大学生広瀬、王位を奪取!
将棋タイトルのひとつ、王位戦。23歳の大学生棋士、広瀬章人六段が4勝2敗で獲得した。 とっておきの相穴熊価格:1,449円(税込、送料別)広瀬六段が新王位に 23歳で初タイトル、七段に昇格(asahi.com)防衛戦を戦ったのは深浦康市。王位を3連覇していた。 広瀬は今期の挑戦者決定戦で羽生善治名人を破る。それにしても今回の王位戦七番勝負はすごかった。何しろ2回の千日手指し直しがあった。第5局で行われた最初の千日手については、以下の記事で書いた。王位戦、千日手の死闘! そして昨日、第6局で再び千日手。第5局の時は、指し直し局が始まったのが午後8時を回ってから。それに比べ、第6局は午後3時30分と条件はまだ前回よりよかった。それでも両者には負担が大きかっただろう。何しろ王位戦は2日制での戦い。今回はさらに指し直しなのだから。だが指し直し局も大熱戦。検討していたプロも中盤から「広瀬有利」と見ていた。ところが終盤になって混沌としてきた。負ければ無冠の深浦が死に物狂いの反撃に出る。飛車角4枚すべてを相手に渡して執念を見せた。その反撃を冷静に受け切った広瀬がきわどく勝利。初のタイトルを奪った。ネット中継で見ていても緊張が伝わるすごい戦い。現役大学生のタイトル保持は初めてのこと。将棋のプロは「学業は対局の邪魔」という考えも一部にある。だが今回広瀬の快挙で、学業に対する見方も変わるかもしれない。広瀬と同年代の若手棋士にもいい刺激になっただろう。羽生とその世代から、将棋界は新たな時代を迎えている。この王位戦は、その始まりになるのだろうか。深浦が無冠というのは残念。しかし今期の王位戦も2回の千日手。彼の実力はまだトップの力がある。今回の戦い、敗戦をバネに再度タイトルに挑戦してほしい。王位となった広瀬はタイトル奪取で七段に昇段。今後、大学卒業で環境にも変化が出る。何より、防衛する側でのプレッシャーに勝つことが求められる。広瀬王位、おめでとう!両者とも素晴らしい戦いだった。***********************関連記事王位戦第6局。↑20歳で竜王になった渡辺明竜王のブログ記事。こう書いている。「2局続けての千日手指し直しは過去にあったのでしょうか?」(太字部分、上記ブログ記事から引用)私も記憶にない戦いだった。広瀬章人新王位、誕生! 将棋の第51期王位戦七番勝負第6局で23歳の広瀬章人新王位が誕生、深浦康市王位は3年間守り続けたタイトルを失う第51期王位戦広瀬新王位誕生***********************※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。