カテゴリ:徒然草
「 何か できること、ない? 」 そうメールをしたい。 きっと震えているだろう 彼女の 傍に在りたい。 一晩中、そう願いながらも、 それさえも、「 今 」は 彼女の負担になるだけかもしれない、と 逡巡しながら朝を迎える。 朝刊を取りに出ると、件の家は、固くシャッターが下ろされており。 意を決してメールを送信するも 返事なく、 ケータイが鳴ったのは 夜になってから。 まずは彼女が無事であったことに胸を撫で下ろす。 ぽつり ぽつりと 語る 彼女に とことん付き合い、 相手方の 独りよがりな 自分勝手な 愛 という名の 自己愛と 結婚し、子をもうけても 親離れ、子離れできない 親子の 罪、愛憎 に 震える。 弁護士を探さなくては、という彼女に、従弟の事務所を伝え。 倖せ、とは なんだろう、 誓い、とは なんだろう、 家庭、とは なんだろう、 今更ながら 途方にくれる。 ひと それぞれ。 それぞれの愛の形があり、 それぞれの想い、それぞれの倖せ、 それぞれの家庭の形、が在って当たり前。 でも 夫婦として共に暮らす当人同士が なにか 想いや こころを 何処かで共有してなければ。 どんなに 好き でも。 どんなに 執着 してても。 少なくとも 片方が倖せぢゃなかったら。 お互いを尊重し合えてない、それは。 それは 倖せ って いえるんだろうか。 「 みてるだけで 倖せ 」? それは 恋 ではあっても、 夫婦 じゃないよね。 そして、子の倖せを願う 親の気持ち。 同じはずでも、 嫁した娘の倖せを願う 母の気持ち。 嫁取りした息子の倖せを願う 母の気持ち。 すれ違う悲劇は、何処から来るものなのか。 孫が鎹とならず、むしろ拍車を掛ける悲劇。 いずれ、姑として、私も往く道なのか? 否。 断じて 否、で ありたい、のだけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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