルのコンセプションはこのスケールを使いながら各楽器を縦横に操って、ヘテロフォニー的な不協和音によるハーモニーを創りだしたんだそうです！！

  2005.05.28

• ビックバンド２・・・

  “デューク・エリトン”がニューヨークに来た頃・・・１９２６年の編成といえば～～～‘トランペット２’、‘トロンボーン１‘、‘サックス４’、‘リズム４’でした～～～〈一種のコンチェルト的な色彩〉でした。　“ポール・ホワイトマン”といえば・・・‘トランペット４’、‘トロンボーン４’、‘サックス８’、‘ヴァイオリン５’、‘リズム６’でしたね～～～こうなると《悪乗り》の一例みたいで《ジャズという名を借りたセミ・クラ》のようなものでした。　１０年後には“ベニー・グットマン”の登場となりますが《ヘンダーソンのコピー》で、《コマーシャルな成功》を収めたんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!

  2005.05.27

• ビック・バンド１・・・

  『カウント・バイシーの曲』に《シックスティーン・メン・スインギン》というのがあります！！　・・・この曲の〈ティピカルなビック・バンドの編成〉は〈１６か１７ピース〉ですね～～～ “トランペット４”、“トロンボーン４”、“サックス５”、“リズムが３か４”です。　根本的には〈ニューオリンズ時代の７人編成バンド〉が増員されようにみえますが？・・・‘ディキシー・バンド’では‘トランペットが１本’だったものが“４本”になったからとて＾ただ‘ユニゾンで音量を上げている’とか‘機械的に３度、５度のハーモニー’をとっているわけではないんですね。　～～～《各パートがそれぞれ微妙に変化》し、全体的に素晴らしいハーモニーをかもし出す》ところに【ビック・バンド・ポリフォニーの面白さ】があります。　【ビック・バンド】・・・‘７人編成位’までなら〈レパートリーを全部頭の中に入れておく＾ヘッド・アレンジメント〉が、それ以上にバンド・メンバーが加わったりすると、頭のメモリーだけでは難しいんで『すべての曲は楽譜に書き込む』ようになります。　“フレッチャー・ヘンダーソン”は最初にビック・バンドを手がけて成功しました。　・・・１９２０年のはじめには“トランペット３”、“トロンボーン１”、“サックス３”、“リズム４”の編成で、１９２４年には《トランペット・セクションにルイ・アームストロングが加わって》“トランペｌチト４”になり～～～ここで【コール・アンド・リスポンス（対応形式）】が生まれたんですよ∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!

  2005.05.27

• コンボ４・・・

  ３管編成というと＾１９６０年代の初め“ファンキー・ジャズ”の“アート・ブレーキーとジャズメッセンジャー”が・・・　トランペット（リー・モーガン）　テナー・サックス（ウェイン・ショーター）　トロンボーン（カーティス・フラー）～～～を加えて〈３メロディ〉となったことが大評判でした！！　“マイルス・デイビス”も、“ラウンド・アバウト・ミッドナイト”を吹き込んだ１９５６年・・・〈テナーサックス（ジョン・コルトレーン）〉を従えて「２メロディ・プラス・３リズム」でしたが、１９５８年には〈アルト・サックス（ジュリアン・キャノンボール・アダレィ）〉を迎えて〈３管〉にしました！！　１９６０年代を迎えると“オーネット・コールマン”、“ジョン・コルトレーン“、“エリック・ドルフィー”の活躍と、ジャズの局面は大きく変わりました。　・・・。一方では『モード手法』から切り込む、また一方では『音楽における非具象（ノン・フィギャラティーフ）』を狙うところとなりました～～～そこでは、【アドリブ】がさらに前面に押し出され、４０分近くも《即興演奏（インプロヴィゼーション）》が続けられるケースも生まれてきました。　編成も、《１メロディ・プラス・３リズム》というものが多くなりました・・・これも、ジャズ本来の面白さである「ポリフォニー、ポリリズムの面白さ」を一段と自由に発揮するチャンスでしたよね！！

  2005.05.26

• コンボ３・・・

  　〈典型的なディィシーランド・バンドは７人編成〉で、『３メロディ・プラス・４リズム』・・・‘ルイ・アームストロング・アンド・ヒズ・ホット・ファイヴ’は５人編成ですが＾大成功しましたね～～～１９２５年からシカゴでレコーディングを開始したメンバーは以下のメンバーです。　メロディ　　　コルネット（ルイ・アームストロング）　　　トロンボーン（キッド・オーリー）　　　クラリネット（ジョニー・ドッズ）　リズム　　　ピアノ（リル・アームストロング）　　　バンジョー（ジョン・バディセントシア）　このように『３メロディ・プラス・２リズム』でした！！　・・・あとで、ストリング・ベースの代用としての〈チューバ〉と〈ドラムス〉を加え４リズムに～～～【ホット・セブン】を結成しましたね！！　

  2005.05.25

• コンボ２・・・

  〈ジャズは根本的にはブルース〉ですよね！！　・・・《いくつかの声部がそれぞれ重要度をもって＾相互に対等の位置によるような多声性の音楽＾または書き方》など【ポリフォニー・ミュージック】であると言われてます。　～～～教会の音楽など白人の影響を受けましたが＾黒人の持つ＾このポリフォニーは、《アフリカの黒人の同一の旋律を多人数で演奏し、ある声部に装飾を施すために原旋律から離れたり、無意識にあるいは偶然に音程やリズムが変化したときの形態であるヘテロフォニー》と僅かながら結びついているといわれてます。 　【ヘテロフォニー】は【ポリフォニー】とは違って協和音への配慮は殆ど払われていないんだそうです。　‘ニューオリンズ時代’の“バディ・ボールデン”、“キング・オリバー”、“ハンク・ジョンソン”などをみると『現代ジャズのベイシック・パターン』は既にに創られていたんですね！！　“完成されたポリフォニー”では・・・各パートが独立して演奏を進めていって＾相互に十分関連し合って全体のバランスを見ながら進行していくんですよね ・・・これは‘ディィシーランド・ジャズ’といわれた昔から、“モダン・ジャズ”まで少しも変わることなく受け継がれているんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!

  2005.05.25

• コンボ　って１・・・

  　〈数人の気の合った仲間がジャズる〉・・・“ジャズ”が持っている一つの自由さがあり、３人でも７人であってもいいんですね～～～【コンボ・ジャズ】の楽しさです！！　自由といっても＾〈パターンとかルール〉はありますよね・・・例えば、【四重奏】といったとき《１メロディ・プラス・３リズムまたは４リズム》というように＾だいたいその楽器編成ぶりは決まっているような？　“デイブ・ブルーベック・クヮルテット”・・・アルト・サックス（ポール・デスモンド）に対して、ピアノ（デイブ・ブルーベック）、ベース（ジーン・ライト）、ドラムス（ジョー・モレロ）の３リズムです。　“ＭＪＱ”・・・ヴァイブ（ミルト・ジャクソン）、ピアノ（ジョン・ルイス）、ベース（パーシー・フェイス）、ドラムス（コニー・ケイ）の４リズムです。

  2005.05.24

• クール・・・

  　戦後の混乱期から安定期へ進むと〈せわしい感じのバップ〉よりも《より抑制してひややかな感じのクール》が人々の心をつかんだんですね！！　【クール】は“ジョージ・シアリング”、“リー・コニッツ”、“スタン・ゲッツ”、などといった優れたミュージシャンの出現により白人派の勃興となりましたね・・・一時的に〈ウエスト・コースト〉がジャズの主流と思われました。　白人モダン・ジャズのお手本になったのが＾１９４８年結成された《マイルス・デヴィス九重奏団》といわれてるそうですね・・・【マイルス自信】はクール・ミュージシャンというよりも【ハード・バップの始祖】として評価された存在でした。　１９４９年以降のジャズの歴史は“トリスターノ”、“ゲッツ”、“コーニッツ”、“マリガン”などの第一級の白人ミュージシャンによる【クールの誕生】によって開幕されたんですね。　

  2005.05.24

• ビ・バップ６・・・

  　“ディジー・ガレスピー”の創意になる〈バップ・フレージング〉はそのまま編曲されて《ダイナミックなビック・バンド・サウンド》を作り上げたんですね（ダンスと切り離されたビック・バンドは、映画館のアトラクション、コンサートなどで依然と人気を持ち続けました）。　多くのミュージシャンにとっては《ビック・バンドのフロントに立つことは夢》だったんです・・・“ディジー・ガレスピー”はその夢を実現したんです。　『ウエスト・コースト（カリフォルニア）』でダンス・バンドを率いていた“スタン・ケントン”は、既に戦争中から近代音楽の豊かなハーモニーを取り入れ【進歩的（プログレッシブ）ジャズ】の旗印の下にユニークな‘ビック・バンド・サウンド’をつくりあげました。　『ニューヨーク』の“ウディ・ハーマン”も〈ブルースをスイングするバンド〉という看板を塗り替え１９４４年から４６年で【ビック・バンド・バップ】を１９４７年から５０年で【ビック・バンド・クール】を演じましたね。

  2005.05.23

• ビ・バップ５・・・

  １９４０年代の中ごろ＾ニューヨークのハーレムの＾ジャム・セッション＾から始まった《ビ・バップ》は＾ジャズの革命でしたね。 　“バップ”を暗示したミュージシャンとして、“チャーリー・クリスチャン（ギター）”、“ジミー・プラントン（ベース）”、“レスター・ヤング（テナーサックス）”、“ロイ・エルドリッチ（トランペット）”、“クライド・ハート』（ピアノ）”などの名をあげることができると思います。 　また、“バップ”の創始者として“チャーリー・パーカー”、“ディジー・ガレスピー”、“セロニアス・モンク”、“ケニー・クラーク”などですね。 　この黒人たちによって創始された【バップ】は、白人の進歩的なミュージシャンによって、〈沈静した、より内省的な【クールスタイル】への過程〉にありました。

  2005.05.23

• ビ・バップ４・・・

  　【チャーリー・パーカー】はカンサス生まれの‘アルトサックス奏者’ですが＾最初〈テナーのレスター・ヤングのスタイル〉に影響されました。　説明は＾専門的で難しいんですがチョット・・・　“スイング”までの《基礎ビートは１小節４拍子のダンス・ビート》でしたが【パーカーのテクニック】は《４分音符ではなく８分音符を基調》としたんです～～～『８ビートという感覚ではなくて＾４ビート』でありながらも『８ビートのの感覚』ですって（難しい∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!）　【４ビートって「１、２．３、４」】とかぞえますよね・・・【パーカーのは「１と２と３と４と」】と数えるんですって～～～この【「と」】の部分はリズムとして音にはりません（感覚的なものですすね）　【パーカーのフレーズ】のはじまり・・・この「と」の部分から始まって「と」の部分で終るんです～～～《オフ・ビートの感覚》なんですね。　【パーカー】が＾この当時のトランペットの新人だった【ディジー・ガレスピー】にめぐりあったんですね・・・《相携えてバップ・フレージングの探求》をしたのは重要でしたよね～～～“フレージン”グにおけるビートの細分化は＾ハーモニーとリズムにもおおきな影響をあたえましたね。　例として・・・原曲の４つのコードが＾新しく創案されたオルタネート（置き換え）コードとパッシング（経過）コードによって８つにできることは自明の理なんですね。　また＾“ドラマー”が〈ベース・ドラムの４つ打ち〉を止めて＾これを‘トップ・シンバル’の「レガート」にかえ＾その間《オフ・ビート・プレイ》にふさわしい『オカズ（不規則に入れるスネアーやタムタムによるアクセント）』を挿入するようになったのも、《フレージングの変化》に対応する当然の帰結だったといえるんだってね。　・・・これを最初に試みた【ケニー・クラーク】は《モダン・ダラマーの父》といわれましたね。　残念なのは、吹き込みストなどの影響もあり、この間のレコードが乏しいことです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!。。。゛(ノ>

  2005.05.22

• ビ・バップ３・・・

  【ビ・バップ】は１９４５年頃になって〈キチントしたジャズのニュー・スタイル〉を整えました・・・だけど〈反感をを持った人〉もかなりいたんですよね。。。゛(ノ>

  2005.05.22

• ビ・バップ２・・・

  　１９４０年代前半の出来事・・・【ＡＦＭ（American Federation of Musicians)＝音楽家労働組合】の会長（ジェイムズ・Ｃ・ペトリロ）が全レコード会社に《無期限吹き込みストライキを宣言》～～～“印税値上げ要求”に絡んでのことでした。　‘デッカ’、‘コモドア’、‘ブルーノート’は１年余りで「ペトリロ」の要求を受諾しストは解除・・・ニ大大手の“ビクター”と“コロンビア”は１９４４年末まで対立してたんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!　このストのために《スイングからバップへの変化していく姿》はレコードでは残されていません。。。゛(ノ>

  2005.05.21

• ビ・バップ１・・・

  　【ジャム・セッション】を通じて《モダン・ジャズ》の母体というべき『バップ（ビ・バップ）』が形成されていったんです。　その過程において多くの優れた白人も好んで飛び入りの共演しました～～～『バップ時代』に入ると黒人のパイオニアたちに並んで、優れた白人ミュージシャンの名を見出せますね(⌒-⌒)ニコニコ... 　一般聴衆を前にしての演奏でも〈人種間の壁が徐々に緩和される傾〉向にあったので、非公式な【ジャム・セッション】の場合は両者の共演は自由だったんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!

  2005.05.21

• ニューヨーク１０・・・

  　【レコード】では白人と黒人が共演するのは初期から行われていましたが《実演》の面では〈その当時の社会情勢からいって許される状況ではなかった〉んです。　その障害を破ったのは“ベニー・グットマン”でしたね。　“グットマン”は黒人ピアノ奏者“テディ・ウイルソン”、ヴァイブ奏者の“ライオネル・ハンプトン”を雇ってトリオ並びにクヮルテットを試みたんです・・・オーケストラ演奏の幕間の休憩時のアトラクションとして【コンボ】を登場させたんです。　《１９３８年１月６日のグットマン・カーネギー・ホール・コンサート》　・・・『エリントン楽団』から“クーティ・ウイリアムス”、“ジョニー・ホッジス”、“ハリー・カーネイ”、『カウント・ベーシー楽団』から“ベイシー”、“バック・クレイトン”、“レスター・ヤング”、“フレディ・グリーン”、“ウォルター・ペイジ”を招いて混合演奏を行ったんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!　反響は素晴らしかった・・・その後白人オーケストラは、編曲を黒人に委嘱したり、プレイヤーをレギュラー・メンバーに加えるようになったんです。

  2005.05.19

• ニューヨーク９・・・

  　‘ハーレム’の“ミントンのプレイハウス”と“クラーク・モンローのアップタウン・ハウス”は【モダン・ジャズの発祥の地】として有名です∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!　１９４０年から４１年にかけて『ミントンのスター』といえば＾ギター奏者の【チャーリー・クリスチャン】ですね。　当時‘グッマンのコンボ’に所属～～～真夜中頃に‘このクラブ’に現れて＾ピアノ奏者の“セロニアス・モンク”、ドラム奏者の“ケニー・クラーク”とジャムってたそうです。　【クリスチャン】が現れるまでのギターは＾たまには「ソロ」として使われたが〈リズム楽器の一つ〉にすぎなかったんです・・・（多くの場合は‘ブルース・ギター’の伝統に沿って弾かれたんですね）！！　【クリスチャン】は当時の“ジャズ・バンド”では例外的な《電気ギター》を用い＾まるで《サックスのようなフレーズ》を弾きまくったんですって！！　《ミントンズ・ハウスのチャーリー・クリスチャン》（ビクター・グローブＭＪ７０６６）？だったと思いますが？？？携帯録音機で現地録音されたレコードがあるんですね。　『スイングからバップへの論理的な経過を示したジャズ史上の名盤』といわれてますよね。

  2005.05.19

• ニューヨーク８・・・

  　　１９４１年１２月８日・・・真珠湾攻撃に始まった日米戦争～～～【ジャズ】にも大きなな影響を(・_・）エッ......?　《ジャズはダンス音楽ではなくなった》んです・・・これまでの“ジャズ”は〈ダンス音楽の立場〉だったんです～～～「フォックス・トロット」のステップが生まれ＾スイング・ブームでは「ジルバ（Jitterbug ）」が生まれましたね (⌒-⌒)ニコニコ... 　戦争が始まると＾ダンスに《戦時特別税として３割の重税を課した》んだそうです・・・‘ダンス・ホール’は相次ぎ閉鎖～～～〈バンドのメンバーには召集令状〉がきて＾補充が困難だったそうですね。　一連の戦時体制によって、‘ガソリンの配給統制強化’や‘列車座席製’の廃止なども・・・『巡業も容易でなくなった』かと。　‘ダンス・ホール’が閉鎖されると＾かわって、小さな“ジャズクラブ（ダンスフロアを持たない）”が５２丁目周辺に沢山現れたんだって。　戦時体制は〈ビック・バンドの維持を困難〉にし〈ダンス音楽としての機能を喪失〉させ〈コンボを聞きたいというファンの要望〉もあり『ビック・バンドからコンボ』という動向にならざるを得なかったんですね。

  2005.05.18

• ニューヨーク７・・・

  　普段は別のバンドに所属していて＾顔を合わせたことのないミュージシャンが＾楽器をもって集まり＾自分たちの腕を競い合うのを【ジャム・セッション】といいますよね。　〈ニューヨークのハーレムのピアニスト〉たちが＾互に腕を競い合ったのは１９２０年代だったんですが＾当時は『カッティング・コンテスト』と呼ばれてたそうです・・・１９３０年代の後半に“カンサス・シテイ”から〈優れたプレーヤーたち〉が【ニューヨーク】に集まってきて盛んになったんですね～～～このことは〈ニューヨークのミュージシャン〉に脅威を与えたんだって！！　当時の【ジャム・セッション】は楽しみというより「真面目な勉強会」だったそうです・・・《ビック・バンドで８小節か１６小節のソロ》しか許されない“プレーヤー”は【ジャム・セッション】では『＾なんコーラスにもわたってソロをとることができ』るので＾日頃の鬱憤解消にもなったとか(⌒-⌒)ニコニコ...

  2005.05.18

• ニューヨーク６・・・

  　《スイング・バンドの楽しさ》・・・スインギーなリズムの快感にあって＾ソロイストの個性的なソロ・スタイル＾内容＾ビック・バンド独特の楽器セクションを対立演奏させていく迫力＾にあります(⌒-⌒)ニコニコ... 　‘グットマン楽団’の成功は‘フレッチャー・ヘンダーソン’という＾優れた黒人の編曲アイディア＾を取り入れて、これを〈白人的なセンスと若々しい情熱を持って演奏〉し、当時の白人大衆の嗜好にというタイミングのよさにあったともいわれてますね。　しかし、戦争の影響によるアメリカ国内の情勢の変化など、スイング・ジャズそのものの行き詰まりから【新しいジャズ運動】が起こったんです・・・《バップの誕生からモダン・ジャズの道が開ける》こととなりますが、スイング・ジャズのスタイルは今も生かされていますね～～～踊って楽しく、聴いて楽しいジャズですよね！！　スイング以降は【ニューヨーク】がアメリカのどの都市よりも『ジャズの中心』になりました。

  2005.05.17

• ニューヨーク５・・・

  　“バニー・ベリガン”は‘ベニー・グットマン楽団’や‘トミー・ドーシー楽団’で活躍したトランペッターで＾スイング時代が生んだ最初のスター・プレイヤーでした。　〈バニー・ベリガン・スタイル〉・・・‘ルイ・アームストロング’と‘ビックス・バイダーベック’のスタイルをうまくミックスしたんです～～～この時代トランペット奏者のモデルとなったんですね！！　‘グットマン楽団’のトランペットスターの“ハリー・ジェイムス”も〈ベリガン・スタイル〉を汲む一人・・・後に独立してバンドを持ちました。　【スイング・ブーム】・・・‘グットマン’の大成功によって＾急激に来襲したんです～～～いろんなバンドは‘グットマン’を模倣したんです。　『‘クラリネット奏者’はグットマンを、‘トランペット奏者’はバリガンを、‘ピアノ’はテディ・ウイルソンを、‘ドラム’はジーン・クルーパを＾というように！！』　“アーティ・ショー”・・・クラリネット奏者で‘グットマン’のよきライバルだった～～～‘グットマン’に比べると「よりクールなスタイル」ですがバンドスタイルが‘グットマン’のスタイルにそっくりだったために〈眼鏡のないグットマン〉というレッテルに甘んじざるをえませんでした。　“グレンミラー”・・・トロンボーン奏者で‘グットマン’の古くからの友人なんですね～～～画一化されていたスイング・バンドに〈清新なサウンドを創造〉しましたね。　“カウント・ベーシー”・・・「カンサスからやって来た」この楽団の【《リフ・アンサンブル》と《ブルース》を基調とした“ビック・バンド・サウンド”】は驚異の目で見られました。　１９３０年代は"スイングの時代"とも言われ＾ジャズがもっとも大衆と密着していたんです・・・１９４４年 グレン・ミラーが亡くなった時＾スイングは一応終わりを告げた感があります。

  2005.05.17

• ニューヨーク４・・・

  １９２８年【ニューヨーク】に来た“ベニー・グットマン”は１９２９年《フリー・ランサー》となって【ニューヨーク】で最も多忙なミュージシャンとなりました。　「シカゴ」で育っ“たグットマン”は「ニューオリンズ」から来た‘ジミー・ヌーン’や‘ジョニー・ドッズ’などの影響を受け＾１９２５年〈カリフォルニア〉で‘ベン・ボラック楽団’に加わった時は１６歳だったんです。　《レット・ニコルスとファイブ・ペニーズ》をはじめ＾多くの『レコーディング・グループ』に加わって＾着実に名声を築いて＾大不況の回復が見えてきた１９３５年に《レギュラー・バンドの編成》に着手＾評論家の“ジョン・ハモンド”の助力を得て大成功を収めたんです∪*ゝω･*∪ｂ　Ne!!　“グットマン”は〈ヘンダーソンの古い編曲を買い入れて使いました〉・・・‘ヘンダーソン’の名編曲者‘ドン・レットマン’は《“ルイ”のトランペット・スタイル》に暗示され＾各セクションに書き与えてますから“ルイ”はスイング時代をも支配したというわけです。　

  2005.05.16

• ジャングル・スタイル

  　ジャングルで動物が咆哮するようなサウンドを出すことから　【ジャングル・スタイル】　と呼ばれています。　"デューク・エリントン 楽団"の専売特許のようなスタイルで　〈カップ・ミュート〉　や　〈ワー・ワー・ミュート〉　など＾様々なミュート奏法を用いて演奏してきました。　【ジャングル・スタイル】を生み出す役を果たしてきたのが"バパー・マレイ""クーティ・ウイリアムス""ローレンス・ブラウン"などでした。

  2005.05.10

• ブルース

  【ブルース】は"エモーション"であって"つぶやき"であって"人間の悲しみと喜びのささやき"であって"叫び"です・・・１９世紀末から２０世紀初頭に〈ニューオリンズを中心にアメリカ南部に生まれた〉よね～～～当時のニューオリンズはいろんな国から移民が交わり住んでいました。　人々は‘仕事の合間'や‘広場の集会'などで、思い思いに「母国の歌」を歌っていました『アフリカから連れてこられた黒人』も‘教会'や‘綿摘みや鉄道の工事'の折々に歌っていたんです・・・それは"ニグロ・スピリチャル"であって"ワーク・ソング"でした～～～白人と黒人の音楽には大きな隔たりがあったんです。　白人の音楽は《ダイアトニック（７階音楽）》で、アフリカの黒人音楽は《＾ペンタトニック（５階音楽）》なんで【第３度と第７度の音】が欠けていました・・・その欠けた２音を黒人たちは〈彼ら独特の方法で処理〉していきました～～～体系づけられた楽譜があるわけではなかったんです。　『ある時は正しい長音の感じを出し、ある時は底だけ半音くらい低くして歌ったり演奏したりしたんだそうです。』　形式が最初にあったわけではなく《時と場合に応じた心のあり方》が"独特の音階"を創りだしたんです・・・それが【ブルース】の始まりなんです～～～"ブルース調が"〈底抜けに明るい気分も＾絶望的な憂愁さも表現できるの〉は、このためと言われています。　【ブルース】は"ジャズ"にとっては欠かすことが出来ない一要素だとも言われています・・・【ブルース】は永遠ですね～　黒人は南から北へと大都会へ移住・・・どの都会でも＾黒人の９０％以上が同じ地区に住んでいた～～～‘ダーク・ゲットー'と呼ばれる居住区だったそうですね。

  2005.05.10

• アレンジャー（３）

  　‘バップ’の後にきた『“クール・ジャズ”“ウエスト・コースト・ジャズ”“ビック・バンドジャズによるプログレッシブ・ジャズ”の時代』はアレンジャー全盛時代で＾編曲が重視された時代でした・・・“ジェリー・マリガン”の成功の半分は＾作・編曲＾のものとも言われてます。　【クールの誕生と呼ばれた＾マイルス・ディビス９重奏団】による演奏、“ジョン・ルイス”“ジェリー・マリガン”“ギル・エヴァンス”ら《アレンジャー達の編曲によるグループ・サウンズ》の良さをきくべき演奏でした。　【クール・ジャズの創造】に向った“レニー・トリスターノ・セクステット”なども、〈フーガやカノンの手法を取り入れた編〉曲がききどころです。　また“ジョージ・シアリング・クインテット”＾のクールサウンドも、編曲の斬新さでその当時の流行に乗りましたね。

  2005.05.08

• アレンジャー（２）

  ‘ビ・バップ’と平行して発達した〈ビック・バンドの‘ジャズ・プログレッシブ・ジャズ’〉・・・【アレンジャー中心のジャズ】といわれてます～～～‘アレンジャー’が重要な働きをしたんですね。　（ファンキー以後のモダン・ジャズは、すっかりアドリブ中心の演奏になりましたけど。）　“スタン・ケントン楽団”・・・この楽団のスタイルは『チーフ・アレンジャー』だった“ピート・ルゴロ”の作・編曲ですね～～～初期のころは＾ケントン自信も作・編曲に携わっていたんですが、だんだん＾いろんなアレンジャーに依頼するようになったんです。　 “ピート・ジゴロ”・・・‘スタン・ケントン楽団のため’にアレンジしたのは‘インターリュード’‘ユニゾン・リフ’‘ラバー’など沢山あります～～～５０年代の終わりには「自分のオーケストラを結成」して成功を収めました。　“ウディ・ハーマン楽団”・・・作・編曲者アレンジャーとしての“ラルフ・バーンズ”は‘スタン・ケントン楽団’の“ピート・ジゴロ的な役割”を果たしました～～～もうひとり＾トランペッターで作・編曲の“ショーティ・ロジャース”がいました。　“ラルフ・バーンズ”の作品・・・‘アーリー・オータム’‘サマー・シークエンス’‘ビジュー’‘アイ・リメンバー・ヂューク’‘トタン屋根のクール・キャッツ’など沢山あります～～～《‘アーリー・オータム’は‘サマー・シークエンスの第楽章’を独立させて書き直した》ものです。『‘アーリー・スプリン’グもありますが‘アーリー・オータム’と対をなす作品』です。　“ショーティ・ロジャース”・・・‘ザッツ・ライト’‘モア・ムーン’‘キーパー・オブ・ザ・フレーム’などがあります～～～後に独立して「ショーティ・ロジャースとジャイアンツ」という自分のグループを結成し【ウエスト・コーストジャズ】の立役者の一人となったといわれてます。

  2005.05.08

• アレンジャー（1）・・・

  　ジャズで‘アレンジャー'が大切になったのは＾オーケストラル・ジャズ＾が生まれた‘２０年代になってからです。　スイング・ジャズの時代に ‘アレンジャー'　という職業は＾大いに発達しました。 ‘ジャズ・オーケストラ'では‘ソロイスト'もいたが‘アレンジャー'の腕次第で＾出来の良し悪しの決まる場合が多いです。　"ドン・レットマン"は＾初期のジャズシーンで＾重要な働きをした‘アレンジャー'です・・・‘２２年～‘２６年にかけて"フレッチャー・ヘンダーソン楽団"で活躍＾後に‘マッキンニー'の‘コットン・ビッカーズ'でも＾仕事をしました。　"フレッチャー・ヘンダーソン"は＾また＾‘アレンジャー'としても＾重要な存在です・・・《ベニー・グトマン楽団》は＾《ヘンダーソン》の編曲を起用して成功しました。・・・弟の"ホーレス・ヘンダーソン"も‘アレンジャー'として＾有能でした。　《グレン・ミラー楽団》も＾"ミラー"をはじめ"ジェリー・グレイ"などの編曲があったからです。　‘スイング時代'には＾他に＾『エディ・ソウター』『ビル・フィネガン』『ベニー・カーター』『デュークエリントン』『ビリー・ストレイホーン』などがいました。　【モダン・ジャズ】の時代になっても＾アレンジャーは沢山現れました・・・『ウディ・ハーマン楽団の‘ウディ・ハーマ'ン』『スタン・ケントン楽団の‘ピート・ルゴロ'などが有名でした。』

  2005.05.07

• グレン・ミラー楽団の変遷

  　 ‘スイング・ジャズ'を"ポピュラー化"して点で＾《グレン・ミラー楽団》の果たした役割は大きいと思います。　‘４４年１２月１６日に‘ミラー'は従軍中に飛行機事故で行方不明となりました＾が＾《グレン・ミラー楽団》＾は今でも受け継がれています・・・最初‘テックス・ペネキー'があとを継いでリーダーとなりました。　‘５６年からは＾ミラー未亡人から許可を得て＾ドラマーの"レイ・マッキンレー"がリーダーとなりました。　‘６０年代半ばから＾クラリネットの"バディ・デフランコ"が新しいリーダーとなっています。　‘テックス・ペネキー'も"レイ・マッキンレー"も＾ミラー・バンドに籍を置いたことのあるプレイヤーですが、"バディ・デフランコ"は関係がないミュージシャンです・・・‘ミラー・バンド'と‘デフランコ'はマネージメントをしていた会社が同じだったので＾マネージャーからのすすめで実現したんです。　‘デフランコ'は＾過去の"ミラー・サウンド"に＾あまり＾こだわらないで＾現代的センスを加えたスタイルで演奏しています。

  2005.05.06

• ブギー・ウギー

  　"ブルース"のピアノによる変奏ともいうべき音楽です。　　左手で８拍子をとり＾右手でブルースのヴァリエーションを弾いた＾ホットでにぎやか＾なジャズです。　ピアノによる演奏で＾ブルースの変奏である点が特色なので＾その特殊性から‘２０年代から‘３０年代にかけて一時代流行しました。　【ブギー・ウギー】は酒場やパーティで盛んに演奏されました。　ブギー・ウギー・ピアノの名手としては＾‘ジミ＾・ヤンシー'‘パイントップ・スミス'‘カウ・カウ・ダベンポート'‘アルバート・アモンズ'‘ビート・ジョンソン'などが知られています。　後には＾ブギーのオーケストラ化も行われ"ライオネル・ハンプトン楽団"らが＾カンに《ハンプス・ブギー・ウギー》などを演奏しました。　中西部やシカゴで特に盛んでした。

  2005.05.05

• レコード音楽小話１４・・・クリオール

  　ルイジアナ州ニューオリンズはフランス領で、フランスからの移民がたくさん住みつき「フレンチクォーター」はニューオリンズ・ジャズの発祥の地となりました。　初期のジャズには、フランス音楽やしきたりの影響もみられますが、フランス人と黒人の混血をクリオールと呼びました。　ニューオリンズのジャズのミュージシャンには＾何人かいましたが、‘ｼﾄﾞﾆｰ・ペシエ'もその一人です（後にフランスに住みましたが）・・・　ペシエ以外にも、‘ジェリー・ロール・モートン'や‘バディ・ボールディン'がいました。　クリオールは混血だったので、黒人とはいえ、白人にも近い地位を得ていて、生活も比較的裕福で、ミュージシャン意外では、役職についたり、綿花栽培に従事したりしていました。

  2005.05.04

• レコード音楽小話１３・・・ラグ・タイム

  　　　１８９０年代の終わりから＾１９００年のはじめにかけては、ジャズの前進であった＾【ラグ・タイム】という＾ピアノ・ミュージックがアメリカで流行りました。　 ヨーロッパのピアノ音楽の影響を強く受けた演奏で、まだ＾‘アドリブ'ではなく＾譜面に書かれた音楽でした。　しかし、リズムはかなりジャズ的だったんです（従来のタイムを破ったもの＝ラグ）、クラシックの‘１拍目、３拍目'の強調にかわり‘２拍目、４拍目'が強調され＾ジャズに通じるものでした。　５０曲近く【ラグ・タイム】を｣書いたピアノの名手"スコット・ジョプリン"は有名です。１８９９年の『メープル・リーフ・ラグ】は大ヒットでした。　　【ラグタイ】は＾ピアノ音楽で＾譜面に書かれたもので、即興演奏ではないので＾ジャズとは区別されますが、ジャズとは関係が深い音楽と思われます。　タイガー・ラグ""１２番街のラグ"" メープル・リーフ・ラグ"なんか＾デキキシーランド・ジャズのそざいとして＾今でも演奏されています。　初期のジャズにおける巨匠《ジェリー・ロール・モイートン》は＾ラグタイム・ピアノの影響を受けて育ちー即興演奏を取り入れたジャズ・ピアノを創造した人として注目すべきです。

  2005.05.03

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