新着記事一覧 | ～微風に舞う花びらのように～

魔女っ子Marryちゃん♪

描いてみました～。サラサラっと魔女っ子marryちゃん。　おそらく左手の先には「スターロッド」なるものをお持ちなのでしょう（笑）可愛いイメージとはかけ離れセクシー路線に早変わり～。どうしましょう、”魔女っ子”ではなくなってしまった；；；そして更にイラスト描いてみた。適当に、そして黒く、そして怖くがコンセプト。タイトルはその名も「視線」。ある意味「漆黒」行きのイラストです。・・・・何故私はこんなものを作成したのか・・。魔女っ子Merryちゃんという明るい日記タイトルに惹かれ覗いてしまった方ゴメンナサイ。ススゥ～っとスルーしてくださいです。

2005年08月30日

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「蒼の少女」

誘惑の砂浜眩む昼下がり白い帽子を悪戯に舞わせる風君は困惑に微笑み僕を見返る　黒髪も風に遊ばれ君は世界とひとつになる蒼に君が溶ける世界は君を愛している貴い君よいつまでも届かない見つめるだけの僕の恋人＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月30日

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「夜」

星の泣く夜月が謳い森がざわめく風の舞う夜そんな夜はひとりきり誰か傍にきて静かな夜は孤独が蝕むひとりにしないで＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月29日

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「チョコレート」

悲しくて　苦しくて涙が溢れてとまらないねぇ　こんなときに食べるチョコレートはすこし苦いのかしら？そう思ったのに口に含んだその優しいものはいつもの甘いチョコレート甘い甘い　ミルクチョコレート苦い涙も　溶かしてくれる？＋＋

2005年08月28日

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「星の指輪」

天上に煌めく無数の星のなかで一際　美しく煌めく　優しい星を指輪にしよう白く美しい手ではないけれど　幾つもの愛を抱きしめたあなたの指にとても　似合うと思う＋＋＋＋＋＋＋＋＋　

2005年08月27日

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「硝子の瞳」

硝子の瞳もう二度と　閉じることはない　揺らいだ僕は　きっと僕の所為だ僕の涙が硝子を潤し僕を揺らすもう二度と閉じることはないその瞳もう二度と・・・・硝子の瞳陶器の肌君は　もう動かない＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月27日

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アイズクラッシュ

悪戯に僕を射抜く君の瞳それは君の必殺技片目だけ瞑る　効果絶大致死的ダメージ君は歴戦の勇者僕はそこらの雑魚モンスター君の必殺ウィンクで瀕死　石化　混乱　ステータスさてさて　薬で治せない魔法でも　絶対治らない君の必殺ウィンク最大の特徴は僕だけに効く　即効　魅了＋＋＋＋＋＋

2005年08月26日

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「勇者」

ぼくの手は小さい目の前のきみさえ守れないだからこそ顔をあげきみを見つめていたいんだいつか　君の前に立って盾も剣もない勇者君をつれてどこまでも逃げる＊＊＊＊＊

2005年08月25日

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「理想」

理想を掲げた高すぎる理想を良いじゃないか届かなくても見つめていれば美しい空がみえる広い世界がみえる＊＊＊＊＊

2005年08月25日

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「あなたの世界」

孤独に怯えたあなた世界が色を無くした鮮やかに孤独は音をたて蝶が舞う世界は透明を彩る美しい世界視えるすべてあなたは一人ではないさあ　何色に塗ろう眼をあけてあなただけの世界ぼくは何色に視えますか眼をとじてあなただけの世界暗闇はあなたの心黒ではない　何色がみえるあなたを彩りましょうそれは何色愛　夢　希望　勇気幾つもの色を使いましょう孤独は無なにもない世界こそ孤独あなたがいる　そして僕がいるこの世界は色を持つあなたの色と　僕の色違う色の　美しい世界さあ　眼をあけて無色の世界を彩りましょうきっと　美しい世界彩色は優しいあなた色で＋＋＋＋

2005年08月24日

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「蜃気楼」

忘れたくない記憶揺れる微笑みまぼろしは　いつしか消える愛しい蜃気楼夏の夜に抱いた揺らめき去る季節の切なさよぼくはひとり生きていく永遠の恋人よきみは今も微笑んでいる忘れはしないよ夏の日差し駆ける砂浜足跡さらう波想いだすすべては微笑みで出逢おう永遠の夏微笑む恋人達愛しているよぼくの心はきみと在る揺らめいて　揺らめいて蜃気楼＊＊＊＊

2005年08月24日

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時間

わたしたち生命は時間というものをつくり生きることによって流れをつくっているそれは　わたしたち生命が空気がなければ生きていけないのと同じようにごく　自然でそして　尊いことなのだろう＋＋＋先日、ふと感じたこと。何故だか、一瞬とても幸せな気持ちになりました。

2005年08月23日

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「自傷」

その腕の重さ君の生命は君自身焦ること等無いさ此処に在りたいそう思える君はとても素敵君は君を傷つけるけれどね　見えない傷もある血が出るか　出ないか僕も自分を傷つけているけれど　見える傷はない皆同じ君だけが恥じることなど無い焦ること等無いさいずれ君も君を好きになれるだから　悲しいことをいわないで僕が好きな君を君自身が否定しないで＋＋＋＋＋＋

2005年08月20日

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「自然」

あなたの世界わたしの世界決して混じることの無い色彩だからこそあなたを知りたいと思いだからこそあなたの世界で生きたいと願う溶け込めた紅と蒼わたし　初めてね世界が溶け合うのを見たわ夕日が落ちる素敵ね　いつまでもこうしてあなたの世界に酔っていたい＋＋＋

2005年08月19日

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物語

あなたの言葉僕の言葉三日月が微笑む夜世界はふたりだけになる溶け合ってゆく言葉あなたと僕の物語やがてひとつになって囁きながら　空を舞う＋＋＋

2005年08月18日

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「声」

刻ませて遠いあなたを　この唇で記憶の中のあなたは微風のように微笑んでいる名前を呼んで遠いあなたを　空に刻む夏を愛したあなたは永遠に眩しい光の中で目覚めた闇の中もう夢でしか逢えない人呟くよう刻んだあなたの懐かしい名前を虚空に浮かんだあなた面影を想いだす事も出来ない愛しい人は空間を響かせ一瞬にして静寂を戻した何事もなかったかのように＋＋＋＋＋＋

2005年08月17日

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「虚の仮面」

取れない仮面御前では外せない孤独は慣れた暗い世界も果て無き静寂も俺を囲む檻素顔では傷つけられるだろう醜い顔では御前を愛せないだろうこれ以上傷つかないうち虚の仮面をつけてしまおう流れた涙それは紅く悲しいものもう御前では外せない俺は仮面を被り続ける傷だらけだ何もかも顔も　腕も　足も心でさえも見るに耐えない有様綺麗な御前を俺は最早　瞳に写すことすら出来ない＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月17日

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「分不相応」

逢いたくて恋しくて君を想うと切なくてねぇ　だぁれわたしの心を離さないあなたは　だぁれひとりは悲しい泣きたくなる世界愛して　愛して　愛されたいわがままな感情わたしなどが愛を語るなんて「分不相応」そうわたしは誰よりも愛情と恋情を見下してきたのだから＋＋＋＋＋

2005年08月16日

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鏡の螺旋

美しい光景眼に映る情景心は鏡あなたは水面たったひとつぶ流れ落ちた涙の雫波紋は広がる螺旋を描き静かなる音耳を澄ましておくれ水の泣き声を捉えてほしい美しく切ない水面は揺れる　あなたを映し鏡のよう　螺旋を描く＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月16日

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「永遠の檻」

永遠を望んだそれでも赦されるだろうか間違っている狂おしく迫る時間の檻に足を踏み入れたのは俺自身だ過ぎない時間は此処にあるああ　永遠が待てない時間とはなんだったか？永遠とはなんだったか？赦されるかもしも俺が愛を切に願っても引き裂くものは存在しているのに愛を唇にのせおまえを抱き寄せ想いのままを空に描くことが俺に赦されるのか＋＋＋＋＋

2005年08月14日

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夢の記憶

寂しい夜に聞こえる懐かしい君の声夏の日差しを浴びてそっとまどろむ夢を抱く約束は優艶な瞳君の幻が揺らめいて永久を囁いた闇の中ねぇ　もう良いでしょう美しく寂しい夜は泣かせて切ない夢を魅させて欲しい闇を愛したそれは愛する君を抱くように優しく　優しく　優しく＋＋＋＋＋

2005年08月14日

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「物語の終わりに・・」

幸福は途切れるものだといつか謳った詩人と出会ったこの静かな時はまた失ってしまうものなのだろう悲しみが交差する世界でたったひとり　闘いぬいた人微笑を風に乗せ静かな時を世界にもたらした人わかっているよ永遠が来ないように変わらない世界など在りはしないけれどね　あなたは囁くの静寂のなか眠れる今宵ひとときそれは人の心で焼きついた記憶となる幸福が記憶となり禍が現となり現はいつか時をながれ私たちの記憶となるのだだから　恐れることはない物語の終わりにあなたが放った優しさは虚空を静かに泳ぎ風と微笑んでいる＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月11日

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「自由の楽園」

空を駆け思うまま自由に生きている鳥きっと彼らは自由ということを知らないだろう生きるということさえも事象　言葉　そして人あらゆる束縛の上で僕たちは自由を求めたそれは余りに馬鹿馬鹿しい人は自ら束縛を望んだ秩序　平等　自由曖昧な言葉の端々人は硬貨で図るものではないなら何故僕らは生き物を買うのだろう　　何の上で成り立つものか自由を求め得たとしても醜い世界で生きてきた僕たちは決して真実の自由とは相容れないねぇ　教えて理想の楽園はどこにある？僕たちの楽園は僕たちの歴史が在る限り永遠にその姿を見せない空を駆ける　その翼純粋を失くさずに生きる者達『　僕たちの翼は折れてしまった　』『　翼と引き換えに言葉と罪を創った　』ただそれだけのこと＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月10日

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「時間時計」

憂鬱な時間この退屈な一瞬無意味な生き甲斐ただ埋めるだけのプロフィール一に暇　二に退屈三四は無くて　五に無気力そんな無駄な私欲張りね　時間を欲しがる人たちと一緒の時間を貰ってるどうせ暇なら私の時間をあなたにあげたいのにあなたは時間を大切に無駄なく使っているのにねねぇ　どうせなら一緒に私と御休みしましょう？私にとって　暇な時間でもあなたにとっては　大切な時間になるのかもしれないそして　私を連れ出してちょうだい真っ白で灰色で真っ暗闇怖い空白の時間から＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月09日

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狂乱舞踏会

狂乱へと誘う花びらの可憐今宵限りの宴夢　ああ幻に消えゆく月よ貴方に見つめられ私は踊り狂うの愛に惑え　魅惑の馨よ優艶を纏えよ艶やかに　緩やかにああ　誘惑の舞踏惑わす無償の罪踊り狂え　踵を鳴らして枯れるまで靴よ踊れ終焉を謳え月夜の鍵よ貴方を憶えて代償は記憶忘却を愛して愛して愛して　さあ！　今すぐに！宴は続く狂乱は永久を綴る貴方は哂う踊れ　夜を嘲りながら月が死ぬまで＋＋＋＋

2005年08月08日

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恋

閉じ込めてしまおう切ない想いのすべてを大切に　大切にしまってもう二度と空に刻んだりしない崩れ落ちたあなたはわたしのなかで存在しない苦しいね　悲しいねってわらうもう二度と出逢えないのね寂しすぎた夜私を裂いた月果敢無くきえてしまうものきっとそんなものね＋＋＋＋＋

2005年08月08日

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永久の揺らめき

刻む時計の惨酷さ針は止まることを知らずわたしは何処まで歩けるだろうかこの両足で　この身体で果てしなく思える道標した先まで　辿りつけるだろうかいずれは限りある存在時空間に溶け込んだ空のように永久を揺らめき　愛することなど出来ない歩き続けるしかないのだわたしの両足は腐敗を進める灰となり崩れ落ちるまでずっと歩くとしよう永久を揺らめくことが出来ないのならせめて過ぎる時の一瞬を愛そう輝きを愛そうああ　どうして気がつかなかったのか道端に美しい花が可憐に咲き誇っていることを＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月07日

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「代償」

この切なさは代償胸の痛みも当然のものだ罪悪感と思えばそれすらも認めてしまいたくなる人は脆く薄弱なもの私はそれを理解してもなお未だ自らを強いと信じたがっている醜い自尊心の塊のようなものだ胸を締め付ける痛み痛覚など麻痺してしまえばいいものを何故だろうかこの甘い痛みは絶えることなく私を苦しめて止まないのにこれを愛おしいと感じてしまうときがある罪悪感はそれだ私はもう既にひとつの罪を犯しているというのに幸福に愚かながらも浸っている恋とは人を愚かにする切なさはそれを認めたゆえの代償そして胸を貫いていくいい加減に諦めたらどうだ切なさも痛みもすべて私が迎えたものだろう悲しみも　切なさも　痛みもそしてこの愚かな自分さえもすべてを包めてなお恋をし　愛を知りたい人を愛したいと願ったことをこの切なさは代償胸の痛みも当然のものだ恋をし　人は愚かになるそして愛を知って人は心豊かになっていくのだろう＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月05日

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「ゆめまぼろし」

背中で語る言葉悲しくも切ない心持ち微笑み去っていったのは夏の日のことでした蝉が啼く　森が凪ぐ報せは風が連れてきた何故こうも静かか轟音があれを連れていったというに夏の日は好かない忘れていた恋が甦るから眼に焼き付けた背中崩れていく　灰の残像無事に帰るとわらう　うしろすがたの　ゆめまぼろし＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月05日

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The cross in ruins

廃墟に佇む口ずさむは愛しき者への鎮魂歌かつて愛した溶けた森へ美しい我が同胞の生命たちへ苦痛に歪んだ時空を抱きすべてを讃え　　敬い謳おう生命枯れ果てた　　美しい故郷未来への礎となった　　尊い生命たちへ廃墟を背に　　十字を切れ頬を伝う絶望を堪えすべてを愛した証をたてよ頽廃に崩れ去った果敢無き旋律にのせて＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月04日

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「遠き地の恋人へ」

　声を聞かせてほしい君の存在を聞かせてほしい風が囁いても　僕は信じない大地が囁いても　僕は信じない君の声が在るならば僕は君を探し続ける霞み掛かった月がいう「おまえの恋人は既に溶けた」探す理由　それは声が聞こえないからどこかで　君が泣いている悲痛な泣き声助けて　何故来てはくれないの？ああ　でも僕には聞こえない届かない　愛しい君の声だから探しているんだ声が聞こえるまで　君の居場所を風よ　幾らでも囁け　大地よ　幾らでも囁け無駄だと笑い　嘲るがいいさけれど僕は止まらない声を聞かせてほしいどうか君の存在を聞かせてここにいるよ　といってたすけて　といって『どんなに遠くに離れていても　君が僕を求めているなら　一秒で飛んでいくさ』約束は君との絆唯一の愛への架け橋君を聞かせて僕を呼んでいるのならすぐにでも飛んでいくから君を　聞かせて君を　聞かせて君を　聞かせて君を　未だ探させて・・・＋＋＋＋＋

2005年08月03日

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「夏の鼓動」

夏の鼓動が浜辺を駆け抜ける空と海は溶け蒼に君が映えるひと夏の少女微笑みは向日葵僕も向日葵だよ君の太陽しか愛せない焦がしてしまおうああ　僕の唇で春色に染まったその柔らかい頬を駆け抜ける夏急ぎ足はやめておくれたったひと夏もう少し愛させておくれ向日葵の君を夕陽が蒼に溶けるまで向日葵の微笑をずっと夏よ　息衝いて秋の溜息が木の葉を踊らせる白く息は舞い震える肩を包み込む枯れない君は微笑む沈まない太陽を抱いて＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年08月02日

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赤眼の姫巫女「第１４話」

嫌な予感は、当たる。それは「第六感」の働きに寄るものだろうか。「おいっしっかりしろよ！！レイヴィスっ！セアラ姉！！！」二人にアレンは叫ぶように言った。その声に反応するかのように世亜羅の手がピクリと動き、重たい瞼を上げて、アレンの好きなその緋色の瞳を動かした。かすれるような声、アレンはいつもの彼女の声と違う声を聞く。「アレン・・逃げろ・・・あいつの思うつぼだ・・・・」「セアラ姉・・！？アイツって・・・？」「・・・・・・・・・・っ！！」世亜羅は、アレンの後ろで笑うモノを凝視した。気づかないうちに、彼を葬るつもりなのか。そんなことはさせない。たとえ私の身が滅びようともアレンを殺めさせはしない。だが、私には力がない。何故私は男ではないのだ。何故大切な者を守る力強い腕がない。アレンを守るための力が欲しい。力が・・・・・・・・・・！！！！！！アレンが、彼の後ろに居る三人目の存在に気がつく前に、血塗れの彼女がアレンをかばった。その手には持っていなかったはずの剣が光っている。それがイルキュタスの魔法攻撃を弾いたのだ。美しい紅を煌めかせているそれは神々しい紅玉で出来ているかのような切先。彼女の手に良くなじむ柄は漆黒に艶めく木で出来ている。それでいて重さを全く感じないのは正に『赤眼の姫巫女』のみが扱える「宝剣」と言うに相応しいものだ。「・・・・・これは・・・」「セアラ姉・・・・・」「あらあら・・・・さっきまでの木偶の棒とは訳が違うっていうのね・・？」アレンがその異形なものを凝視した。にやりと吊り上げられた唇をみて、こいつが世亜羅とレイヴィスを痛めつけた生物だと理解する。「誰・・オバサン・・・・・・」「っ・・・・（巫女が”姉”でアタシが”オバサン”ってどぉいうコトかしら・・）　まあいいわ・・　アタシは闇の国、エレヴァスのイルキュタス。　アナタが”あの使徒”の生まれ変わり・・・　随分と小さいのねぇ？　フフフ、よろしくね？美味しい美味しい「使徒」ちゃん。」その異形なものが話すもの。それが先ほどまで信じないと叫んでいた話そのものを肯定しているかのように、アレンは悟る。あの使徒、そして生まれ変わり。闇の国エレヴァス・・・・。イルキュタスはアレンの前で彼をかばうように剣を構える世亜羅に視線をやり、そしてアレンに言う。「そうそう忠告、っていってももう必要ないかしら？　坊や、この女を信じてはダメよ？」「・・・・・・・・・」その先は、アレンも世亜羅もよく知っていること。「前の使徒みたいに、信じて、信じて、愛して、愛して、　それでも結局、裏切られちゃうものね？」「・・・・・っ・・」「ふふ、坊やが余りにも可愛いから、　余計な事を言ってしまったわ。・・フフ・・」「で、だから何だっての？　別に関係ねーだろ。」「関係ないって・・・・・」「・・・・なんだよ？」信じない。そんなこと、あるはずないじゃん。　使徒なんて、巫女なんて知らない。「アレン・・・・・」そうだ、オレはただの「ガラス玉」。セアラ姉だってどっかの国からきた見知らぬ髪の色をもった人種。今では24番街の母親役の口うるさい「ウルフ」なんだ。「・・・まさか、アナタ・・まだ洗礼も受けてないの・・？」「だからなにワケのわかんねーこと言ってんだよ！」「あ・・・・・アハハハハハハ！！！！！！！」いきなり気が狂ったかのように笑い出す怪物。「力も満足に使えないなんてっ！？　それじゃあ今が喰べ頃ってコトかしら！？」そう笑いながらアレンに向かってくるイルキュタス。その長い爪の手には魔力を固めたものが光っている。世亜羅はその剣を構え、一気にイルキュタスとの距離を詰めるべくイルキュタスに向かった。「アレン！下がっていろ！！！」「セアラ姉！？」「ふふふふ・・まだやる気なのね？赤眼の姫巫女さん・・・　でもアナタじゃ無理よ！　さあ！あの使徒の美味しい血を今一度”あの御方”に！！！！！」それまでの女性の顔とはうって変わり怪物と呼ぶに相応しい形相でイルキュタスは叫びながら向かってきた。「私は無力ではない！！！刺し違えてでも貴様を倒す！！！！！！！」そう叫んだ直後、辺りは閃光に包まれた。＋＋＋＋＋

2005年08月01日

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心の音

耳を澄まして一瞬でも逃さないでほら　あなたにも聞こえるでしょう生命の音が　碧の鼓動がほら　耳を澄ましてごらんなさい心の音が　聞こえるでしょうあなたの心は　泣いていますか切なさに　打ち震えているのですか孤独を　とてつもなく恐れているのですかさあ　耳を澄ましてごらんなさいあなたがあなたに　問いかけてあなたの心の音はあなたにしか聞こえないだから　逃してはだめひとつの嘆きも逃がさないで静かに　胸に手をあてて息衝くあなたの哀しみを聞こえないふりを　しないで＋＋＋＋＋＋

2005年08月01日

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. . お決まりFairy tale

世界はMonochrome視界はChaos勇者はお姫様を救った魔王は敗れ去る運命勇者は誰だ魔王は俺だ世界は何処だ視界は混沌矛盾は世界何処までも鮮やかな世界よ塔の中の奇麗なお姫様何処までも腐りきった世界よ勇者はいつも”俺「魔王」”を倒すお決まりの世界だ”黒”＆”白”　それだけだハッピーエンド至上主義”黒”＆”白”　それだけだ世界はMonochrome視界はChaos勇者はお姫様を救った魔王は敗れ去る運命long long ago …お決まりFairy tale !!!!!++++++++++++++

2005年07月31日

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赤眼の姫巫女「第１３話」

轟く雷鳴。鳴り止まない空の絶叫を背に、世亜羅はレイヴィスに駆け寄った。「・・・邪魔なんだけど」「っ・・何故そんな言い方をする！？」レイヴィスは駆け寄ってきた彼女をすっと見上げいう。「使ってないワケじゃないけどね・・？」そして、その女の形をした怪物に彼は一言呟いた。「下手に攻撃してあの醜態生物の血でもかかっちゃったら堪らないからね。　自己防衛だよ。」「・・それは要約すると、不細工が血の道を辿りうつると言う事か？」「キミだってヤでしょ。あんな生物、見るに耐えないよね。」こんな悪態をつけるのも御前だけだ。世亜羅は頭を抱え、本当にコイツは怪我を負っている人間なのだろうかと思った。だがその一言に逆上するのは言われた本人だ。その口元は獲物を見つけたように緩んでいたのだがそれも今は形を取るまでもなくぐにゃりと歪んでいる。「醜い」それはその怪物にとっては禁断ともいえる一言だった。＋＋アレンは世亜羅を探して、中庭へと走った。嫌な予感はいまもなお続いて、冷たく氷のように刺さる雨が背中をすぅっと辿る。それが自ら流した汗なのかそれとも空から落ちた雫たちなのか、少年は急いだ。とてつもない不安感と重すぎる予感を抱いて。嫌だ。何かを失くすのはもう。わずか15歳の彼は、幾つもの死を見つめたことだろう。そして得たものを失くすことに酷く恐怖を抱き、それでもなお進めと背を押される。運命は少年を嫌っている。いや、少年は余りにも好かれたのだ。もう失くしたくない。誰も、オレの前から消させない・・・・・・！そんな少年のガラスの眼にうつった光景は無残にも雨に撃たれたように倒れている二つの赤黒い影だった。ひとつは覚えのある、先ほど少年に信じ難い事実を告げた男。その美しい髪は血に塗れて輝きを失くしている。「・・・レイヴィス・・・？」そしてもうひとつは・・「・・・・・・セ・・」真っ赤な夕焼けの髪はその色を血染めの黄昏に変え、クリシェの花の瞳はそれを閉じて、もう二度と咲くことのないかのように・・少年は母を殺された子のように叫んだ。「セアラ姉ーっ！！！！！」　＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月30日

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「月と弱虫」

月が囁く地を這う弱虫よ虹の門をぬけ宝石の沙漠を旅する恋を愛おしく想うのならばなぜに　呪縛をはらい空を駆けはしないのかと弱虫はいう闇夜に煌めく美しい月よ虹の門をぬけ宝石の沙漠を旅する恋をわたしは愛おしく焦がれているされど　所詮弱虫よ我が情けない足では　空は蹴れまい地に這うわたしはあなたを見上げ遠き想いに身を馳せて遠き恋を請うのみなのだ地を這う弱虫よならば遠き地に凪ぐ恋までもこのわたしの光で照らして見せよう幾つの夜も　我が光のもとおまえと恋は共に在る満ちては欠ける恋の月紫紺が茜に染まるまで語り明かして　月と弱虫＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月29日

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赤眼の姫巫女「第１２話」

いやな予感というものは何故か良いことの起きる予感よりもあたりやすいものだ。このとき、私はアレンの傍にいなければいけなかった。どんなに嫌がられても、どんなに拒絶されたとしても。これからこの子に襲い掛かるすべての災いから、過去の償いとは別として、彼を守らなければいけないと。鳴り止まない雷と風のぶつかり合う音。音の嵐に、痛覚さえも麻痺させてしまうような雨の針が加わり、私にその光景をありありと見せつけていた。風を操り、妖艶な微笑を浮かべる女。それは人間といわれる生物ではない、過去に囁かれ恐れられてきた異形のもの。その後姿。人間で言う肩甲骨が鋭く飛び出し、血の色を浴びた黒く重たい翼が優雅に揺れている。巨大なそれをはためかせ、空に浮きながら何故か微笑む。可笑しくて堪らない。そう高らかな笑い声を上げて、彼を見下ろす。「ふふ・・あはぁ・・これがあの騎士のひとりなのかしらぁ・・？　　弱すぎてお話にもなりませんことよ・・・？」彼は俯いたまま、微動だにしない。それはその女の挑発に屈しないという暗示か、もしくはそれほどまでに傷が深いということだ。彼の美しい蒼が靡く銀髪は、痛々しい赤黒い色が侵食し、輝きを失いつつある。「っ・・レイヴィス！何故あの時の様な術を使わない！？」私は彼に近寄り、思うままを口から吐いた。＋＋＋嫌な予感がしたんだ。だからオレはベッドにうずくまってた。それが当然のことのように、世亜羅姉が出てったあとだって、ピクリとも動きたくなかった。何故だろう？オレに怖いものなんてないのに。何もかも、この右目さえも失くしたオレに、失って怖いものなんてない。なのに・・・此処から動くことをなんで怖がってる。さっきから鳴り止まない煩い胸の鼓動に、さっきから寒気が止まらないほど澄み切っている嫌な空気に、導かれるように在る真実を、ただ、信じたくないだけ。・・・オレは逃げてる。失うものがないオレに、怖いものはない。だから、今ここに居る失いたくない人が、危険に晒されているという事実を知りたくないんだ。つながりが、キズナが怖い・・・また、スベテを失ってしまう・・・・逃げていたい、事実を認めたくない。その思いのすべてが、少年を殻に閉じ込めていた。だが、少年は目覚めの時を迎える。たった１５歳の少年に、耐え難い試練を乗り越えさせるために。・・・オレは　このまま逃げていてはいけない・・・その思いが、少年の身体を駆け巡った。＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月29日

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赤眼の姫巫女「第１１話」

暖かい日差しを浴びてそこら辺でのたのたとしている猫に目線をやるはあ　良いな　猫は世亜羅は薄く溜息をつきぺたっと真っ白なテーブルクロスのしかれているテーブルに顔面を叩きつけるいま、彼女の手は不自由だひとつも動きはしない身動きが全く取れないのだそれは彼女のここ数日による脱走劇の結果を物語っていた「・・お茶でも頂きますか？」「・・飲めるはずがないだろう、これではな」ロジャーの暖かい言葉も彼女にとっては鎖でしかない全く　手は後ろで椅子にしっかりと固定されてるし一体これでどうやって息抜きをしろというんだそんな世亜羅を人のよい執事はニコニコと微笑みながら見ていた「でも、まったく貴女も懲りない方ですね？　ここ三日間の間にまさか7度も脱走を図るとは・・　私も些か驚いてしまいましたよ」「・・こんなところで油売ってる時間はないんだ　アイスアイズと早く合流しなければならないのに・・」唇を軽く噛み　世亜羅は悔しそうに呟くロジャーはなんともいえない表情をして世亜羅を見つめていた「・・祈りの塔だぞ・・あいつらが連れて行かれたのは　・・レイヴィスめ・・一体何をそこまで・・」「レイヴィス様も何か考えがおありなのですよ」そんな風に苦笑して言うロジャーを尻目に世亜羅はどこが・・と吐き捨てたそこへ、ひとりの青年がやってくるそう、世亜羅の憎らしくて堪らない相手レイヴィスだった「そんなトコでサボってるなんていい度胸してるじゃない。　ほら、さっさと戻る」「！・・・あんなのしてられるか！！」彼の一言に世亜羅はぶち切れるどこに戻るというのかそれは屋敷の中のとある部屋そう、世亜羅の教育部屋であった・・「あんな堅っ苦しーのやってられるか！」「テーブルマナーは基本でしょ」「知らん！私はそんなの必要ない！」「・・・・力ずくでつれてこうか？」にっこり・・そんな擬音がぴったりの微笑だった世亜羅はぴくっと顔を引きつらせわかった、と椅子ごとずんずん屋敷へと戻っていった残されたロジャーとレイヴィスは軽く溜息をついた「全く･･あんな最低限のマナーも知らないで　よく今まで生きてこれたものだよ」「でも、そのくらいでは死なないのでは・・？」ロジャーがそう慎ましやかに言った途端レイヴィスが嘲笑し言った「僕だったら、あんな食事をするくらいだったら　食べないほうがマシだと思うけどね？」「・・はあ・・」ロジャーは全く　この主人にも困ったものですそう思ったらしい＊世亜羅が屋敷の中にはいり自分の部屋へ帰ろうとしたときかすかに部屋から声が聞こえた・・この声は　アレン？その声の主は紛れも無くアレンで少女とも聞こえる少年にしては甲高い声を張り上げウンウン唸っていた世亜羅は何事かと想い不自由な手を使わないかわりに唯一自由な足でバタンと扉を蹴り開けるそう　例えば手が不自由ではなくともノックなどという常識は彼女の頭に入っているわけがない「アレン、どうした・・・？」「！・・入ってくるなよ」ベッドで丸くうつ伏せになってるアレンを見て世亜羅は椅子ごと引きずり部屋の中まで入っていったアレンはそっと世亜羅を見やり不思議そうに呟いた「なんだよ、その椅子」「・・・アイツに括り付けられた」「・・・・む・・」「どうしたんだ、何かあったのか？」すっきりしない、いやむしろ悩んでる風のアレンに世亜羅は心配そうに聞いた「世亜羅姉・・オレ・・　オレ、あいつの言ったことなんて信じないからな！」「・・！　・・・アレン・・まさか・・」「・・あいつ、オレが使徒だなんて云うんだ」やっぱり・・世亜羅は心の中で頭を抱えたショックを少なくするように云ったのにそうだ、アイツが其れをまともに聞くわけがない「信じるもんか・・　世亜羅姉が・・・・・なんて」「・・それも聞いたのか？」「・・・うん」アレンは悔しそうに唇を歪めて答えるその顔はとても苦しそうで世亜羅は見ていられなかった「世亜羅姉が、・・そんなことするはずない　あいつが嘘言ってんだ・・　・・・」「でも・・アレン・・」「オレが子供だから！　あんなこといってオレを騙すんだ！・・　・・アイツだけは違うって思ってたのに・・」そのとき　世亜羅はアレンにかける言葉がどうしても浮かばなかったなんていえばいいのかそして　どう伝えればいいのか溜息をついて　世亜羅は窓際にたって窓の向こうの空を眺めた・・・嫌な気分何か　嵐が来る・・あんなに蒼く澄み渡っていた空が今はどんよりと曇っている少なからず　世亜羅は何かを感じ取っているそれはアレンも同じ事で今　レイヴィスに何が起きているかなど感覚的にしか感じ取っていなかったのだった・・・「NEXT」＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

2005年07月28日

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傷

もう　愛は尽きたと云えたら　どれだけ楽だろうか人を　愛すということも愛されるということも忘れてしまったと君を　忘れたと　　云えたら忘れられない記憶それが　もしも愛だったとしたらこの胸の　傷は浅かったのだろうか＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月28日

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君が・・・

君が笑えない時があったら僕が周りから隠してあげる君が泣きたい時があったら僕が抱きしめて見えなくしてあげる君が叫びたい時があったらカラオケだってついていってあげるだからお願いだよ　無理して笑わないで＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月27日

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「わたし」

すべてが新しいこのわたしの瞳にうつるものいつも通う道もそそぐ陽の光も日々　変化する良き友たちよまどろみを生きていたわたしを優しく諭してくれた友たちよ変わりないのはあなたたちではなくわたしのこころではないのかとゆうべ　黒い闇にひっそりと咲く一輪の花を　この腕に抱いたときうつくしさとはなんだろうそれはこの瞳に映るだれかの心ではないだろうかすべてがうつくしいこの瞳に映るもの変わりゆくものと変わらぬものあなたのこころとわたしのこころ＋＋＋＋＋

2005年07月26日

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心眼

僕の眼に映るすべては破壊と殺戮に満ちている彼女の眼に映るすべては創造と友愛に満ちているあなたの眼にはどちらが幸福に視えるだろうか？＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月13日

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「幸せと不幸せの境界線」

わたしだけが不幸せこの眼に映る人達は少なくとも　わたしよりは幸せそう見えてしまうのは仕方のないことなのかしら？本当は誰もが不幸せで誰もが幸せだっていうことに気づいているのにね＋＋＋＋

2005年07月12日

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「悲哀の果てを越える君よ」

さあ　涙をふいて前を見つめてごらん悲哀の果てを越える君よその瞳は　悲しみに濡れ輝きは涙の雫に宿り幾度も絶望に苛まれただろうさあ　前だけを見て崖は高く険しいものだろう涙で滲む世界は崖の底さあ　空は透明で蒼い悲哀の果てを越える君よ千の赦しは　万の憎悪より苦汁を味わうそれでも　出来ない君ではないのだからその眼差しは強く空を見つめて悲哀の果てを越えた君よ＋＋＋＋＋＋

2005年07月10日

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「音のない世界で」

貴女への想いを口にすれば全てが崩れ去ってしまうだろうそれ程に　脆く儚い僕の恋は雨に融ける切なく秘める恋よ音のない世界で貴女を探す優しい夢の終わりで幻を抱きしめる音の溢れる世界では臆病な僕の想いなど雑踏に紛れ消えてしまうでしょう？だから　美しい想像の世界でだから　儚い夢の世界で抱きしめて　そっと　囁かせて音のない世界で貴女を　想うことを許して　と……＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月09日

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「日常の形」

ほんの少し時計が狂っただけで日常は姿を変えてゆくそれは　幸福を壊すものであったりそれは　幸福を呼ぶことでもあるだろう日々　姿を変える幸福と日常視えない変化を不変と感じていたいあなたそれは　きっと世界が滅びることのように日常が崩れ去るのを恐れているからなんだ＋＋＋＋＋＋

2005年07月09日

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「悪魔のディナー」

全てを拒絶しろ全てを破壊しろ悪魔は僕を喰いたがっている。その魅惑的な衝動に幾度　駆られ幾度　堪え自我を磨り減らしてきたことだろう。『天使はなかなか現れてはくれない』『悪魔はいつだって俺の肩に乗っている』全てを燃やせよ全てを喰い尽くせこの世界は悪と純粋でドロドロだ燃やしてしまえ　喰い尽くしてしまえ度重なる魅惑的な言葉悪魔は僕を喰いたがっている。いや　鋭い眼光らせて好機をギラギラ狙っている。僕がほんの一瞬　理性の壁の修復に出遅れる。それが悪魔のディナーの始まりだ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月05日

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スタート

僕の瞳を一切の迷いもなく突き抜ける貴女一切の躊躇いもなく素晴らしい世界へと新しい世界へと美しい世界へと破滅を見据える惑星へとその生きている眼差しはこの蒼い空のように一点の曇りもない＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年07月05日

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「水」

水をください真っ赤な甘い水を乾ききった胸飢えた心だ美しさの欠片もなく喜びの欠片もなく奇麗な水をください真っ赤な甘い水を擦り傷だらけ傷心を抱く血は眼から流れてゆく紅は薄れ透明となり水をください真っ赤な甘い水をああ　空が泣く夜おまえも飢え　傷ついているのか？ああ　誰も与えない僕も飢え　傷ついているのだ『　そして血の涙を流す　』乾ききった胸飢えた心だ美しさの欠片もなく喜びの欠片もなく奇麗な水をください真っ赤な甘い水僕の心を潤して孤独は空に溶けない暖かな心が欲しい僕の隙間を埋めて水を下さい真っ赤で甘い水を奇麗な水を下さい僕を甘く　幸せに酔わせて＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月29日

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