骨髄移植と他力本願
mixiで、骨髄移植について書いてあった。 その人は、家族が重い病気で骨髄移植が必要だという。その掲示板を読んでいる人に、骨髄を提供するドナーになってほしいと訴えていた。私は以前から献血や骨髄移植についてここで記事にしてきた。なぜ献血に行く人は増えないか? 骨髄移植については、本田美奈子さんに関連して記事を書いた。彼女は白血病で亡くなった。本田美奈子さん亡くなる。 「ミスサイゴン」と骨髄バンク登録。本田さんの死から骨髄移植、臍帯血移植へ!ドナー求む!そして、骨髄移植が必要な患者さんの家族に、私はこう提案した。「是非ともこの書き込みを私のブログで書かせてほしい」しかし断られた。mixiより広いネット上で公開した場合、批判が怖いのだという。だが私には記事にしてほしいとのこと。私は失望した。患者とその家族の声があってこそ訴えに説得力があるというもの。それをこの方は理解していないとしか思えない。mixiは、会員が多いといっても500万とか600万人。限られた空間であることに変わりはない。ネットで公開すれば訴えは世界中に広まる。影響力の差は比較にならない。しかも、その方は大事なことが何か理解しているのだろうか。ネットで批判されるのと、ドナーに協力してくれること。どちらが重要なのか。まだ批判されると決まったわけでもない。現実に、献血を訴えて反響が多く寄せられているものもある。アンパンマンのエキス(動画)最初から批判されることを恐れていては何も進まない。献血や骨髄移植が広まらないのは、こうした「他力本願」が多いからなのか。骨髄移植のドナーになるには決意が必要。ドナーでも入院しなければならないし、リスクもゼロじゃない。そうした決意を人に持たせるには客観的な意見だけでは駄目だ。患者やその家族による訴えが必要。この方に送る言葉はこれ。『No pain, No gain』何かを成し遂げようとしたら、痛みを恐れていては無理。しかも、批判される前からその痛みを恐れてどうする? ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。