新着記事一覧 | ～微風に舞う花びらのように～

「非日常」

人が名付けた　常識という名の鎖物事の本質を掴まないまま僕らは日常を雁字搦めに生きている創造　そして破壊美しいこの世界は破滅への道を辿り境界線は要らない縦も横も無い僕らは一人ひとつの王冠を持ってる自由博愛美しいこの世界を愛しましょう隣にいるこの人を愛しましょう未知なる可能性の僕ら何故に武器を持つ人が名付けた　常識という名の鎖物事の本質を掴まないまま僕らは日常を雁字搦めに生きている

2005年06月26日

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「涙毒」

貴女の涙を唇で拭う貴女の涙が僕を蝕む貴女が涙すれば僕が消えてゆくほら　一粒　　　・・消えたほら　また　一粒　　・・消えたああ　ああ　僕の中は　貴女で埋め尽くされて貴女でいっぱいだもう僕はイナイ貴女の一粒　を唇で　拭う貴女の一粒　が僕を蝕むああ　ああ　僕の中は　貴女で埋め尽くされて貴女でいっぱいだもう僕はイナイああ　ああ貴女の涙は　僕のナカを噛み砕いてゆく僕はモウいない貴女が食べつくした＋＋＋＋＋

2005年06月25日

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帰り道。

おうちに帰るでも　これからどこにいくのか自分でもわからなかったお母さんが運転する車月が出てる夜そうだよね　これから　お家に帰るんだよねでもね　でもね　私　どこか別の場所に行くのかと思っちゃったなんだか　家に帰らない気がしてとっても　変な気持ちだったの変？　ううんなんだか　嫌な感じ。でも　変。どうしてー？　って感じ帰れない　じゃないの帰るような　気がしなかった。。。わかってるけどさ。だって　他に寄るところ　ないし。わかってるけどさ。もう　家に帰るだけってのは。ん～・・現実逃避かなぁ～・・？（汗）＋＋夢の中このまま　見知らぬ世界に飛んでって見知らぬ魔法でも習得してこの世界に持ち帰ることが出来たらさぞかし　面白いだろうなあ・・・。（現実逃避MAX／笑）＋＋

2005年06月25日

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「涙の音」

わたしの涙は枯れない　悲しければ　悲しいほどわたしの眼から落ちてはくれないほら　ひとつぶ　また　ひとつぶ心の涙の音がするわたしの涙は　眼を知らない悲しくても　心の扉を閉めちゃうからね眼から溢れることを　知らないの涙は　音を奏でないねぇ　一度　枯れるまで　泣いてみたいな誰か　優しい人の隣で涙の音楽を　聴いてみたい＋＋＋

2005年06月24日

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虚言の恋

君の背中に僕は偽りを見るまた逢いましょうその一言が別れの夢を現実とさせる君の言葉はいつも幻の蝶が舞うもう逢うことはないその一言が華が飾る君に隠れている偽りの愛情と美しく醜い裏切りとその全てを呑みこんで僕は君を愛していた夢と現実の狭間で幾度　君を抱いただろう終焉を知らない恋が誕生を知るはずがないのに夢と現実の狭間で僕は　君に背を向けよう愛はいつまでも偽りとなれ恋はいつまでも記憶となれ僕は　君に決別を告げよう美しい夢は夢のまま愛しい君の記憶を抱いて

2005年06月23日

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月の言霊

貴女の声が聞こえるああ　どうか私の声が　夜風に舞い涙で濡れた　貴女の心に届きますように愛しさに　胸が侵されて痛覚さえも感じる　切ない夜霞みひとつ無い　この月夜に駆け巡る記憶を抱いて遠く　貴女を想う＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月22日

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「苦手なものベスト3」（激甘注意）

僕が苦手なものベスト３第三位ピーマン何色でも苦いんだもん第二位パパの怒った声いつもニコニコしてるパパが怒ったときって怖いんだそして　第一位・・・ママの涙。＋＋＋＋＋＋＋＋　　

2005年06月18日

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「しあわせの定規」

すべてが壊れてしまった時わたしは自分が不幸だと思ったけれど　時の砂が満ちるにつれてこれもひとつの幸福かと思ったそうすると　今の幸福が壊れることを　深く恐れたそれでも　幸福が壊れたとしてわたしは一時　不幸の蜜を味わいながらもまた　幸福の果実を口にするのだろう幸福の定規とは　とても脆く　壊れやすいが以外にも　修復作業が早いそして　以前と同じ目盛には決してなれない　曖昧な奴なんだ＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月16日

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「夢想」

どうぞ　お先におゆきなさいわたしなどは　放っておいてあなたはあなたの道をわたしはわたしの道を共に歩むことなど　出来はしませんふたり眺めた　燃え尽きてゆく太陽予見した決別を知りつつも潔く燃える太陽嗚呼　我が友よわたしはいずれ　おまえたちを呑みこむであろうその決別の時まで今しばし未来を夢想しよう交わる道は　あの夕陽わたしとあなたは肩を並べひととき抱きあう夢を見るでしょう永久に交わることはないわたしは休むとしようだからあなたはおゆきなさいたどる道は　違えども肩を並べ　歩めなくともいずれは同じ　この地に還るのだからあなたの辿る　美しい未来を夢想してわたしはわたしを　辿る＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月15日

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「恋」

恋をするってどういうことなのかしら？お隣のお姉さんがいうには砂糖菓子みたいに　甘くって苦いお薬を飲むみたいに　苦くってお祭りのあとみたいに　切ないってねぇ　　ねぇぼくはお姉さんが好きなのにぼくの”好き”は　恋じゃないんだって誰かに恋をするのってとっても難しいことなんだなあ・・＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月15日

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「永住の地」

音が溢れるもう　僕の耳では抑えきれない情報感覚は麻痺する生活音さえも　もどかしい音のない　世界へいきたいそれは　眠りを促がす案内人”御休みなさい　良い夢を”音のない世界に　おちてゆく”狂う　前に　　目覚めの音を””夢に永住　なさらぬように…”＋＋＋＋＋＋　

2005年06月14日

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「月葬」

月が揺らぐ星が滲む潤む瞳に闇を縫い白い肌に桜を添え甘く　甘く　切ない月夜を貴女と　二人きり唇を掠めあいましょう肩を寄せあいましょう月が霞み蓮の華が咲き乱れ美しい　絹糸の髪散ばる桜のはなびらいつまでも月を　闇に浮かばせて…いつまでも愛し君を　腕に抱かせて…＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月13日

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「しあわせ」

当たり前に暮らしている今が本当は最高の幸せだって僕はどうして気づけないんだろう身近に在るものが欠けてしまうことを何よりも恐れる僕けれど　今に満足できない不満だらけのこの世界を壊してしまいたい僕ああ　そうだよ僕は　いま幸せなんだこうして　想いを綴れるものがある僕よりも幸せな人は沢山いるよでも　僕が一番不幸と想うのは知らない他の誰かに失礼なことだもの気づくことは難しいまた忘れてしまうかもしれない気持ちでも　忘れたくないからこうして綴る満足に動く　幸せな指でキーをたたく＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月09日

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「夏の記憶」

　暑い砂をさらう波一瞬で冷める恋のようにその温度を下げる暑い陽射しに包まれた貴女冷たい海にさらわれないようにこの腕に閉じ込めておきたいけれど　貴女は風に舞う桜波にさらわれる砂のように自由だから僕は　そんな貴女を苦しくても　愛しているんだ暑い夏は　貴女をさらうでしょうそれでも　最後の一瞬貴女は　僕に微笑んでくれる苦くて淡い　夏の記憶＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月08日

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「茜色の花嫁」

美しい茜色が君を飾る背中を向けない「さよなら」は本当はとても悲しい抱きしめた君知った重さが今はない抱きしめた君知った温度が今はない微笑を浮かべ過去へ旅立つ君僕を現在に遺して永遠に還った君痛みに傷ついた瞳はもう涙を流すことはない茜色が君を飾る僕を待ちかねて眠ってしまった美しい花嫁のように＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月06日

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「天地の恋」

蒼の果て天地が恋を抱き風は自由を奪われる響かない恋揺るがない罪虚空に縛られた無色の愛胸を侵す鉄の呪縛消えることを知らない　愛おしい蒼の時刻大地の髪を弄んだこの風の指先＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月05日

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「永久の楽園」

　　あなたの瞳に　夜がみえる闇の中で浮かぶ満月を恋しがる獣達の遠吠えあなたの声に　音がみえる響く音の羅列何処までもとどく音の色あなたの心に　世界がみえる哀しみを抱く種の声私欲を貪る花の災いあなたが佇む　一刻の螺旋に永遠の楽園を創ろう泡沫を切り裂いて錆びついた森を母に還そうあなたのすべてが　花の生涯微笑む風の楽園を……＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月03日

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「夢」

夢は覚めるものさ後生大事に抱えてたって朝になったら跡形ナシに消えるもの現実の未来に何が見える？過去の幻想なんて振り切って自分で描いた道をひたすら突っ走るのさ夢に向かって走ってちゃいつまでも夢から覚めないよ現在がスタート地点さ君のゴールは夢じゃないだろ？＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月02日

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「夢世界への逃避行」

眼を逸らすことが出来ない目の前の現実から真直ぐ　前を見つめ続ける瞬きも出来ずに水は　眼の渇きを感じ取っているゆらゆら　視界は歪む逸らしたい　現実夢世界への逃避行憧れるのは勝手な自由いいえ　いいえわたしは　未だ眼を逸らせないのです現実から　眼を逸らして一時でも　視界を真っ黒くしてみましょうきっとわたしは　二度と”現実”へはかえれない。＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年06月01日

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「天秤」

悲しみと　愛しさを恋という天秤にかけた恋をするから　悲しくて心が濁って　重くなる傾きは　苦しさと一緒に悲しみへ　傾くか恋をするから　悲しくて悲しめることが幸福だと知った悲しい　苦しい思いは愛しさとなって　恋という天秤を揺らす＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月31日

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幸福なひと

涙雨の午後ふと顧みる廃れた道道に転がる時の残像昔に帰りたいと頬に手をあて呟くあなたよ顧みる儚き道を愛しく感じたあなたよあなたほど幸福なひとはいない＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月28日

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「孤独」

目前に迫る真っ黒い影何もない口をあけちいさくて愚鈍なぼくを呑みこんだあーあ　怖い　怖い　真っ黒な此処は　とても安全あーあ　怖い　怖い安全のしたは　針の山真っ黒なぼくの安全不確かなぼくの安全真っ黒なぼくの居場所不確かなぼくの居場所真っ黒なぼくの妄想不確かなぼくの現実真っ黒で大きなぼくの孤独不確かで小さなぼくの意識＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月27日

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「感情」

光と　闇愛と　憎悪夢と　絶望この身体を侵蝕してる感情達コイツ等は　俺の司令塔。＋＋＋＋＋＋

2005年05月26日

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「地を踏む人」

眼は　想う喉は　伝うわたしたちは　素晴らしいこの大地地を踏むことを　赦されている心を　表す術を持つことを　赦されているああ　　なのに何故　わたしたちは傲慢にもそれ以上を　望むのだろう･･････＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月24日

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アイシュウ歌

繰り返し　繰り返し　繰り返し水面に浮かぶ声無い歌灰色の世界でただひとつ鮮やかに咲く紅よ醜悪に啼く恋情諸共夢に引き裂いておくれ刃を向けよ恋と愛と紅と混ざれ　交ざれよアイシュウ歌繰り返し　繰り返し　繰り返し水面は枯れ様灰に潰れた御前の様灰に潰れた我が愛の様繰り返し　繰り返し　哀愁　愛執　歌＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月24日

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「黄昏詩人」

光さす　水面の茜愛しい君の声は遠く彼方までも木霊するひとり佇む旅人愛し恋人を訪ね　もう幾年月未だ還らぬ　幼き頃の記憶湖畔に響く　泡沫の調べ夢の儚さが目に染み入て幸福だった頃を顧みる茜は遠く　遠く　愛し人を抱くよう声は遠く　遠く愛し君の下までも＋＋＋＋＋＋

2005年05月22日

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こんぺいとうの空

金平糖が煌めいている見上げても足りない大きな皿の上でわたしはこの金平糖よりも小さくてあめ玉みたいに口に入れることなど出来ないこの手の上にあるコンペイトウ小さな手の上にあるコンペイトウわたしはそっと　口に放り込む切ない甘さと　苦い涙の味がした＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月21日

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「夢の灯火」

影を抱き　光を拒む壁の向こうの現実に遠のいた夢の灯火恐れたものは時焦がれたものは愛還らない欠けた心現実と夢の境界線彷徨う朧な身体を焼き尽くしてくれ二度と夢から覚めないように＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月18日

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夏の恋歌

きれいな空濁りひとつない蒼海を映している空に空を映している海寄せる波は思い出をさらって懐かしい未来へと誘うそっと触れた　あなたの頬触れる微笑声無き恋歌夏が煌めいている僕があなたの隣にいる今も海は光を還して恋をしている僕とあなたのように＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月17日

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「梅雨」

空に敷かれた灰色の絨毯零れた雫は恋をして暖かな大地の胸の中で　眠りに落ちる雨の宝石が煌めく美しい紫陽花の君醜い私でも御前と寄り添えるいずれ暖かな陽射しが大地と雫の恋を実らせるだろう美しき花は枯れて蝸牛は朽ちてゆくだろう＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月14日

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「虹色」

求めたもの。欲しかったもの。幼い頃、描いた美しい現在は、しゃぼん玉のなかの虹の色、触れた途端に　幻と消える。想いは果てて、欲しがる声も届かない。ああ　･･･ただ私はあの虹色を愛しただけなのだ･･････あの頃に浮かべたしゃぼん玉、夢と消えた　私の虹色。＋＋＋＋＋＋

2005年05月13日

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「青天の微笑」

空が泣き声をあげている。落ちてくる水はおまえの涙か。轟く雷鳴はおまえの咆哮か。こんなにも激しく荒れ狂う、灰色に埋もれた広い胸。今夜、泣き叫び哀しみを露わに映し出すのは、明けた朝、涼しく澄んだ蒼い空、笑顔のおまえに戻る為なのだろうか･･････。＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月12日

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「虫食みの葉」

巣食われ、蝕まれ、蟲に喰われた葉の虚しさよ。夏の光を浴びる時でさえも、喰われた身から逃げゆく光。秋冬の想いも儚く叶い枯れるのみの姿は、ただ其れ故の美を舞い落ちる。桜は儚くも、散りゆく姿が美しい。だが、ああ私には･･････！たとえ枯れ果てていても、桜のように可憐に舞えなくとも、木枯らしと共に踊ったおまえの舞い姿。それが、とても美しいと感じた･･････。

2005年05月11日

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「幸福」

不幸だと悲しめば　悲しむほど悲しむことのできる幸福が自分はここだと手を上げる目先の不幸に眼がいってその裏にある幸福から眼を逸らして　見ないふりをする不幸だと嘆いているのは　わたし哀しいと泣いているのも　わたしわたしは愚かにも幸福を求めながら幸福から逃げているのだ＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月10日

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「人込」

限りない音の嵐私を噛み蝕む風の牙この切なさは何であろう苦しみは影に姿を隠し痛みさえも影と夜に溶けてゆく無心が蔓延る嵐の渦中私とわたし　貴方とあなた人込の喧騒に駆られた私の夢想＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月09日

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「風の児」

微かな潮の匂いを纏わせて足元を騒ぐ風の児達よ波打つ音は絶え間なく頬を撫ぜる優しい風の手よ　おまえ達は　幾つもの色を纏いそしてまた　限りない永久へ旅立つ果て無き道の　遥か彼方までわたしの足で沈む大地が限りない過去へ旅立つ時さえもああ　風の児達よ　わたしを連れて行ってはくれないか見果てぬ世界を　同じ高さで眺めたいかつて　おまえ達が出逢った最良の友人達と　わたしも出逢いたいああ　それはただ　わたしも風の児らおまえ達と同じ匂いを纏いたいが為＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月08日

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意思

揺るぎない思いは美しい忍び足で近づく　暗く冷たい闇にも重く閉ざされた　心への扉にも行く手を阻む　鋼鉄の暴風にも何が何をもって　邪魔をしようともあなたは　あなた自身を貫き通す揺るぎない意思その生き様が　わたしにはとても美しいと見えるのだ＋＋＋＋＋＋

2005年05月07日

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「きれいな声」

きれいな声が舞う耳元で咲き乱れてもっと囁いてほしいわたしのことを　大切だと囁いてほしいあなたのその　汚れのない　　きれいな声で汚れたことを聞きなれてしまった　　この耳にわたしの　存在を刻みつけて＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月06日

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「My lovely child's birthday.」

ごめんね僕の両手は　貸してあげられないよもう　予約がいっぱいなんだ　今日は　苺が占領してるんだそれと　生クリーム左手でボウルをもって右手で泡立たせてもう　大変ったらないよ　ふわふわのスポンジに真っ白クリームを右手でぬって苺を乗っけてかなきゃいけないしえ？　じゃあ明日？　貸してくれって？だーかーらー　無理だって言ってるでしょ！明日は出かけるからカバンと買ってくるものを持たなきゃいけないしね大事なものなんだよ壊れちゃ大変だからさん？　抱っこしてほしかったって？　ごめんね　本当にごめんねいくら可愛い君のためでも　そりゃダメだんーっと　そうだ明後日はどうだい？明後日　僕がお仕事から帰ってきてぴんぽーん　ってベルを鳴らすからすぐにドアを開けるんだよ？ん？　なんですぐに開けなきゃいけないのって？そりゃあ　決まってるだろ　重くておちそうなんだからん？　何がって？そりゃあ　決まってるでしょ可愛い君への誕生日プレゼ・・・・・・・・ということで　僕の両手は明後日貸してあげるからね！それまで　おとなしくしてるんだよ！明後日になったら　苦しくて　嫌んなるくらいに抱っこしてあげるから＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月05日

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「煙草」

あなたの悲しみもあなたの苦しみもわたしにはわからないわたしはあなたではないから助けてあげることなんて　絶対にできないあなたの苦しみはあなただけのものあなたの悲しみもあなただけのものわたしは　あなたのかわりに立つことなど　出来ないあなた自身の　足で地を踏みしめなければわたしはここで　あなたを見ているあなたが死への願望が　生への願望だと気づくまでもしも　腕が足りなかったらわたしの腕を貸そう　それくらいは　容易く出来るねぇ　本当は　わかってるでしょうあなたは　煙草を手放せないでいるだけなの＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月04日

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「Rose」

惹きつける　美しい　薔薇の花あの方に残したものは灰と為り　風に攫われ私の頬をなぞる美しいのは　あの方か　薔薇かそれとも　その煌めきかどちらでもいい私を愛してくれるのならばどちらでもよかった私を愛すのは　美しいその花私を愛すのは　儚く散るその花私を愛すのは　あの方ではないそれならば　私は　私を愛してくれる美しく　一途なおまえを愛そうおまえが美しく咲きそして儚くも　散りゆく時その全てを　わたしが愛そうだから　どうかわたしを見捨てないでくれ誰かに愛されないと　誰かを愛せないこのわたしを見捨てないでくれ惹きつける　美しい　薔薇の花おまえが美しく咲きそして儚くも　散りゆく時その全てを　わたしが愛そうあの方に残した　おまえの花びらは灰と為り　風に攫われわたしの頬をなぞり　　囁くよう　愛を語るだから　わたしも灰となった　美しいおまえに囁くよう　愛を語るのだいつか　美しい花園で　風となり二人で　舞い踊る夢をみようとおまえが美しく咲きそして儚くも　散りゆく時わたしも　おまえと共に散ろう愛しき薔薇よ　おまえがわたしの恋人だおまえが美しく咲きそして　散り灰となったいまわたしも　おまえを抱き　灰となりそして　ともに　風となろう・・・＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋漆黒詩集版「Rose」もありますので、グロテスクな表現や、暗い系の詩が平気な方はどうぞご覧になってくださいませ。＝漆黒詩集「Rose」＝

2005年05月03日

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「春の瞬」

過ぎ去った日々は　かえらないそんなことを　当たり前と感じていたあの日の愚かな僕桜がみどりの化粧をして蒼々と波打つ森の音が絶え間なく僕を流すこんなに　季節は僕を連れて行った貴女と過したあの暖かな木漏れ日は　かえらない今更なことは　妙に胸を縛りつけて貴女の微笑を　垣間見せる＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年05月02日

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「虚無という世界の名」

果てしない大地見上げる深い空わたしの瞳に焼きつけられた広大な世界おちていこうあの深く果てしない空へかえろうあのどこまでも続く大地へ薄弱な　現在幻想の　過去未来は　果てないわたしは　誰であろう誰とは　何であろう虚無が映す　わたしの愚かああ　かえろうああ　おちてゆこうこの虚無を愛してああ　かえろうああ　おちてゆこう＋＋＋＋＋＋

2005年05月01日

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「満月の夜」

泣きたいのなら泣いてしまったらいいこの月が満ち足りた夜ぼくはあなたの傍にいるから哀しくて　苦しくて　切なくて　辛くてもう　どうしようもなく泣けない　泣いてはいけない叫べない　叫んではいけない膨らむ何かが　喉をつまらせるねぇ　ならば　この月が満ちたりた夜だけ苦しさも　苦しみもすべて　涙のしずくにかえて流してしまおう優しい月明かりがすべての悲しみも　苦しみも暖かく包んでしまうから光がさして　空は紫紺から蒼へ月は薄くかすみ　あなたから見えなくなる泣きたいのなら泣いてしまったらいい悲しみの崖を彷徨うあなたそっとみあげて　今宵は満月の夜・・＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年04月30日

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「素敵」

きみの眼に映るものそれが真実だと　思えるきみが　とても素敵でもぼくの眼に映るものそれが真実だと意気地なしなぼくはどうしても思えない足元がふらふらしてとてもたっていられないその　情けないぼくを支えてくれるやさしい　きみねぇ　足元はまだ　ふらふらさだけどぼくも　きみを支えられたら　いいなふたりで　支えあっていけたらどんなにか　素敵なことかしら＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年04月29日

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「セピア色の思い出」

思い出の中に変わらない笑顔が浮かぶセピア色の写真はとうに古ぼけてわたしの顔なんか　もう見えやしないそのなかで今も鮮やかな初恋の人茜が染める帰り道優しく微笑む君と照れて俯いてしまうわたしがいて胸の鼓動は高鳴るばかりの楽しかったあの一時鮮やかだった写真もセピア色の思い出にかわる胸の中のアルバムはまたしまっておこう初恋の人の優しい微笑みは今もなお　変わらずにわたしの隣で微笑む

2005年04月26日

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「幸福なまぼろし」

君の姿が見えないのはわたしの瞼が腫れているから君の声が聞こえないのは自分で耳を手で塞いでいるから君の存在がわからないのはわたしの喉が枯れているから君の面影すらも思い出せないのはわたしの心が今も君を愛しているから綺麗な君は　わたしを置いてわたしの手の届かない場所へもう　歩き出してしまっただから　わたしは眼を強く瞑り耳を強く抑え声を枯らすまで叫び君が隣にいることを夢見るのだもう二度と会えないわたしの隣に君はいないいつも手をのばせば　そこにあるぬくもりが幸福なまぼろしだったとわたしは未だ気づかずにいる＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年04月25日

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刹那の渦中

茜に染まる背中刹那を生きる旅人のように儚いけれど誇り高くみえたあなたは　いつまでも黄昏の中　彷徨っているそして暗闇が空を喰いあなたの影をも呑みこんでしまうけれども　明けぬ夜がないようにいつしか　あなたは黄金に染まりまた　歩き出すのだ刹那は永遠の一瞬であるあなたの生きるすべては儚いものでしかない　　けれども　あなたが此処に在るのならば儚くとも気高く　美しいあなたのすべては刹那の渦中に　深く刻みつけられるのだろう＊＊＊＊＊＊＊＊

2005年04月22日

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「夢の中のぼく」

　もうすぐ夜明けのはずなのに　何故　闇は明けないのかしら眼を覚ましたらああ　やっぱり誰も彼も消えていた夢の中のぼくはなんて嬉しそうな顔をして笑っているのだろう夢から覚めた　現実のぼくはもうひとつの意味で　哂うしかなかったどうしようもない　後悔を抱いて＋＋＋＋＋＋＋＋＋ぼくは　ひとりを求めてしまうくせに現実を直視して　ひとりで生きていくことを拒んでいるだから　ぼくは臆病者なのだ夢の中のぼくが　誰に対してわらっていたのか哂ってる夢の中のぼくは　ぼくを見ていた＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年04月21日

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月夜の住人

愛という気持ちは何故　こんなにも苦しいのだろう甘美な月明かりに誘われ今宵も貴女を求め　闇を纏う寒くはないのだ寒いのは　この心だけ愛に傷つき　恋に枯れた　私の心静寂をそよぐ　冷たい夜風はぼろぼろの心を　すり抜けてゆくだろう私を突き刺す　氷の刃貴女が微笑む度に深まる　この傷痕愛という気持ちは何故　こんなにも苦しいのだろう愛という気持ちは何故　こんなにも哀しいのだろう何故　こんなにも切ないのだろう今宵は　月が顔を隠す何もない　闇の支配するこの時に貴女を攫っていってしまおう頬を濡らすほどに　愛しているのならば甘美なまでの　その微笑みは今の私には　とても哀しく　そして美しく見える＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

2005年04月20日

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