テーマ:本日の1冊(3691)
カテゴリ:読みました^^*☆
ぅにょ~ん。 前作、『 妖魔の騎士 』 をゲットしてから10数年ぶりに初めて繙き(滝汗)、 んでもって読了後、1ヶ月経って、ブログに書こうとしてから 続編があることを識っただなんて、なんてお間抜け(-_-)。 しかも、3作目『 The City in Stone 』も存在してて、 邦訳されてない。(o_ _)oポテッ あれだけ 【 王道 】なる癒しのファンタジーなのに、 なんで 3作目が邦訳されるに至らなかったのだらふ? とりあえず、ネット古書店で無事ゲットすることができ、( しかも美本 ) 一抹の不安を抱えながら、2作目を繙いてみる。 ぅんぅん、スピンウェブ城では あれから 変わらぬやさしい時が流れ、 主人公の少年は青年となっており。 タイトルからして、父捜しの旅をした少年は、 氷の城の乙女を捜して旅に出るのだな。。。?? 『 氷の城の乙女 』( 全2巻 )/ P・アイゼンシュタイン ハヤカワ文庫 ( 絶版 ) 前作発刊から14年を経て 2作目が発刊となった ( 原作自体が、9年後に発表されている )のだけれど、 ちゃんと、訳者も前作通り 井辻朱美氏 であり、 カバーイラストレーターも めるへんめーかー氏。 素敵。 なので、『 妖魔の騎士 』ファンたちに、 大いなる期待と不安を持って迎えられたことは想像に難くない。 実に10年以上も遅ればせながら、 私も大いなる期待と不安を持って 読み進んだのだったが。 前作のままの揺ぎ無い世界構成と、 ギルドラムはじめ、個性的な妖魔たちが凄くイイ。 ( また逢えて嬉しい!と思ってしまった妖魔たち ) 乙女の住まうクリスタル城の描写も素晴らしい。 母上も見者たちも とっても素敵で、 ちょっと小ぶりな悪役さえも なかなかイイのに。 それなのに。 。。。何故に こんなにも 主人公に魅力がないのぢゃ!! ヽ(`Д´)ノ あまりに良い子過ぎて 没個性。 そのくせ、結構、独善的で押し付けがましく。 前作は まだ少年だったから、 彼が 「 良い子ちゃん 」であることが、 とても健気で愛おしかった。 けれど、今回は 青年になってるのだから、 あれではダメダメでしょう(-_-)。 自分探しの旅は、クリスタル城の乙女にだけ必要だったんではなく、 主人公である青年にこそ必要だったのではないかと思うし、 んだから、最初、 【 こころの望みの鏡 】に 彼の望みが何も映らなかったんでしょうに。 前作よりも シビアで深い お話であるはずなのに、 なんだか、主人公には生温い、と私は感じちゃったです。 残念ながら、私的には、 1作目を越えることができてないと、思えてならず、 んだから、3作目が邦訳されるまでに至らなかったのか?? …… こちらのファンの方々には 申し訳ありませんんんんm(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.18 12:45:23
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