テーマ:本日の1冊(3691)
カテゴリ:読みました^^*☆
正直言って、この前に翻訳された 『 ドラル国戦史 』が、 私的には ち~~っとも面白くなかった(゚゜)\バキ☆ ので、 と~~~~っても がっかりして、 もう 『 アルサラスの贖罪 』 には 手をつけまい、と決めていた。 どんだけ がっかりしたかと言えば、 『 ドラル国戦史 』全8巻 を一気買いしたものの、 私には本当に珍しいことに、 いつ面白くなって来るか、と期待しながら7巻まで読んで、 結局最終巻を投げ出したんである。 けれど、奥さまのリー・エディングス氏が2007年に逝去され、 続いて、昨年、夫君のディヴィッド氏のご逝去の報に接し、 エディングス夫妻の作品は、これで最後なのだ、と思うにつけ、 やっぱり読んでおかなくちゃ、と ぽち したんである。 『 ドラル国戦史 』( 全8巻 ) ・ 『 アルサラスの贖罪 』 ( 全3巻 ) ディヴィット & リー ・ エディングス / ハヤカワ文庫 はぅ。 『 ドラル国 』 よりはイイ。 でも そんだけ。 スパーホークやベルガラス、ポルガラの物語を あれ程愛し、 あれ程読み返し続けた私には、 なんというか、、、粗いプロットをプロット状態のまま読まされた感があり、 アルサラスを始め、登場人物の誰も彼もが 『 エレニア記 』や『 ベルガリアード物語 』のなかの誰かの まず 神々の設定、互いの確執にいまひとつ説得力がなく、魅力がなく、 色褪せて見えるのは、私だけなのだろうか。 主人公であろうアルサラスのキャラ自体もぼやけてて、 『 贖罪 』 なる言の葉も上滑り感が強い。 女神が、彼を唯一無二の片腕にしようと思った必然性、魅力。 そんなようなものを感じられないまま 物語が進み、 彼が 女神の傍らにふさわしく変容していくことに納得できず。 女神にしても、あの スパーホークに対するアフラエル が、 如何に比類なき愛しき神であったかを 思い知らされるばかり。 タイトルにまでなっている程のアルサラスより、 タレンを思わせるゲールを始め、 アルサラスを取り巻く周囲の人物たちの方がよく描かれており、 それは、逆に、スパーホークやガリオンの周囲の人間模様を とても恋しく思い起こさせる。 失礼ながら、リー氏ご逝去の後、 ディヴィット氏が独りで描かれたのか、と思ったり、 ( 実は違ったのだが ) おふたりに残されたときが僅かであることを察しておられ、 プロットに肉付けする時間を惜しまれたのか、と思ったり。。。 『 ドラル~ 』 や 『 アルサラス~ 』を 愛していらっしゃる方々には申し訳ございませんm(__)m あくまで 私的 感想でございますので、ご容赦下さいませ。 口直し(゚゜)\バキ☆に、 ベルガリアードの方は、ポルガラまでの16冊をつい先日読み返したため、 『 エレニア記 』『 タムール記 』の全12冊を一気に読み返す。 したらば、エディングス、やっぱり最高!!(//▽//) スパーホークやベルガリオン、ベルガラス、ポルガラの物語を熱愛し、 何度も何度も読み返した一読者として。 彼らに出逢えた倖せに感謝し、 彼らに出逢わせてくれた エディングス夫妻のご逝去を悼み、こころより 哀悼の意を表します。m(__)m ( nifty時代、「 極悪なる釣り 」でもって、 スパーホークたちに 引き合わせて下さった 凶悪大魔王・某HARURUさまにも 改めて深謝 m(__)m ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.14 18:39:34
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