テーマ:本日の1冊(3692)
カテゴリ:読みました^^*☆
土壇場サヨコさん の 詩集、 『 ちりぬるを 』 を 送っていただきました\(^o^)/☆ 今回は、自費出版されたのでしたが、 表紙の題字フォントの著者校正がなく、 結果、勝手に刷り上って来たのをご覧になったサヨコさんは、 「 これでは 台無し! 」 と 刷り直しを希望されたのでしたが、 出版社より 莫大な追加料金を請求され。 それなら、と、サヨコさんの方で 表紙だけ デザインからやり直されることとなり。 お嬢さまが 新たな表紙デザインを担当され、 印刷関係も お嬢さまの伝で 安く仕上がるように手配されたのでしたが、 自費出版といへども、装丁まで、出版社がかなりの力を持つようで、 随分 不快なやり取りがあられたようです。 圧力にめげないで闘われ、 デザインを担当されたお嬢さま との 共同作業により、 この美しい詩集は 生まれました。 そのこだわりから、本当に美しい装丁になっています。 画像ではうまく出ていませんが、 紙は 角度によって 青紫のパールに輝きます。 パールではあっても 和の情緒な表紙を開けば、 京紫の見返しに、さまざまなパープルの極太の縦縞。 ここが 乱れ縞 でなく、 太い まっすぐな縦縞であることが、 また ひとつの サヨコさんや お嬢さまの主張でいらっしゃるのでしょう。 後ろ表紙が また 表紙のお花のグラデーションと対のやうに。 暮れゆく海面のやうな ( 否、曙 であるのか? ) ( それとも 哀しみ篭る 情炎の焔であるのか? ) 水彩なのに、油彩タッチにもみえるやうな 洋のグラデーションであることも。 私が 現代詩歌集を入手するのは、 時実新子氏 の 『 有夫恋 』以来。 実に13年ぶり。。。 日本の誇る 手習い歌からのタイトルも美しく、 三章 構成の 1番最後の詩のタイトルが 『 ちりぬるを 』。 そして そのふたつ前が、『 二〇〇九年・八月六日 』。 肩肘張って、真正面から打ちかかる いかにも、な 反戦歌は 苦手であり、書きたくないのだと。 そう 常々 おっしゃっておられたサヨコさんが、 こちらにおいでになって、「 書こう! 」と 決心なさったのでした。 ドタバタしており、まだきちんと拝読できておりませんが、 最後の3編、あとがき、 そして 中原道夫氏からのメッセージを読ませていただきました^^*☆ 中原氏に 【 哀しみを知る詩人のひとり 】 と評されておいでの サヨコさん! 美しき表紙の美しき詩集のご上梓、 ほんとうに おめでとうございます! \(^o^)/☆ 「 昨夜の酔狂 」 とは。 それを確かめては繰り返す人生 とは。 繰り返すならば、 ( 意思なく )散る のではなく ( 確信犯で自ら )散らす のではないか―― そんな風に ぼんやり つらつら と思いながら、 バテバテの今でなく。 少し落ち着いて、 私の こころが ぷるぷるになり次第、 しっかり しっかり 読ませていただきますです!
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