「レ・ミゼラブル」20周年
ミュージカル「レ・ミゼラブル」が20周年を迎えた。 “ああ有情”「レ・ミゼラブル」20周年でファン感謝(ZAKZAK)初めての方ならこちらをどうぞ。迫力あります!Les Miserables - On My Own(Fixed Audio Sync)Do you hear the people sing?(10周年記念コンサート)"Do You Hear the People Sing?" - LES MIZ, Broadway CastLes Miserables - One Day More (TAC)このミュージカルについては、語ることがいろいろある。まずはキャラクターの中に自分と似た人がいるということ。これは、このミュージカルを知っている人なら感じたことがあると思う。「許し」を与えた司教、司教のおかげで生まれ変わったジャンバルジャン。そのバルジャンを追う「法の奴隷」ジャベール警部。売れるものは売りつくして哀れに死ぬファンテーヌ。その子コゼットはバルジャンに引き取られてマリウスと恋に落ちる。マリウスに恋をするもう1人の女性、エポニーヌ。彼女もまた孤独で悲しい運命が待っている。革命に燃える男アンジョルラス。子どもながらに革命を助けるガブローシュ。いろんな人物がいろんな想いを音楽で表現する。実に3時間以上の大きなドラマだ。このミュージカルで考えることがある。それは人間という存在。人間は馬鹿だ。戦争で殺しあう。その上地球環境を壊す。日本でも自殺や殺人がない日はない。子どもを虐待し、差別はなくならない。それでも時に人はすごいことをする。言葉、文化、宗教、人種を超え、協力してすごいドラマを作り出す。どうして多くの国でこのミュージカルが多くの人に愛されるか。それは、この長いドラマには多くの教訓が隠されているから。どうしてジャベールは自分の運命を決めてしまったのか?エポニーヌはどうして幸福になれなかったのか?バルジャンは何故長い間投獄されなければならなかったのか?いろんな疑問、そして社会的な問題が、このドラマにはある。それは舞台となったフランスだけのことではない。現代の日本にも通じるものだ。20周年は確かに嬉しい。しかし、「レ・ミゼラブル」は今でも必要とされている。何故か。それは、今もなお世界中で悲劇が起こっているから。そう考えるのは私だけだろうか。 ***********************関連記事レ・ミゼラブル20周年記念ファン感謝デー part1 レ・ミゼラブルファン感謝デー行って来たわよ~レ・ミゼラブル ファン感謝デー~↑今回の催しに参加された方たちの記事。うらやましい。私なら一生の記念になるだろう。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。