坂東竹三郎語りの会 @浅草木馬亭
演目:「楢山節考」早々身支度する場面からだだ漏れ。涙だだ漏れ。白塗りをして彼岸(舞台)に居ても尚、此岸側に体温を感じるような役者さんは朗読っていう別ジャンルでもこんなにも体温を感じさせるのかと衝撃的感動。感情どストライクに台詞が投げかけられてきて別れのシーンなんかは「雪が降ってきたよ〜」の前から滝涙。語り方にも話の抜粋箇所にもそのお人柄が出ているのか(長男の嫁が食い意地張ってて意地が悪い奴で、あたりは全カット)戻っちゃって影から見守って手足さするあたりは画がそのまま浮かんできて息子めっちゃ良いやつ過ぎてさぞかし辛かろう悲しかろうってなってるんだけど息子が最後家着いて軒先で座ってる最終場面ではこの話、断じて、決して、ハッピーエンドじゃない筈、が、真っ暗な終わり方では無いんだっていうふわっとした余韻感。肌に感じた何かを書き残せ無い自分の語彙の無さ、悔しい。落ち着いた今、竹ちゃん、リアルベラドンナかよ〜ってまた泣きそう。禊がれた・・・。