カテゴリ:読書
中学生向けの本だとバカにできない。
読んでそのことを認識した。
本書で最初に紹介されているのは福沢諭吉。 日本の近代、現代史を見事に解説している。 同感だったのは昭和天皇が敗戦を決めなかった部分。 1945年(昭和20年)2月に近衛文麿が進言した。 近衛の進言を天皇は「もう一度戦果を挙げてからでないと」と拒否。 この件については、以下の記事に書いた。 天皇に戦争責任はある! もしこの時点で戦争終結ができていたなら。 東京大空襲や沖縄戦は避けることができた。 学校での歴史は、近代史や現代史まで届かないことが多い。 一部の教員は「面倒な部分を避けられてラッキー!」と感じているのか。 学校でも勉強しない。 家には戦争を語れる大人がすでにいない。 そんな時、こうした本を読むことは間違っていない。 本書がすべて正しいとは言わない。 だが、歴史を語る上での「叩き台」にはなる。 この「叩き台」の存在こそが大きい。 正直に書く。 私はサンフランシスコ講和条約についてよく知らなかった。 東京裁判の判決受け入れについては、すでに何度も記事に書いた。 中国副首相の会談キャンセルと靖国神社 東京裁判と靖国についての社説比較。 日本から見た講和条約。そしてアメリカから見た講和条約。 だがそれ以外にアジア諸国から見た講和条約の視点が欠けていた。 その「よく知らない」という部分を知ったのは大きな収穫。 忘れないように記録しておく。 ※トラックバックは楽天の方針で受け付けなくなりました。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.21 18:28:15
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